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2018/03/24(土) 12:54〜14:54 よしもと新喜劇 辻本茂雄30周年記念SP[字]

(ナレーション)<本日の「よしもと新喜劇」は…>
<2時間でお送りする前半は…>
(茂造)ガクッ。(内場)何言うとんねん!
<後半は…>
< しかし 待ち受けていたのは想像を超える過酷ロケ>
<茂造の身に
一体 何が!?>
<更に…>
< そして 今 明かされる…>
<「辻本茂雄
30周年記念SP」→
スタート!>
♪♪~
(場内手拍子)
≪(アキ)ああ~!→
うわ~!
[外:BAC8C9F6233844D1F71D50BBDB5D41B9][外:1B10E3910C495AA2CB1431A085269ADD][外:8922F20C92B39C266902B9787921FCE4](場内拍手)
ただいま~! 珠ちゃん!
≫(珠代)は~い!(アキ)うわ~! ははっ。
(珠代)あっ
はいはい はいはい はいはい…→
どうも どうも~。
アキちゃん 格好いい!
(アキ・珠代)いやぁ~~!
(2人)いやぁ~~!→
いやぁ~~!→
ワオ ワオッ!ふふふっ。
珠ちゃん かわいい。
うれしい。
アキちゃん 格好いい!

(アキ)もう~→
リアクションが かわいいな もう。
パポ~。はははっ。
珠ちゃん! 珠ちゃんみたいな
べっぴんさんと結婚できて→
よかった!
もう~ 私も うれしいよ!
(2人)はあ~~。
(珠代)へへぇ~~。
(アキ)珠ちゃん。(珠代・アキ)わあ~~。
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(勝則)あっ すみません。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684](場内笑い)
(勝則)いや ここ 俺の部屋やん。→
誰や?
(アキ)あなた 誰ですか?(勝則)いや 私 ここの部屋の→
内場っていいますけど。(アキ)あっ ここの人ですか?
あっ 私 最近
上に引っ越してきました者です。
(勝則)
おかしいやろ。 上 おれや!→
上に引っ越してきたんやったら。
なんで おんねん うちの部屋に。
(アキ)いや あの…
引っ越しのご挨拶と思いまして。
(勝則)なんちゅう挨拶や これ。→
挨拶される方が なんで 外から帰って来なあかんねん。 えっ?
私たちも 初めてのパターンです。
(勝則)初めてやろ そら。今後もないわ こんなん。
(アキ)あっ はい…。(勝則)おかしいでしょ。

(アキ)あの~ 各家にみんな 挨拶に回ってたら→
ここだけ
ず~っと留守だったんです。
(勝則)ああ~。 いや
私ね ガードマンやってましてね→
夜勤なんですよ。 で あの~
昼間いない… 夜いないんですよ。
(アキ)あっ それで
ずっと留守だったんですね。→
いや 管理人さんにね
全然 挨拶しても→
留守だったんでいうて
相談しに行ったらね→
鍵を開けてくれたんです。
あかんやろ!
鍵 開けても 入ったらあかんやん。
(アキ)いや でも あの~鍵が パッて開いたので→
なんか 試されてるんちゃうかって。(勝則)何を?
いや なんか 「さあ どうする?」みたいな顔されたので→
あっ ここは ひとつ
なんか 頑張らなあかんなって。
(勝則)何言うてるか分かれへん
意味が。 意味が分かれへん。
(アキ)いや 普通
「いないんです」って言ったら→
次の日に また来てください」とか言うじゃないですか。 でも→
開いたんで「あっ 試されてるな」って。
分からん!
あかんやろ 勝手に入ったら。→
で 上の?

(アキ)上の荒木と申します。
(勝則)荒木さんですか。
よろしくお願いします。
(アキ)うちの嫁です。
(勝則)あっ 奥様。
(珠代)
どうも。 嫁の珠代と申します。→
お願いします。 ふふっ。
好き。おかしいやろ!→
流れがおかしいでしょ あんた。
えっ 旦那さんの前やで?
(珠代・アキ)はははっ。なんで 好き言うねん→
よその男に これ。
二人っきりね。頭おかしいんか おい!→
ちょっと…ちょっと どこ行くねん おい!
ちょっと 旦那!
やっぱり 二人だったみたいね。
いや 違うがな。
向こう行ったんや。
ねえ 内場さん
下の方のお名前 教えてほしい。→
下の方のお名前。勝則っていうんですけど。
「勝則」。 あはっ いい名前なんだ。
ねえ 仲よくなりたいんです。
下の方のお名前で呼んでもいいですか?
いや 別に かめへんけど。
やった。 ふふふっ。
ヨネスケ。
誰や おい!
なんで 俺

隣の晩ご飯 気にせなあかんねん。
あっ そっか。
じゃあ 勝則さんだから→
かっちゃんって呼ばせてください。いや 好きにしたらええやん。
それよりも…。(珠代)いや うれしい。→
かっちゃん!
はははっ。 かっちゃん。→
かっちゃん かっちゃん。
かっちゃん。(勝則)どっから 顔 出すねん。
どっから 顔 出すねん ほんまに。何なんですか?
こっちから歩み寄ってんのに。
いや 歩み寄り過ぎやねん。 土足で歩み寄ってきてるから。 ねっ。
そんなふうに言わなくてもいいじゃないですか もう~。
(勝則)なんやったら 嫌やから。ああ~~→
ドカ~ン!何してんねん お前!
おかしいやろ。(珠代)もういいです いいです。→
こうしたら… こう…こうしたらいいです。 ふふっ。→
放してよ。
(勝則)お前から来たんやろ!
お前から来てんねん こっちに。
あの~→
そろそろ
壁にぶつかりたいんです。
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なんやねん そのシステム。分からんわ。
ぶつけてください。
ぶつかったら すぐ帰ります。
壁 ぶつかったら 帰んの?ええ。
変わっとんなぁ。ぶつけてください。
帰ってくれんねやったら ええけど。ええ お願いします。

(勝則)ええの?(珠代)お願いします ちょっと待って。
(勝則)準備体操 いらんやろ。
(勝則)さんざん アップできてる。(珠代)はははっ。 ああ~!→
ああ~ ちょっと!
ちょっと ちょっと ちょっと!
バン!うわ~!
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ふふふっ。
男なんて シャボン玉~。(勝則)意味分からん。 なんやねん。
以上でした~。
はあ?
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終わりました?(勝則)何がや。→
なんやねん お前。
「鍋 終わりました?→
あと 雑炊ですか?」とか
聞きに来てるみたいな。
(アキ)あっ そういうイメージです。(勝則)そうなん?→
なんもしてへんやん。(アキ)ちょっと!→
内場さんでしたっけ?
やり過ぎでしょ 人の嫁→
壁にぶつけるって!
(勝則)この人が リクエストしたんや。
(アキ)リクエストしても
断らなだめでしょ。 最後→
ピュッて押したのあなただったでしょ。ちゃんと見てましたよ。
(勝則)そうですけど…。(アキ)うちの嫁 壁にぶつけるって→
今の行為は 絶対に許しませんよ!(勝則)すみません。
いいよぉ。
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(勝則)はあ? 怒ってたやん 今。(アキ)怒ってましたよ。
(勝則)許せへんいうて。
(アキ)許せない! 人の嫁→
目の前で ぶつけられたんですからそら 許しませんよ。→
でも あなたがすみませんって言ったでしょ。
いいよぉ。
(勝則)ええんかい。→
ついていけへんわ あんたらには。
(アキ)ふふふっ。→
ついてこれない?
(勝則)これない。 いけない。
(アキ)つらいねぇ。
(勝則)いやいや…→
いやいや つらない。 幸せやわ。
(アキ)以上 ここまでが引っ越しのご挨拶でした。
(勝則)長いな ほんで!
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(勝則)今の一連 全部
引っ越しの挨拶 入ってんの?
(アキ)はい。
各家に全部 これで回りました。
(勝則)嫌がられるわ あほ。
(アキ)全部の人が→
「長いな!」って言いました。
(勝則)そやろ? 長いねん。→
みんな やることあるから…
生活してんのに。
(2人)はははっ。
(勝則)何がおかしいねん ほんま。
(アキ)確かに。

(勝則)いやいや それよりも→
勝手に入ったんやな?
管理人が入れたんやな?→
ちょっと待てよ。
(アキ)何? 怒らないでくださいよ。
(勝則)怒るわ。 当たり前やないか。何考えとんねん。
ドンドン ドンドン管理人!
≪(花子)は~い!→
はい。 あら。 どうしました?入れ。
えっ?
「どうしました?」やないがな。
あんた 何考えてんねや?→
俺 留守やのになんで 人を入れるわけ?
(花子)そんなことしてませんよ。
(勝則)してる言うてたがな→
管理人やいうて。
いや 私がしたのは→
鍵を開けて ドアを開けて
どうぞってしただけ。
それがあかんねん!
そんなんしたらあかんねん。
なんやねん もう。 大丈夫か?
仕事… 仕事できてへんやんか。
あほみたいな顔してやな
バカボンみたいな顔して。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
誰がバカボンなのだ?(勝則)いや それや!→
それやないかい ほんまに。
ちゃんと仕事してくれよ ほんま。→
管理せぇよ。 もう帰って。

(アキ)帰ります。
(勝則)はい。 もう
私ね 夜勤でね 寝てないんすよ。
(アキ)ああ~ 眠たいんでしょうね。
はい 寝たいんです。
(アキ)寝ればいいさ。
(勝則)寝るよ!→
おるから寝られへんねやないかい。帰って寝よう思うてたんや。
生きてる証拠やねぇ。(勝則)何言うとんねん。
(アキ)あの~
引っ越しのご挨拶にですね→
水ようかん持ってきたので
食べてください。
(勝則)ああ~ すみません
わざわざ。 ああ~ どこですか?
冷蔵庫に冷やしてます。
いや 勝手に…。 勝手に→
人の冷蔵庫 触ったらあかんやん。
(アキ)分かってます。
(勝則)えっ?(アキ)勝手に 人の冷蔵庫→
触ったらあかんの 分かってます。(勝則)なんで触ったんや?
(アキ)いや あの~
なんか 試したかったんです。
(勝則)
もう 何言うてるか分かれへん 君。
(アキ)気をつけましょ。
(勝則)いや あんたや!
(アキ)私たちが気をつけましょ!
(勝則)そうや。
ねえ ちょっと ダーリン。

バニラの香りが。
んん~ 私 好きだ これ。
ふふふっ。→
もらおう。
(勝則)おいおい 泥棒やないかい。
気をつけましょうね。
(勝則)お前の嫁はんや!
(アキ)珠ちゃん 珠ちゃ~ん!
(勝則)えらいの引っ越してきよったな ほんまに。
何考えてんねや もう。
管理人さんも入れたらあかんで。はい。
私はね 夜勤やってるからねっ 寝てないのよ。
帰ったら すぐ寝れるようにと思うてんのにな→
寝られへんがな。そんなに疲れてんのに なんで→
夜勤の仕事やってるんですか?そら 田舎のおじいちゃんに→
仕送りとか せなあかんやろ?だからやがな。
(花子)おじいちゃんに仕送り。 へえ~。
腰 落ち着けんな!→
帰れ! なんで ここにおんねん。
もう 分かりましたよ。 もう。
はい おやすみなさい。
はい おやすみ。 ほんとに もう。
ろくな管理人やない。 あいつ一個も仕事せぇへんやんか。→
こっちが管理せなあかん…。
バタン(勝則)こっちが管理…。
バタン
こっち…。
(勝則)はいてるわ。→
すぐ寝れるようにパジャマ はいてんねん。
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しょうもな。(勝則)やかましいわ あほ!
はぁ~ もう寝よ。 ああ~ 疲れた。
≪(茂造)ああ~!
おお~! ここじゃ ここじゃ~。
「内場勝則」。 よっしゃ~!
ピンポン ピンポン ピンポン…(インターホン)
≪ああ~!
おお~! ここじゃ ここじゃ~。
「内場勝則」。 よっしゃ~!
ピンポン ピンポン ピンポン…
なんや? なんや?なんや? えっ?
ピンポン ピンポン ピンポン…
(勝則)なんや!?あっ けんしょう炎なるわ。
おお~ 勝則!
おじいちゃんかいな もう。
1回で分かんねや。
いや→
すぐ出てけぇへんからやないかい。寝とったんや。
寝とったんかいな。(勝則)やかましいなぁ もう。
なんやねん 急に。
何しに来たんや?
嫁に来たように見えるか?
(勝則)見えるかぁ あほ。
そらそうやろ。 何してんねや。
ははっ。 ホームステイじゃ。
えっ ホームステイ?
ああ。
誰が? いつ?
わしが。 今。
どこへ? いつまで?

