◆きょうも始まりました「よ~いドン!」
「となりの人間国宝さん」は
奈良・耳成(みみなし)駅周辺をぶらり。
5年前まで週刊文春のカメラマン
だったというご主人。
仕事一筋夫が、たった一度だけ
妻を喜ばせるためにとった一風変わった行動とは?
「おしえて!スゴ腕ワーカー」は
祇園 北川半兵衛のお茶カフェプロデューサー。
本当のお茶のおいしさを
京都から世界へ。
茶葉選定からスイーツ開発まで
身近なお茶の常識を覆す徹底した仕事ぶりに密着します。
きょうも元気に、よ~いドン!
◆近鉄大阪線・耳成駅。
大和三山の一つ
耳成山がそびえる静かな町。
ちょっと風変わりな
「耳成(みみなし)」の由来は、
山裾のない真ん丸い山
余分なところが全くないという意味から来ているんだとか。
それでは、きょうも
はじまりはじまり~
◆懐かしい。
こんな電池売ってたな、
そういったら。
今、もう買えへんもんなあ、
こういうので。
こんにちは。
「よ~いドン!」という番組なん
ですけれども。
◆見てますよ。
◆そうですか。
お母さん、このあたりは長くお住
まいで?
◆はい。
もっと家離れてますけど、よくテ
レビ見てます。
◆ありがとうございます。
どういった町でしょうか、このあ
たりは。
◆さあ、どうでしょう?
落ちついた…。
◆落ちついた町で。
こちらにはお買い物しに?
◆はい、ちょっとこれから、
イオンモールに自転車で。
◆イオンモールはもうそれは、
便利ですわね、
何でもあるし。
◆自転車で。◆お母さん、
これはそろそろ外さな暑いんちゃ
います?
◆日よけにしてます。
こんにちは。
どうも。
◆そこで犬の美容室をしてるんで
す。
◆犬の美容室やってるの。髪型、
めちゃくちゃ格好いいじゃないで
すか。
◆やっぱり?
やっぱり?
◆これ何?どういう髪型なんです
か。
これこれ、ほら。
夏仕様のカットで。
何か意識して?
◆私、美容室しているんで、
普通にするんやったら、目立つよ
うにしたいといって。
◆これは目立つわあ~。
◆ありがとうございます。
◆今いてるんですか、わんちゃん。◆います。
◆見せてください。わんちゃん。
ここ、
わんわんりーこ。
こんにちは。
今、散髪中でした?
◆はい。
散髪中です。
◆今から、どんな髪型にするの?
◆今から、丸っこく切って。
まだやっている途中です。
◆やっている途中。
ここだけ残して…。
◆でも切りますよ、はさみで。
◆そこも切って。
何という名前ですか。
◆ポンタ君です。
◆かわいらしいね、ポン太君。
もう長らくこのあたりでは。
◆ここに来てからは3年です。
◆それまではまた違うところで?
◆やってました。
トリマーは24年してます。
◆そうですか。
ほならね。
ポン太君、いくわね、バイバイ。◆こんにちは。
こちらを、
長らくやっておられますか。◆はい。
◆何年ぐらい?
◆もう40年ぐらいです。
◆40年ですか。
ほんなら、2代目さん?
◆二代目。
◆そうですか。
ほんで、お母様ですか?
◆いえいえパートさんです。
◆パートさんですか。
タイちゃいますの?
◆そうそう。
天然タイ。
◆これお幾らぐらいするんですか。
◆これで1500円ぐらい。◆1500円!
めつちゃ安くないですか。
◆安いですよ。◆えっ、タイって、魚の王様ちゃ
いますの?
◆そやけど、ここは個人やんか、
おいしいものを一般にある程度の
価格で売る感じなんです。
◆安っ!
これ、タイ、1500円ですよ、
この大きさで。
◆これは生のタコ。
◆これはお幾ら?
◆650円。
◆650円。
安っ!
◆1回味見してみますか。
◆いいですか?
うれしい!
うまそうや。
こんなん。
4つ入って、1200円やって。
やっぱりちょっと大手のところと
は違うところで。
いいや、こんなん最高ですやんか。つくりたて、最高。
◆吸盤はさっと…。◆うまいですね。
おいしい!
◆個人やでさ、
おいしいって言うてもらうのが
一番やろ?◆やっぱりね、今の景色を見てい
ると、
ちょっと大手のスーパーではない感じの…。
◆やっぱり人と人とのやりとり、
それが大事です。
◆めちゃくちゃうまいわ。
◆ようけ食ってー、
◆最高。
◆ようけ食わな痩せるで。
◆うまい。
◆おはようございます。
きょうも元気に始まりました「よ
~いドン!」。
金曜日は羽野晶紀さんと
ご一緒です。よろしくお願いします。
きょうの「となりの人間国宝さん
」、きのうに続いて
耳成駅です。
◆行ってまいりました。
タコうまいですよ。
◆あれ、吸盤食べた?
吸盤うまいよな。
◆うまいです。
吸盤食ってなかったやん。
◆一口目は違う種類行くんですよ。◆めちゃくちゃうまかった。
わかる?
もう1個行ってしまった。
その後、吸盤も食べてるねんけど。
◆あの吸盤はうまい。これうまいで!
◆吸盤食べてんねん、その後。
別に、
好き嫌い激しい人じゃないで。
◆ああいうさ、
個人でやっておられるお魚屋さん
って、
やっぱり新鮮やし、
うまい感じするよな。
◆安いです。
◆何よりもね、
やっぱり常連さんが来るね、
大体のことわかっておられるから、
この人にはこんなんが合うんちゃ
うかとか。
◆新しいの入ったでとか、コミュ
ニケーションがあると言ってたも
んな。
◆いいなあ、こういうお魚屋さん。
◆タイなんかでも、
もちろん全部さばいてくれて、
天然のタイ、
1500円ですって。◆きょうは楽しみやな。
◆きょうはね、お土産が何か、
皆さんには、
ちょっと期待していただきたいと
思います。
◆タコなのかタイなのかないのか。
◆3択があるの?
