Categories: 未分類

2018/02/18(日) 09:55〜10:25 所さんの目がテン!伝統工芸の職人技を解剖[字]

♪♪~

後藤) <古くから脈々と受け継がれて来た 匠の技…>
<美しさ
そして実用性を兼ね備えた→
日本文化の象徴です>
<今 女性達の間で絶大な人気を誇る→
伝統工芸品
曲げわっぱ>
<堅く
曲げたら折れてしまう木材も→
職人の腕にかかれば
ご覧の通り>
<ぐにゃりと曲がります>
<一体どうやって曲げているのか?>
<匠の技の神髄に迫ります>
<さらに 東京・[外:DFA2B17FDC0EEF621C3A0F6BB45F5CD4]飾区にあるこちらの工房>
<ここは
刀鍛冶の技を今に受け継ぐ刃物製作所>
<現在作っているのは
日本刀ではなく…>
<そう
私達の生活になくてはならない→
包丁を作っていました>
<しかも その伝統の技術は→
世界遺産
日光東照宮 陽明門にも使われていた?>
<本日の
『目がテン!』は伝統工芸の科学 パート2です>
いらっしゃ~い

いらっしゃ~い。
何だ?
この店は。社長さん→
こちら
伝統工芸品 あるよ~。
怪しいんじゃない?
怪しくない 安いよ。
OK
マイブラザー 例のブツを。

酒井) OK ディス イズ…→
十徳ちょんまげ
。ワ~オ! ワオ…。

ワオ」じゃねえよ。
十徳ちょんまげって何だ?
それ。というわけでですね→
こちらの商品…

そうですね
こちらを顎の下で結んで…。
いいですね
。どうなってんだよ? これ。
こちらですね
いろいろな機能が搭載されておりまして。
ボタンを押していただきますと…
。どうなってんの?
点灯します
。お~! 夜道なんかいいね!
そうなんです!

いいよ これ 夜道。
ちょうちん要らず
さらに…。何だ 何だ。
こちらの赤いフィルターを
付けていただきますと…。
これ
私が岡っ引きだった場合「待て~!」と。そうですね!
便利だな~…
ばか野郎。

笑い)
今なお
多くの人に愛され続けている→
伝統工芸品なんですけれども→
そこには どんな技術が隠されているのか→
まずは
こちらの秘密に迫ります。
<堅い木を丸く曲げて→
作られた さまざまな器>
<これは
曲げ物と呼ばれる伝統工芸品です>
<1000年以上前の…>
<古くから 日本全国で使われ続けている道具です>
<その中でも
近年人気が高まっているのが→
秋田県大館市で作られる
大館曲げわっぱ>
<決して
お財布に優しいお値段ではありませんが→
物によっては手元に届くまで

3か月の順番待ちです>
<堅い木を曲げた不思議な形の
曲げわっぱ>
<その秘密を探るべく
行って来ました!>
(スタジオ:
所) いいとこ行ったね。
曲げわっぱの産地
秋田県は大館に来ております!
でも
一面の雪景色。
<曲げわっぱの作り方を
解説していただくのは この方>
<木材加工の専門家です>
(足立先生) これは…どうぞ こちらを持って→
ちょっと…
。何でしょう?
あっ!
あっ!

足立先生) ハハハ…。
先生
むちゃくちゃ曲がるじゃないですか! この木。
<実は
これ薄い板を何枚も重ねたもの>
そうです
はい。なるほど なるほど。
<というわけで
気を取り直して→
足立先生と曲げわっぱの工房に

お邪魔しました>
こんにちは
。こんにちは いらっしゃいませ。
よろしくお願いします

<工房を案内してくれるのは
曲げわっぱの→
伝統工芸士
三浦さん>
<早速
工房の中へ>
しましたね
すごいいい匂いですよね。
<世界自然遺産を有する→
白神山地に接する大館は→
昔から
森林資源のスギが豊かな場所>
<そのスギを使った産業が
発展したんです>
<それでは
曲げわっぱ作りスタート>
<大きな材木から
パーツを切り出します>
<すると
早速ポイントが>

三浦さん) これ まず…。
<確かに
色が赤い部分と白い部分に分かれています>
へぇ~

。ですから…。
なるほど

<赤身と白身を
切り離したところで→
木材加工の専門家
足立先生が…>
こちらの木と
こちらの木をにおいを嗅いでいただきますと…。
あ~
いい匂いしますね。
あっ!
お弁当箱にした時にカビにくいとか 変色に強いとかですね→
そういった効果も
実は ある。へぇ~。
これは初耳でした

