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2018/05/06(日) 20:00〜20:45 西郷どん(17)「西郷入水」[解][字][デ]

(吉之助)御公儀にそん命を預けっとなら→
いっそ おいに預けてたもんせ。
おいと共に[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に行って下さいもんせ。
<大老 井伊直弼は
幕府に盾ついた者たちを→
次々と弾圧していきました>
はなせ!
<そして ついに その矛先は→
吉之助たちに向けられたのです>
月照様 下ろしもす。
熊本まで来もしたで[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は もうすぐでございもす。
(俊斎)じゃっ。 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩にさえ
帰れりゃ 助かったも同然。
(月照)ほんに すまんこってす。
お二人に大変な苦労をおかけして。いいえ!
(せきこみ)
月照様 こいを…。
じゃっどん [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の厳しか関所を
どげんして抜けるかじゃ。
京の寺から[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の寺に遣わされた
お遣い僧として→
恭しく奉っとじゃ。
そいなら月照様の京言葉も→
筋が通るじゃろ。
ああ そうか。
ほな 関手形は任しておくれやす。
うまい事 書きまひょ。
は~っ お坊様のくせに
悪かお人じゃ!
(いななき)


≪(ざわめき)
申し訳ございもはん
先を急ぎもす。
はよ はよ! こっちじゃ。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
(雨音)
だいか! だいか おらんか!?
吉二郎!
(吉二郎)俊斎さぁ? 兄さぁ!ないがあったとでごわすか!?
吉二郎 こちらのお上人様に
何でもよかで 着替えを頼む!
(鷹 吉二郎)はい。
(熊吉)若さぁ そげななりで→
どげんなさったとでございもすか。
こちらのお坊様は?
話は後じゃ。 布団を敷いて
湯を沸かしてくいやい。
お上人様を休ませる。
はい。 布団 布団…。
(きみ)やっと帰ってきおったか
吉兵衛!
吉兵衛 おはん どこまで
相撲を取りに行っちょったとじゃ。
待ちくたびれたど!
ばあ様 またな!?
吉之助兄さぁじゃ!


えっ 吉兵衛… 吉兵衛!
ばあ様。
吉兵衛 会いたかった。
ばあ様! 兄さぁじゃて!
会いたかった吉兵衛!ばあ様…。会いたかった!
(吉二郎)兄さぁじゃ。
ばあ様は急に弱っておいたちのこつも→
よう分かっちょらんとでごわす。
父上と母上が亡くなったち→
何度話して聞かせても…。
そげんじゃったか。
年じゃっでな…。
(鷹)兄さぁ。
あんお坊様は
どなたでございもすか?鷹。
よか。
月照様ちゅう 亡き殿と縁の深か京のお坊様じゃ。
お守りすっために
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩にお連れした。
お守りすっち?
詳しくは話せんが→
月照様には しばらく
こん家に身を隠して頂く。
命に代えても
お守りせんといかん。
分かいもした。
だいが訪ねてきても→
こん熊吉が追い返してやいもんそ。
おお 頼んど!(熊吉)うん チェスト~!
<そのころ この方たちも→

江戸から[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻っていました>
(由羅)お久しぶりね。
(久光)はっ。父上も母上も ご機嫌麗しく。
(斉興)うん。
茂久 しばらく見んうちに→
まっこて ふとか男になったのう。
はっ あいがとございもす。
お父上 此度 お目通りを
願い申し上げましたとは…。
(斉興)あ~ 皆まで言わんでも
分かっちょっ。→
斉彬が世を去り
家中も浮き足だっておる。
こいからの当家の事を
相談に参ったとじゃろう。
いえ 御相談ではございもはん。
願いを お聞き届けして頂きたくまかり越しもした。
(久光)我ら島津の家は
哲丸様を当主とし→
家臣たちが一つになって
支えていく覚悟でごわす。
哲丸様こそが ただ一人
兄上の御嫡子でございもす。→
哲丸様なら だいも
異を唱えるこつはできもはん。
(喜久)久光様。
(久光)うん?
この子は まだ赤子です。
(斉彬)茂久じゃ。(久光)は?
茂久に家督を。