タイなのか、
タコなのか、ない!?◆これはちょっと
番組途中まで最後まで見ていただ
かないと
わからない答えになってますので、
皆さんも、dボタンで…。◆ないです。
◆やっていただきたいと思います。◆ということで、耳成駅でござい
ます。続きをどうぞ。
◆笑顔くらぶやって。
へえ。すてきな名前ですね、
これは。
風船がいろいろあって。
こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」という番組なんですけれども、
ぶらぶらしておりまして。
こんにちは。
いいですか、お邪魔させてもらっ
ても。
◆こんなん…。
◆これ確かに、今はどういう状態
ですか。
◆あした朝から
きょう今晩と、
すごくちょっと忙しくて。◆なるほど!
きょう何があるんですか、
イベント、きょうの晩は。◆きょうの晩は、
ちょっと遅いけども、
花飾り。◆これ?
◆これ?
◆そうです。
見てもうて、
全然オーケーです。大きいやつ、
こんなんを、
上からつるす。
今つくってるのが、
お誕生日会で、
10歳と8歳って聞きました。
◆10歳、8歳。
例えばね、こういうのって、
お誕生日会で
家でやってほしかったら、
予算的にはお幾らぐらいになるんですか。
ある程度にぎやかにしようと思っ
たら。
◆ご予算に応じますけど、1万円
ぐらいから。
◆例えば1万円でやってほしいと
なったら、
どのぐらいの風船が…。
◆こんなん。◆見せてもらいたい。
◆こんなんでお見せしてても大丈
夫ですか。
◆もちろんです。
◆これ…。
◆めちゃくちゃかわいいじゃない
ですか。
◆これもお誕生日なんですけど。
◆ハッピーバースデー。
これでお幾ら?
◆8000円ぐらい。
◆これはええわ。
大体何日ぐらい残るんですか。
◆1週間以上は。
◆きょうの晩と
あしたの朝はまた違うやつですか、仕事は。
◆違います。
◆これはどのぐらいの
商いになってるんですか。大きな商いになってるんですか。
◆そうですね、ありがたい仕事で
すね。
◆ひげもそる暇もないぐらいです
ね。
◆そんなん…。
◆今も本来やったら、こんなんや
っている場合じゃない…。
◆違うんですよ。
きょう朝からリハビリやったんで
すよ。
去年、7月の31日に、打ち合わ
せ中に倒れて、脳梗塞やったんで
す。
◆えっ!
全然そんな感じないですやんか。
◆とにかく、
11月12月というのが、
子供のバルーンアートをしてるんですね。
バルーンアートの仕事がたくさん
入っていたので、
それだけは、
外出してでも行くって、
先生ともめて…。
◆どんだけ優しいんですか!?脳梗塞でしょう?
◆リハビリしたら、何とか立てる
ようになって。
◆すごいな、そんな気配はゼロで
すよ。
◆ありがとうございます。
◆普通、言葉にちょっと支障があ
ったりとか。
◆言葉たまに出るんですけど、
今は全然。
◆でも、病気を克服して、これか
らだからまた、こういう、
本当にありがとうとか、看板がすてきやなと思ったんですよ。
ありがとうとか、こういう…。
◆こんな
無精ひげのおっさんで
ぼさぼさおるけども、
名前笑顔くらぶで、
とにかく…。◆確かに僕も、入ってきたときイ
メージが違い過ぎて、びっくりし
たんですよ。
◆みんな言わはります。
お客さんがここへ来て、誰がつくるんですかって、
僕ですって言うたら…。
えっ?って。
◆びっくりしはりますよね?
◆しはります。
◆何かやってる。
すごい。
謎の集団が。
こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」と
いう番組なんですけども、
これは相撲甚句?
相撲甚句会ということですか。
◆そうそう。
◆皆さんは何?
どういうお集まりですか。
◆甚句会の会員です。◆女性の方も。
相撲甚句というと、もちろん若い
人は、聞いたこともないとは思う
んですけれども、要するに今やっ
ておったような、
本来は相撲取りさんが
やるやつですよね?◆巡業のときにね。
◆ちょっとだけ聞かせていただい
てもいいですか。
♪~
◆地方巡業などで
力士が余興として歌う
七五調の歌が相撲甚句。
平均年齢
70歳という
大和すくね相撲甚句会は、
月に数回集まり、練習を重ねて、
お祭りなどで披露しているそうで
す。
♪~
…ごめんね。
◆いいです!
気分乗ってきたらね。
今聞いてたらね、お父さん、
声を出していると、元気になりま
すよね。
◆元気そのもの。
◆ねえ?
やっぱり今ね、
高年齢化社会といって、
結構リタイアされた方もいらっしゃるじゃないですか。
やっぱりお仲間そういう方が多い
ですか。
◆市会議員であったり。
◆市会議員。
それも現役ですよね。
◆現役、現役。
◆カメラマンで
有名な方が。◆カメラがいてる?
今現役でやっておられるんですか。
◆いや、現役でもやっていますね。◆近所に?
◆はい。
◆近くに住んでいるという
カメラマンの方を訪ねることに…。
◆こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」と
いう番組なんですけれども、
お父さん、カメラの…。
そうですか。
お父さん、
ちょっと入らせてもうていいですか。
◆どうぞどうぞ。
◆何かおもしろいカメラの人がいてるって
聞いたんですけど。
◆おもしろくないですよ、別に。
◆お父さん何をやっておられるん
ですか、カメラは。
◆今はやってないですよね。
今は時々撮ってるだけで。
◆ちょっと座らせてもうていいで
すか。
◆どうぞ。
◆こんにちは、「よ~いドン!」
という番組で。
◆ああ、そうなんですか。
◆すいません、急にお邪魔さして
もうてます。
◆とんでもない。
◆何かご近所でお父さんがおもし
ろいカメラの人と聞いたんですけ
ど。
◆そんな事ないなあ。
◆カメラマンなんですか。
◆昔、やめてから5年になるけど、週刊文春。
◆週刊文春!?えっ!
お父さん、週刊文春でやってまし
た?
