(ナレーション)「住人十色」。 今日の家は…。
(三船)おっ 京町家 素敵ですね。
(松尾)京都に移り住んだ熟年夫婦が暮らしてますよ。
へえ~。 わあっ 中も素敵!はい。
すごい。 あっ おっきい階段!これ 上り下り→
大変なんじゃないですかね?年 取ると 段差より→
あれの方が怖いそうですよ。えっ 何?
あっ 分かった 年金だ。そのとおり!
なんでやねん。あっ そう。 びっくりした。
京都ならではの気候と規制を
克服し→
憧れのセカンドライフを
実現しました。
♪♪~
カンカンカン…(踏切の音)
(宮地)わあ~ のどかですね。→
あっ 車両がかわいい。
(松尾・スタジオ)
かわいいね 嵐電や 嵐電。
1車両。
今日の舞台は…。
閑静な住宅街のすぐそばに→
豊かな自然と世界遺産の名刹が→
立ち並んでいます。
(松尾・スタジオ)仁和寺。
(宮地)こんにちは~。
(2人)こんにちは。
(宮地)よろしくお願いします。
(潤子)よろしくお願いいたします。
(宮地)いや~ いい所ですね。
そうですね はい。
(宮地)今は お二人で
暮らしてらっしゃるんですか?
子どもたちも独立しましたので
二人で住んでます。
(宮地)えっ この辺りは
よく来られるんですか?
(潤子)そうですね。[外:6168AF1E81B6497FCCB6B8D3226A8016]
(宮地)ええ~。 じゃあ どこ行ってもいい場所だらけですね。
(豊田)そうですね。 もう
いっぱい 散歩コースありますね。
(宮地)もともと
こちらの京都出身なんですか?
いや 僕は関東なんです。
(宮地)あっ そうなんですか。→
えっ 奥様は?
あっ 私が あの~→
京都なんです。(宮地)あっ そうなんですか。
結婚後 30年以上も→
横浜で暮らしてきた 豊田さん。
子どもたちの独立を機に→
セカンドライフの地として
選んだのが→
奥さんのふるさと
京都でした。
(潤子)でも こちらに来たのは→
私の意向じゃなくってこちらの意向で。
(宮地)
あっ ご主人が むしろ 京都に?
はい そうです。(宮地)そうだったんですか。
4年前 建築家のご主人は→
憧れの京都に
自ら設計した家を建てました。
(豊田)ここが 我が家です。
(宮地)ああ~ こちらですか。
わっ なんか 京町家っぽい。やっぱり こういう→
京都っぽいおうちにしようっていう考えだったんですか?
(豊田)そうでもなかったんですけどここ もう あの…。
(宮地)えっ?それを守んないといけない。
実は 世界遺産が
密集したエリアとあって→
家の外観には
景観を守るための→
さまざまな規制が。
(宮地)どういった規制があるんですか?
まあ 例えば 屋根は瓦。→
日本瓦で グレーの瓦。→
それと 屋根の勾配… 角度
それも決められてる。
(宮地)うわ~。
さまざまな規制に縛られて建てた→
セカンドライフの家。その中は…。
(宮地)おじゃまします。あっ ちょっと…→
あれ?
なんか いきなり…。 ええっ?→
思いっ切り 目の前ですね。
(豊田)思いっ切り 目の前に→
階段があります。
(宮地)あら~。
なんと 目の前に いきなり→
幅2.7メートルもの大階段が!
(宮地)これ 階段の奥が
メインスペースですよね?→
あれ? あの…
玄関は どこにあるんですか?
(豊田)
玄関はないんです この家には。
(宮地)ない!? えっ ない?
これ でも お客様 来たとき→
どうするんですか?(豊田)お客さんは そこで…。
通過するだけの玄関はもったいない。
広い土間と
大階段の段差を生かして→
接客スペースに!
(宮地)「えっ ここで話すの?」みたいなことに なんないですか?
(潤子)あっ ちょっと
こう 重要な方はね さすがに→
上がっていただくんですけど。
(宮地)「重要な方」。 はははっ!
階段も 上り下りするだけでなく→
段差を生かして 書棚を兼用。
腰掛ければ 読書スペースに。
(宮地)でも こんなにおっきな階段だと→
上り下りが大変じゃないですか?