おいの子に!?
我らの家督争いを
面白がっておる連中が→
家中には まだ大勢おる。
再びつまらん騒動のもとになると?
それを抑え 茂久を支えられるのは
お前しかおらん。
兄上が 命を懸けて
つくってこられた こん[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩→
必ず守り通しもす。
頼む。
しかと承りもした。
新しか当主に茂久。 そいでお前が後見を務めるち申すか?
はい!
相分かった。→
よかとじゃなかか。 のう?
(由羅)はい。→
私は もう
何も申す事はありません。
はあ… あいがとございもす。
いずれは 兄上の御無念を晴らしたかち思っておいもす。
そいは また[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩から
兵を挙げるっちゅうこっか?
はい。
ああっ…なんと まあ 立派になって!
ハッ。 本気か? 久光。
はい。
(笑い声)
(天璋院 篤姫)畏れながら 上様。
これよりは

私を まことの母と思うて→
お頼り下さいませ。
<徳川十四代将軍家茂の母となった篤姫は→
天璋院と名を改めたのです>
(家茂)母上。はい。
一つ お聞きしても
ようございますか?
何なりと。
母上は 私の事がお嫌いではないのですか?
何を申されるのです?
そのようなはずは…。(家茂)母上は 私が徳川の家を継ぐ事を→
よく思っておられなかったと
聞きました。
(井伊)さあ 上様
そろそろ参りませぬと。
うん。
私は母上を信じる事ができませぬ。
上様 お待ち下さいませ!
天璋院様 お聞き分け下さいませ。
上様には
天下の政が控えておりますゆえ。
(幾島)いっそ
おいとまを頂戴致しましょう。
は? 今 何と申した?
一橋様を新しい公方様にする事が我らのお役目でした。
我らは その戦に負けたんです。
もう 務めは十分に果たされました。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に お戻り下さいませ。
いいえ。
私は やはり ここにおる。

天璋院様。
それに 私の帰るべき家は
もう[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩ではない。
私のお家は…→
徳川じゃ。
天璋院様
ご無礼の数々 お許し下さいませ。
そなたの心遣いには
感謝しておる。
これからも よろしく頼むぞ。
いいえ。 やはり 私は→
おいとまを頂戴致しとう
存じまする。
京へ帰らせて下さいませ。
そなた…。
私のために
汚名をかぶるつもりか!?
古来 戦に敗れた者が
咎を受けるのは 当たり前の事。
御大老様にも これで
少しは示しがつきましょう。
ならぬ!
何故 そなたが去らねばならぬ!
天璋院様のお覚悟
あっぱれでございます。
それなら私にも
最後の御奉公をさせて下さりませ。
駄目じゃ! 私には→
まだまだ そなたに教えを請わねばならぬ事がある!
しっかりせな あきません。

♪♪~
これにて お別れでございます。
幾島殿!
これまで…→
ありがとうござりました。
♪♪~
(正助)吉之助さぁ!正助どん。(荒い息遣い)
あ~ よかったど。
吉之助さぁのこっじゃっでさっさと腹を切って→
殿の後を追ったんじゃなかかち
案じちょいもした。
バカを言うな。
明日 城に上がって→
月照様の庇護を
進言すっつもりじゃ。
(ため息)
そいは 難しいかもしれん。
ないごてな?
くどくは言わんが江戸から御隠居様が戻られて→
藩の事情が怪しくなった。
今 吉之助さぁが動くと→
いろいろ面倒なこつが起こる。
じゃっどん…。
いつ 御公儀から命令が届くとも
分からん。
吉之助さぁは お坊様と
身を隠しちょってくいやんせ。
頼む!
♪♪~
(満寿)旦那さぁ ないか

私に おっしゃりたいこつが?
分かっとか?
満寿の父上は 御家老の山田様と昵懇であったな?はい。
ちょっ頼まれてくれんか。
では ちょうどお漬物も おいしくなったで→
こいを持って
実家に行ってきもんそ。
まだ何も言うちょらん。
旦那さぁの事を→
山田様に お取り次ぎするよう
父に頼んでみもす。
父は お漬物に目がなかで。
ああ そうか。 頼む。
では 旦那さぁ 行ってまいりもす。
ああ 頼んど。
<早速 翌日 正助は
山田との対面がかないました>
月照様は
亡きお殿様と志を同じくし→
深かつながりのある御方。
西郷吉之助 またしかり。
ここは 山田様におすがりするしか
なかとでございもす。
なんとか
2人を助けてもらえるよう→
取り計らってたもんせ。
お願いしもす!(山田)断~る!
山田様!
西郷? また あの男か! いつもいつも勝手な事ばっかりしおって。
ハハ…。