ここへ。 ずっと。
誰が決めたんや?
わしが決めたんじゃ。
えっ 誰が? どこへ?
わしが。 ここへ。
いつまで? 誰が決めたん?
ずっと。 わしが決めたんじゃ。
えっ もう一回 聞くで。
誰が? どこへ?わしが。 ここへ。
いつまで?
ずっと。 反対なっとるやないか!
反対になっとんねん。
誰が?(勝則)向きちゃう!
方向ちゃうねん。 会話が
反対になってる言うてんねや。
孫の顔 見に来たんじゃ。
和歌山おられんようなったんやろ→
また いたずらばっかりして
嫌がられて。
D・O・K・I ドキッ。
(勝則)合うてんのかい。
冗談。 お前の顔が
ほんまに見たかったんや。
あのな
もう 急に来られたら困んねん。
電話の一本ぐらい掛けてくれんと。ほんで 俺 今→
帰って来たとこやねん。一睡もしてへんねん。 寝たいねん。
だから 起きてから 話 しよ。
ああ~ 夜勤やったんか。
ああ~ すまんなぁ。言うてたやろ? いつも。

もう 寝不足がいちばん 体に悪いからな→
ゆっくり寝なさい。じいちゃんがな→
子守歌 歌うたろう。(勝則)いや ええって ええって。
いらん いらん いらん。
何を言うてるんじゃ お前!
ちっちゃいときはな じいちゃんの子守歌で よう寝たもんや。
いや~ もう ちっちゃいときやろ?もう大人やねんから いらんよ。
そんなもんは染みついとんねん。もうええって もう。
今からな勝則が熟睡できるように→
おじいちゃんが子守歌を歌います。んんっ。
♪♪ ねぇ~むれ(「シューベルトの子守唄」の替え歌)
♪♪ ねぇ~むれ
♪♪ 熟睡だぁ~
♪♪ まぁ
気持ち悪いな おい。 やめろ。
なんやねん その子守歌。
「熟睡だぁ~ まぁ」って なんや?
♪♪ 熟睡だぁ~
♪♪ まぁいや それが嫌やねん。
その気持ち悪いビブラートが嫌やねん。
「♪♪ まぁ」って なんか。
「♪♪ まぁ」や。 「♪♪ まぁ」や。いや 「♪♪ まぁ」や。 「♪♪ まぁ」や。
「♪♪ まぁ」や。いや… もうええわ もう!
そんなん勉強したないねん 別に。
気持ち悪い。
オペラ調やめてくれや。
そんな子守歌ないやろ?
オペラ調あかんのか。
ほな 違うやつ歌うわ。
いくで。 さん はい!

♪♪ おお~~ おぉ~おお~~
♪♪ 勝則 徹夜で 寝てなぁいんやぁ
♪♪ そやから 今からぐっすり寝るんやぁ
♪♪ さっさと寝た方がぁ~
♪♪ お前のぉ~ ためやでぇ~
ああ! 寝た 寝た!
寝れるかぁ あほ!
[外:BAC8C9F6233844D1F71D50BBDB5D41B9][外:1B10E3910C495AA2CB1431A085269ADD][外:8922F20C92B39C266902B9787921FCE4]
こんなん 寝れるか?
俺 ちょっと お前 協力したぞ 今。あっ してくれたんか。
ちょっと 合いの手的なこと やった。おう→
ほな 気に入っとんねやないかい。気に入ってへん。 寝られへんねん→
それ 気になって。静かにしてくれや もう。
分かった。
もう これやったら 必ず寝れる→
そういう子守歌 歌うたるわ。いくで!
1 2… 1 2 3 4!
♪♪ 羊が1匹 メェ~
♪♪ 羊が2匹 メェ~ メェ~
♪♪ 羊が3匹
メェ~ メェ~ メェ~
♪♪ 羊が4匹
もうええ もう!
うるさいな
「メェ~メェ~ メェ~メェ~」。
100匹まで お前…
聴いてまうわ それやったら。
ほな この辺 羊だらけやぞ
「メェ~メェ~ メェ~メェ~」。
引き出し開けたら 100匹目が

「メェ~」っていいよるわ。
えっ? ほんまか。
いえへんやないか お前は!
まだ4匹しか
いうてへんからやないかい。
100匹 いうたら
出るでって言うてるんや。
わしは 楽しみに待ってるわ。何を言うとんねん。
もう 静かにしてくれや。音 立てんな もう。
分かった 分かった。誰かが来たらな→
わしが出たるさかいによう寝なさい。
[外:68FC649B4A57A6103A25DC678FCEC9F4]
勝則! 勝則って!(勝則)なんやねん もう。
鈴虫や。
違うわ あほ。
携帯電話やろ?
俺 電源 切ってんねん。
ああ~ わし わし わし わし。
携帯 持ってんのかい。
持ってるわい。
[外:68FC649B4A57A6103A25DC678FCEC9F4]
ああ~ 勝則のおじいちゃんじゃ。
(勝則)誰と会話しとんねん。
うそやろ? 違う言うてるやろ。
えっ?
違う言うてるやろ こら!!
なんやねん もう。
お前 殺して わし死んだろか。
大層な話やな おい。
違う言うてるやろ!

お前 殺して わしも死んだる。
この世に神なんていない。
ぶち殺したる…。
ああ~…。
どないしたんや?
間違い電話じゃ。
なんやねん!
すぐ切れや お前。
いやいやいや→
「あんた 田中さんやろ」。
違う言うてんのに。
しつこいから
「ぶち殺したろか」言うたら→
向こうも「ぶち殺したる」。
「ぶち殺して 死んだろか」言うて。
知らんねやろ? 相手。
相手 知らん。 ははっ。
よう そんな会話がいけんなぁ。ここに電話番号 出てるから→
もういっぺん掛けたろかな こら。もうええっちゅうねん。
そんなな じじいがな 携帯
持ってるから ややこしなんねん。
そんなんいらんやろ。もう ほうってまえ。
ほうってまえ? 捨てるいうんか?
おう 捨てろ 捨てろ。ああ ああ 捨てるわ!
捨てたったらええ。 捨てたるわ。捨てろ 捨てろ。 あほや こいつ。→
あほや 捨てよる。
せっかくの携帯…。→
俺のや!
俺のやないかい。
わしのやったら もったいないやろ。何言うとんねん!

どないすんねん? どこ行ったか分かれへんやないかい 携帯。
あっ 返ってきた。
あっ!
返ってきたぞ おい。
ええっ!?
ありがとう!親切な人もおるのう。
ほんまに…。 言うてる場合か。ほんまに もう。
触るな。 もう 電源 切っといて。はい 切りました 切りました。
掛からんように。 頼むで。はい。 じいちゃんな→
小腹減ったからな
ちょっと 冷蔵庫 見てくるわ。
なんか おいしいもんないかのう~。
≫ああ~!水ようかんや 水ようかんや。
勝則! わしの大好物の
水ようかんやで。 ああ~ ああ~。
♪♪ 食べたいな
♪♪ 食べたら静かにするのにな
静かになったら 勝則は→
♪♪ 熟睡だぁ~(「シューベルトの子守唄」の替え歌)
♪♪ まぁもうやめろ。 うるさいな。
もう 食べたらええやん。静かになんねんな?
うん なる。ほな 食べたらええがな もう。
悪いな 催促したみたいで。催促ばっかりやないか 全部。
う~わっ! これはええぞ。
ええ小豆 使うとる うん。十勝産ちゃうか これは。
スゥー(嗅ぐ音)
おっ おっ。 いただきま~す!
ああっ! ああっ! ああっ!
うるさいな お前!
静かに食べろや。

なんのためにスプーンあんねん?
いざっちゅうときのためや。
水ようかん食べんのにいざいうときあんのか?
アマチュアには分からん!プロあんのか? それ。
よう見とけよ いざっていうとき。見とけ ほら。
ああっ!
今や。(勝則)何言うとんねん!→
さじ加減一つやないか 自分の。
[TEL]ちっ… はぁ~。
わしの電話ちゃうで。いや うちの固定電話や。
ああ~。あの~ 留守や言うて。
留守や言うたらええんか?ああ。
よっしゃ 任しとけ。留守や言うたるからな。 よし。
[TEL]
ただいま留守にしております。
「ピィ~」という発信音のあとに
メッセージをどうぞ。
ポォ~!
(勝則)おかしいやろ もう。
われ あほけ!
「[外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ピィ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]という発信音のあとにメッセージをどうぞ」言うたら→
「ピィ~」言うたれや。
なんで 「ポォ~」言うねん。
向こう 待っとるぞ。
「[外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ピィ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]を待とう [外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ピィ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]。→
あっ [外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ポォ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]… [外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ポォ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]ちゃう。ちゃう [外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ピィ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]や [外:7B80A8345C16E2D4F8FF2691E245C2B1]ピィ~[外:F2B927267947A75B891403F95DB72005]や」。
ガチャン切るな!
お前な… うちの会社の上司かも
分かれへんやないかい。
もう 後戻りできひんやろ。「ピィ~」のあと→

「ポォ~」言うてもうたんやぞ。後戻りできひん。 過去には戻れん。
そんな重要な話か? これ。
あほみたいな話を何 真剣に言うとんねん。 ほんま。
もうええわ。 また掛かってきたら
ややこしいから 線 切っといて。
ああ… えっ なんて?
線 切っといたらええんか?
(勝則)ああ。
分かった。 任しとけ 任しとけ。
♪♪ 線 切っといたらええねんな線を~ フゥ~
ほんまに切ったらあかんやん!
お前 「線 切れ」言うたやないか。(勝則)ちゃうがな。
「線 抜いといて」いうことや「切れ」いうことは。
それやったら 「抜く」言えや お前。
電話のな 線を もう…。もうな 「切れ」言うから…→
大概 みんな ここ はさみあるし。「抜け」言え お前は。
わしが 線 切れるわ!(勝則)いや そんな うまないで。
あっ そうか。
何言うとんねん ほんまに もう。もうええわ もう。
とにかく 誰が来ても
じいちゃんが応対してや→
俺 ほんまに寝るから。
誰 来ても わしが応対するから。
(勝則)起こすなよ。
うん。
♪♪~
ピンポーン(インターホン)誰や もう。
勝則 寝ようとしてんのに
ほんまに もう。 腹立つで。
ガン!

