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2018/05/27(日) 20:00〜20:45 西郷どん(20)「正助の黒い石」[解][字][デ]

(吉之助)とぅまどん。
おいの妻になってくいやんせ。
<吉之助は 菊池源吾として→
愛加那と共に
島で生きていく決意をしました>
(ユタ)わんの神様 味方の神様
願い上げおせりょうろ。→
今日のよかる日 まさる日に
愛加那の魔よけのハジキば→
入れらしくりんしょれ。→
障り事 災い事ねんにしきょらさあ入れらしくりんしょれ。
<島の女性は結婚をすると
左手にハジキを入れます>
(愛加那)うっ…。

(島の言葉で)
<夫や
新しい家族の魔よけのためです>
<この時 吉之助は
海の向こうの[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩で→
何が起こっているのか
何が起きようとしているのか→
全く知りませんでした>
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
<話は 一年前に遡り→

吉之助が奄美大島に送られたあとの→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩では…>

(正助)父上。
わざわざ川上に移り住まんでも
よかとではごわはんか。
(次右衛門)んにゃんにゃ
娘たちも みんな嫁にやって→
正助に家督を譲って
ようやく肩の荷が下りた。
こいからは 絵でも描いて
のんびり暮らすで。
(満寿)寂しくないもす。
(福)もうじき 子も生まれるしにぎやかにないもんそ。
(次右衛門)満寿

こん理屈っぽか息子を頼んでなぁ。
(福)正助さぁは
満寿さぁにだけは理屈を言わん。
惚れちょっとかいねえ。
(笑い声)
道中 くれぐれもお気を付けて。
正助 大久保の家は任せたど。
お役目も つつがなく果たせよ。
いえ つつがなくではいかんち思いもす。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は このままではいかん。
おいが どげんしてでん出世して間違いを正しもす。
おはんの思うように
生きるのがよか。
♪♪~
<斉彬亡きあと [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を意のままに動かしていたのは→
斉興でした>
(斉興)皆の者 大儀である。
(一同)ははっ。

<斉興は斉彬が進めた政策を否定し→
井伊大老の幕府に
ひたすら恭順の意を示したのです>
(有馬)
こんままでは いつまで待っても吉之助を島から戻すこつはできん。
(俊斎)
有馬さぁの言うとおりじゃ!→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は 御公儀の顔色ばっかい
うかがっちょっ。→
こん[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩だけ
時が止まっちょっど。(一同)じゃ。
(有馬)ここは もう
御隠居を斬るしかなか!
(一同)じゃ!
(大山)あ~ 落ち着け2人とも。→
今は 藩の中で
血を流しちょっ時じゃなか。→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を強くし 日本を強くせんにゃ
ならん時じゃち→
吉之助も ず~っと
そう言うちょったどが。
(有馬)じゃっで!
御隠居様を斬るなんち愚策じゃ。
(俊斎)正助!
吉之助さぁに切腹を命じず生かしたとは御隠居様じゃ。
みんな知っちょっどが。
(有馬)じゃっどん…。
正助 わいは ないごて
御隠居を かばい立てすっとじゃ。
おいが…?

わいが 御隠居の所に→
うれしげに
よう出入りしちょっとを→
見た者がおっとじゃ。
(新八)まさか…。
(有馬)おいたちを
裏切るつもりじゃなかか?
おいは用事があって出入りした。
そい以上のこつは無用じゃ。
正助! ちゃんと答えんか。
(大山)まあまあ。
おはんら 稽古じゃ!
(一同)おう!
(俊斎)行っど!
やっど!おう!
どけ!
さあ 来い。(気合いの声)
♪♪~
(久光)こん男でございもすか?→
おいに会わせたかち
言うちょられたとは。(斉興)うむ。
徒目付役
大久保正助にございもす。
大久保は わしのために
働いてくれちょっ。
(久光)つまり
密偵でございもすか。
(斉興)まあ そげなもんじゃ。
いいえ 密偵ではございもはん。
私は 城下の若者のいらだち

