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2018/01/26(金) 01:56〜02:26 恋は雨上がりのように[字]

(あきら)《あたし 店長のことが好きです》
(近藤)《ホントにぃ!?
ありがと~!》
(スズメの鳴き声)
んっ…。
(鳴き声)
《「ありがとう」って… 何?》
《もしかして
あたし 何か 間違えた?》
ハァ…。
♪♪~
(ゆう)
あ~ もやもやっとしたときは→
お菓子を食うに限る!
(えん)つうか さっきから→
食い過ぎ。
(みい)まだ 午前中~。
(ゆう)まさに 救世主!
(ゆう)ポキポキにリフレッシュ!(えん)ちょっ 砕けてんじゃん!
ねえ ちょっと 聞きたいことが
あるんだけど。
(みい)ん?
(えん)何? 何?
(ゆう)あきらが質問なんて
珍しいじゃん。
そうだ そうだ!
ささっ ずずいと質問したまえ!
(ゆう)おっ?
どうした どうした?
(あきら)やっぱ 何でもない。

(3人)え~っ!(ゆう)って 何でやねん!
もう あきらたん
ここんとこ元気ないでちゅ~。
でちゅ でちゅ~。
何か 悩みでもあるんでちゅかね~。
(ゆう)足は回復に向かっている
というのにでちゅ~。
(みい・えん)でちゅ でちゅ~。
(チャイム)
[外:6D5AA3FF99A144BD5138562787F58590](受信音)
(石井)橘先輩。 やっぱり。お久しぶりです。
おお。 びっくりした。
(石井)先輩は帰りですか?
うん。 どうした?
(石井)あっ はい。
実は 今度の大会
出場することになったんです。
おー! やったじゃん!
でも 私 橘先輩のタイムより遅くって…。
その…
いい結果 出せないかもって…。→
すみません…。
あっ そうだ!
先輩
ちょっと来ていただけますか?
みんなも喜ぶと思うし!
アドバイスお願いします!→
ぜひ!
えっ…。
(部活動をする生徒たちの声)

(はるか)ハァ ハァ…。
≪(石井)喜屋武せんぱ~い!
あきら!(石井)発見したので→
連れてきちゃいました!
(はるか)えっ… あっ…。
おす。
♪♪~
♪♪~
(笛の音)
(ストップウオッチの音)
石井! やったじゃ~ん!
(石井)ホントですか!
(部員たち)やった~!
(笑い声)
あきら! 石井ってば自己新!
あきら?
あれ? もう帰るの?うん。
(はるか)終わった後
みんなでファミレス行くけど→
あきらも来ない?
いや 私は…。
え~っ 行きましょうよ 先輩!
そうですよ!(部員)行きましょうよ!
あっ そういえば 橘先輩→
今 ファミレスでバイトしてるんですよね?
えっ そうなんですか!?
(部員)嘘! 先輩が!?
何よ そのリアクションは。
(部員)だって あの無愛想な橘先輩が 接客業だなんて!
(石井)信じらんないよねぇ。

あのね 君たち…。
(石井)あっ じゃあ 今日
そこに行くのはどうですか?
(部員)いいね いいね。
橘先輩どこのファミレスなんで…。
駄目。 来ないで。
あっ ごめん。その… 遠いし… じゃ。
♪♪~
(先輩)《橘 マジで速いな~。男子とはるんじゃね?》
(はるか)《先生が
スターターピストル使っていいって!》→
《限定5回!》→
《あれ? あきら 足どうした?》
《何か ちょっとね。
テーピングしてるだけ》
《大丈夫? 橘は 陸上部の
期待の星なんだからね》
《無理しないでよ》
《はい》
♪♪~
(はるか)《位置について 用意…》
(スターターピストルの音)
《あっ》
♪♪~
♪♪~
♪♪~
《きっと すぐ やみますよ》
(キーボードを打つ音)
フゥ~…。
フーッ。

あっれ? 雨か…。
ん?
えっ 橘さん?
どうしたの!?
足 もう いいの!?
とにかく 中 入りなよ!
びしょぬれじゃないの!
ほら 早く!
(雨音)
えっ?
(雨音)
橘さん?
あなたのことが好きです。
ハァ…。
(雨音)
フゥ~… よく降るなぁ。
《あなたのことが好きです》
♪♪~
♪♪~
《「いわば
どうにもならないことを→
どうにかしようとして→
とりとめもない考えをたどりながら→
さっきから 朱雀大路に降る
雨の音を聞いていたのである」》
(クラクション)
《今日から 橘さん 復帰か…》
《どんな顔して接すりゃ…》
お疲れさまです。はい お疲れ~。
ん… あれ!? 橘さん!?

(ユイ)あきらちゃん復帰おめでとう!
ありがとう。
(久保)無理しちゃ駄目よ。
ご迷惑お掛けしました。
(吉澤)橘! 俺にできることあったら言ってくれよな!
(久保)ないわね。
(吉澤)ガーン。
(笑い声)
《いつもと変わらない》
《あれは夢だったのか?》
《なーんだ》
《あまりに
何事もなかったかのようで→
拍子抜けしたぞ》
《まさか あれは夢だったっていうオチじゃないよな?》
《そうか! もしかして これ
ドッキリなんじゃないのか!?》
《あの告白の現場を
吉澤君あたりが動画に撮ってて…》
《あなたのことが好きです》
(吉澤)《ダハハハ! 見ろよ これ!》
(加瀬)
《おっさん マジになってるよ》
(大塚)《キメェんだよ》
(ユイ)《ウケる!》→
《これ ネットにあげちゃお~》
(笑い声)
《あっ… あっぶね~!》
《そうだよ そう考えるのが自然じゃないか》
《でなきゃ 17歳が