(伊賀)痛っ! 痛たっ…。
すまん すまん。 すまん。 わしが→
ほんまに びっくりした。(伊賀)言うてる場合ですか。
あっ いえ… あの~ こちらこそ→
突然の訪問 申し訳ございません。ああ~ なんでしょうか?
実は 有名な風水師が監修した→
幸せになれる壺を販売して 回っておりまして…。
そんなん いらんわ。ぜひ 一度 触っていただければ…。
いらんっていうたら いらん…。あなたに幸せに…。
押しつけんな お前は。パリーン!
ああっ!えっ? えっ? えっ?
どうしてくれるんですか これ!
いやいや→
あんたが押しつけるから…。弁償してもらいますからね!
弁償? いくらや?100万円や!
100万?
勝則 100万 弁償してくれ!
(勝則)なんやねん もう。勝則 100万 弁償してくれ。
なんやねん 急に。(伊賀)こちらのおじいさんが→
うちの大切な幸せになれる壺を割ってしまいましてね→
100万円弁償していただきます。
なんちゅうことすんねんな。
いや 違うがな。
無理やり 押しつけてくるからもう いらんわ言うたら→
落としよったんや。ごちゃごちゃ言うてんと→
さっさと
100万払わんかい こらぁ!
(勝則)えらい 態度 変わったやん。はは~ん そうか。
あんた 詐欺師やな。こんな商売やっとんねやろ?
わざと割れてるやつを

持ってきて… えっ?
100万 弁償せぇとかいうて。どこに証拠があるんじゃ。
そんなんな…。100万払わな→
どうなっても知らんぞ!
(勝則)おい あんた 危ない。→
あんた ええんか? そんなんして。銃刀法違反やぞ。→
ああ~ こっちにも考えがある。警察 呼ぶからな。
もしもし。 あっ
お巡りさんですか? あのね→
うちにね
詐欺師が 刃物持って暴れてます。
すぐ来てください。
はい お願いします。
ほら すぐ来んど。 来んど 来んど。待たんかい!
これ 切れとんねん。(勝則)ああ~。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
♪♪~
(勝則)
ほんまになぁ 管理人さんが→
警察に連絡してくれたからよかったものの→
このままやったらもう… もうちょっとでやな…。
♪♪ 殺人だぁ~
(「シューベルトの子守唄」の替え歌)
♪♪ まぁ
(勝則)やめろ!→
のんきに 歌 歌うてる場合かほんまに もう。
(花子)この類いの詐欺が横行してるから→
気をつけてくださいねって
回覧板に書いてありましたよ。
(勝則)そうですか。 すみません。えらい助かりましたわ。

助かりました~。管理人さん お名前は?
お前こそ 誰や?
偉そうに言うな お前。
これでも 一応 目上やぞ。
敬語 使いなさい。 分かったな?
おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
(花子)おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
(花子)おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
おう。
偉そうに言うな。 分かったな?
分かりました。
やっと分かったんかい!
ほんまに。
花子です。茂造です。
(勝則)もう終わった?はい。
(勝則)あっ 管理人さんありがとうございました。→
じゃあ お引き取りください。もう寝ますんで。
ええ~ もう少しこのおじいさんと一緒にいたい。
わしも 花子といたい。(勝則)なんの感情が芽生えたんや。

たたいたときにな。(勝則)変わっとんな もう。→
もう~ おりたかったら
おったらええけど 静かにしてよ。
分かった。
(勝則)ねっ 私 寝てないから。
鍵 締めるからね。
はい 分かりました。
(勝則)誰も入れないように。
約束します。
(勝則)いいね? 頼むよ。
はい。
(勝則)
俺は もう ほんまに寝るから。→
おやすみ。おやすみなさい。
ガチャん? えっ? えっ? えっ?
(レイチェル)死んだる!
(勝則)お… お前 なんや?→
おい!
人を入れたらあかん言うたやろ。
入れてないがな。
あいつが勝手に→
鍵 開けて入ってきよったんや。
(勝則)はあ?
死んだる。
(勝則)ちょっと待ってくれ。 あんた→
なんで 鍵 持ってんねん?(レイチェル)昔 恋人と この部屋で→
同棲してたんや。(勝則)お前 鍵 換えてへんやん。→
鍵を。
(花子)はい。
(勝則)「はい」やあれへん。

(レイチェル)管理人さん こんにちは。
(花子)吉田さん 元気そうね。
(勝則)世間話 してる場合か!→
死ぬ言うてんねんぞ。 ちょっと
落ち着いて。 落ち着きなさい。→
ねっ。
なんで死のうと思うたんや?
その同棲してた恋人が ほかに
好きな人ができたからいうて→
俺はフラれたんや。 だから
二人の思い出の この部屋で→
死んでやろうと思って…そう決めたんや!
(勝則)思い出の部屋か知らんけど俺にとっては→
もう嫌な思い出の部屋になるから。(レイチェル)知らん!→
俺は ここで死ぬって決めたんや。
(勝則)ちょっと待ってくれ。
なあ 考え直して。
(幸恵)令!(レイチェル)幸恵!
(大島)令!(レイチェル)和久!
勝則。
じいちゃん。 あほか。
なんで
おんなじようにせなあかんねん。
同棲してた人?そうや。
(勝則)ちょっと 頼むわ。 死ぬ言うてる。
(幸恵)令 ばかなまねは やめて。(レイチェル)お前ら 二人で→
俺のこと 笑いに来たんやろ。(大島)そんなわけないやろ!
うるさい。 俺は ここで死ぬねん!≪(アキ)スト~ップ!→
はぁ はぁ はぁ…。(勝則)あのな 死んでもな…。
(アキ)ちょっと待ってみてよ!(勝則)えっ?

(アキ)ちょっと待って見せてみてよ。
(勝則)日本語おかしいぞ。
待って見せてみてるやんか。
(アキ)あっ…。
(勝則)また来たんか このAT。
(アキ)えっ 「AT」…。
お前ら あれやな 宇宙人やな。
(勝則)それは E.T.や!
(アキ)ははっ E.T.や。(勝則)笑うてる場合か あんた。
(アキ)説得しに来ました。
(勝則)えっ? 聞いてたん? 話。
(アキ)はい。
(勝則)死ぬ言うてんねん。→
なんとか頼む。(アキ)はい。 あの…。
(レイチェル)おい お前なんかに俺の気持ちが分かるかぁ!
(アキ)分かれへんやろね。
(勝則)あかん! あかんよ。
(アキ)いや 分かれへんやん。
全然知らんよ あの人のこと。
(勝則)いや 分かってるけど
そういうとき 「大丈夫。 分かる。→
気持ちは分かる」って
言うてやらんと。 何? これ。
あっ これ ラジカセです。(勝則)いや 分かるけど なんで…。
曲を流して あいつを説得します。
あれ違うか? 「お前が死んだら→
お母さん 悲しむぞ」いう。(アキ)じいさん すごい。
(勝則)泣き落とし?(アキ)はい。 任してください。→
おい! 貴様 お母さん…→
お母さん いるでしょ?

(レイチェル)おるよ。
ほら見てみぃ。
(勝則)何を言うてんねや。
(アキ)それ見たことか!
(勝則)いや ちゃう ちゃう。→
ざまぁみろみたいになってるから。(アキ)はははっ。
おかしいと思うたんや。(勝則)おかしいで。 ちゃんと…。
もう 「貴様」って言う時点で
おかしいやろ お前は。
(アキ)あっ そうかな?
(勝則)い… 言って。
うん。 「貴様」おかしかった?→
おかしかったって。
お母さん 思い出しぃ。
お母さんが その姿を見たら→
どう思うやろねぇ!?
お母さんのこと→
よ~く思い出しぃ。
カチッ
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED](アキ)レッツ ゴー!(アキ)よいしょ~!
フォ~![外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ The Galaxy Express 999
(場内手拍子)
フォ~!
フォ~!
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ to the starsThe Galaxy Express 999
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ Will take youon a journey
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ A never ending journey
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ A journey to the starsThe Galaxy Express 999
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ Will take youon a journey
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ A never ending journey

[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪ A journey to the starsThe Galaxy Express 999
[外:F018BBC9BB5FD22E7B6C2F029D5F35ED] ♪♪~(「銀河鉄道999」)
[外:BAC8C9F6233844D1F71D50BBDB5D41B9][外:1B10E3910C495AA2CB1431A085269ADD][外:8922F20C92B39C266902B9787921FCE4]
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
めっちゃ楽しいやん。(勝則)うるさい!→
お前らだけやないか 楽しいの。(アキ)えっ?
(勝則)「♪♪ かあさんが夜なべをして」は?
あっ! ああ~ そっちか。
(勝則)そっちしかないわ ほんま。→
あんたも なんや。
自殺するんちゃうんかい。
(レイチェル)
忘れてた! 忘れてた。 そうや。
(アキ)忘れてた。
(レイチェル)おい 俺は本気や。
ここで死んだる!
(大島)待ってくれ!→
分かった。 幸恵とは別れる。
(アキ)えっ?(幸恵)私も 和久と別れる。
(大島)だから
あほなことは もう やめてくれ。
じゃあ 俺のもとに
帰って来てくれるのか?
和久。
(大島)令!
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
(アキ・茂造)そっち!?
(勝則)そっちなの? いや…。
男と男?
(勝則)あんた 男に負けたん?(幸恵)あっ…→

ねえ。(勝則)「ねえ」やあれへん。→
ええかげんにせぇよ お前。 なんや死ぬや なんやかんや言うて→
思い出の部屋とかぬかしやがって お前。→
踊るわ お前
男と抱き合うわ お前…。→
おい! 持って帰れ これ。(レイチェル)ああ~ すみません。
(勝則)嫌な思い出 残ったわ。
和久!
(勝則)やめろ!
(奥重)おめでとう!
(花子)おめでとう。 よかったね。
(アキ)じ… 時代やね。 時代やね。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
ちくしょう!
返せ!
(勝則)取ってへんがな。僕の!
かなわんわ。あっ 勝則→
あれは わしも腹立つ。
大丈夫じゃ→
今晩 山に埋めとく。
やめとけ。
こっちにも及ぶから。→
もう とにかく誰が来ても 殴ってでもええから→
追い返してくれ。
殴ってもええんか?
うん かめへん かめへん。おう 分かった 分かった。 ああ。
♪♪~
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
コンコンコン(ノック)ちっ ピンポン鳴らさへんのか→
あいつは。

ほんまに もう。 ん? なんや?
なんや? お前は。
(真希)あっ どうも あの…。
潰したんか? お前。
最初から鳴らないんですよ。うそつけ お前。 壊したやろ→
こら お前は! 帰れ もう。
いや あの… すみません あの…。
帰れ言うとるやろ お前は。 帰れ。
勝則さんと おつきあいしてる…。うそつけ こら お前は。
こら こら こら こら…。
バキ バキ バキ バキ…
(勝則)もめてんのかいな もう。真希さん!→
何しとんねん お前!こいつ 勝則の彼女 言いよんねん。
(勝則)俺の彼女の
真希ちゃんやないかい!
か… 彼女!?
(勝則)そうや。
ごめんな。
謝る気ないやろ お前。→
ボッコボコに殴っとったやないか
お前。
ピンポン ピンポン
あっ 鳴った。
(真希)あっ…。
(勝則)ごめんな。 大丈夫?
大丈夫よ。
えっ 大丈夫なん?
いやいや かなり もう
サンドバッグ状態やった…。
大丈夫。

あっ ほんま? もう もう→
上がって 上がって。
打たれ強い女の子や。
なっ。
(勝則)急やから びっくりして…。
(真希)ああ~ ごめんね。
いらっしゃいませ。 へへへっ。
(勝則)ごめんな。
田舎から出てきよってん。
はぁ~。
何してんねん お前。
いや 二人の間に
邪魔 入ったらあかんやろ?
お前が邪魔やねん。→
もう じいちゃんあの~ どっか行って。 外行って。
「外行って」って
土地勘ないねんど わし。
ちっ! あっ ほな
駅前 知ってるやろ? 駅前に→
あの~ パチンコ屋あるから…。パチンコ行くには お前→
金が必要やろ?勝則が わしに お金くれたら→
パチンコ行けるのになぁ。
そしたら 勝則と彼女は→
♪♪ 二人きりぃ~
(「シューベルトの子守唄」の替え歌)
パチン
あっ 痛い 痛い!
大爆笑 逃したで。
(勝則)いや まあ そない…→
そないおもろいことない。お前は…。

冷静に判断すな お前は。ほな ちょっと 行ってくるわ。
(勝則)帰って来んでええで もう。なんでやねん お前。
帰って来などないすんねん。ちょっと 行ってくるわ。
よっしゃ。
(勝則)ゆっくり行っといでや。
さて ここで問題です。
じいちゃんは 今から→
パチンコに行きます。
「A 負ける」→
「B 勝つ」 さて どっち?
(勝則)まあ A。(観客たち)A。
ピンポーン
(勝則)正解かい。
何 参加しとんねん。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
ごめんな。うん。 なんか→
おもしろいおじいさんね。まあ まあ→
2~3分は おもろいよ。
10分たったら もう→
殺意が芽生えるからな。
ああ~ で 何? どないしたん?あっ そうそう あのね→
両親に
勝則さんのこと 話 したら→
今すぐにでも会いたいっていって
今日 ここに→
来ることになったのよ。
えっ 今日!? ちょっと→
なんや えらい急やな。
連絡くれたらよかったのに。
ああ~ 携帯にも