<しかし
ここまでカットして来ても→
一向に
堅いスギの木が曲がる様子がありません>
実はですね…

えっ
向いてない。
<意外なことに
曲げわっぱに使われるスギの木は→
曲げにくいとのこと>
<曲げ加工によく使われるヒノキの木片と→
たわみを比較してみても…>

<スギは5mmほどたわんだところで亀裂が>
<一方
ヒノキは11mmまで押し込んでも→
割れることなく曲がりました>
それをもう 曲げにくいのに技術で曲げてしまうと。
なるほど!
<その伝統の技が使われているのが この部屋>
あ~
あ~… 曲がってる。ハハハ… お~ すごい。
真ん丸になってる

<その秘密は
この釜>
はい
はい はい はい はい熱々の木を…。
えっ?
えっ? えっ?
<熱々のスギの板が
いとも簡単に→
曲がって行くではありませんか>
うわ~ すごい。さっきと違うポイントは→
まず…

熱が
かかってる。
2つあるんですね

<乾いた木材は組織が
しっかり くっついていますが…>
<ぬれると

木を形作る構造の中に水が入り込み→
緩むため
動きやすくなります>
<さらに
加熱されると水分子が自由に動き回り→
もっと柔らかくなるんです>
<なんと 乾いている時よりも20倍柔らかくなるんだそうで>
<見事に曲がった
わっぱ>
<そして
もう一つ注目すべき匠の技が>
<重ねた部分も
均等な厚みになるよう→
微妙に調整して削っています>
<これは全て職人さんの勘なんだそうです>
<所さん
木のつなぎ目分かりますでしょうか?>
(スタジオ:
所)あら! あんな工夫されてんの。
(スタジオ:
後藤) 手が込んでる。
<曲げわっぱの特徴である
側面の模様>
<これは…>
<曲げわっぱを固定していたんです>
<最後に底をはめれば
完成です>
(スタジオ:
所)どんぴしゃで はまんだ。
<こうして

手間暇かけて作られた曲げわっぱ>
<この後
なぜ曲げわっぱのお弁当箱が人気なのか?>
<その理由を解き明かします>
<こうして 手間暇かけて作られた曲げわっぱ>
<愛用者に
使い心地を聞いてみると…>
<一体なぜ ご飯が
べちゃっとしないのか?>
<炊きたてのご飯をプラスチック容器に
入れた時と比較しました>
<プラスチック容器の
内側には…>
<…が付いていましたが→
曲げわっぱのほうは→
全く水滴が付いていません>
(スタジオ:後藤) ホントだ キレイ。
<伝統工芸の…>
<機能が備わっていたんです>
いや 大館曲げわっぱ
いいんじゃない! あんた。
ああやって 炊き上がったご飯を
蒸らしっ放しにすると→
たまった水滴が落ちて
ご飯がべちゃっとして→
まずくなっちゃいますよね。
調理科学の露久保先生にそれを聞いてみたところですね→
この現象のことを…。
…というんだそうです。
一方 曲げわっぱだと

水滴が たまりませんので→
その 釜がえりが起きない
ということなんですね。
素晴らしいね。
しかも あの赤いほうが匂う分抗菌作用とか いろいろあるんだ。
そうなんです ホントにもう
全く匂いが違いました。
さぁ 所さん 続いてはですね
こちらの伝統工芸です。
<東京の食の中心…>
<ここにある天ぷらの名店を訪ねました>
<こちらのご主人>
<小さなキスを見事におろし…>
<さばくのが難しいという
アナゴも華麗にさばいて行きます>
<そんなご主人が愛用している
包丁が 今回の伝統工芸品>
(黒川さん) 息が切れるだけで…。
魚はダメだよね。
<そのピカピカの包丁が
作られているのが→
東京都[外:DFA2B17FDC0EEF621C3A0F6BB45F5CD4]飾区にある工房>
<研究者の先生と向かいます>
<協力していただくのは→
東京大学で金属の研究を行って来た 朝倉先生>
<長年 刃物を研究されています>
カンカン カンカン 音しますね。(朝倉先生) そうですね ここです。
ありました こちら
さぁ お邪魔してみましょう。
<今回 お邪魔したのは…>

