＜今回は首都圏で 今 増えている→
人気急上昇中のお店。
それが この…＞
＜週末の店内を
のぞいてみると…＞
＜確かに かなりの混雑！
店内は シックな色合いの落ち着いた雰囲気だ＞
＜ ゆったりとしたソファー＞
＜中には こんな お父さんも＞
＜ そんな高倉町珈琲の
人気の秘密が これ＞
パンケーキでございます。
＜ このパンケーキが 客を一瞬でとりこにするという＞
すごいですね これ。
＜最大の特徴は驚くほど やわらかい生地＞
＜初めて食べるという この方
思わず…＞
＜一方 こちらの家族連れも
お目当ては パンケーキ＞
＜ そこまで このパンケーキに
入れ込む おばあちゃん。
かねてから 疑問が…＞
＜ そこで 高倉町珈琲 独自の→
ふわふわの理由を
見せてもらった＞
＜パンケーキの使っているのは→
リコッタという さっぱりとした甘みのチーズを混ぜ込んだ生地＞
＜ そこに加えるのが
特製のメレンゲ＞
＜ できるかぎり
気泡を潰さないよう→
注文が入ってから
丁寧に混ぜ合わせる＞
＜ そして 秘密兵器が→
特注の[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜熱伝導率の良さで→
生地の中に均一な気泡を作るという＞
＜ こうして生まれるのが…。
この やわらかさ＞
＜ そんな
ほかにないおいしさで→
高倉町珈琲は 客をつかんでいる＞
＜ こちらは チキンライスと→
絶妙な甘みの
ふわふわスフレを→
一緒にほおばる スフレオムライス＞
＜一方 こちらのお母さんには→
どうしても食べたいものが＞
＜遠路はるばる食べに来たのは昭和の味がする ナポリタン＞
＜ そして もうひとつ。
高倉町珈琲で→
客を魅了しているのが
この[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜確かに やわらかそう＞
＜ そんな最高に こだわりぬいた居心地のよさと味わいが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
高倉町珈琲の魅力なのだ＞
う～ん おいしい。
えっ 早いね。
＜ ここ数年 全国へ急拡大したコメダ珈琲を中心に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
郊外型のコーヒー店は
激しい戦いを繰り広げてきた＞
＜ そのなかで[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜ どの店も驚くほどのにぎわいを見せる[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
新勢力として躍進してきた＞
＜ そんな高倉町珈琲には[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
他のチェーンでは ありえない
強さの秘密が＞
＜設立して まだ４年という
本部を訪ねると…＞
＜働いていたのは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ずいぶんと年配のおじさんばかり＞
＜パソコンも 一本指打法＞
＜失礼ですが おいくつですか？＞
＜実は 高倉町珈琲を
支えているのは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
長年 外食業界で活躍してきた
ベテランたちなのだ＞
＜日々 次なる出店場所を
探している[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
還暦間近 立地のエキスパート 久保田＞
＜ この日は 関東エリアで見つけたある候補地の下見＞
＜早速 始めたのは
店を建てた場合[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
何メートル先から
看板が見えるかの確認＞
＜ しかし 久保田
ある点が気になった＞
＜長年 大手外食に在籍し[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
膨大な土地を品定めしてきた久保田＞
＜高倉町珈琲に移ってきた理由を
聞くと…＞
＜理由は会長だという＞
＜一方 本部で この夏の商品開発を行っていたのは…＞
＜佐藤も長年 外食大手で
メニュー作りを担ってきた[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ベテラン中のベテランだ＞
はい そうです。
わかりました。
＜ この夏の目玉商品として売り出す予定の[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
イチゴシロップにこだわった かき氷＞
＜ そこに特製の練乳も添えるというので[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
理由を聞いてみると…＞
＜ えっ？ 会長の好み？＞
＜大ベテランの佐藤も
会長にはかなわないという。
この日 その会長が出席する
会議が開かれていた＞
＜テーマは 久保田が探してきた
いくつかの土地に→
店を出すべきかどうか＞
＜物件のさまざまな情報に耳を傾ける この おじさんが→
その 会長だという。
すると＞
きっちりした[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜超ベテランたちを尻目に→
店が稼ぐ年商まで口にした。
更に 次の候補地。
こちらは 近くに１店舗ある[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
僕は ちょっとね…。
僕 個人的に言うと…。
＜ まるで 立地の分析を楽しんでいるかのように→
てきぱきと さばいていく＞
＜確かに 会長尋常じゃない迫力＞
へへっと笑っちゃ
いけないんだけどね。
＜ ところが
予想が当たるか聞くと＞
当たらないですよ。
＜ この男こそ…＞
おはよう。
おはようございます。
どう？ 準備は。
大丈夫です。オッケー？
＜日々 店を訪ね
スタッフをねぎらう 横川。
実は きびきびと動き回る
その軽快さからは→
想像がつかない年齢だ＞
＜４年前 なんと[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜ その存在は 外食業界で
知らぬ者はいないという＞
だから やっぱり…。
＜ しかも 外食業界の常識を→
いくつも作り出してきた
男でもある＞
＜例えば→
どこにでもあるスティック型の砂糖も そのひとつ＞
＜昔は こうした
容器に入っているのが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
当たり前だった砂糖＞
＜横川が メーカーに掛け合い[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
