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2018/05/21(月) 00:55〜01:25 NNNドキュメント「わが子を看取る おうち診療所ですごした3か月」[解][字]

入院生活は 大きく変わりました>
パパが
これでブイ~ンとしたら。
<それでも
病と闘う現実に変わりはありません>
痛み止め
使おうか?
<ガンによる痛みは
日ごと強くなって行きます>
もうちょっとだけ
頭痛いの続くけど→
頑張ろうな
一緒にもう いっぱい頑張っとるけどな。
うん



竜貴さん) 大丈夫?
<いっちゃんは
これまで亡くなって行く友達を→
たくさん見て来ました>
<ママとパパと別れて 自分も天国へ行くのではないか…>
<不安をどうしたら
和らげてあげられるのか>
<ママとパパは
答えの出ない毎日を→
送っていました>
前から天国の話はしてて→
お友達が亡くなったりするたびに

言ってて。
だから

いつかは みんなが行く所やからっていうので。
行ったら
すごい楽しいしっていうのを…。
でも
パパとママはまだ行かれへんから→
先に行って待っててね
っていうのを。
痛いのが
いっぱいになって来たら→
そこに行く準備が始まるからね
っていうのを話して。
でも→
私らは ずっと一華のこと忘れへんしっていうのを→
また会えるのを
楽しみにしてるからっていう→
約束をできたらいいなって
思ってます。
年齢からいうと…→
お空に飛んで行くとか→
楽しい所に行くから
っていうことで→
死に対するね→
恐怖っていうのは大人とは違う感じで→
そこで治まると思うんですけど

何が
やっぱり不安かって→
お父さんとかと
お母さんと会えなくなるっていうのが→
一番不安だと思うので



お父さん お母さんが言ってくれたように→
ちゃんと後から行くよ
っていうのも→
いいとは思うんですけど


。(楠木さん) 頭 今も痛い?
うん
。(楠木さん) そうか。

楠木さん)ごめん もう1回言って。

楠木さんの声) 自分の子供を亡くすっていうのは→
多分
考えられる一番つらいことなので→
それは僕達には理解しようがない
心情だと思いますので。

楠木さんの声)その家族ができるだけ→
安心して暮らせてないと
当然それは→
患者さんのほうにも
影響しますので。

「おうち」に来て2か月>
<朝からママとパパは
お弁当を作ります>
<いっちゃんは

幼稚園に通うのを楽しみにして来ました>
<大好きなおかずが
たくさん詰まった お弁当です>
(スタッフ)
は~い おはようございま~す。
(スタッフ)
いっちゃん パパと千ちゃんに→
いってきます
ばいば~いって…。

竜貴さん)なっ いってらっしゃい。
(スタッフ)
せ~の♪~ グー チョキ パーで
<いっちゃんのために開いた
幼稚園>
<先生役は
保育の研修を受けた看護師達です>
♪~
とんとんとんとんしょくぱんまん
♪~
とんとんとんとんカレーパンマン
≪ピ~!≫
(笑い)アハハ…。

「おうち」に来る前は病院で出されるごはんが→
少し苦手でした>
<ここに来てからはママの手料理で→
食べる量も増えました>
≪ちょっと大っきかったな≫≪ゆっくりでいいよ≫
≪ゆっくり食べてね≫

(竜貴さん) 見せて。
いっぱいおいしかったの?
ありがとう よかった。
あっ
すご~い うれしい。
よかった

<ママのお腹には
3人目の命が宿っていました>
<妹の次は
弟と遊びたい>
<いっちゃんの願いに
応えてあげたいと→
思っていました>
<出産予定日は 1月10日>
<いっちゃんの余命は→
12月いっぱいと告げられていました>
シャンプー