何がおかしい?
お言葉は怒っておられもすが
口元に笑みが見えもしたもんで。
何を申す!?
待ってたもんせ!
♪♪~
(関)山田殿 そいは…ないか ご注進なさるおつもりか?
お気になさらず。
我ながら 己の愚かしさに→
あきれておる次第じゃ。
殿のお成りじゃ。
<斉彬の遺言どおり
久光の嫡男 茂久が→
藩主の座についたのです>
皆の者 面を上げよ。
面を上げよ。
(茂久)皆の者に伝えおく。これからの[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の事だ。
我らがとるべき道は
亡きお殿様の遺志を受け継ぎ…。
(斉興)待て!
父上?
一同 大儀。
わしからも頼んど。 我らこいからは新しか殿を皆で支え→
御公儀に恭順の意を示す。
はっ?
亡き斉彬が口にした 兵を起こし→
幕府に刃向かうなど言語道断である!
ないを言わるっと…
はっ はな… 話が違いもす!
兵の洋式訓練など 愚か極まる。

大砲 鉄砲 軍艦なんぞにも余計な銭を使う事は許さん。
待ってたもんせ! 父上。
父上! そいでは→
兄上の御遺志に
背くこつにないもす!
斉彬は間違っておったとじゃ。
あやつのやった事は湯水のように金を使い→
その上 御公儀からにらまれ
厄災だけ残して→
勝手に死におった。
ち… ちごっ。あやつのせいで→
島津家は 今や取り潰しの目に
遭うやもしれんとじゃ。
取り潰し…?
(ざわめき)
茂久 そいでもよかか?
茂久!
(斉興)借金5百万両の[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を
立て直したのは誰ち思う!?
こんわしじゃ!
皆の者 心配致すな。
わしに任せよ!
皆を路頭には迷わせん。
何としてでん 鎌倉以来の名門
島津を守り抜いてみせる!
そうじゃ 御隠居様の
おっしゃるとおりにございもす!
(一同)そうじゃ そうじゃ!
お家が大事じゃ。
♪♪~

(大声で)父上!
話が ちごっ!
思い上がるな 久光! お前に斉彬の代わりが務まるち→
思っちょっとか!
お前が兵を率いて→
御公儀に勝てるち
思っちょっとか!
皆にも問うてみ。
<こうして斉興は実権を取り戻し…>
近々 吉之助さぁと月照様に→
日向送りの沙汰が下る。
(俊斎)日向送り?
(有馬)ないごてじゃ? ないごてそげなこつになっとじゃ!
(新八)有馬さぁ 大声を出したら
いかん!日向送りち!
こいが大声を出さんで
おられっか!
(大山)確かに 2人そろうて
日向送りは ひどか。
<日向送りとは→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の国境 日向まで追放し→
処刑する事を意味しました>
そいが [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の出した答えか…。
新しかお殿様は 御隠居様の
言いなりになられちょっとじゃ。
(俊斎)おい こんまま
吉之助さぁと月照様を→
見殺しにして よかとか?
(有馬)よかはずがなか!
(大山)ああ。 こげんなったら

明朝 城に上がっど。→
お殿様に直訴すっど。
(有馬)じゃっ 腹を切る覚悟は→
いつでん できちょっ!
そいはいかん! おはんらが→
無駄な血を流したら いかん。
無駄じゃなか!
おいたちは仲間じゃっどが!
今は 藩の者同士が争うて→
血を流す時じゃなか!
おはんらが相手にせんにゃならんとは 異国じゃ。
異国に言いなりの幕府じゃっどが。
ほあ とりあえず飲まんね。
吉之助…。
吉之助さぁ 笑っちょっとか?
しかたがなか。
藩からの御沙汰じゃっどが。
吉之助さぁらしくなか!
正助どん!
もうよか。
待ってくいやい!おいは まだ諦めんど!
こげんひどかこつが
まかり通ったら→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は終わりじゃ!
じゃっどが 吉之助さぁ!
♪♪~
申し訳ございもはん。
遠か[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩まで
数百里も旅してもろうたどん…→
月照様を お救いすっこつは

