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2018/07/14(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「#108 関門海峡・下関」[解][字]

来た事あります?巌流島 初めてですね。
ないよね。
そもそも 巌流島上陸できたんだっていう事が…。
俺も知らなかった。 1時間に
2本ぐらい 船 来てんだよね。
ね! 歴史上のスポットっていう
イメージがありました。
ここで戦ったんですよね。
ちょっと 後ろ 振り返ると向かって左側が→
下関の本州側ですね。
右側が 福岡県の門司側です。
中に 橋が
ちょうど架かっておりますよね。
こう見ると確かに。

あれだけだもんな。
もっと離れてるイメージが
ありました。
タモリさんが 今いるのは→
山口県下関市の巌流島。
本州と九州が
海を挟んで向かい合う→
関門海峡の中に
あります。
おっ 来ました。
あっ 来ました。
何だろう?
タモテバコ 何でしょう?
何だろうね… ここは いろんな

歴史の舞台になってますから。
長州だから…。

違うかな。巌流島から。
(笑い声)
「関門海峡は なぜ“関門”?」。
はい 今日は終わり!
という事になるんですけども。
関門?
まあ もう一つのね…。こんにちは。
あっ どうも。
よろしくお願いします。
田中洋一と申します。
よろしくお願いします。
下関の歴史に とても詳しい

田中洋一さん。
博士姿になっての
歴史講座は→
地元小学生に
大人気です。
本日のお題は→
「関門海峡は なぜ“関門”?」という事なんですけれども→
林田さん。
はい!
そうですね
まあ そういった難関→
目的のために
立ちはだかるようなもの。
まあ いわゆる…
この関門海峡文字どおり 難所…。
「もじ」どおり?
(笑い声)
一体どんな海峡なのか。

世界の海峡 いきますか!?
世界の海峡いくと すごいですよ。
いっぱい出てきますよ。
1つ目が スペインとモロッコの間に…。
そこと比較しますか!
ジブラルタル海峡。
これ 僕 飛行機で見たんですよ。
思ったより狭いんです。
14km?そんなもんですよ。
もう一つが マラッカ海峡。
そこまで…。
マレー半島とスマトラ島の間。
これ やっぱ 37kmありますよね。こっちの方が離れてるんですね。
最後に ここ 関門海峡。
もう 見てのとおり…
曲がってますからね。
そうですね。
世界の海峡と比べると→
圧倒的にスケールは小さい関門海峡。
でも 実は ある事が
世界トップクラスなんです。
じゃ 実際に この関門海峡…
ジブラルタル海峡が 200隻。
マラッカ海峡 350隻。
関門海峡…。
あのね 今 見てるだけでもね→
30ぐらいは…。
はい。 1日?
1日…。
じゃあ 正解を見てみましょう。

はい。
おっ。
おぉ~ 当たっちゃった!
業界で言う
「タリピツ」ってやつですね。(笑い声)
当てちゃった。 すご~い。
当たっちゃったよ。
なんと 1日500隻という事で→
他の海峡に比べると まあ多いと。
全然 多いですね。
モロッコの2倍以上。
はい。
すごいな そんなに。
こう こっちからも
こっちからも ここ通れば→
この辺 全部 行けますからね。
こう見ると…
とにかく…
せま~い関門海峡を これほどたくさんの船が通る理由。
それは 抜群の立地です。
韓国や中国などの船が東京や大阪へ向かう時→
関門海峡を抜けて
波の穏やかな瀬戸内海を通れば→
安全に航海する事ができます。
かつては遣隋使や遣唐使も通った→
重要な国際航路なんです。
つまり…
という事で→
では どれほど難所なのかそして→
そんな関門な海峡を どうやって

今 船が通っているのか…
行きましょう!
行きましょう 行きましょう。
そうなんですか。
是非 難所なところを→
余すところなく
体感して頂きたいと思います。
始まりました 「ブラタモリ」!
今回の舞台は…
関門海峡を通る船は
1日 500隻。
日本の海上交通を支える
大動脈です。
源氏と平氏が激突した
「壇ノ浦の戦い」でも→
有名ですよねぇ。
そんな関門海峡の「関門」って一体 何でしょう?
タモリさんがブラブラ歩いて
解き明かします。
今日は関門海峡で「ブラタモリ」!
♪♪「ハロー ハロー お元気?」
♪♪「今夜
なにしてるの?」
♪♪「TVなんか 見てないで」
♪♪「どこかへ一緒に行こう」
♪♪「だからもう
I love you so」
♪♪「I’d love to be
back in your heart」
♪♪~