<昔ながらの製法で刃物を作っています>
<現在のご主人は…>
<叔父の忠夫さんと共に→
打刃物の伝統を
守り続けています>
実はですね…。
<日本刀も 伝統的な和包丁も→
鋼と軟鉄という
硬さの違う2種類の鉄を→
くっつけることで出来ています>
<硬い鋼は刃先に使われものを切る役割>
<軟らかい軟鉄には刃を支えて→
衝撃を受け止める役割があります>
かつて…。
(八重樫さん) ございます。
へぇ~。
<いよいよ その日本刀の魂が息づく技術を→
見せていただきます>
<まず 適当な大きさにカットした鋼に→
鉄のりと呼ばれる ホウ酸などから出来たものを塗ります>
<続いての工程は 火造り>
<800℃まで熱せられた軟鉄の上に素手で鋼を重ねます>
<そして 再び加熱>
<真っ赤になったところで→
金づちでたたき鋼と軟鉄を圧着させます>
<ハンマーを何度も打ち付ける>
<これが 打刃物たるゆえん>
<朝倉先生によれば→
手でハンマーを振るう鍛冶職人はかなり少なくなってしまい→
この風景も

貴重なものなんだとか>
<何度も加熱し 打ち付けて
包丁の形を作ります>
<鍛冶屋さんといえば この
熱しては たたいての繰り返し>
(朝倉先生)
専門的に言いますとですね…。
<こうすることで材料が
どんどん どんどん堅くなる→
…という現象が起きています>
<金属をたたくのには形を整える意味と→
硬くする意味があったんです>
<だんだん包丁らしい形になって来ました>
(スタジオ:所)
はぁ~ 暑いんだよ あそこ。
(八重樫さん) これで 一応は
火造りが終わりました。
そうなんですね
ただ まだその 鋭利な…。
(八重樫さん) なってませんね。
<次に この型紙に沿って鉄を切る作業>
<なんと 職人 まだ熱い鉄に→
素手で印を付けて行きます>
<そして 金属用のハサミで
ザクザクとカット>
(朝倉先生) うお~ 素晴らしい。
お~。
確かに これで形ができましたね。
<一度ゆっくり冷ましたら→
今度は熱さずに たたき

形を整えて行きます>
<でも まだボコボコなまま>
<次に これを滑らかにします>
<だいぶ包丁らしく
なったところで→
ここからが
鍛冶職人の腕の見せどころ→
焼き入れです>
<再び鉄を熱してから→
この水槽に入れて
一気に冷やすのですが…>
<ここで
シャッターが閉められました>
<さらに…>
あっ…。
<伝統の包丁作り>
<ここでシャッターが閉められました>
<さらに…>
あっ… これは 今…。
どうしてなんですか?
(八重樫さん) やはりですね…。
温度が。
はぁ~。
(スタジオ:所) 温度を見るんだ。
<経験を頼りに見極めたこの だいだい色>
<そして 色が確認できたら…>
<一気に 水で冷やします>
<この温度を間違えると
研いでも切れない→
なまくらに なってしまうんです>

…ということなんですけども。はいはい。
<鉄の硬さを決める
要素の一つが炭素です>
<これは 焼き入れ前の鉄>
<まだ炭素が片寄っている状態で→
刃物になるほどの硬さが
ありません>
<それが1000℃くらいまで
加熱されると→
炭素が均等に混ざり合った状態に
なります>
<そこから 水につけて
急激に冷やすと…>
<炭素が混ざり合った状態で
そのまま固定されます>
<この状態の鉄は
硬さが増しており→
鋭い刃物になれるのです>
<さて 鉄が十分に硬くなったところで→
続いての作業は 研ぎ>
<まずは 機械を使ってピカピカになりました>
この状態で もう 切れ…?
(八重樫さん) いや…。
これでも まだ切れないんですか?
(八重樫さん) 滑ってしまいます。ホントだ!
<職人が
包丁に命を吹き込みます>
<この工房では 粗さの違う→
3種類の砥石を使って仕上げて行きます>
<切れ味を決める