かないもはんじゃした。
こんとおりでございもす!
お手を上げておくれやす。
私の命は
とうに預けてますよって。
♪♪~
久光様。
お主は いつかの…。
畏れながら こげな所におられてよかとでございもすか?
おいは こげな所にしかおられん。
私の友が 日向送りにされるのでございもす。
御公儀に追われちょっ月照様と
我が友 西郷吉之助でございもす。
そん先は言うな。 おいに力はなか。
自分まで追われる身になっちょっとは→
あん男のやりそうなこっじゃ。
吉之助さぁ…。
あっ いや… 西郷を
ご存じでございもすか?
兄上のそばに いっつもおった。
西郷と月照様をお救い頂けもはんか!
おいには どげんすっこつも
できんち言うちょっとが。 下がれ。
いいえ 下がいもはん!
下がれ。
久光様は このままで
よかとでございもすか?
亡きお殿様の御遺志を守りたかち
お思いではございもはんか?
回想

(斉興)お前に斉彬の代わりが務まるち思っちょっとか!
思い上がるな 久光!
こん下郎が!
そげな事ができるか!
おいを たきつけるとは無礼千万じゃ!
よかか?
おいは… 兄上ではなか!
2人の命など知ったこっか。
二度と おいの前に現るんな。
おいは… 諦めんど。
(大声で)バカ者~!
かような事できる訳ないであろう。
吉之助さぁを助けるためでございもす。
お願いしもす!
♪♪~
大久保と申したの。
はっ。
こげんこつまでして
西郷の命を救いたかか?
畏れながら…。
話せ。
今の[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を守るために 御公儀に
逆らわんちゅうお考えは→
ごもっともにございもす。
じゃっどん→
そんために
西郷吉之助を殺めては→
必ず 亡きお殿様を
慕っておった者たちの恨みを→
買うこつにないもす。

そげんなれば…。
藩中に争いが起きるか?
そんとおりでございもす。
じゃが まっこと
西郷にできるかの?
私が やらせてみせもす。
(笑い声)
(信吾)お~っ うまそうじゃ!
(小兵衛)うまそうじゃ。(琴)兄さぁ そん鰻は?
江戸ではのう 鰻の背を割いて
こげんして甘辛かタレにつけて→
焼くとじゃ。
よか匂いでごわすのう。
焼けた。
ほあっ 出来たど~!うまそうじゃ!
≪(信吾)はよ はよ…!
≪待て待て もう一匹あるで。
≪(吉二郎)こげんでよかですか?
≪そいでよか。
≪(にぎやかな声)
♪♪~
ばあ様 ごはんですよ。
うん?
吉之助 こいが甲突川の泥鰻か?
こげんうまか鰻は初めて食べもした。
おはんは おなかの赤子の分も
たんと食え。はい。
う~ん うまかぁ。
ほんのこて うまか。
熊吉も食っちょっか?

こげんして頂かんと→
ほっぺが落ちてしまいもす。
(笑い声)
兄さぁに ずっといてほしかです。
(安)また鰻を焼いてたもんせ。
いくらでん焼いてやりたかどん
急ぎ出立せんにゃならん。
また お役目で遠くへ?
兄さぁ今度は いつお帰りでごわすか?
今度は
ちょっと長くなっかもしれん。
あたいが生きちょっ間に
帰ってこんかったら承知せんど!
大丈夫。 ばあ様は こん分だと
あと 100年生きもんで。
(笑い声)
吉之助さぁ。
八方手を尽くしたどん
駄目じゃった。
すんもはん 吉之助さぁ。
謝るこつはなか。
殿が生きておられれば
どげんでんなっが→
今の[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩では… 月照様も おいも
おったらいかんとじゃ。
こいが おいの運命じゃ。
ここまでの命じゃったとじゃ。
ちごっ。 おはんは
まだまだ [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩のために→
日本国のために