店の砂糖を
スティック型に変えたところ＞
＜ さらにこの写真入りメニューも
横川の発案だという＞
＜横川は それまで
文字だけだった[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
メニューを４０年以上も前[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
おいしそうな料理の写真入りにしたのだ＞
＜ そして そのメニューには[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
すかいらーくの文字が＞
＜ そう 横川は １９７０年に
日本初のファミリーレストラン[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
すかいらーくを創業した
男なのだ＞
おはようございます。
おはようございます。
＜ そんな横川の最大の武器は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
５０年かけて培った誰にも負けない[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
さて始めましょう。
＜例えば 新商品の会議。
新作のデザートを見るやいなや…＞
＜ さらに店舗の視察で…。
棚に置かれた
照明器具を見つけると…＞
＜今夜は 誰もが熱狂する
コーヒー店新勢力。
レジェンドが挑む
新たな外食への挑戦＞
スタジオには 高倉町珈琲のパンケーキと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
コーヒーを用意していただきました。
早速 私
切らせていただいていいですか？
すごい ほんとふわふわなんだ。
ＶＴＲで拝見してたよりも[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
結構たっぷり
クリームのっかってるんだなって[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
まず ビックリしたんですけど。
そうですね。
食べ終わったときに
クリームが残るようにしないと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
料理って ソースが不足したり[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
クリームが不足するじゃないですか。そうするとね[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
満足感が薄れちゃうんです。
いただきます。
確かに
手が込んでいるというか。
おいしい。
上にナッツがありましてね。
生地と…。
ナッツ おいしい。
クリームが口の中で
混ざっちゃうんですけど→
そこが たぶん さっきＶＴＲの人が
この世のものとは思えないって→
言ったポイントじゃないかと
思うんです。
そうですね。
おいしい。
はい あ～ おいしい。
あまり食べ方まで→
注文つけちゃいけないんですけど。
ねぇ 幸せですね。おいしいですね。
結局 ファミレスの開拓者っていうか
ファミレスを作り出した人だって→
言い切っちゃって 僕は
いいと思うんですが→
高倉町珈琲は
ファミレスの考え方っていうか→
ファミレスの方法論と
まったく違いますか？
それとも 共通点がありますか？
歴史的に言いまして。あっ そうなんですか。
うちのお父さんが…。
だから ファミリーレストランを作ろうって…ファミリーレストランって言葉が→
なかったんですもんね。
ないんです。 僕らも[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
ファミリーが訪れるって…。
ウキウキしてましたもんファミリーレストランに 両親が→
連れていってくれるっていう…。
そうです。
そういうことですね。
はい。
＜８０歳の横川が
欠かさないのが…＞
＜ この日は
郊外の国道沿いにできた→
大阪で拡大中のラーメンチェーン＞
＜ まず 横川メニューを見るなり こんな分析を＞
＜少ないメニューから 効率よく
品数を増やしていると評価＞
＜ ところが おいしそうな餃子を
食べようと→
ラー油を手に取ると…＞
＜ そして 最も重要なラーメンの味は…＞
＜カフェを展開する横川。
いったい なぜラーメン屋を偵察するのか？＞
＜高倉町珈琲の横川が欠かさない
人気店への偵察＞
＜ だが なぜラーメン店なのか？＞
＜ そんな横川の外食との格闘は→
すでに半世紀に及ぶ＞
＜１９３７年 横川は５人兄弟の三男として→
長野県で生まれる。
１５歳になると 単身大都会 東京へ＞
＜ その伊勢龍の社長に
叩き込まれたものこそ→
徹底した客目線だった＞
＜例えば こんなことが。
ある日 店で働いていた
横川の前に→
最新のアメリカ車が止まった＞
＜釘付けになる横川に→
伊勢龍の社長が こう切り出した＞
＜ そして 今度は別の場所を指差した＞
＜ そのライトバンに乗っていた
人物こそ…＞
＜横川は確信する。
客に尽くすことこそ成功への近道だと。
その教えが 横川 ３３歳のときの
あるビジネスで花開く。
それが 東京郊外で[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜客を喜ばせるために→
横川が執念を燃やしたものを
見せてくれた＞
＜ それが 当時は珍しかった
この調理マニュアル＞
＜イタリア料理店さえ
ほとんどない時代。
横川は…＞
＜更に…＞
＜横川は 客をワクワクさせる
斬新なメニューを→
次々に生み出していく＞
＜ もちろん 価格戦略も客目線＞
＜ その低価格を実現するため
つくったのが→
日本初のセントラルキッチンだった＞
＜ かつて横川の部下として働いていた[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜目指したのは[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
＜横川は こう明言している＞
＜ これを機に
爆発的な成長が始まる＞
＜ そして 横川は
子会社で低迷していた→
ジョナサン社長に就任。
有機野菜のサラダバーなど→
安心とおいしさを
いち早く打ち出し→
人気チェーンへと再生させたのだ＞
＜ しかし ３０００店舗を超える規模に拡大した ２０００年代。
徐々に客は離れ
経営が悪化していく＞
＜ そのなかで 横川は→
大胆な改革を進めるため→
創業家で株を買い取り
非上場にする→
荒技に打って出る。
しかし 横川改革に異を唱えた→
証券会社などの勢力によって→
トップを解任されたのだ＞
＜伊勢龍で商売を学んで以来[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
その一心で外食業界を走ってきた 横川＞