◆ずっと、35年ぐらい。
◆えっ!
今までのスクープでいうと。
◆スクープなんてないですよ。
◆スクープなし。
◆スクープなんてない。
◆撮りに行ったやつとかないんで
すか。
◆撮りに行ったやつはあるんです
けど。
ちょうど写真展の準備してるんで。◆スクープばっかりちゃいますの。
◆いやいや、グラビアだから。◆お父さん、グラビアやってまし
たん。
お母さん、グラビアやってました
?
◆こういう感じです。
◆これお父さんが撮ったやつ?
◆犯人撮ってますやんか。
これ、お父さん撮りましたん?
◆はい。◆犯人…。
◆名前出てますからね。
◆あっ、ほんまや大久保さん。
◆グラビアのページをやっていた
んで、
別にスクープというものはないけ
ど。
◆お父さん、こういうのをまとめ
てグラビアって言うてるん
ですか。
てっきりグラビアの、
水着のあんなんかと思いましたや
ん。
◆20代後半から週刊文春など、
週刊誌のカメラマンとして
腕を振るってきた大久保さん。
1980年代から
2000年代にかけ、時代を切り
取る事件や
ニュースをカメラにおさめてきま
した。
◆今まで撮りに行った記憶である
やつで、
お父さん何があります?
◆いっぱいあって、
あり過ぎてわからんけど、
一番残ってるのは、やっぱり毒カレーだよね、和歌山のね。
長かったから。
◆水かけられたり。
◆かけられましたよ。
◆かけられましたん!?お父さん。これや。
1998年7月。
これ水かけているところで、
お父さんが写真を撮ってる?
◆まともに僕のところに来た。入ってくるのわかる。
ファインダーでみていると。
◆なるほど、いやあ…。
奥さんは、どういうお父さんなん
ですか。
◆優しいですよ。
わがまま言うところもありますけど。
◆まあまあ、優しいでしょうな。
◆わがまま言うこともありますか。
◆わがままとうし放題。
◆何も一切しません。◆全部奥様が?
◆そう。
全く何もしない。
炊飯器でご飯、
よう炊かん。
◆ご飯は炊かないですよね。
そら炊かれへんわ。
食べたものを片づけるとか。
◆やったことない、そんなもん。
◆洗いもんは?
◆私。
◆洗いもんをやってくれたらうれ
しいですか。
週に1回でも。
◆あんまり思わない。
◆えらいですねえ。
最高の奥さんですやんか。
◆どうやろ?
えらいというか、何というか…。
◆それで来てるもの。
◆これは、もうこんなもん、
普通やと言ったら、
ビンタされますよ、
今の時代。
◆これまで、全てを
大久保さんのペースに合わせてき
た奥さん。
週刊誌のカメラマンは、
早朝出勤、深夜帰宅は
当たり前。
毎日文句ひとつ言わず、
大久保さんを車で送り迎えしてき
たそうです。
◆お父さん、体調的には大丈夫な
んですか。
病気したりとか、そんなんはない
?
◆現役時代は全然なかった。
◆やめてから脳梗塞になった。◆脳梗塞!?
◆2回。
◆これまでの無理がたたったのか、4年前に
2度、脳梗塞で入院。
リハビリも兼ねて
あることを始めたそうで…。
◆ちょうど入院してるときに、
談話室ってあるじゃん、
病院に。談話室に行ったら、
昔話の本があったのよ。
たしか桃太郎か、
金太郎かなんか忘れたけど。
ベッドの中で、そういえば、
昔々あるところにという、
あるところというというのは、
一体どこなんだろうって、ぽっと
浮かんだの。
◆それで調べだしたんですか。
◆そう。
◆それを写真に。
◆去年、全国各地の
昔話のあるところを訪ねて撮影し
た
写真日本昔話を
発売した、大久保さん。架空の場所であるはずの
あるところに昔話にまつわるもの
がある。
そのおもしろさにはまり、撮影を
続けてきました。
最初は、大久保さんの趣味として、
1人で行っていたのですが。
◆木の根っこか何かに
つまずいて、転んだんです。
血だらけになって帰ってきたんで。これじゃ、
ちょっと…。◆危ないわ。
◆血がとまらない薬を
飲んでるから。◆そうか、
脳のあれをしてから。
それは心配ですわね。◆だから、もう
それから、
ついていくように。半分以上行ってるよね。
◆半分以上か?
◆車の横に乗って?
◆運転。
◆運転、お母さん!
◆僕は免許を持っていないから。
◆ようそんな
偉そうな格好してられますね。
そんなお母さんが…。
◆最初は邪魔だったけどね。
◆邪魔?
お父さんのことが心配やから来て
くれてるんですよ。
◆まあそうだろうけどさ。
◆でも、
陰で気遣いというのか、
思いやりがあるから…。◆ここで問題。
◆すごい!
◆ラストサムライが
ここにいておりました。
今時この時代に、
あんだけ深々と座って、あんな格
好できますか?
奥さんが言われたとおり動く。
これはね、
本来男として産まれてきたら、
憧れの姿ではありますけれども、そんなこと許される時代ではござ
いません。
皆さん、まねしてやらんように。
◆このご主人やからうまくいって
る。
◆そういうことでしょう。
だから、そんなご主人でも奥さん
を喜ばせる。
◆奥さんが喜ぶんです、
奥さんは、ほれてます。
お父さんのためやったらと思って
います。
その奥さんを喜ばした。
ふだんはあんな感じですよ。
ご主人の行動。
◆こういう感じやけども、奥さん
を喜ばせることをしてるから、
チャラになるということでしょう。◆そういうことです。
円さん、◆円さん、いかがでしょうか。
◆俺か。
さっき話を聞いてたら、
もうお茶も入れへんみたいな感じ
でしょう?
◆何にもしません。
◆だけど、
だけどですよ、
年に一度だけ、
朝早く起きて、別に何をやるとか、
何のプレゼントするだけじゃ、そんなんじゃなくて、熱いお茶を
ばーっとご主人がみずから入れて
あげて、
2人で
ふうふするという。
◆フーフー。
出た!