生きねばならん男じゃ。
おはんが死んだら
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩も日本国も死んでしまっど!
じゃっどん…→
もう行き止まりじゃ。
一つだけ策がある。
月照様を斬れば おはんの命だけは助けて下さるち。
御隠居様に談判した。
月照様を亡き者としたあとは藩が手を回して→
吉之助さぁを
どこぞに かくまってくれる。
ほとぼりが冷めるまで
そこで身を隠せ。
月照様を斬るち?
死ぬ事はなか 吉之助さぁ!頼む 生きてくいやい!
頼む! こん[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩のために
日本国のために!
んにゃ…!
おいのために 死なんでくいやい。
♪♪~
よか。
斬りもんそ。
ほんのこて そげんしてくれっとか吉之助さぁ。
正助どん… あいがとさげもす。
おいのためにそこまでやってくれて!
まっこて あいがとなぁ。
おかしおすなぁ。は?
寒い夜やのに
ちょっとも寒うおへん。
じゃっどん

震えていらっしゃいもす。
フッ…。
なんぼ修行を積んだ身ぃでも→
未練ですなぁ…。
心は 死ぬと決めてても→
体が 生きよう
生きようとして…→
震えます。
♪♪~
「大君のためには何かをしからん→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の迫門に身は沈むとも」。
♪♪~
(熊吉)正助さぁ。
若さぁは
無事に お発ちにないもしたか?
ああ 無事に発った。
あの… ちょっと妙なこつがあいもして。ないな?
若さぁが
命より大切にしちょった短刀が→
飾ってあいもす。
♪♪~
ああ…!
まっこて あいがとなぁ。
しもた… 行かせてしもうた!
正助さぁどげんしたとでごわすか?
正助さぁ! 正助さぁ!
吉之助さぁ! 吉之助さぁ!
吉之助さぁ…!
吉之助さぁ~! 死ぬな!死んじゃならんど!
そげんこつしたら

おいが許さんど!
吉之助さぁ! うあ~っ!
♪♪~
月照様。
共に参りもす。
西郷様…。
♪♪~
ありがとう。
これで長い旅路も安心できます。
「二つなき道にこの身を捨て小舟→
波立たばとて風吹かばとて」。
♪♪~(歌声)
殺せ! おいを殺さんか!
東福寺の即宗院は
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩藩の菩提寺の一つです。
西郷と月照は
幕政改革の密謀を巡らし→
その境内の奥にあった いおり
採薪亭で→
ひそかに会っていたといいます。
幕府から追われる身となった月照は→
西郷を頼り
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に逃れてきました。
名前を偽り ひそかに
この港に たどりついたのです。
しかし 西郷の努力もむなしく→
幕府を敵に回す事を恐れた[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩藩は→
月照に 日向送りの沙汰を
下したのです。
勤王の僧 月照は

その思いを辞世の句にしたため→
西郷と共に
冬の海に身を投じました。
月照が入水した時
身につけていたとされる→
衣が残されています。
月照と共にいた従者が持ち帰ったものです。
幕末から明治への
大きなうねりの中で→
西郷の運命も
翻弄されていくのです。
2018/05/06(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・大阪
西郷どん(17)「西郷入水」[解][字][デ]

幕府に追われ吉之助(鈴木亮平)と月照(尾上菊之助)は薩摩に入り身を隠した。しかし、再び権力を握った島津斉興(鹿賀丈史)は、吉之助と月照を処刑するよう厳命を下す

詳細情報
番組内容
幕府の追っ手から逃れ、吉之助(鈴木亮平)と月照(尾上菊之助)は薩摩に入り、身を隠した。しかし、斉彬(渡辺謙)亡き後、再び権力を握った斉彬の父・斉興(鹿賀丈史)は幕府に刃向かうなど言語道断とし、吉之助と月照を日向に追放する処分を下す。それは、実質的に処刑を意味していた。大久保正助(瑛太)は吉之助の命を救うために斉興に直訴し、ある取引を申し入れる。
出演者
【出演】鈴木亮平,瑛太,桜庭ななみ,北村有起哉,高橋光臣,渡部豪太,堀井新太,増田修一朗,徳井優,塚地武雅,水野久美,北川景子,戸田菜穂,小柳ルミ子,美村里江,青木崇高,鹿賀丈史,南野陽子ほか
原作・脚本
【原作】林真理子,【脚本】中園ミホ


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

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