家の電話にも掛けたけど→
つながらなくって。
あのクソじじいや。ごめん ごめん。
いや こっちが悪いんや。あっ いや… でも 大丈夫よ。
夜勤明けやから20時ごろに来てって言ってある。
あっ 夜? ああ~ よかった。ほんなら ちょっと寝れるわ。
(真希)ああ~ そうね。 あっなんか 勝手に決めてごめんね。
(勝則)いや ええ ええ。
ちゃんと 挨拶するチャンスやし。
(真希)まだ眠れてないのよね?そうやねん。 一睡もしてへんねん。
あいつ…もう 人がいっぱい 今日 来てさ→
もう 一睡も…
一秒も寝てへんねん。
えっ そうなの?
じゃあ 私が勝則さんの横で→
添い寝してあげる。
あっ ほんま? 真希ちゃんが横で…。
いい~~っ!? えっ
ほんなら 俺の横で真希ちゃん…。
いい~~っ!? ほんなら
余計 寝れるもんも寝られへん…。
いい~~っ!?
ほんなら… いい~っ!?
あっ や… やかましい?やかましい。
あっ ちょっと 睡魔が襲ってきた。眠たくなってきた。
大丈夫?
じゃあ こっちで 一緒に…。
(真希)はいはい 一緒に寝ましょ。
(勝則)じゃあ おやすみ。
オオー イエス。 オオー イエス。

クレイジーガール。クレイジーガール。
クレイジーガール。 クレイジーガール。 クレイジーガール。
ピンポーンパチン
(勝則)何してんねん 二人で。いやいや あの~→
心配やから 見に来たんや。(勝則)見に来んでええねん!→
出ていってくれ もう。分かった。
勝則になお金もろうたんや。 うん。
ブランコしに行こう。
(勝則)お金 使えへんやないか。→
パチンコ行け ほんまに。
ガチャよっしゃ。 これでええわ→
鍵 締めたし。
もう~ ずっと あの調子やで。
あっ そうなんや。ほんまやねや もう。
ええ~。ごめんね。 これで 心おきなく→
寝れるわ。 はい じゃあ…。
(勝則・真希)おやすみなさい。
はい カット! 脱いでみよう。
(勝則)なんや?
脱いでみよう。
真希 脱いでみようか。
(勝則)何しとんねん お前。
何してんねん お前も!
お前 誰や!?
初対面や こいつ。(もじゃ)いやいや あの~→
頼まれまして。
(勝則)「頼まれた」やあれへんがな。
何考えて… なんや その髪型。
けったいな髪型しやがって。
いや ちゃう。 これ カツラですよ。(勝則)おもろいカツラやな。

おしゃれしようと思いましてね。そんなん おしゃれ言えへんで。
格好悪いで。
ああ~ 取った方がいいですか?
分かりました。
(勝則)おい 一緒やないか!→
えっ どうなってんの? この人。
(もじゃ)いや 何なんですか…。
(勝則)帰れや もう!
土足で… 土足やし。
(もじゃ)知りませんよ もう。
頼まれただけですよ ほんとに。
ああ~ そうだ 言い忘れてました。
ごちそうさまでした 水ようかん。(勝則)おい 食うな お前!→
似たようなんが集まってくんのう。はははっ。
[外:68FC649B4A57A6103A25DC678FCEC9F4](勝則)笑い事やあれへんねん。
(真希)あっ ごめんなさい。
ちょっと 私の携帯が鳴ってる。
[外:68FC649B4A57A6103A25DC678FCEC9F4]
おらぁ!(勝則)おい! 何してんねん お前。
電源 切っとけ こら。
(勝則)それ 前の話や!→
今 もう起きてるからええねん。大丈夫?
大丈夫よ。(勝則)あっ 大丈夫かいな。→
強いわ。
打たれ強い。
(真希)ごめんなさい。
ちょっと 出てもいい? ごめんね。
はい もしもし。 うん。
えっ ちょ… ちょっと待ってよ。20時って言ったやんか。
うん。

ああ~… それで 今 どこに?
すぐ近くやないの。 あっ 分かった。じゃあ ちょっと待っててね。
おっ 間違い電話か?(勝則)そんなわけないやろ。→
ちゃんと 話し込んでたわ。お前 あほか。→
どないしたん?それが お父さんたち→
20時を2時と間違えて
すぐそこまで来てるんですって。
あほばっかりや。
ふははっ。
おい 聞こえた?
「あほばっかりや」言うてたで。
(勝則)いやいや
「あほなことばっかり起こるわ」→
って言うてんねや。
(真希)ああ~ そう。 どうしよう?
(勝則)来てもらって。
せっかく来てはんねんから→
ちゃんと挨拶するわ。(真希)ありがとう。 ごめん 急に。
(勝則)ちょっと散らかってるって言うといてね。
おいおい 持っていかんかい これ。(勝則)おい 蹴んな お前!→
こら!なんや?
(勝則)壁抜けて
向こう行ったやないかい。→
大丈夫?
壁抜けて 取りに行け はよ。
大丈夫よ。
(勝則)大丈夫か おい。→
強いわ~ うちの真希。いってきます。
(勝則)頼むわな。ええ嫁になるわ。
(勝則)

ええかげんにせぇよ ほんまに。→
お前ら 帰れへんねんな?
帰れへんよ。
(勝則)ほんならな あの~
なんにも言わんといてな 来ても。
うん しゃべらへん。(勝則)頼むで。→
あのな ご両親が来て俺 ちゃんと挨拶するから。→
結婚できるか できへんかの
瀬戸際やから。→
なっ? いらんこと
言わんといてくれ。 頼むで。
よし。 よし 撮ってみようか。(花子)はい。 いいよ いいよ~。
はいはい…。何しとんねん お前。→
映し方 知らんやろ?
持ってるだけや。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
(真希)お父さん お母さん こっちよ。
♪♪~
(一の介)ああ~ ここか。(真希)そうそう。
(一の介)
ああ~ そうか。 はははっ。
[外:BAC8C9F6233844D1F71D50BBDB5D41B9][外:1B10E3910C495AA2CB1431A085269ADD][外:8922F20C92B39C266902B9787921FCE4]
(真希)じゃあ ちょっと待ってね。ピンポーン
(勝則)ああっ 来はった 来はった。来た 来た 来た。
(勝則)ええな? なんも言うななんも言うな。 頼むぞ。→
はぁ~。→
あっ どうも。お待ちしておりました。→
むさ苦しい所ですが どうぞ。(一の介)ああ~ じゃあ…。
おじゃましますぅ~。
(勝則)えっ?

(一の介)あっ すまん。
(みどり)おじゃまパジャマ。
(一の介)ああ~。
あ痛ててっ。(勝則)えっ 連発?
連発…。 ええ~?(一の介)じゃあ 失礼するよ。
(勝則)ああ~ どうぞ。
(一の介)うん。 よいしょ。
(みどり)じゃあ 失礼します。
(勝則)あっ どうも。 どうぞ。
(一の介)ありがとう ありがとう。
(勝則)どうぞ。
(一の介)あっ じゃあ 失礼します。よいしょ。
(勝則)どうも。わざわざ来ていただきまして→
こっちから行かなあかんのに。(一の介)あの~ これは→
つまらないものですが どうぞ。つまらないものには→
キック!
(一の介)ああっ!
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
ははっ。
パチン
(勝則)何しとんねん!
「つまらないもの」言うからや。言葉のあやや 中身詰まっとんねん。
詰まっとんのかいな。中身 なんやねん?
(一の介)煎餅です。
大丈夫や。 煎餅が砕けて→
あられになっただけや。(勝則)うまいこと言わんでええ。→
す… すみません。頂きます。 申し訳ございません。→
お心遣い
ありがとうございます。→
あの…。 あっ 足を崩して…→

足 崩してください。(一の介)ありがとう ありがとう。
お気軽に。
(真希)では 早速 紹介します。→
えっと 私と おつきあいしている
勝則さんです。
(勝則)内場勝則です。
よろしくお願いします。
(真希)そして あちらに
いらっしゃるのが おじいさんよ。
どうも。 勝則のおじいちゃんで茂造と申します。
(一の介)で あちらの女性は?(勝則)ああ~ あの…。
勝則の愛人です。
(勝則)違うやん!→
お前ら 目的 なんやねん?黙っとけ言うたやろ。→
あの~ 管理人さんなんですよ。(一の介)ああ~ そうなの。→
へえ~。 で おじいさんと
同居してるんですか?
あっ いや あの~
和歌山で1人暮らししてまして→
今日は なんか 大阪見物で…
はい こちらに。
(真希)勝則さんは偉いのよ。
(みどり)ほう。
(真希)毎月
おじいさんに仕送りしてるの。
(みどり)あら~。
勝則は かわいそうなやつでのう。
早くに 両親を亡くしたんです。
だから わしが代わりに親代わりとなって育てました。
(みどり)そうなんですか。

そして→
こいつの両親は
ほんまにつらい人生でした。
父親の借金で苦労してねぇ。
(勝則)まあ あの~俺のおやじのおやじ…→
お前や!
パチン
お前の借金やないか!
あっ 大丈夫です。 あの~→
借金の方は 全部 支払いまして…。(みどり)ああ~。
(勝則)ええ ございませんので。それで あの~→
真希さんとの結婚資金として200万 ためました。
(一の介)ほう 大変だったねぇ。(勝則)いえいえ。
♪♪~
[外:BAC8C9F6233844D1F71D50BBDB5D41B9][外:1B10E3910C495AA2CB1431A085269ADD][外:8922F20C92B39C266902B9787921FCE4]
(森田)兄貴 ここです。
(裕)おう ここか。 よし。 おい。
はい?
おい。
はい?
わしが「おい」言うたら→
お前 ドア開けんかい!
あっ 兄貴が「おい」って言ったら→
わしが ドア開けるんすか?
そうや。
兄貴が「おい」って言ったら
わしが ドア開けるんすね?
おう。
兄貴が「おい」って言ったら→
わしが ドア開けるんです。

おい。
へい。
(裕)面倒くさいのう お前!
どうぞ。
しっかりせぇ こら お前。
じゃますんど。
どこおるんじゃい こら お前。
(勝則)ちょ… ちょっと 土足 土足。(裕)なんじゃい こら お前!
(裕・勝則)どうどう どうどう…。
(裕)おいおい おいおいおい!
(勝則)よしよしよし。
(裕)何 ブラッシングしとんねん
こら お前よぉ。→
お前
わし なんや思うとんじゃい!?
(勝則)マキバオーやろ?誰が マキバオーじゃい!→
それ お前 馬のアニメやないかい。わし マキバオーちゃうねん。
(勝則)何バオー?
何バオーでもないねん!→
「バオー」残ってもうてるからよぉ。吉田っちゅうんじゃい。
(勝則)あっ 吉田マキバオー?下の名前ちゃうねん。 下の名前 裕。
(勝則)武豊?
(裕)ジョッキーやないかい。→
それ お前 乗る方やろ?
(勝則)乗られる方やろ?そういうことやないねん!→
ほな わし お前 こう 来んのかい
ほんだら。 おう? お前。
(勝則)ひっひ~ん。(裕)「はっは~ん」や それ!→
あほちゃうか ほんまに。内場勝則おるやろ。 どいつや?
(勝則)いや 私ですが…。