怒り 不満の数々を→
よう存じておいもす。 そいを
つぶさに御隠居様に お伝えする。
そいが お役目ち思っておいもす。
斉彬亡きあと わしの政を快く思うちょらん連中がおるこつは→
よう分かっちょっ。
こいからも頼んど。はっ。
(斉興)久光。
(久光)はっ。
大久保は なかなか使える男じゃ。
そいに碁を打つ。
一局 打ったらどうじゃ?
負けた。
はっ。
負けたのは久しぶりじゃ。
皆 ご機嫌取りに
わざと負けようとする。
お前も そん一人じゃち
思っちょったが→
本気で おいの石を殺しに来たな。
お前 ないを考えちょっ?
お前は 兄上のそばにおった
西郷吉之助の友ではなかったのか。
畏れながら 遠からず先に
しかるべき時がやって参りもす。
しかるべき時?
お分かりでございもんそ。
父上が… 死ぬ時か。
御意。
御隠居様の世は長からず…。

御無礼な!
卑しき身の分際で。
そん時こそ あなた様が御隠居様に代わられ→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の御主となり 腐った公儀に
再び 物申す時でございもす。
何?
志ある[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の二才たちは皆 そん日を…→
あなた様の世が来る日を
強く待ち望んでおいもす。
殿の御遺志を継ぐ事がでくっとは
あなた様しかおられもはん!
黙れ! 政の矢面に
立ったこつのなか おいに→
家臣たちが従うはずがなか!
何を弱気な!
殿の御父君 すなわち
我ら[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の御父君にございます。
言うてみれば
国父様と呼ばれるべき御方に→
従わぬ家臣が どこにおりもんそ!?
国父じゃと…?
フッ…。
ほう。
気に入った 大久保。
はっ…。
しかるべき時が来るまで→
どげな手を打てばよかか大いに語り合おうぞ。
ははっ。
よし もう一勝負じゃ。
はっ…。

<そのころ 満寿は→
思いも寄らぬ席に
呼ばれていました>
(由羅)皆さん ご覧になって。
(鳴き声)
(由羅)私の狆が 江戸で
こんなにかわいい子を産んだの。
あら~ まっこてかわいらしか
お犬様です。
桜と とてもお似合いで。
かわいらしか。
(由羅)今日は→
日頃 お家のために尽くしてくれている→
家来衆の妻女をねぎらう うたげ。
心行くまで楽しみましょう。
(一同)あいがとさげもす。
う~ん おいしい!
(由羅)子というのは
いくつになっても心配なもの。
まっこて。
(由羅)ここのところ久光殿は 屋敷に籠もって→
囲碁ばかりやっておる!
陰気くさい。→
黒と白の石を並べて
何が楽しいのやら!
畏れながら…。
久光公は囲碁が お強かと聞きもした。
囲碁にたけているっちゅう事は
政にも たけているっちゅう事と→
拝しもす。

囲碁と政とどう つながるというのじゃ?
東照大権現様も 大の囲碁好きで
あらせられたとか。
何十手も先を読む囲碁は
勝つための軍略や→
民を治める政に
通じるのでございもんそ。
あ… 差し出がましかこつを
申しもした!
さすが久光殿!
遊んでる訳ではなかったか。
(笑い声)
それで そなたの名は?
徒目付役 大久保正助の妻
満寿と申しもす。
お満寿とやら 気に入りました。→
これからも仲ようしましょうね。
(満寿)はっ…。
この子を…→
大事に かわいがってね。
はっ!?
あの… 旦那さぁ
ちょっと よかですか。ないな?
ないか急ぎの話ではなかとな?
あの… 実は今日 お由羅様が家来の妻女たちをお招きになる→
お花見会があいもして…。
まさか そげな席に行ったとか。
えっ…?
満寿!今回は しかたがなかどん→
二度と そげな招きは受けんな。

許さんど!
はい…!
(吉二郎)満寿さぁ。
(満寿)
こん子のこつは また旦那さぁの機嫌がよか時を見て話しもす。
そいまで預かってもらえもはんか。
(吉二郎)そいはよかでごわんどん。
ほんのこて面倒をかけてしもて
すんもはん。
こげなこつ ほかに頼める人も
おいもはんで…。
(熊吉)心配いりもはん。
こん熊吉が 大切に大切に→
お犬様のお世話を致しもんそ。
あいがとさげもす。はあ~!
<それから間もなく
斉興が重い病に倒れました>
(斉興)久光 わしは死ぬぞ。→
うれしいか?
また そのような憎まれ口を。
せっかく見舞いに来てくれたんですよ。
お前の兄の斉彬は
わしを殺そうとしおった。
わしは意地でも
長生きしてやろうち思った。
どうじゃ わしは長く生きたどが。
はっ 十二分に生きられもした。
やっと お前の世になる。
お前の好きなようにやれ→
とは言えん。