(潤子)そうですね。だいたいね 私たちの年だったら→
バリアフリー?
いろいろ考えられるんですけど→
あえて 私たちは鍛えるために→
わざと こういう…上り下りも したいし→
体力を付けるために。
で まあ これが バロメーター。
(宮地)はあ。
(潤子)これが上れなくなったら→
もう だめかなっていって。
(宮地)ははっ。→
ここで はかってるわけですね。
(潤子)そうです そうです→
ほんとに。
(宮地)はあ~! ええ~ なんか→
ほんと
舞台に上ってる感じですね。→
うわ~ 広~い!→
うわっ! もう 明るいし→
もう 全体に 木のぬくもりですね。
間仕切りがなくひとつながりの→
開放的な
メインスペース。
よく見ると
壁も床も 隙間だらけですけど?
(豊田)バリアフリーっていうと
段差のバリアフリーを言うんですけど…。
(宮地)ほう。 温度差?
(豊田)温度差。
(宮地)はい。
(豊田)今 ヒートショックっていうのも→
よく
問題になってると思いますけど。
急激な温度差によって
死を招く…。
実は 年々 増加傾向にあり→
その数は なんと…。
そのうち8割が高齢者と→
今 深刻な問題になっているんです。
(豊田)各部屋が なるべく
おんなじぐらいの温度であれば→
そういうショックもないんで。(宮地)へえ~。
(豊田)あとこういう格子ですとかスノコも→
ああいう隙間がありますから
そっから 熱が通りますから。
(宮地)なるほど。
なんか 階段の上り下りの方が→
大変なのかなと
思ったんですけど→
やっぱり 温度差の方が怖いですね。(潤子)ええ。
人生60歳から!
熟年夫婦が選んだ京都での暮らし。
関西人特有か分かりませんけど→
なんか ちょっと
物足らなさは感じてました。
たまに観光するにはいいけれど→
毎日 生活するには厳しい京都の気候。
温度差フリーで ストレスフリー。
決断した先に 充実したセカンドライフが待っていました。
♪♪~
関東出身で 結婚後も横浜で暮らしてきたご主人。
そんなご主人には
ひそかに抱き続けた夢が…。
(豊田)家内と結婚して→
時々 まあ 休暇で来るうちに→
鴨川があったり
割と コンパクトで→
あと 文化 歴史も古いですし→
まあ そういう意味でいつか 住んでみたいなって。
一方 奥さんは?
また0に戻して 京都からって→
ちょっと疲れるかなっていうのは思ってましたけど。
と 反対する奥さんには内緒で土地探し。
ご主人が見つけたのは→
名だたる世界遺産の名刹が立ち並び→
閑静な
住宅街として人気の…。
この衣笠エリアって
すっごく好きだったんです。
で まさか 自分が住めるとは
夢にも思ってないエリアだったので。
ならばと 移住を決意。
とはいえ京都に家を建てるとなると→
景観規制の他にも
熟年夫婦には大きな問題が…。
(潤子)
冬 寒くて 夏は蒸し暑いっていう。
(豊田)まあ 年 取ると
余計 寒暖の差っていうのは→
やっぱり
大きく響いてきますから。
一年を通じて 高齢の二人でも→
快適に暮らせる家を設計。
こうして 念願だった→
京都でのセカンドライフが始まったのです。
(宮地)そっか
じゃあ ここは どこにいたって→
一定の温度。
(潤子)ええ。
そんなメインスペースに…。
(宮地)このテーブルお二人だけにしては→
ものすごく おっきいですよね。
(潤子)そうですね。→
でも 結構 うちに
お客さんが来てくださるので→
やっぱり 大きなテーブルと
おベンチは欲しかったんです。
(宮地)へえ~。
重要なお客様は 1階ではなく→
2階のベンチに招いて
おもてなし。
そんな新たな暮らしを
始めるにあたり…。
(潤子)家具は もう えっと…今までの 従来の家具は→
持ち込むなっていう。(宮地)「持ち込むな」?
はい。
ここを… この家を建てるときに。
(宮地)そういえば 何もな~い!