(裕)ああ~ お前かい。→
お前 借金 返さんかい。
(勝則)えっ?
(裕)借金しとるやろ。 返せ こら!(勝則)いや→
身に覚えないですけど。(裕)はあ?
(一の介)どういうこと? 勝則君。
(勝則)いや 知らないですよ。→
私 借金なんかしてませんよ。(裕)何を言うとんねん お前。→
借用書も ちゃんとあるんやど。おい。
へい。
(裕)おい それやないねん!
どうぞ。
(裕)今の「おい」 それやないねん!
(森田)はい?
(裕)今の「おい」は→
「借用書 貸せ」の「おい」や。
そんな「おい」もあるんすか。(裕)分かるやろ お前!
奥 深いっすね。
(裕)全然 深くないから。→
貸せ はよ。
(森田)はいはい 借用書。 はい。
(裕)
ここに きっちり書いてあるやろ。
(勝則)えっ 「連帯保証人」?
「内場勝則」 あっ 書いてある。→
えっ 「債務者→
内場茂造」!?ははははっ。
よろぴく。
(勝則)ええかげんにせぇよ!→
何 黙って 借金してんねん これ。ちゃんと 話を聞いてくれ。

こいつらほんまに怖いやつらやで。
(勝則)えっ?
鬼やわ! こんなことが→
日本で まかり通ってもええのかっていうことが起こったんや。
(勝則)んん~ どないしたんや?こいつら→
「借りた金は返せ」言いよんねん。
(勝則)当たり前や!→
ルールや。
借りたもんは返さなあかんねん。
それだけやないねん。
わしが借りたん 100万やで?
ひと月で 200万なったんや。(勝則)あっ… いや ちょっと→
それは ちょっと法外な利息やないですか。
借用書にも書いてあるやろ
ひと月で 倍の200万なるって。
わしは そうは思わんかった。
100万借りたら ひと月で→
200万 もらえる思うたんや。
(裕)そんなわけないやろ!→
なんで わしら
損せなあかんのじゃ おい。→
おい とにかく 払わんかい こら。
(勝則)いや そんな ないです。
(裕)ないやと? こら。
なめてるみたいやな こら。→
痛い目 遭わしたろかい! おい。
(森田)へい。(裕)それやないねん!→
今の「おい」 それちゃうねん。なめてるからな→
痛い目遭わせぇっちゅうことやないかい。
(森田)そんな「おい」もあるんすか。(裕)分かるやろ お前!→

もうええから とにかくお前が今までしてきたこと→
教えたれ。
(森田)分かりました。→
Hey men, do you know
what you done before? Ah?
We don’t care who signed up.But actually→
this paper has your name.So you should pay me….→
Don’t touch me!(裕)やかましいわ お前!→
こっち来い こら お前。お前 なんで英語やねん?
(森田)「スピードラーニング」始めたんすよ。(裕)知らんから!→
今 試すとこちゃうねん。(森田)でも 兄貴ね→
英語を話せれば
10億人と話せる。
(裕)相手 日本人や!
下がっとれ もう。→
あほちゃうか ほんまに。
とにかく 200万払わんかい。
(勝則)そんな大金ありませんよ。(裕)はよ持ってこい こら!
貯金 200万あるで。(勝則)いらんこと言うな お前。→
結婚資金や あれは。
(裕)それ持ってこい こら。
(勝則)いや それは
ちょっと 使うわけにはいかん…。
(裕)「使うわけにいかん」?
おう そうかい。→
それやったらよぉここにおる女に→
うちがやってる いかがわしい店で働いてもらうわ。
(勝則)ちょっと やめてください。(裕)ええのう?
(みどり)私 嫌です。(裕)お前ちゃうわい!→
お前なわけないやろ!→

1円もならんど お前!→
俺を見つめるな お前は!→
下がれ ぼけ。こっちや。 こっち来い こら。
(勝則)分かりました
分かりました。 払います。→
現金はないですけど あの…
通帳に200万 入ってます。
(裕)あっ そうかい。
(勝則)それと ハンコ渡しますから→
それでいいでしょ?(裕)ああ 分かった。
ちっ。
メェ~。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
100匹目 おったやないかい。
はははっ。
覚えてる人は おもしろい。
(裕)何言うてんねん こら。
(勝則)あれ?→
あれ? ない。 あれ?
ここに入れといた
預金通帳あれへん。
おう ここにある。なんで あんねん お前!
もしものためや。意味分からん お前の「もしも」は。
ああ~ 油断も隙もないな。こっちが言いたいわ。→
これ…。(裕)確かに。
(勝則)これと。
(裕)ハンコやな。 おい。
(森田)Hey men, do you know….
(裕)もうええねん それ!→
金もろうたあとの借用書!(森田)ああ~ その「おい」か。

(裕)分かるやろ お前。 借用書や。→
じいさん いつでも借りに来てや。
オッケー。(勝則)行くな。
(裕)じゃあ またな。 おい。→
はははっ。 お前よぉやれば できるやないかい。
はぁい。
なんや それ!
(真希)勝則さん。
(勝則)ああ~ 真希さん。→
あっ お父さん お母さん
すみませんでした。→
お見苦しいところをお見せして
ほんと申し訳ございませんでした。
(みどり)内場さん 真希との結婚→
お断りします。(勝則)いや…。
(みどり)内場さん
真希との結婚→
お断りします。
(勝則)いや ちょっと…→
ちょっと待ってください。
(花子)ちょっと待ってください。
(勝則)えっ?
さっきのお金→
勝則さんが 毎晩 徹夜で→
ガードマンの仕事をして→
おじいさんに…
仕送りをしながら→
こつこつためたお金なんです。→
こんな真面目な人が真希さんのことを…。
いや ありがとう。 ええねん。

初めて まともなこと言ったね。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
(勝則)ちょっと片言やから びっくりしたわ。
[外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684][外:D3D0F54122588410BB9DE29D40655684]
(勝則)お母さんの気持ちは分かります。→
私が親でも そんなとこへ→
大事な娘やるわけにいかんと思います。→
まあ まして
こんなじいさんもおるしね。
どうしようもない
じいさんですけど→
俺にとっては この世の中で
たった一人の肉親なんです。
両親を早くに亡くして→
じいちゃんが俺を男手一つで育ててくれました。
今度は
僕が恩返しする番なんです。
だから
見捨てるわけにはいかんのです。
勝則…。
♪♪ ありがとぉ~(「シューベルトの子守唄」の替え歌)
♪♪ まぁ
(勝則)ええかげんにせぇよ。
見捨てたろか。
いや…。
(みどり)あなた 帰りましょう。
(一の介)ああ~ 母さん→
待ちなさい。(みどり)なんです?
(一の介)勝則君。 真希のことをよろしくお願いします。
(みどり)ちょっと お父さん…。

(一の介)もういいんだ。
(みどり)何が…。
(一の介)これでいいんだ。
(みどり)何が?
(一の介)真面目で→
おじいさん思いの
立派な青年じゃないか。→
勝則君なら 私たちが年老いても→
大切にしてくれる。
(みどり)それもそうですね。
お父さんさえよかったら→
それでいいんですよ。
ちょっと待ってください。
確かに こいつは真面目です。でもね→
借金するような身内がいるんです。
お前や。 全部 お前やで。
俺に非はないよ。ほんとに いいんですか?
(真希)
お父さん お母さん ありがとう!
真希を幸せにします。
(勝則)お前 来んな。→
真希さんから… 2メートルより近づいたらあかんで。
お前 わし ストーカーか ほんま。(勝則)それぐらいのもんや。→
幸せにします。(一の介)よろしく頼んだよ。→
じゃあお母さん 私たちは 失礼しようか。
(みどり)じゃあ うちの家にも
遊びに来てくださいね。
一緒に行こか。
(勝則)お前 行くな!→
近くに来たら

110番してください。
待て。
ストーカーちゃう言うとるやろ。
(一の介)じゃあ。
(勝則)お気をつけて。→
寒いですから気をつけてください。(一の介)ああ~ ありがとう。
(真希)ほんとに ありがとう。(一の介)何を言うてんねん。→
では 失礼します。
(みどり)じゃあ→
おじゃまパジャマ。(勝則)ええっ 何?→
帰りも使えるんですか?お母さん 絶好調だね。
(2人)はははっ。
はい…。
(2人)イエ~イ!
はははっ。
(勝則)明るいご両親や。
おい やっと帰りよったで。
肩凝ったなぁ。
(勝則)悪い顔すな!→
お前らも邪魔やねん。
帰ってくれ。→
もしくは 死んでくれ。
なんや おい。
恩返しせなあかん
言うとったやないかい。
(勝則)邪魔や。 二人になんねん。
分かってる。 分かってるがな。
結婚も許してもらえたし
二人っきりになりたいんやろ?
(勝則)ああ。

まあ 勝則も元気そうやから→
安心したわ。 じいちゃんもな
和歌山で1人暮らしやから→
さみしいんや。
また ちょくちょく来るわ。
(勝則)来るとき 電話してや。分かっとるがな。
(勝則)急に来たら 困んねん。分かってる!
世界一空気の読めるじじいやから。
(勝則)空気読まれへんやないか。むちゃくちゃやないか。
そう怒った顔をするな。
お前は いつも→
「わろてんか」。
(勝則)何言うとんねん!
[外:BAC8C9F6233844D1F71D50BBDB5D41B9][外:1B10E3910C495AA2CB1431A085269ADD][外:8922F20C92B39C266902B9787921FCE4]
じじいがおるから笑われへんねん ほんまに。
疲れた もう。ほんとに お疲れさま。
ほんまやわ もう。今日はな ものすごい→
これでもかいうぐらい 人 来てな。(真希)へえ~。
なんや 今日はほんま にぎやかな一日やったわ。
でも みんな おれへんようになってこうやって 二人だけになったら→
なんか さみしい気はするけどな。
せやろ? おるよ! ヘイヘ~イ!
(勝則)おい どっから入ってんねん。おいおい 帰れ!→
どないなってんねん おい。
<20年ぶりのリバイバル公演いかがでしたか?>
<続いては
30周年記念特番 後半です>
(辻本)ああ~ 着いた。
(アキ)いやいや いやいや~。
着いた~。

ええ~っ。
すげぇ。
すごいなぁ。
<茂造さんとアキさんが
やって来たのは…>
<JR日南線の終点 志布志駅>
実は 志布志にですね→
日本で初めて飼育に成功した→
フランスの高級食材を探しに来ました。
うわ~ うれしい!
ありがとうございます。
さあ ちょっと行こか。
わあ 楽しみ。
知ってる? ここ。
どうしました?
みんな びっくりするもん
あれ乗ってたら これで。
ほんまに。
朝からねぇ→
エレベーターで
びっくりされたんでしょ?
でも 僕は[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
ああ なるほど。どこにあるかも わかれへんし。
とりあえず行くだけという。
<実は遡ること10日前>
あっ おはようございます~。
おはようございます。
<辻本さんから…>
今回[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
ああ なるほど。

3か所。こんなにあんねや すごい食材が。
「世界三大美女の楊貴妃も食べた
とされる不老不死のキノコ」。
「中国の幻の豚」
「輸入が禁止されている」。
ここでしか食べられへん。
うわ~ 豚も好きやしなぁ。
< そう 今回は…>
< という企画>
< そして選んだのは この3つ>
< このキーワードから探しだすことができるのか?>
< しかし>
アカン!もう気分悪なってきた!
<待ち受けていたのは…>
<更に>
ここにはないんですか?はい。
えっ?
「え!?」やない。
「え!?」やないわ。
< あの…>
< そして>
うわっ うわ~っ!
<辻本さんの芸人人生を救った恩人が登場>
< 一体 誰?>
<スタート!>
< まずは…>
あっ 案内所あるじゃないですか。あるよ あるよ。
ここで じゃあ聞きましょうよ
ガチンコで。
聞こかな。

うわ~。失礼します。
初めて来ました ここ。すごいとこですね。
ようこそ 志布志へ。ありがとうございます。
今別府さん。 今別府さん!
実はですね この志布志に…。
情報だけは
仕入れてきたんですけども[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
フランスの高級食材。
えっ?聞いたことない?
(今別府)ないですね。
えっ! どういうこと!?
ちょっと いっぺんパソコンで。あはははっ!
グーグル様にですかね?
いっぺん ちょっと入れてみます?
志布志→
日本で初めて飼育に成功したフランスの高級食材。
出ました?え~と…。
ええ~っ 出ぇへんの?はい。
案内所の機能を持ってる[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
そちらの方に聞いていただくと…。
あっ。あら~。
別府ちゃん ちょっと
もう あったまってきたんちゃう?
ふぇっ! ふぇっ! ふぇっ!
ピッピピッピ ピッピピッピピッピピッピピ ピッ!
わあ~ すごい!
さすが あははっ。
< ということで
観光案内所で教えてもらった→
志布志市役所へ>

