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2018/04/15(日) 09:55〜10:25 所さんの目がテン!江戸の長屋暮らし体験[字]

♪♪~

後藤) <日本の さまざまな時代の生活を 実際に体験して→
そこに隠された科学を
見つけ出す>
<第6弾となる今回は→
再び 江戸時代へ>
<江戸っ子
町人の暮らしにスポットを当てます>
<当時
世界最大の都市江戸に住む町人の→
7割以上が住んでいた…>
<落語や時代劇ではおなじみですが→
そこには
今こそ知りたい暮らしの知恵が>
<そこで…>
<物を持たない…>
<みんなで豊かに暮らす
江戸っ子の暮らしには→
さまざまな科学的な工夫が>
<今回の『目がテン!』は…>
<…を科学します>
今日は江戸なんですけどもあなた何ですか? この格好は。
お気付きいただいて
ありがとうございます。
実はですね
新年度ということで→
おニューの衣装を
用意してもらいました。
いいじゃない

似合うわよ あなた。ホントですか?
ガールスカウトみたいな…
いいんじゃないでしょうかね。
ということで
この衣装とは全く関係のない→
江戸の長屋生活を探って行きます
。急に戻すね 急に戻すね!
ぐぐっと
。流れるように戻らないね。
いわゆる
武家や農家などではない一般人の町人というのは→
江戸の町に
およそ60万人住んでいたといわれるんですが→
そのうちの40万人以上が→
今回 体験する長屋に住んでいたといわれているんです。
60万人のうちの
40万人が長屋なの?
そうなんです
。長屋だねぇ!
長屋なんです
。そんなに長屋にいたの?
そこで今回は
私 酒井も都丸さんと一緒に→
長屋暮らしを体験して来ました

<江戸の長屋の生活とは
どんなものだったのか?>
<訪れたのは…>
<待っていてくれたのは…>
どうも

よろしくお願いします。(都丸) よろしくお願いします。

大石先生) そういうライフスタイルを見いだした人達でした。
ほぉ~

<そこで
まずは…>

都丸:酒井)着替えま~す! せ~の…。
<当時の町人の身なりは
オシャレよりも…>
<髪は
手間がかからない丸髷でまとめ→
袖が邪魔にならないよう
襷掛け>
<汚れやすい部分には
前掛けや→
襟には
黒い布も着けていました>
<都丸さんは…>
<さらにリアリティーを出すため…>
はいはい…

<その上
子供を2人加えて…>
<今回は…>
<では いよいよ長屋へ>
お~
。(都丸) お~。
先生

これが江戸の…。

大石先生) 表通りですね。表通り。
<江戸の表通りには
表店と呼ばれる商店が→
軒を連ねていました>
ちなみに…。
皆さんの
お宅は…。
はぁ~

<長屋は
正確には「裏長屋」といい→
表店の裏に建てられていました>
<そこで 路地を入ってみると…>
これ
何か… 都丸さん。あっ!
<ここが
長屋の入り口…>
<長屋に誰が住んでいるのか
分かるように…>
<木戸を抜けて
細い路地を進んで行くと…>

子供) お~!
頑張って


都丸) あ~。
<これが

町人が住んでいた一般的な長屋…>
<1つの長い平屋を→
九尺二間 6畳ずつ壁で区切ってあります>
<家族4人が暮らすのは
普通だったようで…>
<実は…>
<しかし…>
<そのため
棟割長屋のような→
狭い家に密集して住む
スタイルになったんです>
<…という
激安物件ではありましたが→
こんなことも>
(男性)≪すぐ行くと言ってるだろ≫

女性) ≪昨日も そうやって家にいたじゃない≫
<壁が薄いので
お隣さんの声が筒抜け>
<のぞいてみると…>
(男性)じゃあ お前が仕事してみぃ!
<お隣さんは…>
<…の真っ最中でした>
今から見ると
大丈夫かなって心配なところ あるけども…。
変な人がいるんじゃないか?
これだけ人がいれば。
<でも
この長屋を見て 1つ…>
<江戸時代は

立派な武家屋敷や大名屋敷もあり…>
<なぜ長屋だけ
壁が薄く→
簡単な造り
だったんでしょうか?>
まず…

<江戸では
火事は日常茶飯事>
<町人は…>
<さらに 水が不足していた江戸の消火方法は→
建物を壊して
火事が広がるのを防ぐ…>
<火事を防ぐ上で
長屋は壊しやすくしておくほうが→
よかったんです>
燃える前提なんですね。
え~!
<江戸時代の長屋はあえて壊しやすく造ることで→
江戸の町全体を火事から
守るという意味があったんです>
壊しやすくするため?
そういうことだったみたいです。
だから
自分家を守るじゃなくて町全体を守るってこと?
そうですね
。へぇ~。
江戸時代
260年の間で大火の発生が→
約90件あったといわれています


