(吉之助)殿!
兵を挙げてたもんせ。
向かうは 江戸ではなく→
京。
(斉彬)井伊の独裁に不満を抱く者は多い。
その者たちの思いを集め
幕府に迫れば…!戦にならず→
こん国の政を改められもす!
支度ができ次第わしも すぐに後を追う。
京で会おう!
はっ!
<京に着いた吉之助は
斉彬を迎えるための準備を→
着々と進めていました>
(俊斎)いざ!(一同)いざ!
あ~っ。
おはんら!おはんらの よか働きのおかげで→
兵を受け入れる準備が整った。
ほんのこておやっとさあじゃった。
お殿様が
3,000の兵と上京したちなれば→
幕府も捨ててはおけん。
そうじゃ。今夜は前祝いじゃ!
(一同)おお!
今夜は たらふく飲んでくいやい。
酒を どんどん
持ってきてくいやい。(お虎)へえ。
≪失礼します。
お客様がお見えです。はい。
月照様!
(月照)近衛様宛てに 急ぎの書状が[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩から参りまして…。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩から?
嘘じゃ…。
嘘じゃ…!
(俊斎)吉之助さぁ?
お殿様が!? まさか…!
(斉彬)撃て~!(砲撃音)
(月照)練兵の折
突然の高熱で お倒れになり…。
(山田)殿~!
(月照)そのまま…。
西郷が待っておる。
西郷…。
♪♪~
今から… お前は わしになれ。
はっ。
あ… ああっ…!
(叫び声)
<命より大切な主君が→
もう この世にいない事を知った
吉之助でした>
医師たちの見立てによれば 連日
まともに お休みにもならず→
炎天下で兵たちの指揮を
執られちょったとが→
お体に障ったとじゃなかか。
(近衛)毒やな…。
(左内)以前
お倒れになった時の事を思えば→
再び毒が盛られたのかも
しれません。
そいが ほんのこっじゃったら
すぐ[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻って→
だいの仕業か
突き止めんにゃないもはん!
お殿様の弔い合戦じゃ!
のう 吉之助さぁ!
そげんこつ どげんでんよか。
まだ御公儀に負けた訳じゃなか。
(左内)吉之助殿?
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩んほかにも同志はおる。
こげんなったら
水戸に兵を出してもらいもす。
水戸にですか?
殿のお呼びかけに立ち上がった同志の諸藩を→
まとめ上げるこっがでくっとは
もはや→
水戸の御隠居様しか
おられもはん。
しかし
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩が動けぬと分かった今→
御隠居様とて
二の足を踏まれるやもしれませぬ。
近衛様 改めて
天子様の詔を賜りとう存じもす。
天子様の?
水戸様に兵を出せいう詔ですな。
どげな手を使うてもよか。
今しかなか! 殿の訃報を聞いて→
相手方が喜び 油断しちょっ
今こそ 好機ではございもはんか。
よろしおす。 できる限りの事を
やらせてもらいます。
あいがとございもす。
御一同 まだ終わっちょいもはん。
御助力お頼み致しもす。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
<近衛と月照の働きかけに
朝廷は…>
まだ 内々に聞いた事やけどな
天子様が 近々→
ひそかに水戸へ
詔を下されるそうや!
(笑い声)
吉之助殿 これで再び御公儀に立ち向かう事ができます。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守様の悲願
果たす事ができます。
近衛様と月照様には お礼の
申し上げようもございもはん。
こんとおりでございもす!
いやいや。
あんな怒ってはる天子さん
わしも初めてや。
御公儀の勝手が よっぽど
腹に据えかねてはるのやろなぁ。
大老さんも これでおしまいや。
(笑い声)
では 私は早速 この事を京にいる
諸藩の同志たちに伝え走ります。
おいは 急ぎ江戸に行きもす。
水戸の御隠居様に すぐにでも兵を出してもらえるよう→
お願いしてまいりもす。
お二方とも→
くれぐれも お気を付けなされ。
恐らく これが→
最後の命綱です。
(2人)はっ!