<河野さんならわかるかもしれないとのこと>
志布志観光協会 どこやろ?
あっ 河野さん?ああ~ こっちです。
河野さん。
あっ 河野さん。
茂造です。
駅で聞いたらちょっと わからへんので→
河野さん 尋ねたらどうですか?って言われたんですけど。
ははははっ!それ聞いとんねん!
シャポ…。シャポーン鶏。
(河野)シャポーン鶏とかいう…。シャポーン鶏。
< どうやら
探し求めていた高級食材は→
シャポーン鶏>
<早速教えてもらった志布志市から→
車で30分の鹿屋市へ
向かうことに>
あっ 書いてる! 「シャポーン」。
「シャポーン」。
あの~ フランスでやで。
お前…わからんこと 多すぎるやろ!
ほんまにガチンコやないか
こんなもん。
ちょっと聞いてみましょう。
ちょっと聞いてみよか。
ははははっ。
あれ? 誰もおれへん。誰もいてない。
こんにちは~。
≫はい。あっ いてた いてた。
やっと たどりつきましたよ~。

いや~ こんにちは。こんにちは。 どうも。
実はですね この…。
あっ そうですか。はい。
唯一 ここだけやということでね。
シャポーンっていうのは その~日本でだけの名前ですか?
フランスから入れてきた…。フランスでは なんて呼ばれて…。
あっ フランスであの~ 単語なんですけど…。
フランスでも シャポーン鶏って
いてるんですか?
それは いてないんですか?
存在しないんですか?
フランスのシャポーン鶏っていうのは
すごく 世界で いちばん高い。
あっ フランスでも
シャポーン鶏っていうんですか。
そう。 フランスではシャポーン。
あっ シャポーン。
メスじゃなくて。オスの去勢鶏。
ああ なるほど~。
<シャポーン鶏とは どうやら→
去勢されたオス鶏のこと>
<上山さんの叔父さんが 海外で→
鶏の去勢技術を習得し 帰国>
< その後 上山さんが…>
<去勢されたオス鶏はメス鶏のような しなやかさと→
長期飼育が可能に>
<レモン色で熟成された脂身をまとい→
フランスでは高級食材として
重宝されているんです>
鶏は鶏でも 全然ちゃうな。うわ~。

うわ~っ。
えっ ええっ!
うわ~っ。うわ すごい!
うわ すごいな。
出回ってるんですか?お肉自体は。
出回ってない?
(上山)主に飲食店ですよね。
飲食店さんと 直接。(上山)レストランとか。 そうですね。
金額的には どうなんですか?う~ん まあ安くはないですね。
大体[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
えっ? 1万円!?そのぐらいなってます。
< なんと 一般的な若鶏は
1羽1,000円前後なので→
シャポーン鶏は その10倍と
かなり高級品!>
えっ?
ネギ。
ネギ。
えっ ネギ… ネギがエサ?
(上山)ネギもエサの1つです。
ええ~っ。
なんで それ
ネギやって思ったんですか?
栄養成分とか いろいろ聞いて。
あっ なるほどね。
すごくバランスがいいな
と思って→
じゃ ちょっと
やってみようかなと思って。
なるほど~。

ずっと やってます。
<更に
ネギにとどまらず こんなものも>
ちょっと こんなん
大体6種類ぐらい使ってんだけど。
ええ~っ。
< そこには6種類の有機飼料が>
< これ 実は>
これ 食べれるんですよ。鹿児島で育てるから→
やっぱり 鹿児島の
なるべく 地元のもの。
< なんと…>
< そのお味は?>
うん。
「普通」。
< どうやら 普通においしい
ちりめんじゃこだったようですね>
< これら こだわりのエサを
食べて育ったシャポーン鶏>
<フランスでは超高級食材として
食される そのお味を→
今回は 特別に
試食させていただけることに>
うん。
(上山)あっ そうですか。ありがとうございます。
うまい。
うまい。
むちゃくちゃ うまい。
<続いてフォアグラのようなおいしさの白ギモをいただくことに>
生まれて初めてです。

おっ。 俺ね→
白ギモ 今まで
いろんな鶏のん 食べてきたけど。
白ギモなんか 俺
1個食べたら もうええかなって。
みんなでシェアして
食べんねんけど→
これ 食べれるね。
ねえ。
これは人気あるわ。
これ うまいなぁ。
いや そのままやん。
あぁん?何?
2人で「シャポーン!」って言おうと思てんねやろ。
言うてくださいよ! 兄さん。せ~の。
皆さん 知らなかったでしょ?
(西川)知りませんでした。
すごい鶏でしょ?
(森田)見たことないです あの色。どう思いました? 珠ちゃん。
いや~~ もうね…。
ちょう待て。 急に振られるとは思わんかったみたいな顔してるで。
ははははっ!
さあ 苦労して手に入れた食材でおいしい料理を作って[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
(珠代)やった~!
いや ちょっと待ってください。
僕 ほんとに こうやって
30周年 迎えられた…。
誰ですか? それは。
その方に来ていただいております。
うわ 誰ですか 誰ですか?それでは どうぞ!

えっ えっ えっ えっ?
(寛平)どうも どうも こんにちは。
間寛平さんで~す。
どうも。 ああ~ どうも どうも。
(森田)ええ~っ!あららららららら。
ワオ ワオ!
何も聞いてないんでしょ。それは知ってます。
実は[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
(寛平)あっ これ[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
はい そうです。 僕が こうやって30周年 迎えられたのも→
ほんとに 寛平兄さんのおかげやと思ってるんですよ。
どうしても 寛平兄さんに
お礼をしたいということで→
ほんとに
なかなか手に入らへん食材で→
今日は おいしい料理を
食べていただきたいと思いまして。
あっ そうなん? いや また
「お礼を」言うから あなた→
お礼のプ~とか来るんかな思て。
ああ~っ あっ ちょっと!さっきから。
はい。
あの~ そうやって怒ると叩いた僕よりも→
叩かれた お兄さんがすごくヘコむから。
せっかくウケてんのに。
(一同)はははははっ!
とんでもない!
申し訳ないです。
すみません 申し訳ありません。
<今回お世話に

なっているのは→
心斎橋のフレンチレストラン
「ドゥアッシュ」>
<数々の
料理コンテストで→
グランプリを
受賞した中田シェフが→
極上食材を
最高の料理に仕上げます>
では 中田シェフ~!
料理はどうなってるでしょうか。
は~い
よろしくお願いしま~す。
シャポーン鶏
届いてますでしょうか。
はい
シャポーン鶏 届いてま~す。
おおっ!
すごい!今日は どんな料理を?
(中田)
今日はですね このうまみと→
この柔らかさ これを生かして→
フランス料理の古典料理やってみたいなと思いますので。
古典料理。
はい。→
モモですね。 今日は
モモを使いたいと思います。
モモを使う。 おお~。
中田さんはそれを よう作ってんの?
(中田)もうちょっと安い鶏でよく作ってます。→

シャポーンは 今は なかなか手に入らないですね。
流通されてないですもんね
こちらまで。(中田)そうなんです。
それを なんとか
お兄さんのためにと思って。
(一同)はははははっ!
なんやと思たん!
すみません。 このキモですねこのシャポーンのキモ→
これをムースにしたものです。→
これを
ここに載せていきます。
何なん あのキモ~。
最高やん。
そして まだあります。
このズリとハツ。
歯応えのために入れるんでしょ。(中田)そうです これを…。→
ほんと よくご存じですね。
それを巻くんですよね。
(中田)巻きます。
< このあと…>
< さあ…>
<続いては>
< やって来たのは長崎県>
<玄界灘に面した…>
長崎県 鷹島にやってまいりました。
寒い。 そして暗い。
今日はですね 海の宝石を→
求めて やってまいりました。
ええ~ 今日 茂造と一緒に→
漁に出てくれる方は誰でしょうか。

ただいま…。
どこ行くね~ん! どこ行くねん!
辻本さん! ここでしたか!ちょっと待て 5時半や。
オッサン 5時半や 今。
5時半 元気です もう朝ですよ!
まずは[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
ありがとうございます。ご一緒させていただいて光栄です。
もうちょっと
落ち着いてもうていいですか。
今 MAXやったらあきませんやん。
ちょっと待ってください。 僕は今日何も知らずに来たんですけど→
海の宝石!?
そうなんです。
えっ!?
出ますよ。岸辺で釣りとか…。
なんでやねん!
待ってください わかってないです。
聞いてません!これ着せられ… 「えっ?→
なんで こんなん着んの?」ってなるやん。
もう わかってんのに
知らんふりして。
「パパ」言うな。
<早速 漁師さんの元へ>
でかい! 声でかい 声でかい。
おはようございます。
< この方が
今回 お世話になる→
漁師歴34年の
吉住さん>
こちらの方にですね→

海の宝石と呼ばれてるものがあるって聞いたんですけども。
その海の宝石とは
なんでしょうか。
えっ?
あっ 白甘鯛。
<高級魚として知られる 赤甘鯛>
<京都ではグジともいわれますが→
この仲間で真っ白なのが
白甘鯛なんだそうです>
< その姿とは?>
これが赤甘鯛ですね。これが赤 はい。
これは知ってる。で これが白。
ああ~っ ほんまや。甘鯛って わからへんよね。
これが どのぐらい 貴重…。
ええっ!ええっ!
< なんと…>
< まさに幻の高級魚>
<白甘鯛の漁法は はえ縄漁>
<何本もある針にエサを付けて 海に流し→
魚を
おびき寄せて釣り上げるのです>
< そのエサに使われるのが…>
これです。 イカです。
ああ~っ。 イカの塩漬け?(吉住)はい。
これを1個1個。(吉住)そうです付けていく。
今日は何本ですか?
はははっ。1,200本。
<今回は1,200本もの針1つ1つにエサを付けながら→
海に流していきます>
<ベテランの

吉住さんになると→
そのスピードは2秒に1針>
< そこで…>
1個 取るのにも
時間かかりますからね。
あらっ。
あっ。
それぐらいやったら大丈夫です。これは大丈夫。
それ 投げてもらったら はい。
それ 次から次
ポンポン ポンポン。
わっ これは
手袋してたら無理かもわからんな。
<簡単に見えて難しいエサ付け>
<忠志さんは素手で練習>
< しかし これが後に
とんでもないことになるとは→
このときは思いもしない>
白や 白や。
< そして…>
辻本さ~ん!
引退! 引退したよ。
<夜が明ける中船は沖へと進みます>
♪♪~
それは あの~魚群探知機とかですか?
これ? GPSです。
あっ GPSで。(吉住)はい。
えっ 4kg!
かなり おっきいですよね。
<今回 向かっている漁場は→

これまで…>
< これは 期待できそうです>
<出港して およそ1時間で到着>
<早速 はえ縄漁の仕掛けを
流していきます>
めっちゃ スピード速いですよ。あっ ほんとだ。
< まずは忠志さんからエサ付け開始>
ちゃんと付けてくださいよ。
取れたら元も子もないのでね。確かに そうですね。
吉住さん どうですか?
僕の付け方は。
うまいです? 優しいな。
<褒められて上機嫌の忠志さん>
ずっと エサばっかり見てたら
ちょっと→
頭がクラッとして…。
ああ~っ!
持っていかれる。
指刺さってめっちゃ笑ってるってドMやないですか。
いやいやいや。
ちょっと間違えたんです。
< だけど なぜか忠志さんは
うれしそう>
<続いて茂造さん。 しかし…>
やっぱり速度 緩めた方が揺れるんですね。
(吉住)そうですね。
< なんと…>
< ここで…>
< 一方 忠志さんは順調にエサを付けて→
およそ1時間で 1,200本もの針を全て仕掛けます>