◆どうや。
◆ちょっと…。
◆先手を打ってきたよ。
◆俺、きょう言うことないねけど
なあ。
◆先攻の円さんは夫婦で、
決めて夫婦ですので、
ふうふう以外で。夫婦身内親族、
そういう系列は一切なしで。
円さんが先手使わせていただきま
した。
人に関することはなしで。
◆先手打ち出したんで、
すいません。さあ、後半どうするの、
こうご期待でございますが。
その前に、鰻さん。
◆ちょっと間をつながせていただ
きます。
やっぱり奥さんが喜ばないといけ
ないですから。
僕、ご主人の部屋、自分の部屋が
あるんですけど。
思春期の中学生男子みたいに、
ポスター。
奥さんのポスターをめちゃめちゃ
張ってると。
◆奥さんのやつ…。
◆そうなんです。奥さんを撮ってて、めっちゃ張っ
てる。
それって、奥さんうれしいじゃな
いですか。
◆中継ぎの鰻さんが写真に関する
ことを答えましたので、写真で。
◆もう無理です。
◆人にかかわること、
写真かかわることは一切。
ちょっと…。
◆そこのシャッターをおろされた
ら無理です。
◆今のうまかった。
◆はっけよいって言うてませんの
で。
◆カメラだけにシャッターをおろ
すと。
ノーカウント。
羽野さん、いかがでしょうか。
◆私ですね、もうこんなに偉そう
にされて、
何でこれはもうそうでしょう。
◆無理ですよ。でもそれでも奥さんは…、
ですから。
◆やっぱりそれは、
最終的には、
ハートをね、
ハートなんです。
なので、ここぞというときは、
いつも
ありがとうとか、
きれいよ、とか。
言葉だけ。
◆言葉だけで言うけれども、
奥さんにしたら、
それが響いてしまうと。
◆そうです。
◆ちょっと違います。
言葉全般、ちょっと橋本さん、
使えなくなってしまいました。
人、カメラ、
言葉全般。
◆言葉全般?◆ちょっと今回
チームメートが先走ってしまいま
した。
それ以外で。
◆言葉全般?
発せないですよ、何も。
◆仲間がちょっと使ってしまいました。
悪気はなかったんです。
すいません、
さあ、それでは、
後攻の橋本さん。
◆あれちゃいますか。
結局、奥さん、
ご夫婦で長くいらっしゃると、
人生山あり谷ありやと思うんです。
そうなってくると、奥さんの気持
ちが
へこんでいるときもあるんですよ。そういうときもあるんですよね。
旦那さんが
結構ポジティブな言葉をかけはる
と思うので、
カメラだけにネガティブにならな
いようにしてるというか。
◆カメラはちょっと、
相方の鰻さんが
カメラに関することは…。
◆すいません、
ちょっと焼き増ししてしまいまし
た。
◆カメラに関すること、恨むなら、
相方を恨んでいただいて。
◆めっちゃあるやん。
◆ノーカウントということでよろしいですね。
◆きょうは回答してないというこ
とで…。
◆あんた、汗ひどいで。
◆最近、新幹線乗ってて、苦しく
なってくる。
きょうもどこかで言わなあかんか
なと思って。
苦しい。
◆橋本さんの回答は得られなかっ
たですが、正解はこちらでござい
ます、どうぞ。
◆でも、
陰で気遣いというのか、
思いやりがあるから、
言わなくてもあることがわかるか
ら。
◆今僕らには、こうやってこうし
てましたけど、
お父さん、何本を読んでごまかし
ているんですか。
◆あとがき読んでください。
◆後書き読まないです。
照れているでしょう。
◆いやいや。
◆急に…。
◆ちょっとコーヒーくれへん?
◆偉そうに言いましたよ、お父さ
ん。
これからも、
一度は病院だろうし。
薬はずっと飲み続けなければなら
ないだろう。
今おくればせながら、妻にお礼を
言うべきかもしれない。
◆本の後書きにふだん絶対口にし
ない感謝の言葉が
つづられていました。
◆お父さん…。
◆それはそうですよ。
それ以上でも以下でもないですよね。
◆お父さん、口では言ってないで
すか。
◆言ってない。
よう言わん。
◆お母さん、これ読みました?最
後。
◆一番最後の。
◆物すごい感動でしたよ。
◆感動でした?
◆本心がわかったような…。
◆確かに。
お父さんの性格知ってるから、
なおさらやろうなあ、これ。
結婚して、
かれこれ40年。
仕事もずっとお母さんが、
文句も言わずに、
お父さんの面倒を見てくれて、
何やったら、病気で倒れた後も、
ついてきてくれてますから、ちょっと一言でもお母さんに。
◆どうなんだろうね。
お礼を言うのはね、
死ぬときだよ。
◆お父さん、でもね、
お父さん2回脳やってるんですよ。
そんなもん、お礼言いたくてもね。
◆3遍目。
◆3遍目倒れたとき…。
言いたくても言えないかもしれな
いですよ。
◆それは確かに。
◆今言える間に一言お父さん。
◆でも、もうそれにあらわれてる
から。
◆もういいって。
◆ぜひこれもらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきますので、ご夫婦
に。
◆まあ、ありがとうございます。
◆ありがとう。
これ何んすか。
◆これはね、となりの人間国宝で
すので。
◆ありがとうございます。
◆こちらこそ、いろいろと、
お父さん、ありがとうございまし
た。
◆出会ったころから、
ご主人を支え続けてきた奥様。
夫のぞんざいな態度も
照れ隠し。心の底で、
夫婦は互いを
思いやっているのです。
◆けんかとかはしないんですか。
◆したことない。◆お母さん、
けんかとかは?