お前は 斉彬にはなれん。→
蘭癖だけは いかんど。→
久光 新しか世をつくろうち思うな。→
古きよき[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を守れ!
最期に約束してくれ。
古きよき[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を守るち。
久光殿 父上の最期のお言葉ですよ。
約束なさい!
約束できもはん。
天下の諸問を
解決できるかどうかは→
こん[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩にかかっておいもす。
じゃっで 守っとじゃ。
なんとかするのは家来どもがする。
君主は超然として一人 国の礎たれ。
そげんこつ おいにはできもはん。
でき…。
ん…。
もっと長生きしてくいやい。
死なんでくいやい! 父上。
殿。
長い間
おやっとさあでございもした。
由羅…。
(笑い声)
<程なくして
斉興は この世を去り→
正助の言った しかるべき時が
ついに訪れたのです>
(茂久)面を上げよ。

♪♪~
皆の者 大儀である。
余が 国父である!
(一同)ははっ。
<この時より久光は 藩主後見の座に就き→
その父である事から
国父と呼ばれるようになりました>
(俊斎)おい 正助。
わいは 鍛錬せんとか? あっ!?
やめ やめ。
ほあ あっちにぶつけんか。
<大久保家には
長男 彦熊が誕生しました>
≪道を空けよ! 空けよ!
止まれ。 下ろせ。
こいは ないな?
(熊吉)ちょっと すんもはん。→
ちょっ すんもはん。
(どよめき)
ここが大久保の家か?
美しかぁ…→
お衣装が。
じゃっじゃっ。
お由羅様!?
お由羅様!?
(どよめき)
お久しぶりねえ。子犬は息災でおりますか?
はあ…。
(2人)子犬!
きれいな着物じゃっどの。

(ざわめき)
すんもはん! すんもはん
ちょっ空けてくいやい。
すんもはん。
満寿 一体 どげんしたと…!?
あっ!
そなたが大久保か?
はっ。 こいは お由羅の方様。
畏れながら 本日は何故 こげなむさ苦しか所に?
子犬を引き取りに来ました。
子犬でございもすか?
私は もう独りぼっち。
御隠居様が身まかられて→
寂しくて…。
(鳴き声)
仲よくしましょうね。
申し訳ございもはん!
私は 少しでも旦那さぁの
御出世のお役に立ちたくて。
おいの出世ち?
今は いろいろと難しか時じゃ。
こげなこっが 城下の者たちに
伝わったら どげんなっか!
おいの頭ん中は
藩の事でいっぱいじゃ!
おはんに言うても
分からんじゃろうが!
分からなくても
言うてくいやんせ。何ち?
ないを考えちょっとか 旦那さぁは

何一つ話してくれもはん。
女 子どもに言うこつではなか。
じゃっどん…!
私は あなたの妻です。
吉之助さぁと お話しするように話してくれとは申しもはん。
じゃっどん そん半分だけでも
聞かせて頂けもはんか。
ないごて そげな…。
私は→
あなたの思っちょっこつが
知りたか。
ないを苦しんじょっとか知りたか。
夫婦ではございもはんか。
ほら また黙ってしまう。
私の思いは伝えもした。
(ため息)
<[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を脱藩し江戸に潜伏していた→
俊斎の弟たちから文が届きました>
(俊斎)橋本左内殿や吉田松陰先生を死罪にし→
そんほかの同志にも
苛烈なご処分!
(有馬)井伊直弼 許せん!
(一同)じゃっ。(俊斎)こげんなったら→
井伊を斬るち
こん文に書いてあっど!
(一同)おお!
今こそ 我らも脱藩し共に立つど!
(大山)有馬 本気か!?
後れを取っては→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩が天下の笑いもんになる!

まだじゃ。
今は まだ早か。
わいが!まだ そげんこつを言うか→
いい加減にせえ。
やめ 俊斎! やめ やめ!
こん知らせを聞いても 奮い立たん
やっせんぼは 捨て置け!
同志を集めっど。 脱藩じゃ。
(大山)おいおいおい。
正助さぁ おいも脱藩すっ。
おいが待てち言うちょっとじゃ。
(大山)のう?
ここまで来て まだ動くなち?
脱藩は 最後の手だて
死を賭して行うもの。
そいには まだ早か。
正助。
おはんの血は
どこまで冷えちょっとかのう。
脱藩じゃと!?
そいはいかん。 許さんど!
はっ。
わしが国父になり→
こいから こん[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を一つに
まとめようちしちょっ時に→
江戸の動きに踊らされるのは
危険極まりなか!
手だてはございもす。
何じゃ?
お殿様から じきじきに