・2・3の7。
フフフ…
準備がええな。
生まれてから?
フフフ…。

聡味さんの声)当たり前の日常なんですけど→
これが普通の幸せなんだろうな
って思うし→
でも

すごい自分の中ではぜいたくな時間に感じます。
望んでなかった結果では
あるんですけど→
今こうやって過ごせてることは
うれしいです。
あっ
ダメダメ。
いっちゃん
ちょっとあげたら?もう飲まんのやろ?
ダメダメ
あわわ… うわわ…。
ケンカしない
。貸してくれ あ~。
ちょっと飲みたいんやって
ちょっとあげたら?
何で…
。コップで飲んでくれ。

千莉ちゃん) うぅ~…。コップで飲んでくれよ。

千莉ちゃん) うぅ~…。コップで飲んでくれ。

千莉ちゃん) うぅ~…。
コップで飲んでくれ
。(竜貴さん) 壊れるで そんなん…。
もう取られた~


竜貴さん) 何で 何で。
いない?

うそ。(竜貴さん) いないわけないやろ。
あっこにおる
。(千莉ちゃん) いない。
ありがと
。(竜貴さん) はい 向こう行くよ。
フフフ…

うん

ほんまにでっかかった


竜貴さん) いっちゃん。
一華

さっきサンタさん来てくれたよ

頭痛い?
今 お薬入れたからな。

楠木さん)ごめんやで いっちゃん。
あかんの?
<クリスマスを前にいっちゃんは→
ベッドから
起き上がれなくなりました>

楠木さん) ちょっとだけ…。

楠木さん) ここの部屋の中でいいと思うんですけど。
えっと…

かなり ちょっと厳しいですけど→
まぁ…→
今から…。
…と思うんですね

そこは
まぁ…誰にも分からないとこですけど…。

楠木さん)病状の進行は かなり速いので。

泣き声)
いっちゃん
。(竜貴さん) 分かる?
<ママとパパは決めました>
<人工呼吸器や心臓マッサージなどの→
延命措置はしないと>
(看護師) せ~の よいしょごめん ごめん ごめん。
ママの抱っこ


看護師) お父さん 枕をここにお母さんの…。
もうちょっと高いほうがいい?
(スタッフ)♪~ とんとんとんとんしょくぱんまん
♪~
とんとんとんとんカレーパンマン
♪~
とんとんとんとんジャムおじさん
♪~
とんとんとんとんバタコさん
♪~

(スタッフ)上手にできたね いっちゃん。
ママと一緒に上手にできた
。(拍手)
怖くないよ
大丈夫よ。
パパとママおるからね
ずっと一緒に。

はなをすする音)
すいません
いろいろとお世話になりました。
ありがとうございます
。≪ありがとうございました≫
ありがとうございました
ありがとうございました。
<医学の進歩で
小児がんの治る確率は→
向上しています>
<それでも 3割の命は救うことができません>
<いっちゃんが旅立って
2週間後に誕生した弟>

「一華」から ひと文字取って…>
<この世に生まれたことは奇跡>
<1分1秒を大切に生きてほしい→
…という願いを込めました>
(聡味さんの声)一華を4年間育てて来て→
ホントに
この一瞬一瞬が→
当たり前じゃないんだなって


稀一には→
命があることを当たり前だと思ってほしくないし→
私達も今を大切にして→
5人で過ごして行きたいですずっと。

いっちゃん どうぞ」して。
お手手ポンは?
食べてねって。

竜貴さん) よし 食べようか。
<どんな形であっても→
家族は ずっと一緒です>

竜貴さん) 食べるの?はい どうぞ。

千莉ちゃん) パパも…。
<今年1月
札幌の共同住宅で起きた火災>
<なぜ11人もの命が
奪われたのか>
<その背景に潜むのは→
生活に困っている人を救えない現実>
2018/05/21(月) 00:55〜01:25
読売テレビ1
NNNドキュメント「わが子を看取る おうち診療所ですごした3か月」[解][字]

余命3か月の少女が最期にたどり着いた、おうち診療所。闘病中は叶わなかった当たり前の日常を望む家族の苦悩、葛藤その果ての決断の記録から小児医療の充実を訴える。

詳細情報
出演者
【ナレーター】
山本隆弥(読売テレビアナウンサー)
番組内容
ikatako117

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ikatako117