♪♪~
<一方 江戸では→
一橋慶喜が江戸城へと出向き…>
(井伊)これはこれは 一橋様。
お待たせを致し
ご無礼つかまつりました。
まさか このように
前触れもなく御登城とは→
思いも寄りませぬもので。
恐れ入り奉ります。
(慶喜)何の約定もせずに参った事
まずは容赦願おう。
先に こちらの願いを
申し入れたとて→
どうせ聞き入れてはくれぬと
思ったものゆえ→
こうして不意に参ったのじゃ。
それはまた心外なお言葉。
当節 江戸城中は多忙を極め
まさに戦場の如くにござります。
多忙とは思うが あれは
いかがなものかの 掃部頭。
「あれ」と申されますと?
天子様のお許しも賜らぬままメリケンとの条約を結ぶなど→
いささか勇み足ではなかったか?
それは… 恐れ入り奉ります。
急ぎ京に上り 天子様に
申し開き致すが肝要と思うが。
恐れ入り奉ります。
次の公方様は まだお若い。よこしまな私心は持たず…。
恐れ入り奉ります。
おい!
(慶喜)これ以上の勝手
まかり通ると思うなよ。
いつ何時も こうして俺が
にらみを利かしてる事を→
忘れるな!
恐れ入り奉ります。
<そのころ 吉之助は
天子様の詔について→
水戸の斉昭に知らせるために
江戸へと急いでいました>
うっ…。
(荒い息遣い)
うう…。
♪♪~
回想
わしの手となり足となる事それが お前のお庭方の役目じゃ。
命に代えて お引き受け致しもす!
今から… お前は わしになれ。
♪♪~
<ところが斉昭は詔の件を伝えられる前に→
お城に乗り込み…>
(斉昭)遅いっ!
え~い
井伊は何をしておるのじゃ!
(慶永)遅うございますな。
(斉昭)あ~っ!
(腹が鳴る音)
あっ…。
これはこれは
お待たせを致しました。
何分 このような折
多忙を極めておりますゆえ…。
御隠居様 大事ござりませぬか?
ご無理をなさいますと→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守殿の後を追うような事にも
なりかねませぬぞ。
掃部頭! 我らが朝早くから
登城しておる事は聞いておるはず。
それを待たせるだけ待たせ
食事の一つも用意させぬとは→
いかなる所存か!?
それは まことにございますか?まことじゃ。
いやいや お二方であれば
当然 抜かりなく→
お弁当は
ご用意なさるであろうと→
いささかも
疑っておりませんでしたゆえ。
おのれ… 井伊!
無礼千万であろう!
はは… これはこれは
恐れ入り奉ります。
井伊 此度の
メリケンとの条約の事じゃが…。
恐れ入り奉ります。
(斉昭)井伊!恐れ入り奉ります。
<吉之助が江戸に着いたのは→
それからしばらくあとの事でした。→
すぐに斉昭のもとに
向かいましたが→
あろう事か
門前払いされてしまったのです>
(慶喜)よし。
ほら。
じゃあ 次は誰だ?
何を描いてほしい?
異国船に この国が
ぶっ潰されるところでも→
描いてみようか。
やだ 縁起でもない。
次は 私を描いて。
ヒー様 次は わっちよ。
まあ 待て。
もう一杯 飲んでからじゃ。え~。
(ふき)
ヒー様 何があったんですか?
こうして およしの顔を見るのも
最後かもしれない。
最後って?
なあ およし。
俺と一緒に逃げてくれと言ったら
どうする?
本気ですか?
ヒー様!(ふき)西郷様!
お願いがございもす。
もう俺には用はないはずだ。頼みもす!
そんな思い詰めた顔して
今度は何の用だ?
♪♪~
水戸に門前払いか。
こんとおりでございもす。
どうか お力を貸してたもんせ!