じゃあ それでは…
あらまあ… はい。
短いおつきあいでございました。後ほど またでしょ?はい。
≪一緒に行きます。
あ 一緒に。
こんにちは。
よろしくお願いします。
こんにちは。
よろしくお願いします。
敬礼!
あぁ どうも どうも。直れ!
(2人)こんにちは。
よろしくお願いします。
海上保安庁の梅田です。
同じく海上保安庁の麻生です。
それでは早速 船に乗って
関門海峡に出航しましょう。
ありがとうございます。
関門海峡の海の安全を守っています。
巌流島から西へ→
関門橋が架かっている辺りに向かいます。
そこに行くと 関門海峡が
どれほど難所なのか→
よ~く分かるんです。
ん?
結構 揺れますね。
なんだか ちょっと…
そうですね。
なんか この動きは…。ぐわんぐわん揺れてきます。
(梅田)だいぶ 今

近くに見えてきましたけども。
これは関門海峡の
模型図なんですけども→
今 この辺りですね。
ええ そうですね。
あれ ちっちゃなコンテナ船だから
まだいいけど…
(梅田)
はい。 結構な船が通りますね。
(梅田)そうなんですね。
大変だ この狭いとこに。
はい。
へぇ。
「うん?」と思ってると
グーッとなる。
「危ない!」と こうやって
間に合わないんだ。
で 今度は
切りすぎて こっちへ行くのよ。
へえ~ 怖いですね タイムラグが。
だから こんな狭いとこをね→
大型船 やっぱり
何万トンもなると大変ですよね。
(梅田)そうですね
操船するのが大変ですね。
大型船は 水の抵抗を受けやすく→
舵を切ってもすぐには曲がれないので→
衝突のおそれがあります。
関門海峡は 船乗り泣かせの海の道なんです。
更に…。

実はですね…
何だと思いますか?
そのとおりなんですね。こちらから来た潮が→
こう小さくなって ここで速くなる
という事になるんですね。
逆もまた同じですよね。
(梅田)そうなんですね。
瀬戸内海と日本海→
2つの大きな海からいきなり幅が狭くなるため→
流れ込む潮のスピードが
急激に速くなるんです。
(梅田)分かりやすく例えるなら…
分かりますか?ちょっと例えが悪いかも…。
マラソン選手が走るぐらい?
はい。
という事は…
流されていっちゃう…。流されていっちゃう。
そうですね。
いよいよ 一番狭くて潮の流れが速くなる→
橋の下へと向かいます。
ほら この潮の流れ。あっ。
もう感じるでしょ これ。
波と海面が。
この白い水しぶきが。
うん 色も違うし…。
狭くて 潮の流れの速い海峡を→
1日500隻もの船が通るのは至難の業。
そこで 関門海峡には
船が安全に通るための工夫が→
ちゃ~んと あるんです。

さっき 電光がなんか光ってましたけどね。はい。
見えます 見えます。
あの2つでしょ?
(麻生)そうですね。
どういう使い方をされてると思いますか?2つ…。
(麻生)普通…
あっ そうですね。(笑い声)
灯台といや灯台だけども
あれは こう…→
常に あそこまでは
こういうふうに 見え方をして→
そっちの進路 方角
行けという事ですよね。
はい そうですね。
どうです?え?
まあ あれが
こう見えるという事は→
この線しかないわけですよね。
はい そのとおりですね。
少し難しいので
僕が説明しましょう。
この導灯の2つの明かり。
実は こ~んなふうに→
前後で離れて
違う高さに設置されています。
2つの明かりが
重なって見えるように進めば→
それが安全な正しい航路
というわけなんです。
これだと… これでいいんだけど→

多少 左に。ちょっとズレてる。
もうちょっと こっちじゃないと。
(麻生)もう少し右ですね。
あっ 今 修正した。
聞こえたかな?
(麻生)聞こえましたね 今の。
(笑い声)
へえ~
こうやって調整してるんですね。
(麻生)狭い所でも まっすぐ
ここを走れば安全という事ですね。
こういう2つの光でやるって…
(麻生)そうですね。アナログだよ アナログ。
あっ そんな時から?
(麻生)建物とかも そのままですね。機械は新しいのを→
入れ替えてるんですが
昔のまま まだ使ってますので。
あ~ 面白い。
面白いでしょ これ。
面白い! 面白い…
なんか パズルみたい。
導灯は 海峡内の特に幅の狭い
5か所に設置されています。
一つの海峡の中に置かれている
数では日本一です。
だから 本当は…
この後ろに。こっち来てないな。
(笑い声)
タモさん ウソじゃないですよ。
船が多い時間帯を見てみると→