こんな おっさんを…》
《そうだよ こんな おっさんを
好きだなんて…》
《それにしたって ひでえ話だよなやれやれ…》
店長。《ホーントに ひでえよな…》
て…。
《あーあ たばこ吸うかな…》
店長。
あの… お見舞いで頂いた水ようかん→
母が「すみません」って
言っていました。
《ひぃ~! みんなでだました上にさらなる仕打ち!?》
《俺が いったい何したっていうんだ!?》
《45歳のおっさんも
さすがに泣けてくるぞ!》
《いくら 17歳から見て→
俺がゴミみたいな存在だからって…》
店長?
おっ… ああ 水ようかんね!
おいしかった? そりゃ…。
あと 店長→
あの日 私が言ったこと
本気ですから。
お母さんに お気になさらず…。
あたし 店長のこと好きなんです。
店長は あたしのこと
どう思いますか?
返事を聞かせてください!
(ユイ)お疲れさまでーす!
ねえ あきらちゃん 今日この後

みんなでカラオケ行かない?
吉澤君の歓迎会
まだだったでしょ~?
おっ いいね!
行っておいでよ!
若い子だけでさ~。
あたし 行かない。
カラオケとか好きじゃないし。
あ…。
あきらちゃん 何か怒ってる?
あっ… あの 違…。
えっと 足とか
まだ本調子じゃないし→
ちょっと風邪っぽくて
熱とか 色々… ごめん。
そっか… じゃ また今度ね。
うん。
吉澤君 ざんねーん。
あきらちゃん 駄目だって。
《どうやら 夢でもなければ
ドッキリでもないらしい》
橘さん 駅まで送ってくよ。
えっ。
足 本調子じゃないんでしょ?
痛めたら大変だ。
それに さっきの話の続きも
しなきゃだしね。
(雨音)
えっと 横浜方面だよね?
どうせだから

急行の止まる 日吉まで行こうか?
はい。
じゃ 行きますか。(エンジン音)
♪♪~
さっきの話なんだけど…。
返事をすることはできないよ。
あっ。
どうしてですか!?
どうしてって… 分かるでしょ?
分かりません。
橘さん。 俺 45だよ?周りが どう思うか…。
周りの人が どう思うかなんて
関係ないです!
いや いや いや…。
親子ほど年が違う。でも 親子じゃない!
援助交際かと思われる。
援助交際なんかじゃない!
あっ いや… しかし…。
あたし 店長のこと好きなんです!
うわっ! あっ… おっと!
ハァ ハァ…。
ぶほっ… うわ すっごい味…。
あっ。
少し 外の空気 吸いに出ようか。
あっ。
ここなら ぬれません。
うん。
《あのくらいは
走っていいのか…》
俺なんかの どこがいいの?

人を好きになるのに理由なんていりますか?
同年代を好きなら
理由はいらないけど…。
俺と橘さんとだと
理由はいると思うよ。
好きなんです…。
店長のこと 好きなんです…。
(土を踏む音)
《ローファーで踏む 土の感触》
《雨にぬれた 緑のにおい》
《汗で張り付く ワイシャツの襟》
《そして 自分のことを
好きだと言う 17歳の女の子》
《こんなのって いつぶりだろう》
(セミの鳴き声)
あっ セミの抜け殻だ。
ホントだ。
店長 勇斗君 元気ですか?
あっ…。
橘さん
やっぱり 考え直した方がいいよ。
45歳。 夢も希望も何もない。
僕は 空っぽの中年だ。
えっ あれ? 何で その顔?
ん? ん?
「僕」って…。
「僕」って言った。
店長 いつも「俺」って言うのに
「僕」って言った。
フフフフ…。

もう!分かってないんだよ 橘さんは!
全然 分かってない!
もし 俺とデートでもしてごらんよきっと 気持ち悪いよ!
デートしてくれるんですか!?
うん うん うんそう デートして… えっ。
今 「デートしてごらんよ」って
言いましたよね?
えっ あっ いや~…
今のは その~…。
言いましたよね!
《自分の 何げない一言が誰かの心を揺らしている》
《こんなのも いつぶりだろうか》
言いました。
♪♪~
2018/01/26(金) 01:56〜02:26
関西テレビ1
恋は雨上がりのように[字]

想いを告げるあきらだが、それを告白だとは受け止めていない近藤。しかしあきらは再び想いを伝える。自分に向けられる17歳の眼差しに、ついに近藤が口を開く。

詳細情報
番組内容
陸上部のエースだったが怪我で走ることをやめてしまった女子高生・橘あきら(17歳)と、夢を諦めた過去を持つあきらのバイト先、ファミレス「ガーデン」の店長・近藤正己(45歳)。海辺の街を舞台に、青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなすものがたり。
胸が熱くなる瞬間を、本当は誰だって待ってる――。
出演者
橘あきら(CV:渡部紗弓)
近藤正己(CV:平田広明)
喜屋武はるか(CV:宮島えみ)
西田ユイ(CV:福原遥)
スタッフ
【原作】
眉月じゅん(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載)

【監督】
渡辺歩

【シリーズ構成】
赤尾でこ

【キャラクターデザイン・総作画監督】
柴田由香

【音楽】
吉俣良

【オープニング・テーマ】
CHiCO with HoneyWorks「ノスタルジックレインフォール」

【エンディング・テーマ】
Aimer「Ref:rain」
スタッフ2
【アニメーション制作】
WIT STUDIO

【制作】
アニメ「恋雨」製作委員会


ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

ikatako117

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ikatako117