◆ないね。
◆たまに腹立つこととか
あるでしょう、だって。◆最近は、
ちょっと耳が遠いから
離れて…。
◆離れて文句を言うんですか。
お父さん、
離れて文句言ってるみたいです。
◆まあまあまあ。◆聞こえへんかったら一緒ですよ
ね。
◆聞こえてますよ、大体。
◆聞こえてるんですか。
◆これぞおしどり夫婦。
◆本当に、
熟年の夫婦を見せていただいた感じです。
お母さんが言うやつも、聞こえて
いるんですけど、
聞こえないふりをしてくれている。お互い…。
◆本当にバランスがいいですよね。
◆言うたら夫婦のベテランですか
ら。
◆そうです。
◆ベテランの感じが出てますよ。
おい、と言う前に、
奥さんももうというぐらいの、こういうベテランというのはすご
いね。
◆なんか理想の夫婦やなというと
ころがありました。
今でも、奥さんが
運転してご主人と一緒に
そういう昔話のところの写真を撮りに行ったりとか、
ご近所に写真を撮りに行ったりし
て。
◆人から見たらね、このご主人は
ちょっと昭和の亭主関白やというふうに
見えるかも分からないけど、
お二人にしたら、
そういうお互いの愛情というか
認め合ってるというのか、
そういうものがあるから、
全然そうじゃないと思う。
◆本の裏にあれはなかなか粋です
よね。
◆羽野さん、いかがですか。
女性として、ああいうことをされ
ると。
◆日ごろああやって、偉そうにしてても、そうやって
最後のあの文章が。
だから、ちょっと…。
◆きょうもし帰って、
ご主人の鼓の裏とか見たら。
◆何で!?
そんなんないやん。
鼓。
◆表も裏もある。
◆表しか見ない。
裏側から見たら、感謝の気持ち。
これはご主人の…。
◆俺ひとり暮らしやんか。
マンションにいるんだけど、
うちの奥さんが時々、
部屋にお弁当を持ってきてくれる
んですよ。
おなかすいているときに、ちょっ
とお願いとか言うて。
そのときは、
奥さんの写真をね、出してきてね、
玄関先にばっと置いておくねん。
なら、嫁はんも言わへんけど、見て、
ああ、私も好きやねんなって。
これ作戦やねん。◆言うたらあきませんやん!
作戦やったんですか、それは。
◆それも優しさや。
ずっと置いてあります。
◆すばらしい。
◆今のお弁当で思い出したんです
けど、
お土産、多分八光さん、ないんで
すよね、
きょう。
◆あれ?タコは。
◆3択のお弁当、ない、
お土産ない、正解。◆何でないんですか。
◆お前食べることしか考えてない
んか。
◆おなかへってるんですよ。
お願いしますよ。
この時間は。
◆この後、正解が出ますって言ってたやんか。
◆やっぱり新鮮なお魚なので、
新鮮なものを食べていただきたい
ので、やっぱりここまで運ぶには
時間がかかってしまいますので。
◆魚屋さんのパックで…。
◆自転車しかないんですよ。
あの魚屋さん自転車しかないんで、
車で持ってこれないんですよね。
なので長時間かかってしまうので。
今回はちょっとなしということで、そして、
カメラの大久保さん、
今年の10月にですね、京橋で、今までやってきた
自分の写真展を開く予定なので。
◆歴史やんね。
歴史を語るですよ。
◆なので大分先になってしまいま
すが、10月です。
京橋で。
◆見に行こう。
俺。
◆ちょっ
とチェックいただきたいと思います。
ということで、以上、耳成駅でご
ざいました。
◆八光さん、ありがとうございま
した。
続いては、「本日のオススメ3」
です。
皆さん、メモの用意をしてごらん
ください。
どうぞ!
◆本日のプロは、
HIS朝生修平さん。
さまざまなお得なツアーを
提供し続けるHIS。
営業所勤務を経験するなど、
旅のニーズを知り尽くした
プロフェッショナル朝生さんが、
本日オススメしてくれるのは…
◆今回はグルメも観光も大満喫。
お得な海外、国内旅行を
3つご紹介いたします。
◆ポイントの1つ目は
食事です。
ウニ、イクラ、
神戸牛焼き肉を乗っけ放題、食べ放題で
お楽しみいただけます。
一度はやってみたい、
ウニのてんこ盛り丼だってできて
しまいます。
また、サザエ、カキ、
ホタテなどの海鮮焼きも食べ放題。
ポイントの2つ目は体験です。
透明度の高い、
但馬海岸にて、グラスボートの海
底遊覧へ
ご案内いたします。
ふだんはなかなかみることができない
海中の世界と
日本屈指と言われる海岸美は感動すること間違いなし
です。
ポイントの3つ目は観光です。
但馬の小京都、出石でたっぷり2
時間のフリータイム。
レトロな隠れ家カフェや
雑貨店、酒蔵などが立ち並び、見どころ満載です。
さらに、名物出石そばのちょっぴ
り試食と、
クラフトビールのちょっぴり試飲
もお楽しみいただけます。
ウニ、イクラ、神戸牛焼き肉食べ
放題、
但馬・日帰りバスツアー、何と、
7980円です。◆食べ放題、飲み放題が
ついて、このお値段。
いかなきゃ損ですね。
◆ポイントの1つ目は
移動手段です。まずはフライト。
通常運行がない関西空港から
北海道稚内空港間の
往復直行便をチャーターしました。また、関西空港から
添乗員が同行するので、初めてのかたも安心して
ご参加いただけます。
続いて、北海道内。
3日間同じ貸し切りバスでの移動
なので、
荷物の持ち運びが不要。
無駄なく、
主要観光地を
めぐることができます。ポイントの
2つ目は観光です。
利尻島、礼文島の
大自然を存分にご満喫いただけま
す。
この時期にしか見ることができな
い、珍しい高山植物を花ガイドと
一緒に観光するハイキング。
開放的な
景観のオタトマリ沼。
運がよければ
アザラシにも出会える仙法志御崎
公園など、
利尻、礼文でしか楽しむことがで
きない
観光地を余すことなく、ご案内し
ます。
ポイントの3つ目は、食事です。
ウニ丼にあぶりホッケ、
具だくさんの海鮮丼昼食など、
計7回の食事つき。
北海道ならではの味覚を心ゆくま
でご堪能いただけます。
大自然と花の絶景を楽しむ、