< そのころ茂造さんは もう限界>
< そして…>
< ついに…>
< そこへ 忠志さんが>
えええっ?
寝てはる。
あっ そのままでいいです。
辻本さん。
はい。
今日 朝 起きてから→
朝ご飯も食べられてないですよね まだ。
僕 実は 辻本さんより先に起きて
おにぎり 握ったんです。
見てください この。
ちょっと 待ってくださいよ。
食べたら きっと元気が出ます。
多分 入ったら[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
僕 辻本さんのために 朝→
ほんと早朝に起きて作ったんですよ。
でも 今 なんにも食べれないです。
かまうな?
絶対 次の漁までには
復活せなあかんと思ってるんで→
あの~ 引き揚げるときに。
それまで ちょっと 僕のことほっといてもらっていいですか。
で これ[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
辻本さん。はい。
僕ね もしかして そう言われたら
あかんと思ったから→
ちゃんとスタッフさんに

僕 撮ってもらいました。
< そう
忠志さんは 本当にいい人>
<時刻は…>
< いよいよ仕掛けを揚げるときです>
吉住さん 今から。
(吉住)今から揚げます。
とうとう揚げますよ。
< なんとか…>
<今回 仕掛けたのは
この樽が全部で4つ>
<1,200本もの針です>
来い来い 白甘鯛。
えっ? あっ あっ!
(吉住)ああ 甘鯛。1本目から来ましたよ。
これは これは? 赤?
(吉住)赤です。
赤か。
うわっ でも きれいやな~。
これ でも だいぶ…。これ おっきいです。
ああっ! 触っていいの?(吉住)いいですよ。
うわ~っ でかい。辻本さん。
うわ~っ でかっ。 うわっ!
うわっ 肉厚 すごい。
これを どうするんですか?ああ~っ!
ああ~っ あっ あっ!
「キズつけたらあかん」言うたばっかり…。
<キズは
ついてしまいましたが→
大きな2kg級の

赤甘鯛をゲット>
< さい先のよいスタート!
かと思いきや→
1つ目の樽で
ヒットしたのは これだけ>
< ここから
2つ目の仕掛け>
< すると>
おっ 来た!
イトヨリ。
<ヒットしたのは→
白甘鯛でもなければ
赤甘鯛でもないイトヨリ>
<残念がっていたら
なんと!>
(吉住)
イトヨリが取れるということは白甘の場所に近づいてる。
<実は 白甘鯛とイトヨリは
同じ場所を好むそうで→
これは ますます期待できます>
(吉住)なんか 来たよ。来た~。 白ちゃうか。
(吉住)えっ 白?
白ちゃう?
あっ 来た 来た!
あっ 白や 白や!
おっきいよ。 おっきいよ。
えっ 何色?赤。
ちきしょう!
< しかし…>
<2つ目 3つ目の仕掛けにも

白甘鯛はヒットせず>
<茂造さんも がっかり>
< ここで4つ目の仕掛け>
<最後の力を振り絞り
茂造さんが仕掛けを揚げます>
<果たして…>
(寛平)目 死んでるやないか もう。
来たよ 来たよ 来たよ。来た 来た。 でかっ!
でかいよ。 なんや? これ。
< これが
辻本茂雄 30周年の力か?>
ハタやね うまいで。
<残念ながら甘鯛でもなく キアラ>
これは すごい。 でかい。
顔も おっきい。
あっ 来た!
来た?
おお これは?
辻本さん。辻本さんが そこに座られてから→
いろいろなもの
釣れ始めましたから。
来ますかね。
来ると思いますか。絶対。
<4つ目の仕掛けも
残り僅か>
(寛平)うわ~ 来た。
おお これは 白や 白や。
来た!
<出港から5時間半>
<白甘鯛は

果たして 釣れるのか?>
<4つ目の仕掛けも
残り僅か>
(寛平)うわ~ 来た。→
「その時!」やから。
おお これは 白や 白や。
< これが白甘鯛なら見事達成>
< ほぼラストチャンスだが
果たして>
ああ~ あっ あっ。
これも まあ ええ形や。
赤やなぁ 赤やなぁ。
<残念ながら 赤甘鯛>
ほら きれいやんか。
これ 十分[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
めっちゃめちゃ釣れますね。
< そして 仕掛けを全て回収したところで→
漁は終了>
あかんかった~。
<茂造 出港から6時間>
<残念ながら 白甘鯛の漁は失敗>
でも
まだ諦めることはできないんです。
すごく
私が感謝してる人にですね→
どうしても その白甘
白い甘鯛を食べさせてあげたい。
ほんとに
申し訳ないんですけども[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
わかりました。

あっ よろしいですか?
よろしくお願いします。
お願いいたします。
(拍手)
いやいや 頑張った。
ほんまに頑張りましたよ。うん 頑張った。
忠志君が勇気づけてくれへんかったら→
僕 ほんまに
ロケできませんでしたよ。
パワーを頂きました。そうでしょ。
なのに[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
もどしそうや言うてるやろ。
これ ほんとに僕らも まだ聞いておりません。
白甘鯛が釣れたのか。
中田シェフ~。(中田)はい。
甘鯛は届いたんでしょうか?
甘鯛ですか?白甘鯛です。
白甘鯛?
えっ 白甘鯛ですか?
あら 届いてない?
来てない?
ジャ~ン!
ああ~っ!
わあ~!
しかも めっちゃでかい。
届いたのが今日です。今日?
ということは 昨日 取れた。昨日や。
今日に間に合った
ということですね。
(中田)日本産じゃないやつは

よく見るんですけど。
国産での白甘鯛は
初めて 今から。
(中田)そして
こんな立派なのは初めてです。→
早速
調理していきたいと思います。→
甘鯛なんですけどこの白甘鯛で→
いちばん大事なのがこのおなかなんですよ。
見てください
このラードみたいな この脂。
脂。
(寛平)うわ すごいな。
(中田)これすごいですよ。フォアグラみたいですね。
(中田)これがやっぱり すごくいい甘鯛の証拠ですね。→
そして
今回は この脂も使って→
甘鯛を焼いていきたいなと思ってますんで。
ああ~っ。
今から 味付けですか?
今から→
白甘鯛のだし
取っていきたいと思います。
まず アラを
オリーブオイルで炒めだした。
(中田)そして 白ワインです。
(一同)おお~っ。
(中田)このね だしで
最後 春らしく→
ふきのとうのソースで

仕上げていきたいと思います。
おお~。
寛平兄さん どうですか?楽しみやね。
<続いては
最後の食材>
<日本で唯一食べられる
天然記念物とは 一体?>
< やって来たのは
日本海に面した…>
さあ~ 萩の港に
やってまいりました。
でっかい声やな。朝から もう。
なぜここに来たかと言いますと→
今からですね
日本で唯一食べられる→
天然記念物を探しに行きます。
天然記念物?大体 天然記念物って→
食べたら駄目じゃないですか。駄目ですよ。
でも 許されてる天然記念物があるらしいんですよ。
なんでですの。
僕も それわからないです。
これ 僕も[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
< にわかには信じられないが→
食べられる
天然記念物がいるというのは→
萩市の沖
45kmにある見島という島>
<早速…>
<見島までは およそ1時間>
え~とですね ちょっと聞き込みで捜査しましょうか。

観光協会とかそういうとこか→
それとも年長者に聞くか。
…に聞くか。
今日はでも 日ざしがあるから。よかったですね。
よかったね。それだけはよかったです。
あっ あのおばあちゃんは
どうですかね?
ちょっと あの…。おばあさ~ん。
おばあさん。
おばあさ~ん。(やすえ)こんにちは。
こんにちはちょっとよろしいでしょうか?
見島にですね 日本で唯一→
食べれる天然記念物があるって聞いたんですけども。
唯一?
天然記念物って…。
見島牛?
(やすえ)見島牛っているんですか?
うんうん。はあ~。
あんまり 体は大きくないけどね。ちょっと普通のより小さい。
(やすえ)こちらの人は[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
(やすえ)高いの? 高い?さすがは天然記念物やな。
(やすえ)高いんだって。
< どうやら食べられる天然記念物とは…>
< 一体 どこで食べられるのか→
更なる情報を求めて島を歩きます>
あっ 止まってくれるやろかあの 仕事中。
あっ すみませ~ん。おとうさん。
おとうさん。
ほんま 人 おれへんやん。
あら 奥さ~ん。

(やすえ)「奥さん」。
奥さ~ん。
奥さん…あっ 家 入っていってもうた。
(やすえ)家 入った?
家 入ってしもた。
あっ おった。 すみませ~ん。こんにちは。
こんにちは。中 入っても大丈夫ですか?
≫はい。 いいです。大丈夫ですか? 失礼します。
懐かしいお店。おとうさん 失礼します。
あの~ 見島牛が天然記念物って
聞いたんですけども→
なんで 見島牛が
天然記念物なんですか?
純牛だから。
要するに交配っていうか混じりっけがないんですね。
もう日本で
いちばん最古というかね。
なるほど なるほど。 ということは他では そういうのは→
おれへんってことですね。
純血の牛。 なるほど。
<見島牛が天然記念物たるゆえんは→
どうやら
日本古来の純和牛だから>
< 一体…>
あら 農協ありますね ここに。
(やすえ)あっ。ちょっと農協で聞いてみましょうか。
(やすえ)こういうところが いちばんね。
どうも失礼しま~す。
こんにちは。 すみません。
実はですね

日本で唯一 食べれる天然記念物。
それが見島牛って
聞いたんですけども→
詳しい方はおられますかね?
え~っとですね牧場に行かれると→
見島牛保存会の
会長の多田さんがおられるんで→
ちょっと連絡取ってみましょうか。
取ってみてもらっていいですかね。はい。 少々お待ちください。
< どうやら島には…>
<早速連絡を取っていただくことに>
「辻本さん」。
普通に「辻本さん」 はははっ。そうや。 この顔で…。
(やすえ)辻本さん。
はい すみません。お願いします。 はい。
すみません 今から大丈夫…。
じゃ 場所 教えてもらえますか。
< ということで 早速…>
< そこには>
こんにちは。
すみませ~ん!
すみませ~ん!
(やすえ)おるおる おるおる。おる。 あれ 子牛やで。
(やすえ)あれ 子牛?
入っていっていいですか?
は~い。
気ぃ付けてくださいね。
気ぃ付けてくださいよ。
よいしょ。
≫モゥ~~!(子牛の鳴き声)あっ 鳴いてる 鳴いてる。

声 高いね。声…。
≫モゥ~!ああ はいはい。 こんにちは。
頭数少ないですよね。 ほんまに。(やすえ)ほんまやね。
牧場
何回か行ったことありますけども。
こんな…。普通 なんか もっといるよね。
これは見島牛ですか?はい 見島牛ですね。
< こちらが…>
<室町時代から当時の姿をそのまま保ち→
日本で最も古い和牛
といわれています>
<以前は島の労働力となり
活躍してきましたが→
時代の変化とともに
その役割を終えたため→
頭数が激減>
へえ~。
でも ちょっと
普通の牛よりも→
脚周りが
短めなんかな。
ほんま。 ああ そや。(多田)脚は短いけど。
(やすえ)体は大きいでしょ。ほんまや。
(多田)体のね 前 肩から前がね→
しっかりしちょるから→
農耕に すきを使ってもね→
引く力がすごい強いんでね。
なるほど。 こういう
すてきな話 聞いたあとに→
こんなこと言うのも

なんですけども。
この[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
××××。
えっ?
えっ マジで?
えっ ちょっと待って。
< ところが>
(辻本)
えっ ちょっと待ってください。
<当たり前のことを言われた>
えっ?えっ マジで?
えっ ちょっと待って。
萩の「みどりや」さん。(多田)「みどりや」さんという…。
(2人)萩?
(多田)本島 萩の「みどりや」…。
いやいや 僕ら 萩から
フェリー乗ってきたんです。
(スタッフ)はははっ。笑い事ちゃうわ ほんま。
<実は…>
< ということなのです>
< ということで気を取り直して また…>
あっ 肉 いっぱいあるわ。
あるある あるある。
あっ こんにちは。
(やすえ)こんにちは。 あっ。
探そう 探そう。
(やすえ)ここで売ってるんや。
違うなぁ。
(やすえ)「見蘭」や。
「見蘭」「見蘭牛」「見蘭牛」。