(潤子)でしょ?→
だから すごく大変なんですよ。
(宮地)うわっ。
だから いろいろ
工夫してあるんですけど。→
ここの間にあるんですよ。
(豊田)引き出しじゃなくて…。(宮地)ああ~ なんか出てきた。→
ええっ? なんか
パレットが いっぱい出てくる。
テーブル下の
僅かな隙間を利用した 隠し収納。
頻繁に使う食器から文房具まで→
用途ごとに分別。
(潤子)これは
普通の台所用品用のバット。
(宮地)へえ~。
でも これ アイデアですね。→
そして 奥に行くと…→
これまたおっきなキッチンですね。→
うわ~ 広い~!
明るく広々としたキッチン。
おしゃれな木製カウンターに→
調湿 消臭効果のある珪藻土の壁。
と すべて奥さんのため
ご主人が設計したのですが…。
(潤子)使い勝手はいいんですけど
ええ~ ちょっと難を言うと→
頑張って 主人が いい… この…。
(宮地)舶来の。水洗を付けてくれたんですけど→
これが やっぱり 若干 飛ぶ。
水… 勢いが。→
それが一つと あと
ここがね 飛び出てますよね。→
この…。
(宮地)あっ この台に対して…。
(潤子)ちょっと上がってますよね。で これ ここら辺で作業をして→
パン粉とか 飛び散ったやつをそのままスライドして→
落とすっていうことができない。
それが ちょっと あれかなって。
(宮地)ちょっと
ご主人が苦笑いしてますけれども。
ちょっと それが
あれだったかなとは…。→
もう 全然 使い勝手がいいです。(宮地)う~ん。
しかしキッチンには こんな特典も。
(宮地)ご主人 なんですか?
それと この窓を開けると…。
(宮地)窓 開くと?
(豊田)夏になると…。
(潤子)あそこね 左大文字。
(豊田)「大」っていう字 見えます?
(宮地)
「大」って書いてある! ええ~!→
それは
ご主人は やっぱり こう…→
奥様が見えるようにっていう?
(豊田)まあ 偶然ですけど。→
でも まあ
キッチンって 北の光で…。→
対面キッチンだと
こういう所 見るけど…。
(潤子)ははははっ!
(宮地)ご主人 でも→
ものすごく小声でしたけど。
もっと…→
もっと アピールしてください
アピール。
熟年夫婦が
移り住んだ→
京都でのセカンドライフ。続いては…。
(宮地)では 1階に。(潤子・豊田)はい。
(宮地)ああ~ なんだか
京都の路地みたいですね。 へえ~。
バリアフリーの1階は
長い廊下に面して 部屋が。
その一室に[外:6168AF1E81B6497FCCB6B8D3226A8016]
(宮地)なんか… ねっまた入る所があって。 ああっ!→
はっ…。 なんか ちょっと→
不思議なモノがあります。これ なんですか?
(豊田)これ
普通の壁掛けのエアコンを…。
(宮地)エアコンですよね。
(豊田)それを ひっくり返して…。
(宮地)えっ これ 逆さですよね?(豊田)逆さまにしてあるんです。→
それで 今 ちょっとここ あったかいですよね。
(宮地)今 あったかいです すごく。(豊田)温風を→
今 出してるんです 床の下に。(宮地)ええっ!
(豊田)まあ
ちょっと 床暖房みたいな感じに。
(宮地)ええ~!