だから
3年に1度は江戸の町全体が…。
すごい燃えたんだ
。はい 焦土と化すようなですね→
大火事に見舞われていた
ということなんですね。

壊しやすくしようと。はい。
だから町人の多くは
必要最低限の持ち物しか持たずに→
必要なものは
損料屋というレンタルショップがありまして→
そこで必要な時は
一時的に借りていたということなんです。
合理的ったら合理的だよね

借りてたわけだ
。そうなんです。
あと
よくですね 「江戸っ子は宵越しの金は持たねえ」→
…みたいなことを
言うじゃないですか。
あれも
実は火事で燃えてしまうぐらいなら→
もう今晩
使ってしまおうと。
当時の職人の日給がですね
8000円程度なので→
2日働けば

家賃を払っても→
お釣りが来ると
。あらま!
物を持たないだけのことなんだね
。そういうことなんですね。
はぁ~

<長屋の奥を見てみると 何やら
広いスペースがありました>
<ここは…>
<そこに あったのは…>
お~!
<くみ取り式の…>
江戸時代 排泄物を下肥っていう
ふうに呼んでたんですが…。
はい。
<下肥は優れた畑の肥料になるため→
専門業者が長屋まで来て
高値で買い取っていました>
<買い取り金額は
7人住まいの長屋で…>
なるほど なるほど。
へぇ~。
<そして
トイレの隣にあるのは…>
<「井戸端会議」といいますが→
自然と住人が集まる井戸端は…>
<ここで…>
<洗濯用の洗剤がない江戸時代>
<そこで用意したのは

江戸時代の…>
<都丸さんには この中から…>
何だ? これ。
<どうしても分からない時は…>
<それでは チャレンジ…>
(都丸) お水と…。
<まず いつものように匂いを嗅いで→
全てのものを確かめる
都丸さん>
塩だ!
<その中から 当時の洗剤として選んだものは…>
<抗菌作用のある お茶と
かまどの灰を混ぜて→
洗剤にしたと考えたようです>
<しかし…>
あっ…。
ちょっと もう これは…。
<もう挽回できそうもないので
ここで…>
<先生が
正解を教えてくれました>
<都丸さん お茶と混ぜなければ
正解だったんです>
<洗い方は簡単>
<あとは 灰の…>
<専門家に聞いてみると…>
(黒岩先生) 灰を水に加えますと→
水がアルカリ性になる
ということが分かっています。
こういったものには 油分

あるいは たんぱく質などが→
付着しているわけですけれども→
アルカリ性の水で洗浄することでこれらを浮かし取ったり→
あるいは分解しやすくなる
という効果が期待できます。
<実際に pH試験紙を
灰の水溶液につけてみると…>
<アルカリ性を示す青色に
確かに変化しました>
<そこで…>
<…を用意>
<実際に…>
<もみ洗いすること わずか…>
<最後に…>
ジャ~ン。おっ!
<汚れていた場所が
分からなくなるぐらい→
しっかり汚れが
落ちていたんです>
<江戸の町人は かまどの灰を
洗濯に再利用して→
無駄なく
汚れを落としていたんです>
賢いじゃないですか!
ねぇ? 燃えちゃったその後のものだからね。
暖を取ったり その後のもので
洗濯をしてた。
賢いな~!
そうなんです。
そういう生活から出たもので

やっているので→
わざわざ買う必要もなくてですね
ゴミも出ないという。
所さん この
かまどの灰なんですけれども→
売ることもできたんです。
あっ そうなんだ?
灰買いという業者がいまして
灰を集めて→
さらに それが農家に売られて
この灰も肥料として…。
あぁ そりゃそうだ
灰 まいたりするもんね。
私も まいたりしますもん。
本当ですか?
うちは 暖炉で使った灰とかは
全部 私が畑にまきます。
あ~ まさに。
いまだに江戸時代じゃん うち。
さらにですね
他に紙くずなども売れましたし→
今では考えられないものが
売り買いされていたそうなんです。
実際に使うからだよね?
そういうことですね。
そうだね うん。
続いて都丸さんがチャレンジしたのは→
長屋の住人達が入っていた
お風呂なんです。
長屋には お風呂がないので

町人達は銭湯に行っていたと…。
どんな銭湯だったんだろう?
当時ね。
それがですね 今の銭湯と
ちょっと違っていたようなんです。
<訪れたのは…>
<こちらの旅館に 江戸時代の銭湯が再現されていて→
体験させていただくことに>
<すると…>
<そう…>
<「ざくろ口」と呼ばれる背の低い入り口から浴室に入り→
焼け石に水をかけて発生させた
蒸気を浴びる→
蒸し風呂だったんです>
<都丸さんも 再現された江戸の蒸し風呂を体験>
(都丸) 低いな やっぱり。
お~! うわっ!
<けれど 見てみると
浴室の温度は…>
<しばらく入っていると…>
<5分間 入浴しただけで汗が噴き出しています>
<そこで…>
<入浴後に…>
<入浴前が こちら>
<それに比べ入浴後は かなり体が温まっているのが分かります>
<さらに そのまま
15分が経過しても→
体の表面温度は
あまり下がりません>
<蒸気浴は湿度が高く