諭し書きを賜れば→
思いとどまらせるこつも
できるかち思いもす。
じきじきの諭し書きか。
おう よか。急ぎ 茂久にしたためさせる。
畏れながら…。
何じゃ?
文案は 既にございもす。
ご披見賜りたく。
♪♪~
ほ~う。
(気合いの声)
チェ~!
(気合いの声)
静まれ!
また腰抜けなこつを
言いに来たとか。
国父様のお成りじゃ。
あ?
国父様じゃ!
♪♪~
苦しゅうない 皆 面を上げよ。
殿より じきじきに賜った書じゃ。
「方今世上一統 動揺容易…」。
<「志ある者たちへいずれ時が来れば→
亡き斉彬様の遺志を継ぎ
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は 今の乱れた世に→
必ず そのつとめを果たす。
その事を忘れず→
それまでは藩の名を汚さず

忠義を尽くしてほしい」>
(久光)「精忠士之面々江」。
よかか 精忠組!
殿は今 時が満ちるのを
待っちょっとじゃ。
そいを忘れ 血気にはやって
脱藩すっとは→
殿への不忠と心得よ!
心配せずとも時が来れば 必ず立つ!
精忠組じゃ!
(一同)じゃ! 精忠組じゃ!
(ざわめき)
≪(俊斎)正助!≪(有馬)おお 正助!
正助 わいに聞きたかこっがある!
(大山)俊斎!
わいは…!
俊斎! おいが。
正助 あん諭し書き
わいが書いたもんじゃなかか?
答えられもはん。
ない… ないごて答えられん?
正助!
おいが書いたち言えば 国父様をおとしめるこつにないもす。
おいではなか… としか
答えられん。
わいは そこまで
国父様に取り入ったか!
おいたちの動きを
逐一報告しちょったんじゃろが!
そいも 答えられもはん。

なんち!?仲間を国父様に売って→
心が痛まんか!?
売っちょらん。 救ったとじゃ。
救った?
あんまま暴発しちょったら→
間違いなく処分されちょった。
そいを止めたとじゃ。
そげん うまかこつを言っても
信じらるっか。
お由羅の犬を
かわいがっちょったのも→
城下の者は みんな
知っちょっど!正助さぁ!
ほんのこて おいたちを
裏切っちょったとでごわすか?
(俊斎)そげんしてまで
出世したかとか~?→
そげな男じゃ こいは!
ああ 出世したか!(新八)正助さぁ…。
出世して 藩の政を握らねば
こん藩は変えられん。
こん藩を変えねば
こん日本も変えられん!
(有馬)
もう口から出任せはやめろ!裏切り者には 天誅を…!
(大山)やめんか! やめ やめ!
わいたちが斬り合うたら→
いかん!
小さか時からの友じゃっどが!
(有馬)こいで同志の目も覚める!

こいは…。
ないごて止めっとじゃ!?
(新八)みんな!
待ってくいやい!
見てくいやい。(有馬)何じゃ!?
どうせ国父様に
また告げ口すっ気じゃろ。
こいは…。
吉之助さぁを 呼び戻してくれち嘆願書でごわす!
やっとじゃ。 やっと殿に→
そん文を お届けできるところまで来たとじゃ。
そんために わいは…。
おいたちには西郷吉之助が なくてはならん。
ただ一人 亡き殿に見初められ→
常に おいたちの前を走っちょった吉之助さぁが→
おらねばならんとじゃ。
あ~っ! ないごて そいをはよ言わん!?
おいは おいのやり方でしか
できん。
ああ 分かった。
わいの気持ちは よう分かった。のう?
みんな 気持ちは同じじゃ!
吉之助さぁに… 会いたか。
ああ…。
おいは 好かん。
有馬さぁ!
わいのやり方も ないもかも。武士には実行あるのみじゃ!
今日はもう おやすみになられたら
どげんですか。
満寿。

おはんは おいに言ったな。思っちょっ事を言ってくれち。
はい。
ないごて おいは吉之助さぁのようにできんとか…。
吉之助さぁのように みんなを
束ねるこつは おいにはできん。
こげな時に
吉之助さぁがおってくれたら…。
プッ…。
(笑い声)
はぁ…。
旦那さぁは 西郷吉之助様になりたかとでございもすか?
なれるもんなら なりたか。
私は なって頂きたくあいもはん。
そんままの旦那さぁがよかです。
大久保正助に惚れて私は 妻になったのですから。
満寿。
はい。
こいからは うんと難しか話も
おはんにすっで。
ついてこれっか?
はい! 一生懸命 気張いもす。
(赤ちゃんの泣き声)
♪♪~
こげんして見ると
美しかもんじゃのう。
じゃっで
そいは もう言わんでくいやい。
ありがっさまりょん。
♪♪~
(木場)菊池殿!