そんな京都特有の気候を克服するため→
1階を持ち上げて作った→
床下の空間に向けて→
エアコンから送風。
その風は 格子やスノコを通って2階全体へと広がり→
家中の室温を 均一に保ち
温度差フリーに。
(三船・スタジオ)すごいアイデア。
更に 温度差が生まれやすい浴室やトイレにも→
快適なエアコンの風が
行き届くことで→
ヒートショック対策に。
(潤子)ほんとに冬だけのつもりだったんですけど→
夏つけると 冷風が下から→
ふぁ~っと上がってきて あの…。
(豊田)
ひんやりして気持ちいいんですよ。
(宮地)えっ しかも
ちょっと気になってたのが→
これ 神棚ですよね?(豊田)それが→
どこに置くか ほんとに困って。→
でも まあ 静かだし
喜んでるんじゃないのかな。
(豊田・宮地)ははははっ。
(宮地)意外と 居心地いいなんて思ってるかもしれない。
ええ~
素敵なご夫婦と おうちですね。
ねえ。
うん。
気持ちが
なんか 若い感じもあるし。
ねえ~。
ねえ。 その…→
段差とか そういうのが→
自分のバロメーターになるっていう→
発想が おもしろいですよね。鍛えるしね。
あと あの~ エアコンひっくり返ってましたね。
(高井)そうなんです。
ああいう斬新な造りって…→
使い方って 初めて…。(高井)これは びっくりしました。
固定観念にとらわれてはいけないですね。
ほんと そう。
床下って…。
いない所に出して そこから→
あったかい空気を漏れさせるっていうのが→
おもしろいよね。発想。 えっ でも→
交通事故よりも多いの?(高井)そうなんです。→
圧倒的に冬に多いんです。
うん。
はい。 こちら
ご覧いただきましょう。 入浴中→
ヒートショックで亡くなる人の数
ということなんですけれども→
12月 1月がピークですよね。→
2月。 夏に向けては もちろん→
減ってはいくんですけれども。→
だいたい 日本の一軒家で言うと→
リビングと
お風呂場 トイレとの温度差が→
6度から10度もあるそうなんで。トイレがね また あの…→
お風呂と また逆なんかも分からないですけど→
あったかい所で緩んでる血管が→
冷たい所 行ってキュッと ちっちゃくなったら→
今度 血圧が急激に上がるでしょ。(高井)はい。
すると プツッて切れてしまうとかっていうことが→
あるらしいですね。おっかないです。
(高井)京都の冬が また寒いですから。
ねえ~! 遊びに行くにはほんとにいい街だけど→
住むと その寒暖差がね→
すごいなぁっていう話をいつも聞くから。
だからこそ生まれたこの知恵なんでしょうね。
(宮地)続いて
お隣の部屋 いいですか?→
わあ~。 あっ
ここは もう 本がいっぱいですね。
(豊田)
まあ 書庫 兼 書斎なんですね。
(宮地)あっ
ご主人のスペースになるんですか。
作りつけの本棚に囲まれた
ご主人の隠れ家。
掘りごたつの足元には
床暖房も完備と→
快適に こもれる空間に。
(宮地)快適!
うわっ いい空間ですね。(豊田)そうなんです。→
ここで 音楽を聴きながら本を読んでると→
なんか
それだけで満足してしまって→
結局 寝てしまったりとか。
(宮地)快適すぎちゃうのも 問題ですね。
(潤子)でも 主人を主とした設計ですよね この家。
あっ 結構… 結構 思いが今…。
でも ほんとに そう思いますよ。
しか~しそんな奥さんの部屋にも…。
(宮地)ここに ベッドがありますけど。(潤子)恥ずかしいですけどね→
あの~ 私 小さいときから…。
ご主人が
奥さんの夢を叶えたベッドが!
熟年夫婦が移り住んだ
京都でのセカンドライフ。
ダイニングから
スノコ状の床を渡って→
奥さんの部屋へ。
(宮地)おお~。 あっ→
ここに ベッドがありますけど。
(潤子)恥ずかしいですけどね→
あの~ 私 小さいときから[外:6168AF1E81B6497FCCB6B8D3226A8016]
ご主人が 奥さんのために寝台列車をイメージして設けた→
コンパクトなベッド。
あの~ でも…。
(宮地)なんで
別々に寝てるんですか?
(潤子)24時間
ほんとにね 一緒なので→
一緒にいるときの時間と
あと セパレートする時間→
割と メリハリ…。
(豊田)家内は 寝ながら→
テレビを見たり…
ながら族なんですよ。→
寝ながら テレビ。 寝ながら 本。→
私は それ あんまり苦手なんで→
寝るんだったら
ちゃんと寝てしまいたい。
(潤子)まあ 若いうちは
割と我慢してたけど→
もう この年になったら そこは→
自由にさせていただきたいなと思って。
(宮地)あっ じゃあ
やっぱり こう 生活スタイルが→
違うんですね。
(潤子)うん。
30年以上
連れ添った仲だからこそ生まれた→
心地いい距離感。
日中1階と2階に分かれて過ごす→
二人が集うのは…。
(宮地)お二人で お食事したりお茶したりしてるんですね。
(潤子)そうですね。 私たち ここを家庭内カフェと呼んでるんです。
(宮地)はははっ ばっちりもう 命名されてますね。→
あら いいカフェがありますね。(潤子)ありがとうございます。
家庭内カフェですって。ふふふっ。
いいじゃないですか 安上がりで。素敵! 安上がりでね。
でも おしゃれだしほんと カフェみたいですもんね。
ご主人 仕事場と書斎と別々に持ってるのも→
また ぜいたくなね。ぜいたく~!