北海道
利尻島・礼文島3日間。
何と、
9万9800円です。
◆大自然の美しさと
おいしい料理がついた、
ぜいたくなツアーですよ。
◆ポイントの1つ目は
特典です。
ご希望の方には
2日目に
三大免税店をめぐる特典をおつけ
します。
ロッテ免税店、東和免税店、
新羅免税店で
使って、お得にお楽しみください。さらに、
石焼きビビンバ、または冷麺から選べる、
名物料理の昼食をおつけいたしま
す。
ポイントの2つ目はホテルです。
ご宿泊いただくのは、
カンナムエリアに位置するデラッ
クスクラスホテル、
インペリアルパレスです。
館内は、全てヨーロッパ調のインテリアでまとめられており高級感
漂う雰囲気です。
雰囲気です。
また、ホテル内サウナを滞在中、
1回ご利用可能。
各種テーマ風呂や露天風呂など旅
の疲れを癒やす、ぜいたくなひと
ときをお楽しみください。
ポイントの3つ目は
お部屋アレンジです。
基本は約28平米の、
スーペリアルームですがプラス6
000円で
デラックスルームへアレンジ可能
です。
デラックスホテルに滞在。
ソウル3日間、燃油サーチャージ
込みで何と2万2800円です。
◆豪華ホテルに泊まる
ぜいたくな韓国旅行。
ぜひ、楽しんでください。
◆いいですね。
ちょっと旅の予定を…。
◆安いし。
◆考えられないな。
これからいい季節やからね、
旅行には最高だよ。
◆日帰りバスツアーもありました
し。
◆神戸牛なんて。
◆食べ放題ですよ。
◆安さの
1回教えてほしいな、ほんまに。どういう理屈でこんだけ安いのか。
◆びっくりし過ぎて
引いちゃうんですよ。すげえなという。
◆何か思ってまうもんな。
◆何もなく、
ただ計算ができへんだけやったら
どうする?
◆それやったら、うれしいなあ。
◆こんなぐらいなんですかね?っ
て。
◆以上「本日のオススメ3」でし
た。
続いては「おしえて! スゴ腕ワ
ーカー」です。
銀シャリのお二人、よろしくお願
いします。
◆よろしくお願いします。
ということで、今回のスゴ腕ワー
カーはこちらでございます。
わかりますかね、皆様。
出ましたこちら、
祇園・北川半兵衛お茶カフェプロ
デューサーでございます。
◆創業150年の老舗の
お茶屋さん。◆しにせですよ。
しにせをろうほって言いました!
◆3回見てて、
ちゃんと間違ったらあかんて。
◆ろうほ!?
◆新しいお茶とはどういうお茶な
のか。
それでは、北川半兵衛、
お茶カフェプロデューサーのスゴ腕なお仕事をどうぞ。
◆爽やかな香りが楽しめる
新茶の季節が到来!今、そのお茶の魅力を広めようと
女性から大注目のお店が
京都にあります!!
それが今年一月にオープンしたば
かりの
「祇園 北川半兵衛」。
実はここ、お茶の業界では名誉ある
農林水産大臣賞を
11回も受賞している
お茶問屋「北川半兵衛商店」が
手がけるカフェなんです!!
お茶にとことんこだわった商品は
見た目、味、ともに一級品!!
◆今回のスゴ腕ワーカーは
このカフェを手がけ、
伝統あるお茶を京都から世界へ
発信する、若き伝道師
知られざるお茶の常識から
劇的に味が変わるお茶の入れ方など
お茶の世界に新たな風を吹き込む
プロフェッショナルに密着します
◆というわけで、
今回のスゴ腕ワーカーさんは、
祇園 北川半兵衛
お茶カフェプロデューサーということでございますけれども。
京都の祇園にやってまいりました。
◆祇園ですね。
◆北川半兵衛お茶カフェプロデュ
ーサーというのは、
一体どういうお仕事なのか。
そして、僕は祇園に着目しました。こんなことしてるんじゃないかと。
こちらですね。
シャンパンタワーの
お茶。
◆これはお茶っぽい。
どうですか、でき的には。
◆でき的には100点です。
◆ちゃっちゃと行きましょう!
◆うまい。
◆きょうも絶好調の橋本。
二人がやってきたのは
今年オープンしたばかりの
お茶カフェ「祇園 北川半兵衛」。
◆奥ですか。
◆ちょっと待って?これ…。
何屋さんなん?これ。
◆すいません、本当に。◆めっちゃおしゃれですよ。
◆いらっしゃいませ。
◆この方じゃないと思うよ。
◆マジっすか。
◆違うって多分。
◆一応聞いてみようか。
◆祇園 北川半兵衛の山形さんでしょうか。
◆はい。
山形でございます。
◆マジっすか。
思ってたイメージと全然違った。
◆ちょっとチャラめやなと。
◆よく言われます。
◆まさにお茶界の新風!
今回のスゴ腕ワーカー
山形陽(やまがたよう)さん。
◆祇園の北川半兵衛と書いてますけど、
北川半兵衛というのは、有名なお
店なんですか。
◆すみませんね、我々が無知で。
◆文久元年、
1861年から創業している、
お茶の問屋なんですけれども、有数の茶問屋となります。
◆そんな前から。
◆江戸時代からですね、はい。
◆由緒正しきお茶屋さんという。
ちなみにこちらのお店は、どうい
ったお店になるんでしょうか。
◆ここは、
お茶の魅力を知っていただいて、
もっとカジュアルに余り難しく考えずにおいしさを味わっていただ
くのと、あとは
お茶を原料にしたお菓子を提供する。
お茶が主役のコンセプトですね。
◆日本人なら、毎日と言って
いいほど口にするお茶。
昨今では、お茶も多様化し添加物やフレーバーが入っている
ものも多いなか、
山形さんは、北川半兵衛商店のお茶を口にしてから、
その味わい深さに感銘を受け、
お茶本来の味を
世間に知らしめたいと始めたのが
ここのカフェ。
山形さんの役割は
お茶の楽しみ方や
お茶を使ったスイーツの開発など
本当のお茶の魅力を伝える伝道師なんです。
◆食べてはる方も上品ですね。
無ですやんか。
◆親子です。
◆親子でいいですね。
◆なかなかこの年ごろの方、
お母さんと行かないから、思春期を乗り越えてくる、
店のコンセプトね。
◆お茶が和ませてると。
◆そうですね。
こちらの勝手な言い分ですけど。
◆心を和ませるお茶。
山形さんが手がける
本当のお茶の味は?