汗が蒸発しにくいため→
効果的に体を温められるのです>
<水や薪が貴重な江戸では→
蒸し風呂にすることで…>
<長屋では すでに…>
<をする時間に>
<その時…>
あれ?
<やって来たのは 野菜の…>
これは…?
<江戸時代の長屋にはありとあらゆるものを移動販売>
<デリバリーしてくれる
振売商人がいたため→
長屋のおかみさんは
町に買い物に行く必要が→
ほとんど なかったそうなんです>
<振売商人から買った食材で作る一般的な夕食が→
こちらの お膳>
<当時は 一汁一菜が基本なので→
おみそ汁と
野菜中心の総菜だけで→
主食の白米を食べていました>
(一同) いただきます。
<江戸の長屋の 夕食の感想は?>
(都丸) 冷たい?
お米 硬いね。
<昼と夜は 冷や飯でした>
<また おかずが少ないため
町人達は…>
(スタジオ:所) そんな?

<この食事で 栄養は足りているんでしょうか?>
<専門家によると…>
(露久保先生) 献立として…。
…っていうのが考えられますね。
<事実 江戸では白米中心の食生活のせいで→
足がしびれ
最悪の場合 心不全を起こす→
脚気が蔓延しました>
<しかし 江戸中期以降…>
<…とも考えられています>
<夕食も そろそろおしまい>
おいしかったかい?
<都丸さんがたくあんに手を付けると…>
<実は…>
<…のが 長屋の作法>
<水を大事にする江戸時代>
<食器を毎回 水では洗わず→
食べながらキレイにして…>
<江戸の長屋の夜も更けて…>
<当時の寝具は…>
<どてらを長くしたような掻巻という掛け布団>
<長屋は狭いので 布団は
4人で2組しか敷けません>
<今まで
数々の過酷な眠り方に挑戦し→
眠ることができなかった
都丸さん>
<果たして…>
<すると…>
<子供達と僕も

すっかり眠ってしまいました>
<その時…>
(ブザー)
<今回 眠れなかったのは
都丸さんだけでした>
何で あのギブアップボタンを
都丸の前 置いちゃうんだよ?
所さ~ん。
出た おかみさん。
(都丸) はい。
「はい」じゃないよ。
早いよ! あれ何でダメだったの?
寝返りが打てないんですよ。うるさいわ。
我慢しなさいよ!
目の前にすごいの出て来たけど…。
こちらがですね…。
ちなみにですね 所さん→
こちらが 今のサイズの…。
これは大きいよね。当時は 職人さん達が→
お昼ごはんとして
食べていましたので→
大きくして
腹持ちを良くしようと→
おにぎりのような感覚で
食べていたんでしょうね。
こっちの天ぷらは どうでしょう?あれ? 何これ。
今とは違ってですね…。ずいぶん食べやすい…。
そうなんです。
あら うまい。おっ。
食べやすいし。

はい そうなんです。
天ぷらはですね
当時はファストフードでして→
お箸を使わないで
サッと食べようっていう。
じゃあ 何かい?
これを こう持ちの。
これを しょうゆ 付けの
ちょっと。
で これを… こう行くの。
食べぇの。
これが こういうふうに…。
あ~ いいですね~!
これが江戸時代。
江戸の町人ですね。
次回 何時代 行きたい?
(都丸) まだ考え中なんですけど→
昭和のバブルとか?
近い。
ついこの間です。
それ みんな知ってるし 昭和。
次回も頑張ってください
ありがとうございました。
さぁ 次回は何ですか?
はい 次回は かがくの里です。
2018年のビッグプロジェクト 里山整備。
間伐作業で出た木の有効利用法を調査。
そこで
木材のスペシャリストが初登場。
えっ

里の木でギターが作れちゃう?
あそこの かがくの里で
ギターを作んの?
ちょっと楽しみですね はい
ごきげんよう。
2018/04/15(日) 09:55〜10:25
読売テレビ1
所さんの目がテン!江戸の長屋暮らし体験[字]

都丸紗也華が江戸時代「長屋暮らし」を体験▽隣人の声が筒抜け!?長屋の意外な建築構造▽ガンコ汚れも落とす江戸の“(秘)洗剤テク”▽カラダぽかぽか江戸の蒸し風呂

詳細情報
出演者
【MC】
所ジョージ
【実験プレゼンター】
酒井善史
後藤晴菜(日本テレビアナウンサー)
【歴史体験プレゼンター】
都丸紗也華
番組内容
目がテン人気シリーズ「歴史研究会」▽むかしの人々の生活をすることで、先人の知恵と技術を学ぶ▽第6弾は「江戸時代、長屋の暮らし」▽現代っ子・都丸紗也華が長屋のおかみさんに変身し、当時の暮らしを体験!▽長屋はどんな家だった?実際に生活して分かった“建築構造”とは?▽身近な“アレ”が洗濯洗剤に大活躍▽都丸は長屋でぐっすり眠れるのか?
音楽
【新エンディングテーマ】
「未来」所ジョージ
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/megaten
おしらせ
※日本テレビ、2018年4月1日放送分です。


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
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