ほぼほぼ寝ていらっしゃるそうで。はははっ!
(高井)冬場は 特に もうこたつみたいな感じなんでしょう→
足が ぽかぽかして。
床暖だもんね。
(高井)お昼寝をされています。
さあ それでは→
この温度差バリアフリーのお宅→
カルテは このようになりました。建築価格は…→
はい 2600万円です。
でも これ 2600万円だったらこれ いい…→
快適な これだけの生活がね
できるんだったら→
いいんじゃないですかね?ヒートショックがないというのが→
すごい いいと思う。そういう安心材料もあってね。
(高井)では そんな
豊田さんのお宅からの問題です。
温度差バリアフリーの このお宅に欠かせないモノがあるんですが→
一体それは どんなモノでしょうか?
分かっちゃったもん。
なんですか?
温度計です。
温度計?
「あっ 今日も
ヒートショックない!」みたいな。
「ああ~ ここも同じ。
あっ ここも同じ温度になってる。→
よし!」っていう。(高井)指さし確認で→
「はい 26度 オッケー」。「オッケー オッケー」っていう。
なんか もう ウキウキしちゃう。
感覚で分かりませんか?(一同)はははっ。
(宮地)温度差バリアフリーの
この家に欠かせないモノって→
なんですか?
(豊田)これなんです。→
この軍手なんです。
(宮地)軍手? なんのために?→
おっ おもむろに 手を入れました。掃除用に?
(潤子)結構 取れるんです これで。(宮地)へえ~。
こんな感じ。
(宮地)あっ 結構 取れてる。
(潤子)取れてる 取れてる。
(宮地)はい。
温度差フリーにするために
設けた→
格子やスノコは 掃除が大変!
そこで雑巾代わりに 軍手をはめ→
ほこりを取っているんです。
これは便利!
(宮地)じゃあ 気が付いたら
もう ササッとやってる感じですか。
(潤子)結構 たまりますよね
この横桟って。→
縦は そんなに たまらないけど横は すごくたまる。
(宮地)そうなんですねぇ。
♪♪~
夕食の準備が始まりました。
京都に 春を告げる野菜や→
奥さんの地元の名物嵯峨の豆腐が並びます。
(三船・スタジオ)わあ~ 素敵!→
盛りつけてる器もいいなぁ。
(松尾・スタジオ)いや~!
(三船・スタジオ)見て~!(松尾・スタジオ)なんやのん。
(豊田)じゃあ いただきま~す。
(潤子・宮地)いただきます。
(宮地)わっ もう
豪華なお料理が並んでます。→
すばらしいし もう なんか
京のおばんざいっていう…。
(潤子)そうですね おばんざいは。
(宮地)じゃあ これ…。→
わあ~! きれいな色。(潤子)まあ~ ありがとう。
(潤子)どう?うん。→
うわっ もう
大豆の味が すっごく濃いですね。
(潤子)そうですか?
(宮地)おいしい。→
じゃあ ちょっと 次。(潤子)私も食べてみよう。
あっ う~ん!一気に お豆の爽やかな香り。
(潤子)
だいたい お野菜がおいしい。
寒暖差があるからかな?
厳しくも特有の気候が育む恵み。
そんな京都で[外:6168AF1E81B6497FCCB6B8D3226A8016]
(潤子)あの~ 真冬でもほんとに 起きたまんまの格好で→
ウロウロしてても
そんなに寒くない。→
この人はね ものすごく
寒いの 嫌だったんですよ。
(宮地)ちょっと 京都
向かないじゃないですか。 はははっ。
それぐらい
寒いの だめだったんですけど→
結構 大丈夫よね。
横浜から移り住んで4年。
新鮮で 刺激に満ちた暮らし。
(潤子)ゆったりした感じ。
京都なんか
やっぱ フラフラっと出たら→
割と 気分転換にもなるし
ちょっと歩いたら→
もう 鴨川あるでしょ?