西郷。
諦めろ。俺が行ったところで 同じだ。
一橋様!
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守が身まかった今お前の言うように→
もう水戸を動かすくらいしか
手はない。
だがな… 今の水戸は
それどころじゃねえんだよ。
たとえ 天子様の詔が
下ったところで兵など出せぬ。
ないごてでございもすか?
親父が ちっ居させられたのさ。
え…。
親父は 大老の勝手を諫めようと城に押しかけたんだ。
御隠居様が…。
近いうち 俺にも沙汰が下る。
まさか 一橋様も御大老様の所に?
我ながら似合わない事をした。
だがな これで諦めがついた。
俺がやれる事は あれくらいだ。
おいは…。
おいは まだ諦めもはん!
水戸が動かんとなら
一橋様が立ってたもんせ!
一橋様なら
こん国を強くできるっち→
亡きお殿様も言うちょられもした。
そうじゃ!
いま一度… のう いま一度だけ!
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守は もうおらんのだ。
口惜しいが あの男は大きかった。
西郷!
お前とも
二度と会う事はないだろう。
♪♪~
あ… ああっ…。
♪♪~
ヒー様!
さっ 行きましょう。
えっ?私たち 一緒に逃げるんでしょ?
本気か?
前から何か訳がある人だと思ってた。
とうとう 逃げ出さなきゃ
ならない事になったのね。
わっちが ついていってあげる。
さっ 行きましょ。
おいおい ちょっと待ってくれ。
俺は地獄行きだぜ。
地獄だって どこだって
道連れにして。
どうせ ヒー様も
独りぼっちなんでしょ。
およし…。
俺が まだ生きてたらきっと迎えに来る。
それまで待っててくれるか。
待ってる。ここで ヒー様を待ってる。
うん。
♪♪~
<この後 慶喜は井伊大老から
隠居 謹慎を申し渡され→
3年もの間
邸内に ちっ居させられたのです>
<ひそかに進められていた詔の件を
察知した井伊大老は…>
公儀に向けて兵を挙げよとは…!
なんとも恐ろしい詔を下されたものじゃ。
(長野)かような詔の写しが
水戸 尾張をはじめとする→
諸藩に回っているそうに
ございます。
それこそ まさに謀反の証し。
放っておく手はないかと存じまするが。
かというて 天子様を捕縛し奉る
訳にもまいらぬからのう。
主膳 いかが致せばよいであろう?
お人が悪い。お分かりではありませんか。
ふらちにも 天子様を
たぶらかしまいらせた者たちを→
召し捕るべきではありませんか。
うん それしかないか。
♪♪~
また忙しくなるのう。
<一方 再び京へと引き返した
吉之助は…>
全て 大老さんに
先手を打たれてたという事ですか。
これで…→
我らの最後の望みも…絶たれました。
ああ…。
(小声で)申し訳ございもはん。
≪(お虎)西郷はん お客様どすえ。
月照様。
すんません 夜遅うに。
どうしても西郷さんとお話をしとうなりましてな。
泣きはらへんのやな 西郷さん。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守様が身まかられてから→
涙一つ こぼされませんなぁ。
西郷さんあんたさん [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩へ帰って→
死ぬおつもりでっしゃろ。
やっぱり…。
おいは…
殿のおらん こん世におっても→
意味のなか人間でごわす。
あんたさんよう肥えといやすから→
腹を切ったら
血ぃも ぎょうさん出て→
はらわたも さぞかし立派なもんが
出てくるやろ。
ほやけど それだけの事です。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守様のご遺志はどなたが継ぐのですか?
よろしおすか。
あんたさんの頭の中には→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守様のご遺志が
いっぱい詰まってる。
今 死んでしもたら
そのお考えも消えてしまうのです。
生きるんや。
生きて あんたさんが[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守様になりなされ!