◆美しいです。
山形さん、
こちらは何でしょうか。
◆こちら、左から抹茶、
煎茶、
ほうじ茶、
和烏龍茶、和紅茶ですね。
◆5種類のお茶を通して
本来の味を知ってほしいという
思いが込められた定番のセット。
一言に「お茶」といっても
これだけ色と味が違うんです。
まずは抹茶を…
◆何かこうやってしまうよね。
ああうまっ!
◆いいお抹茶ですね。
◆ありがとうございます。
◆いいです。
◆ちゃんとうまみと渋みがいい感じで。
いいお抹茶は、
おだしの風味が…。
◆うまい。
◆これですわ。
◆煎茶もいいね。
◆すげえ。
玉露かのような。
◆いい煎茶は玉露に近い。
◆当てちゃうんですよ。
◆本来の渋みに加え、和風だしに近いうまみが楽しめる
抹茶。
日本人にとって定番の煎茶は、
玉露のように深い甘みが広がりま
す。
ほうじ茶は、香ばしく爽やかな
味わいなんだとか。
◆烏龍茶ですね。
国産の烏龍茶。
◆おいしい。
◆またちょっとちゃいますね、
普通の烏龍茶と。
◆あっさりしてますね。
◆普通の市販のとは違うと思いま
す。
すっきりしていると思います。
◆飲みやすい。
◆ホッになるとこうなるんですね。和ですね。
◆セイロンティーみたいな。おいしいな、これ。
◆自然な香りとすっきりとした
和烏龍茶。
ほのかな甘みが特徴の和紅茶
実は、これらの5種類のお茶には
ある共通点が…
◆お茶の木なんですけど、
栽培方法と製造方法で全部つくる
ことができるんですね。
ちょっと難しいですか。
抹茶になるてん茶だけは、
栽培方法がちょっと違います。
玉露みたいにつくります。
煎茶からこっちというのは、
煎茶の葉っぱでほうじれば
ほうじ茶、
半分発酵されれば烏龍茶、
全部発酵させると紅茶になります。◆元の茶葉は一緒ということです
か。◆で、できるんです。
◆えっ!
じゃあ、
ちょっと加工の仕方というか。
◆そうですね、はい。◆あぶり方とか、そういうことに
よって。
これだけ色も味も違うようになる
んですか。
◆そのとおりです。
◆お茶になじみのある
日本人でさえも知らない
お茶の常識。
こういったことを知ってもらう
ことで
お茶本来の味が楽しめると
山形さんは言います
そして、このメニューと一緒に
ついているお菓子にも
山形さんのお茶に対する思いが。
◆前に並んでる
合わせて、お茶を引き立てるために
つくられたお菓子です。
◆それぞれのお茶本来の味を引き立てるために
山形さんが考案した
お茶とお菓子のペアリング。
◆こちらは何でしょうか。
◆そちらはチョコレート系の
ガトーショコラになります。
◆これ抹茶。
味が変わりますね。
甘みが。
◆ちょっと渋みも
ガトーショコラの感じとあいまって、急にまた、
別のスイーツができ上がる感じと
いうか。
◆こちらは煎茶のペアリングで、
イチゴの風味がついてる、
かりかりしたものなんですけど。
◆うまい、これだけでも全然。
◆すごい。
最初イチゴの香りと
甘みが来るんですけど、
最後すっきりはっと、
最後流してくれるというか。
◆煎茶に合うのは、あんまりしつこくない甘さ。
すっきりした甘さですっときえる
ほうが、煎茶の渋みと
うまくまじわるんですね。
◆これはうまいです。
◆苦みのある抹茶には
甘いチョコレート系のお菓子。
香ばしいほうじ茶には
それを引き立てる塩味が効いたお菓子。
香りが特徴の和烏龍には
柑橘系のスイーツなど、
お茶の味を引き立てる工夫が。
◆ペアリングの発想は、
どうやって決めてはるんですか。
◆まずは、
お茶の味のバランスというのを、
うまみと苦みと
渋みというのがあるんですけども、そこに合わせて
足りない部分の味を
こっち側で補うので、
それで合うんですね。◆なるほど。
そのバロメーターの
かけてる部分を補いあうというか。
◆本当のお茶の味を
とことん追求する山形さん。
我々が普段何気なく入れている
お茶も、入れ方一つで
味が劇的に変わるんだそう。
ということで玉露の茶葉を使い
正しいお茶の入れ方を教えてもら
いましょう!
◆まず入れるんですか。
◆まず入れます。
◆ぱんぱんに入れるんですね。
◆ぱんぱんに入れます。ここで、
さまします。
◆えっ!?
◆40度50度ぐらいまで冷まし
ます。
◆最初に茶葉を入れがちですが
まずはお湯を40度になるまで
湯冷ましさせる事がポイント。
◆そして、
これをこっちに入れます。
◆もう注ぐ!?
◆何にも入れてないですよ、
まだ、
茶葉。
◆茶葉は入れてないです。
温度を
整える部分でもあるんですけど、ここで、計量するんです。
実際にここに入れたお湯の量より、
茶葉が吸うので、量が減ります。
ここに初めてお茶の葉っぱを、
玉露を入れます。◆ここからですか。
◆茶葉は適量ですが
多めに入れるのがポイント。
◆ここのお湯をこちらに…。
◆戻すんですか!なるほど。
◆計量と冷ますのの両方…。
で、時間は
結構待ちます、ここで。
温度が低いので待ちます。
今は大体40度、
50度ぐらいなので、5分ぐらい出せば、
びっくりするくらいうまみが出ま
す。
◆そして、待つこと5分。
◆こちら、
回し注ぎといって、
1、2、3で行きますね。
そしたら、
もう一回3、2、1で。
◆これのイメージはあるな。
これはできたなあ。
◆最後の一滴が一番おいしいと言
われます。
◆最後僕で…。
◆やっぱり余すことなく。
◆おっ!