(豊田)鴨川あるのがいいですね。→
今まで
あんまり散歩したりとか…→
散歩しても あんまり楽しい所が
そんなになかったんで。→
京都は
結構 スケッチブック片手に→
割と行きやすいんで。
移りゆく四季の中で変わらないこと。
これからも
同じ体温で寄り添う暮らしを→
歩んでいきます。
うん。やっぱ 京都 いいですね。
京都 いいね。 もう… 僕は もう→
この立命館の近くに住みますわ。(高井)おっ!
えっ 住みます?
断言しちゃったよ。
いや 条件が整えば。
(高井・三船)はははっ。
整ったときには。
いや いいね ほんまに。
ねえ。
私も 先週 ちょうど 京都に→
お出かけしてて。
あら 何しに?
カフェ 行ってましたよ。
あら~。
そう。 すっごいおしゃれな所。若者にも すごく人気だし→
うちの母と一緒に行ってもすっごい喜ぶし。
世界一人気の観光地だっていう話もありますもんね。
海外からも た~くさんいらっしゃってますもんね。
(高井)豊田さんが
横浜から引っ越してこられて→
すごく感じてらっしゃることは
お金を使わずに→
充実した生活を送れる場所だな
っていうことなんですって。→
やっぱり 絵を描かれるのも
趣味なんですけども→
どこでも
こう すぐ パッと開いて→
描きたくなるような風景も
いっぱいですし 自然も いっぱいで。
うん。
(高井)はい。 で お寺とか… ええ。
いや もう 高級なモノは
もう いくらでもあるけど→
でも 低消費で暮らそうと思ったらそれもできるっていう…。
それこそ やっぱり歴史と文化なんでしょうね。
うん。 ねえ。こういう暮らしをしてみたいなぁ。
もう ガチャガチャ ガチャガチャしてるの 嫌!
嫌なのかい。
うん。
来週の「住人十色」は→
築54年の平屋をリノベーション!
長く過ごす部屋に
費用を注ぎ→
生まれた筒状のLDKは
まさに トンネル!
このトンネルのおかげで
夏は暑く 冬は寒いという→
過酷な住環境を
克服したんです。
うわっ 最高!
トンネルの入り口からは長崎・佐世保の街が一望!
のんびりした時間が
流れます。
どうも どうも~!
番組では 素敵なおうちを→
募集してるんですね これが。
自薦他薦は 問いませ~ん!
待ってるよ~! ねえ? 松尾さん。
お待ちしてま~す。ちょっと 温度差あり過ぎよ~!
楽しもうよ もっと~!
クールだねぇ。
私 ホットだよ。 はははっ!
どこ~? みんな~!(スタッフたち)はははっ。
2018/05/12(土) 17:00〜17:30
MBS毎日放送
住人十色【段差よりも温度差バリアフリー!熟年夫婦の京町家セカンドライフ】[字]
夏は蒸し暑く、冬は底冷えが厳しい京都特有の寒暖差を考慮して設計▼寝室は寝台列車風!本棚に囲まれた書庫兼書斎も▼クローゼットにも温度差をなくすための工夫が
詳細情報
番組内容
京都市北区にある家を紹介する。住人(アルジ)は京都特有の寒暖差を考慮して自身が設計した京町家で暮らしている。1階のドアをあけると広い土間と幅2・7メートルの大階段が。クローゼットには温度差をなくすために格子やすのこを多用している。2階には間仕切りのない開放的なダイニングキッチン。作りつけの本棚に囲まれた隠れ家スペースや寝台列車をイメージした寝室のある家での熟年夫婦のセカンドライフに迫る。
出演者
【MC】
松尾貴史
三船美佳
【訪問者(リポーター)】
宮地眞理子
【ナビゲーター】
高井美紀(MBSアナウンサー)
公式HP
【☆番組HP】
http://www.mbs.jp/toiro/
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 文字(字幕)