<そのころ 詔を口実に→
井伊大老が動き出していました。→
幕府に
刃向かおうとした者たちへの→
取締りが始まったのです。
これが 世に言う…>
<そして 幕府の追及の手は→
月照のもとにも伸びていたのです>
いかん! いかん いかん!
月照さんを行かしたらあきませんのや。
そこ のいておくれやす。
どきもはん。月照さんは→
御公儀に名乗り出はる
おつもりじゃ!なりません。
多くの同志たちが捕まり
御公儀に命を奪われております。
今度の大老さんを
甘う見たら あきません!
私は 天子様や
お公家衆の皆さんを→
たぶらかした者やと思われてます。
そんな私をかくもうた事が分かったら→
今度は大恩ある近衛様にまで
その累が及ぶかもしれません。
うちの家は 五摂家筆頭や!
そないな事させますかいな!
今度の大老さんを
甘う見たら あきません。
そうですのやろ?
(近衛の泣き声)
あんたという人は…。
ゆっくり 別れの歌でも詠み合いとうございましたけど…。
(近衛)いかん!
月照さん 行ったらいかんなぁ…。
(月照)ありがとう存じます。
行かせもはん。
御公儀に そん命を預けっとなら→
いっそ おいに預けてたもんせ。
おいと共に
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に行って下さいもんせ。
(近衛)そうや [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩や!
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩やったら 御公儀もやすやすと手ぇは出されへん。
もし まことに いま一度→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩が兵を起こす事ができるならば その時は→
再び 月照様のお力を借りねば
なりませぬ!
とはいうても
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩までの遠い旅路→
追っ手から
うまく逃げきれるかどうか。
おいが命を賭して→
お守り致しもす。
分かりました。
この命 預けまひょ。
う~ん… せっかく
山伏のこしらえを用意したどん→
月照様が身にまとうと
どうも違いもすなぁ…。
こないに品のいい山伏なんて
いてしまへんて。
どげんしたら
山伏に見えっとじゃろうか。
(お虎)それには…。
こう 肩を張って→
がに股で こう!→
月照はん。
(3人のため息)
こうですか?こう。
待ってたもんせ。
こいでは かえって目立ちもす。
下手な変装はやめもんそ。
もう いっそ→
ふだんのなりが自然で
いいんじゃないでしょうか。
道中は 大丈夫ですやろか?
安心してくいやんせ。吉之助さぁと おいが→
命に代えてでん
月照様をお守り致しもす。
その[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩言葉も
気ぃ付けな あきまへん!
そんとおりじゃ! おおきに…
おおきにな お虎どん。
お虎はん!
お虎はん!
吉之助殿 大坂へ下る
舟の手配はしてあります。
あいがとさげもす。
これをお持ち下さい。
僕が調合した薬です。
こいは ありがたかぁ。
左内どんには
ほんのこて お世話にないもした!
いえ 自分のために
やっているのです。
自分の?
僕は医者ですが→
この病んだ日本国の医者に
なりたいと思って生きてきた。
日本国の医者でごわすか?
医者は目の前の一人しか救えない。しかし 僕は→
もっと はるかに多くの人を
救いたかった。
そのためには この国の仕組みを
是が非でも変えねばならん。
吉之助殿。
僕は まだ何一つとして諦めてはいません。
左内どん…。
では 舟の方を確かめてきます。後ほど。
♪♪~
(俊斎)お待たせしました。間もなく出発致します。
いろいろ あいがとさげもした。
道中の御無事をお祈り致しております。
左内どんも くれぐれも
気を付けてくいやんせ。
吉之助殿。
江戸でお待ちしております。
必ずや江戸で。
ほいなら。
♪♪~
<こうして吉之助たちは京を抜け出し→
一路 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩へと向かいました>
待たれよ!
橋本左内殿ですな。
お侍様 何言うてはるんですか?お人違いでございますわ。
貴殿が ここより
逃がした者たちの事について→
聞きたい事がある。
御同道 願いたい。
ん!
出会え 出会え!
はっ!
取り押さえよ!