◆では。◆これは絶対うまいなあ。
◆う~わ!
これはほんまに違う。
◆おだしを飲んでいるみたい。
すごいうまみが爆発してますね。
◆これが低い温度で出してるから、
うまみが出るんです。◆高かったら、飛んでまうんです
か、うまみ。
◆温度帯によって渋みが出たり、
苦みが出たり、本来は、その
バランスでいいバランスが一番おいしいお茶になる。
◆山形さんは、
本来のお茶の味を広めるため、
国内に独自の農園を持ち
茶葉の活用方法を研究したり、
また、上海まで足を運び
日本茶の魅力を伝えるなど
幅広く活動しています。
そして、お茶本来の味を引き出すためにも
専属のパティシエとともに
スイーツ開発に励んでいます。
そのスイーツがこちら…
◆何ですか、
これは、美しい。
◆これはすごい。
◆日本庭園かのような。
これはどういった?
◆こちらは抹茶のデグリネゾンと
いう
で商品ございます。
◆デグリネゾン。
何でデグリネゾンというんですか。◆デグリネゾンは一つの素材でい
ろんなものをつくるんです。抹茶で、全部つくっている、
なので、
抹茶のデグリネゾン。
◆そもそも抹茶というのは
全国的に見ても、数多くの種類が
あると言われており
正確な数がわからないほど。
全国の抹茶を
山形さんが10種類に厳選し
つくり出したのが、
このスイーツなんです。
◆違う、
何か入ってる。
◆あれ?何か違う!
◆シナモンや!
シナモン。
◆いや、これ何か
普通の抹茶アイスと思いきや、
違うんですよ。◆やわらかいな。
バニラか?
◆みそですか?
◆正解です。
◆おまえ、正解すなよ!
なあ?
俺あほみたいやんけ。
バニラとか言うて。
最初俺何て言った?
シナモンとか。
何やねん…。
◆みそが入っているんですか。
◆みそです。白みそ。
◆えっ!?
◆先ほど召し上がっていただいた
抹茶もそうなんですけど、だしの
うまみがある。
で、みそを合わせるということは、
おみそ汁と同じ組み合わせなんですよね。
◆締めと締めであってるのか。
アイスも締めで食べる、
みそ汁も締めで飲むやん。
◆みそ汁は締めじゃない人もいるから。
笑うてるでめちゃくちゃ。
◆続いては、あえて抹茶を
7つの層にしたスイーツ。
◆グリーンベルト。
7層になってますね。
一番下からそうになってるんですけど、
口の中で溶けやすくしている。
それのほうがより抹茶を感じていただける。
◆ちょっと行きましょうか。
口どけの豊かなこと。
もう涙が出るぐらいうまいです。
本当に、ななそうそうです。◆出た!
7層、
ななそうそう。
めちゃめちゃ…。
◆これはめちゃめちゃうまい!
◆本当にうまいのは
山形さん考案のスイーツ。
抹茶の苦みを香ばしさとして
際立たせたクッキーや
抹茶の深みを感じられる
滑らかな食感のゼリーなど、
抹茶のおいしさを引き立てる
工夫が施されているのです。
ちなみに、抹茶といえば
茶せんを使ってたてるのを思い浮かべますよね?
しかし山形さんは、
それ以上にうまみを引き立てるある方法を見つけました。
◆何でまたシェーカーなんですか。
◆冷やすのとまぜるのと
両方同時にできるので、
確かにやってみたら、
意外においしく…。
◆実はバーテンダーとしてもつとめる
山形さん。
シェイカーの中に氷を入れ
抹茶をたてることでよくまざり、
よく冷え
これからの時期にぴったりな
抹茶ができ上がります。
◆出てますよ、
いいグリーンが。
◆高級そうやで。
◆泡立ちの感じとな。
◆初体験!
カクテル風抹茶のお味は?
◆うまい。
めちゃめちゃ上品な味ですね。
◆ちなみにご家庭では
ペットボトルを振ってまぜても
簡単に抹茶を楽しむこともできま
すよ!
日々、お茶を追求する山形さん
私服も少しチャラいですが、この日訪れたのも重要な場所。
◆こちらは北川半兵衛が
契約している、
菊岡農園さんという浜茶の
最高峰の畑なんですけれども、そちらをちょっと視察しに来まし
た。
見ていただけるとわかるように、
川沿いにあるんですけども、
ほぼ下が砂地、
砂利のような感じでできていて、
水はけがよくて、それがお茶に
すごい適している
砂の、土の状態になるんですね。
2018/05/18(金) 09:50〜11:15
関西テレビ1
よ〜いドン![字]【国宝さん元文春のカメラマンが脳梗塞から復活▽京都祇園お茶の老舗】
国宝・奈良・耳成ぶらり歩き、元週刊文春カメラマン、脳梗塞から奇跡の復活▽京都祇園お茶の老舗、究極の抹茶&スイーツ▽江戸時代お宝染め物
詳細情報
番組内容
「となりの人間国宝さん」を始め「本日のオススメ3」「産地の奥さんごちそう様!」「いきなり!日帰りツアー」「ロザンのうんちくん」「あいLOVE田舎暮らし」「スゴ腕ワーカー」「いっちゃん高いもん HOW MUCH!?」など人気コーナーが続々!朝の忙しい時間が一段落した中、リラックスしたスタジオから「ゆったり」「ほっこり」「にっこり」をお届けします。
番組内容2
街のおじさん&おばさん、職人さん、芸能人・・・有名無名な人々の「ごきげんなライフスタイル」の中にシアワセに生きるヒントが満載です。
出演者
【メインパーソナリティー】
羽野晶紀
【レギュラーパーソナリティー】
円広志
【パネラー】
銀シャリ
月亭八光
【進行】
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