大切な工程です>
<刃がついたところで
再び試し切り>
あ~! すご~い。
(朝倉先生) あっ… 切れましたね。
すごいですね 一つ一つの
丁寧な作業が合わさって→
包丁が仕上がると うわ~。
<打刃物の包丁は職人技の結晶でした>
暗くして。
そうなんです 色で。すごいね。
温度を こうやって測るんじゃ
ないんだよ。
見て… ん! 今! カッ!と。
瞬間でしたね。すごいよ もう それ。
ということでですね
この 職人手作りの包丁が→
どのくらいの切れ味なのか→
スーパーなどで3000円で売られている包丁と→
紙の束を1000回切る 切れ味比較
というものを行ってみました。
そりゃ 職人さんの包丁が
勝っちゃうでしょうよ。
ねっ! と思いますよね じゃん!
1000回目に切った時切れた紙の枚数は→
市販の包丁が27枚
切れたのに対して→
なんと 職人の包丁は4枚しか
切れなかったんです。
ちょっとですね こちら

注目してください。何?
大事なのはですね ここなんです。
1回目に切った段階ではですね→
市販の包丁が
69枚だったのに対して→
職人の包丁は99枚。
ということは およそ40%も切れ味が高かったんですよね。
職人手作りの包丁というのは
プロの料理人が→
よく愛用していますよね。
プロは日頃から包丁を研いで使っていますので→
この切れ味のまま
ずっと使い続けて。
研ぐ人には こっちのほうが
いいんだ 切れ味はね。
なるほど なるほど。
この鍛冶屋さんの技を必要としているのは→
実は プロの料理人だけでは
なかったんです。
<八重樫さんの…>
さっきから気になるのが この…。
<この 一周 グルっと
つながった刃物が→
何をするかというと…>
こういう…。
これをですね
この形に抜くわけです。
要するに こうですね。
あ~!
ペラって。

(八重樫さん) この形なんです。
これですね。
(八重樫さん)それがオープン口ですね。
<こちらの工場でも同じような
刃物が使われています>
<ありました
八重樫さんの刃物を発見です>
<作っていたのは
一度は見たことがある→
このお豆腐でした>
<さらに木工品が名産の小田原でも>
<この特殊な形状の刃は…>
<木材を加工する機械に使われています>
<どんどん 木が
丸く削られています>
<削られた木は かわいい人形や
便利な道具に変身>
<そして今 作っているこの道具>
<こちらの職人さんが使うためのもの>
<ゴリゴリと
削っているものは?>
<なんと…>
<平成の大改修が行われている東照宮>
<それに携わる大工さん達が使う
昔ながらの伝統的な道具も→
八重樫さんが作っていたんです>
そうですね。
いろんな所に使われてるんですね。そうなんですよね。
大変なんでしょうね。もうね→
手の カサカサしていたり

ちょっと傷があったりね。
ここに全てが詰まってるな
っていう気がしましたね。
手の触感なんだね きっとね。
次回は何ですか?次回は 大好評 歴史研究会→
第5弾 戦国時代を科学します。
現代っ子の都丸紗也華さんが足軽の生活を体験。
足軽の武器である
およそ6mの長槍に挑戦します。
その驚きの使い方とは?
恒例の眠り方チャレンジでは気温0℃の屋外で野宿。
足軽の寒さ対策を実践して→
今回こそ 眠ることができたんでしょうか?
「0℃ え~!」
ピンポ~ンだと思うよ。
我慢しろ 少しはと
思いますけどもね。
お楽しみに。
お楽しみに。
2018/02/18(日) 09:55〜10:25
読売テレビ1
所さんの目がテン!伝統工芸の職人技を解剖[字]

伝統工芸の科学�A▽堅い木をグニャリと曲げる曲げわっぱ…その奥義&機能性とは?▽刀鍛冶の技術を継承する鍛冶職人が今作っているモノとは?なぜ鉄は熱いうちに打つ?

詳細情報
出演者
【MC】
所ジョージ
【実験プレゼンター】
酒井善史
後藤晴菜(日本テレビアナウンサー)
番組内容
洗練された伝統工芸品の職人技に科学で迫る▽いま弁当箱で大人気!秋田県の「大館曲げわっぱ」。堅くて力を加えると折れてしまう杉の板をグニャリと曲げる職人技に注目▽プラ製お弁当箱よりご飯がウマい!?▽日本の刀鍛冶の技術はプロ愛用の包丁へと受け継がれていた…さらに最先端の○○にも刀鍛冶の技術が!▽職人の包丁VS市販の包丁…ガチンコ切れ味対決!果たして結果は?
音楽
【新エンディングテーマ】
「未来」所ジョージ
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/megaten
おしらせ
所さんのCDアルバム
「Bappan(バッパン)」絶賛、発売中!

※日本テレビ、2018年2月4日放送分です。


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

ikatako117

Share
Published by
ikatako117