(左内のうなり声)
逃がすな!
(うなり声)
(叫び声)
<橋本左内が捕まり→
幕府の狙いは吉之助と月照に定められました>
ああ…。
もうすぐ宿場に着きもす。そこまで耐えてたもんせ。
吉之助さぁ! 吉之助さぁ
大変なこつが起こいもした!
どげんした!?
宿場に こげなもんが。
そいに どこも捕り方で
いっぱいじゃ!
吉之助さぁ
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は まだまだ遠かとに→
たどりつけもんそか!?
とにかく今夜の寝る場所を探しもんそ。
分かいもした。 ひとまず
ここで待っちょってくいやい。
♪♪~
回想 おいは 殿のおらんこん世におっても→
意味のなか人間でごわす。
♪♪~
殿…。
回想 あんたさんが[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守様になりなされ!
殿…。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩守は もうおらんのだ。
ないごて
おいを置いていかれもした…。
おいは…
殿のもとに参りとうございもす。
♪♪~
何をしておる。
殿…。
お前は 一体 何を学んできたんだ。
答えよ 西郷。
殿…。
西郷!
(涙声で)殿…!
殿… 殿! 殿!
殿~!
殿…!
殿… 殿!?
殿 待ってたもんせ!
殿 行かんでたもんせ!
殿…!
(泣き声)
♪♪~
分かいもした。
殿 おいは…。
おいは生きて殿の思いを果たそうち思いもす。
生きて…。
生きて…!
あいがとございもした!
<今宵は ここらでよかろかい>
月照様を斬るち?
(正助)西郷と月照様をお救い頂けもはんか。
(斉興)思い上がるな! 幕府に
刃向かうなど言語道断である!
(笑い声)
まっこて あいがとなぁ。
吉之助さぁ 死んじゃならんど!
吉之助さぁ!
琵琶湖の北東部に広がる
この地は→
彦根藩35万石の城下町として
栄えました。
国宝 彦根城。
城主は 築城以来 譜代大名の井伊家がつとめていました。
十一代藩主 井伊直中の
十四男として生まれた直弼は→
自分が家督を継ぐ事は難しいと
考えていました。
出世を諦め 自ら埋木舎と名付けた
屋敷で→
学問や芸の修練にいそしみました。
茶の湯の流派を立ち上げた直弼はその集大成として→
「茶湯一会集」を書き上げました。
本文冒頭の「一期一会」という言葉は→
直弼によって広められたと
いわれています。
36歳の時 兄の急死により
思いがけず藩主になると→
やがて幕府の大老に就任します。
政治秩序を重んじる直弼は国難を乗り切るため→
やがて大きな決断を
強いられていく事になるのです。
2018/04/29(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・大阪
西郷どん(16)「斉彬の遺言」[解][字][デ]
斉彬(渡辺謙)が突然、病で世を去る。そのことを京で知った吉之助(鈴木亮平)は悲しみを押し殺し、月照(尾上菊之助)とともに、なんとか斉彬の志を引き継ごうとする。
詳細情報
番組内容
斉彬(渡辺謙)が突然、病で世を去る。そのことを京で知った吉之助(鈴木亮平)は悲しみを押し殺し、月照(尾上菊之助)とともに、なんとか斉彬の志を引き継ごうとする。吉之助は近衛家を通じ朝廷に働きかけ水戸藩を動かそうとするが、その動きを知った井伊直弼(佐野史郎)は、幕府に刃向かう者たちを一気に粛清しようと、吉之助や月照、そして橋本左内(風間俊介)に追っ手を放つ。世に言う安政の大獄の始まりである。
出演者
【出演】鈴木亮平,風間俊介,高橋光臣,神保悟志,松田翔太,高梨臨,近藤春菜,津田寛治,国広富之,佐野史郎,尾上菊之助,伊武雅刀,渡辺謙,【語り】西田敏行
原作・脚本
【原作】林真理子,【脚本】中園ミホ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