(やすえ)「見蘭牛」。「見蘭牛」。
< これは一体>
見島牛を探しに来たんですけど今 ないんですけども。
見島牛はですね[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
はい。
ここにはないんですか?はい。
えっ?
「えっ!?」やない。「えっ!?」やないわ ほんま。
「えっ!?」やないやん。なあ。
今日は食べれないってことですか?そうですね。
我々も はっきり言うて食べたいですけども。
ほんとに感謝の気持ちを込めて→
ある方に食べていただきたいんですよ。
ちょっと上の者と相談しても…。
あっ いいですよ。
上の者 おるんですか?はい。
交渉してくれてますけど。
はい。
大丈夫ですか?いいですか?
わかりました はい。
今 「大丈夫ですか?」って。
OK?はい。
1週間後。はい ご用意させていただきます。
いいところを分けていただける。
よかった~。
(寛平)おお~ これはこれは。
やすえさんも駆けつけてくれました~。
(やすえ)はい 遅くなりました。
≪お姉さん!よっ。
さあ その年間5頭ぐらいしか。

(寛平)ねえ。
さあ シェフ!
(中田)はい。
見島牛 届いてますか?
見島牛ですか?
はい。
あっ。ええ~っ?
見島牛は
調理に時間かかるんで。
あの~ 届いてます。
ほんで もう調理 始めてます。
今回は
うまみを最大限に引き出す→
ローストビーフですね。あら~!
ローストビーフですか?はい。
ええっ?
肉はスライスして焼くよりも塊で焼く方が→
絶対に おいしいんですよ。そうなんですね。
肉のうまみっていうのがグッと逃げないので。
肉汁 肉汁がね。
(中田)届いたときの映像がありますんで。
うわぁ!
あんな…あんなミルキーな脂→
見たことあります?
見てみ 赤身。
(中田)今回は 軽く
ほんとに 塩コショウ。→
そして
表面だけフライパンで焼いて。
うわぁ!

これ 絶対うまいで これ。
(中田)この肉の香りが
最高にいいんですけどね。
今 大体 低温で 2時間ほど焼いてるんですけども。→
こんな感じで~す。う~わぁ。
(中田)
香りがすごいです 香りが。香りは どういう香りします?
(中田)
ナッツのような香りがします。
今の見て。
さっきまで「普通に焼いた方がええ」言うてましたけど。
<見島牛が
待ちきれない やすえさん>
< けれど まずは前菜→
シャポーン鶏からいただきます>
<肝のムースを中に入れ→
巻いた もも肉をアルミホイルで包んで焼いた→
その出来上がりは?>
うまそうに焼けてるなぁ。
入れた。
わあ~。
(中田)
今回のソースは…。 やっぱり→
鶏と柑橘系っていうのがすごく合うんですよ。→
相性がいいんで 今回は→
日向夏のソースを
ご用意しました。
(やすえ)あら かわいい。
あらっ 小中大や。
完成で~す。

(拍手)
(中田)シャポーン鶏の
ガランティーヌです。
うわ~ これは うまそうや。
寛平兄さんから お願いします。
いただきます。どうぞ。
う~ん!
もう口の中 驚いて。
驚いて。
「歯が ガツンガツン」。
わかりにく!
(一同)ええ~っ!?
ありがとうございます。
さあ 皆さんも
食べてみましょうか。
(一同)いただきま~す。
≪う~ん。あっ。
≫おいしい。
≫うまい!
この脂が すごく濃厚でしょ。
(寛平)もう この料理ね→
星5つ!
ちゃうねん。5つ… 5つ出してあげたい。
(一同)ははははっ。
<続いて2品目 海の宝石 白甘鯛>
(中田)先ほどの脂です。→
使ってみたいと思います。
うわ~!
(やすえ)ほんまに脂や。
ラードとか牛脂のように

脂 出ますね。
(中田)そうです。→
皮目から いきま~す。これは初めて見た。
(中田)先ほど取った
白甘鯛のだしですね。→
こちらで
軽く蒸し煮にしていきます。
うわぁ。
(やすえ)うわうわっ。
< そして 春らしく…>
(一同)うわぁ!
周りにいくか。
ウロコですね。パリパリに揚げたウロコ。→
甘鯛の上に。
なるほど。
完成で~す。
これは すごい。(中田)白甘鯛のポワレですね。→
「春の香り」と。
(寛平)じゃあ いただきます。一人だけ先に。
(中田)ありがとうございます。
早い早い。
食べてへん 食べてへんやん。
(寛平)先 言うとこ思てな。
あら! さあ。
うん! このウロコがめっちゃめちゃ この…。
アクセントになった…。
アクセント アクセント。
何なん? これ。
めちゃくちゃうまい。
身が全然違う。

これ おいしいわ~。
(やすえ)ウロコのカリカリが
耳にも届くから おいしいですね。
この カリカリきくなぁ。
<最後は天然記念物 見島牛>
<果たして どんなローストビーフに
仕上がっているのか?>
(中田)ジャ~ン。
(中田)まず真ん中からズバッといきます。
縦に切るんですか。
うわぁ~!
(中田)レアなんですけどレアじゃないんです。→
しっかりと火が入ってます。2時間半 入れてますから→
歯切れが すごくいいです。
うわっ。
(中田)はい 完成で~す。
(やすえ)ローストビーフじゃないでしょ これは。
レアのステーキ
っていう感じがありますけども。
さあ!
(寛平)ああっ。
これ。→
正直言うて ローストビーフって→
あんまり
僕 好きじゃなか… ないねん。→
肉!
っていうのが伝わってくるから。
肉々しいのが駄目なんですか。うん。
これが もうそういうのも全くなく。
ええっ!?

こんな→
おいしい肉
初めてかなっていうね。
大体 赤身ってパサりますよね。
(やすえ)パサります。→
でも 脂 多すぎたら
私ら年齢的に無理じゃないですか。
50越えた我々はね。ねっ。 でも→
おいしさしかないですねほんとに。
中田シェフ ほんとに
ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
(拍手)
<最後は…>
まあ あの~ 今回はですねこうして残っていただいたのは→
寛平さんは 僕の命の恩人やと思ってるんですよ。
(やすえ)命の恩人?はい。
そんなことないよ。
いや そうですよ。
芸人としての
命の恩人なんですけども。
アゴネタをずっとやってて。何年か やったときに→
ふと 石田靖君と内場さんの背中を見たときに→
えっ?
ということは[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
僕は「くいぬき」といいまして→
借金取りで来てアゴネタやって帰っていくだけ。
<先輩の内場さんや
同期の石田靖さんは…>
< 一方 辻本さんは>

何してるんですか?いや ゴミが。
これは アゴですよ!
わざとですか?わざとちゃいますよ。
どうも すみません。アゴ 出さんでええねん!
<アゴネタで笑いは取るものの→
セリフの少ない端役>
< そこである決断をしたのでした>
そのときのプロデューサーに
「アゴネタやめます」って言うたんです。
そのときのプロデューサーが[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
「アゴ やめたら お前」[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
って言われて
「いや それでも やっぱり→
内場さんとか
石田君みたいに→
ツッコミで
芝居を回したい。→
そして主役をしたい。そう思うんです」。
「おお わかった。ほんまにええねんな」って。
ピタッと
仕事がなくなったんです。
< なんと…>
お兄さん覚えてます?お兄さんが→
広島横断ツアー
やってらっしゃったでしょ。
うん 覚えてる。
そのときに主役の方が→
ダブルブッキングなのかそれとも病欠なのか→
僕は聞かされてないんですけど。
「辻本 お前 空いてるやろ

スケジュール。→
助っ人で出てくれへんか」
って頼まれて。
「ああ わかりました」って言うたんが→
寛平兄さんとのほとんど初対面。
ああ 広島な。
それ終わったあと→
僕 あとから
聞いたんですよ。今田さんとかにも。
「寛平兄さんと会うて」[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
いろんな方から→
「ほめてくれてたぞ」
「ほめてくれてたぞ」「ツッコミおもろい」。
それは ほんとに寛平兄さんの
おかげなんで。
すごい
感謝でいっぱいです。
じゃ
寛平兄さんは なぜ→
辻本君を代役というか
辻本君を選んだんですか?
時々 テレビでは
見てたわけやんか。
うん。 ああ おもろいな
とは ずっと思ててん。
たまったま あの広島で→
「お前ちょっと やってみぃや」って言うて やって。
ちょうど息 合うたんかな
あのときに。
ああ そうですね。いけるやん! ってなって。

ほんで それから 一緒に回っとったんやけど→
何かあったら
「辻本 ちょっと入れたれや」って ずっと言うててん。
(やすえ)寛平兄さんって
いつも そうですよね。→
若い子を見て。
そうなんです。
(やすえ)「なんで出てないねん。
俺の芝居 出ぇへんか?」とか。
言葉をかけてやったら→
ちょっとでも自信ついてきよるやん。
そうなんですよね。(寛平)みんな タレントってな。
<仕事のなかった辻本さんの→
ツッコミとしての才能を
見いだしていた寛平さん>
<広島ツアーを
きっかけに コントツアーが始まり→
数々のネタが生まれることに>
はいはい。着メロかい!
< そして…>
< そんな…>
(やすえ)えへへへっ。
怖っ。
また なんか あかんとことかええとことか あったら→
どんどん言うてほしいなと。(寛平)わかりました。 はい。
あの~[外:002883AFFE16309EC95FCD715B1E0C6D]
(やすえ)えへへへっ ちょっと。
怖っ。 怖っ。
(やすえ)今の言葉は全部…。
「今じゃない」?

今じゃないんですか。
(やすえ)すてきな先輩よ。
皆さん 30周年の締めくくりとなる特番 いかがでしたか?
今年は 祇園花月で公演している→
茂造の夜芝居が10周年となります。
その名も「ひみつの茂造」。
吉本新喜劇の笑いと夜芝居の涙を初めて融合させた新作!
ゴールデンウイークは
茂造で笑って感動したら どうや!
2018/03/24(土) 12:54〜14:54
MBS毎日放送
よしもと新喜劇 辻本茂雄30周年記念SP[字]

前半はおなじみ新喜劇!「眠れない男」▼後半は、辻本茂雄座長の芸能生活30周年を記念して、茂造の初舞台の再演と30周年のお礼に茂造が究極の食材探しロケに!

詳細情報
番組内容
【新喜劇】「眠れない男」
夜勤明けで帰ってきた内場。睡眠不足でフラフラ状態…そこに田舎から祖父の茂造じいさんがやってくる。茂造がトラブルを起こし眠れない!さらに婚約者の両親が来て大混乱!果たして内場の運命は!?

番組内容2
【30周年★茂造が究極の食材探しロケに】
新喜劇メンバーの中でも食通で知られる辻本茂雄。芸能生活を30年続けられたのも「新喜劇のおかげ」と感謝をこめて座員へ極上グルメを振る舞おうと、茂造が全国各地の究極グルメ探しへ。日本で唯一食べられる天然記念物!?日本で初めて作ったフランス料理の高級食材、そして「海の宝石」とも呼ばれる幻魚、超希少な普段口にすることが出来ないものばかり。涙と笑いで30年を振り返る!
出演者
【新喜劇】内場勝則/辻本茂雄/前田真希/島田一の介/若井みどり/アキ/島田珠代/山田花子/伊賀健二/吉田裕/森田展義/レイチェル/鮫島幸恵/大島和久/松浦景子/小林ゆう/玉置洋行/奥重敦史/もじゃ吉田
出演者2
【ロケ出演】
辻本茂雄
未知やすえ
アキ
西川忠志
ほか

公式HP
【公式HP】
http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/
【番組HP】
http://www.mbs.jp/shinkigeki/
【twitter】
@shinkigeki1
https://twitter.com/shinkigeki1

おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。


ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – 旅バラエティ
福祉 – 文字(字幕)

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