木場殿 どげんしもした?
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の
大久保殿からの文でございもす。
いつも あいがとさげもす。
大変なこつにないもした。
江戸で
御大老の井伊様が斬られもした。
「万延元年3月3日
雪降る朝の事でごわした。→
御大老の井伊直弼が→
水戸と [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の藩士有村次左衛門に暗殺されもした」。
無礼者 控えよ!
大老と知っての狼藉か!
♪♪~
(銃声)
天誅!
(有村次左衛門)チェスト~!
「この後
次左衛門は彦根藩に斬られ→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻った兄の雄助は切腹。→
介錯を務めたとは俊斎でごわした」。
おいの弟たちが…!
大義のために命を散らしたっちゅうとに→
おいたちは こげな所で
ないをしちょっとじゃ…。
志ある者は ついてけぇ。→
脱藩突出じゃ。(一同)おお!
(大山)待て 落ち着け! 落ち着け。
今 出てゆけば犬死にじゃっど!ないが犬死にじゃ!?
大義のために死ぬとじゃ!

じゃったら…!
おいを斬ってから行け!
「吉之助さぁ おはんがおれば…そげん思わん日はなか」。
(木場)
菊池殿 いよいよでごわすな。→
いよいよ 日本が変わり始める。
菊池殿が [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩へ帰られる日もそげん遠くなかとではごわはんか。
<吉之助の目は→
海の向こうの何を見つめていたのでしょう…。→
今宵は ここらでよかろかい>
正助どん!吉之助さぁ!
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻ってきてくいやい。
おいは こん島に残る。
嘘じゃ! もう旦那様の魂は
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩へ飛んでる!
愛加那!
おいは 生きる力をもろうた。
人の愛ちゅうもんを
教えてもろうたとじゃ。
安政7年3月3日。
江戸城 桜田門の表で井伊直弼が暗殺されました。
世に言う 桜田門外の変です。
井伊は 桜田門近くにあった上屋敷から→
江戸城へ向かう道中で
襲撃を受けました。
襲撃したのは
水戸藩の脱藩浪士 17人。
そして
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩藩士 有村次左衛門でした。
東京都港区にある愛宕神社は→

事件当日浪士たちが集結した場所です。
ここで戦勝を祈願し
桜田門へ向かいました。
井伊のとどめを刺した次左衛門は
深手を負い自決。
事件に関与した兄 雄助も切腹。
2人は今都内で静かに眠っています。
幕府の絶対的権威を揺るがした
桜田門外の変。
新時代への流れを
加速させる事となったのです。
2018/05/27(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・大阪
西郷どん(20)「正助の黒い石」[解][字][デ]

吉之助(鈴木亮平)が島で祝言をあげた頃、薩摩では国父となった久光(青木崇高)に急接近する正助(瑛太)が異例の出世を遂げるが、精忠組に亀裂が入り正助は孤立していく

詳細情報
番組内容
吉之助(鈴木亮平)はとぅま(二階堂ふみ)と祝言をあげ島で生きていくことを決意する一方で、薩摩では島津斉興(鹿賀丈史)が亡くなり、久光(青木崇高)は国父として藩の権力を握ることになる。正助(瑛太)は久光に急接近し、少しずつ久光の信頼を得ていく。しかし、有馬新七(増田修一朗)ら精忠組の過激派は、正助のやり方が気に入らず、対立を深めていた。そんなとき、井伊直弼(佐野史郎)が桜田門外で命を落とす。
出演者
【出演】鈴木亮平,瑛太,二階堂ふみ,北村有起哉,高橋光臣,渡部豪太,堀井新太,増田修一朗,塚地武雅,美村里江,藤真利子,谷田歩,青木崇高,小柳ルミ子,鹿賀丈史,平田満,秋山菜津子,佐野史郎ほか
原作・脚本
【原作】林真理子,【脚本】中園ミホ


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

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