＜最後まで遂げられなかった
その思いが→
今 高倉町珈琲に込められている＞
はい 駆け足でお送りしましたが→
原点は築地にあるっていうふうに
考えてよろしいんですか？
そうですね。
そこに入ったときには…。
そうです ですから…。
すかいらーくっていうもの自体は→
これは当たるぞっていう
自信っていうのは→
当時 おありだったんですか？
やはり。ないです。
あっ えっ ない？
ないです はい。
なぜかっていうと[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
当時の 今もう亡くなりましたけど…。
でも 何でもできましたね。
いいことですよ。
あの 僕は
個人的な意見としてですね[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
僕は 実はですね…。
あっ そうですか。
今でも覚えてますよ。
ステンレスの このくらいの大きい…。
はい あれが
こう動いてるんですよ。
はい そうです。
それで すっごい印象に残ってるんですよ。
初めて見る景色だから。
料理を… もっと[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
ですから…。
大きな[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
ありますね。
いい気になっちゃうっていうかその…。
え？
もぐら。
もぐら？
日が当たったらダメじゃないですか。
もっと イヤなことに[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
ハンコが増えてく会社でろくな会社ないんです。
＜高倉町珈琲のウリは→
おいしい料理だけではないという＞
いいと思います。
＜ そう スタッフの接客＞
＜実は 高倉町珈琲→
パートで働く人たちのやる気を引き出すため→
他にない制度を導入している＞
♪♪～ ＜吸う人も 吸わない人も→
心地よい社会をつくりたい＞
＜火を使わないたばこ→
煙の出ないたばこ→
においがつかないたばこ＞
＜さまざまな研究とともに→
共存の明日をつくっていきます＞
＜ひとつずつですが 未来へ＞
＜心地よい接客がウリの高倉町珈琲。
実は
パートのやる気を引き出すため[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ほかにない制度を導入している。
その制度を作ったときパート従業員一人一人に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
横川から
こんなものが送られてきた。
そこには[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
高倉町珈琲 株式割当の文字＞
＜実は横川
会社の株の分配制度を作り[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
パート従業員が
株を購入できるようにしたのだ＞
＜価格は １００株で５，０００円。
今年は業績好調のため[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
全員に
３，０００円の配当が支払われた＞
みんなが豊かになろうというのが
テーマですから。
＜目指すのは…＞
＜ さらに店長にとってもうれしい仕組みを作っていた＞
＜大手外食から転職してきた
店長の松尾＞
＜ それが 社内フランチャイズ。
店長が店のオーナーとして独立できる制度だ＞
＜横川は 優秀な店長に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
外食で働くやりがいを感じてもらいたいと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
この制度を作ったという＞
＜今後 今ある直営店を[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
この制度を使って
優秀な店長に任せ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
それを全国展開の力にしたいと
考えている＞
いいですか。
＜外食で半世紀 闘ってきた横川。
今もまだ
その理想を追求し続けている＞
ふるさとＦＣ制度っていう…。
今言ってます 会社で。
お金がないために。
それの延長線上に…。
いくつじゃないんですよ。
高倉珈琲店はどうでしょう？理想を果たせそうですか？
一生懸命 頑張ってるんですけど。
大事なことは…。
だから途中で
僕は 年齢的にもですね…。
＜ このあとは
横川をレジェンドに育てた[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ただならぬ関係者。
この人は いったい？＞
＜横川の外食人生を
支えてきたのが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
今も毎週ゴルフをする
横川の兄と弟だ＞
＜２０１０年に亡くなった
次男とともに[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
すかいらーくを作り上げた。
性格は違えど 兄弟の団結が最大の武器だった＞
＜兄弟が見守るなか
その闘いは 続いている＞
＜収録を終えて
村上龍は こんなことを考えた＞
2018/05/17(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪１
カンブリア宮殿【毎日でも行きたくなる！絶品ぞろい！客殺到の喫茶店】[字]
超ふわふわパンケーキ＆居心地抜群のくつろぎ空間！家族で行きたい「高倉町珈琲」。
すかいらーくを創業した“伝説の男”の新たな挑戦、新感覚グルメカフェの全貌！
詳細情報
番組内容
コメダ、上島、星乃…ここ数年熾烈な争いを繰り広げる、珈琲店戦争。その中で、シニアを中心に圧倒的な支持を得て急拡大するのが、高倉町珈琲だ。後発で殴り込んだのは、すかいらーく創業者・横川兄弟の三男。「もう一度、お客さんを喜ばせたい」その一心で逆境から挑む、外食レジェンドの挑戦を追った。
出演者
【ゲスト】高倉町珈琲 会長 横川竟
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
関連情報
【ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
【公式Facebook】
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【公式Twitter】
https://twitter.com/cambrian_palace
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