まるで海の上に道があるかのように→
同じ航路を進んでいるのが
よ~く分かりますよね。
いや~ 関門海峡を安全に
通るのって大変なんですねぇ。
でも 関門海峡を難所にしている
理由は まだあるんです。
それは なんと 海の中に
隠れているんだそうですよ。
こちらがですね…
最近は大型化してるからね。
実は…
底をこすってしまう危険性があるので→
通る事ができない大型船も
あるんです。
海を少しでも深くするため
明治時代から現在に至るまで→
絶えず 海底の土砂をすくい取る…
関門海峡が 浅瀬が多い危険な海峡である事は→
昔から さまざまな記録に
残されてきました。
今は もう ないんですけれども
あの辺りになるんですが→
「死の瀬」と… deathですね 死の。
あっ そういう意味ですか。
こちらが…
え~ すごい絵ですね これ。
(田中)岩礁に
波が ぶち当たっているような→
ちょっと おどろおどろしい絵に

なってますけど。→
実は…
その有名な武将はどなたになるでしょうか?
(田中)はい。→
「ブラタモリ」ではすごく なじみのある→
武将だと思うんですが。
その人って…
(笑い声)
(田中)そうなんですね。
(田中)
はい! そのとおりなんです。
ここまで来て近道したいんだ!
危ないっつうのに。(笑い声)
天下の秀吉をも苦しめた
関門海峡。
…という3つの関門が
立ち塞がる→
まさに 海の難所なんです。
関門海峡が どんな海峡か。
そして ここを どうやって
船が通っているのかを→
ご理解頂けましたか?
よく分かりました。
でも…
気になりませんか?あ この海峡がね。
気になりますね。
今度は…
行きましょう 行きましょう。
続いて タモリさんがやって来たのは 下関側の高台。
私 その辺り

詳しくありませんので。
ご案内いたします。
行きましょう!
たくさん担当の方が…。
それぞれのご専門の方。
海の難所 関門海峡が
どう出来たのか→
探りに行きましょう!
これ すごいな。わあ~。いい景色が。
きれいですね。
はい。
これ すごいじゃないですか。
海峡が一望できます。海峡が一望だ。
あ~ すごい!
きれいですね。きれいだよね。 狭いねぇ。
フフフフッ 改めて。
あっ。こんにちは タモリさん。
産総研の高橋です。
どうも。
1年ぶりですね。
1年ぶりですね。
日本全国の地質を
30年以上にわたり研究しています。
「秩父」「長瀞」の回
以来の登場です。
確かに 海峡の両岸には 高い山。
間には 幅の狭い海峡。
なんとも不思議な地形ですねぇ。
なぜ これが出来たか ですよね。
まあ だから

こう見てみると…。
え?
(小声で)待って下さい。
それ以上 言われると
九州まで飛行機で飛んできて→
ここで 「はいOKです」って
なっちゃいますから。
タモリさんが言うように
関門海峡の両岸にある高い山は→
つながっていたんでしょうか。
実は このすぐそばで確かめられるんです。
ここ 工事やってるんですか?
今 工事してるんですけども許可 得ていますので→
早速 入っていきたいと思います。
はい。
え?
ん?
そうですよね。
(笑い声)重症!
早速 露頭 行ってみましょう。
「露頭」っていうのはこういう 表土→
草とか土とかが
覆われていない状態で→
その下の岩盤が見えてるものを
「露頭」って言います。
へえ~。
これにしようか。でっかいの いきますね。
このぐらいでいいかな。
こうやって切るとこういう所に…
この石… 林田さん

何だか分かりますか?えっ!?
挑戦してみて下さい。→
難しいですよね。
(高橋)耳に当てると
石は語ってくれます。
(笑い声)
フッフッフッ…。何の音も聞こえない。
タモリさん 耳に当てたら
語ってくれますか?
(笑い声)
うわ…。うわ~!すごいですね。
実は この石
林田さん 最近 見ているはずです。
最近 見たはずだよ。
(高橋)覚えてますか?泥岩で こういう かたい石でした。
カタカナですね。
割ると こういうふうに。三角形に。
そう! そうそう。
(高橋)「ホルン」当たりましたね。
(高橋)近づきました。
おぉ~! いや~ すごい。すごいですね。
これ なかなか
いっぺんで覚えられないよ。
「京都・東山」の回にも登場した
ホルンフェルス。
そうです よくご存じ…。
大文字山と比叡山という2つの とがった山を→
形づくった岩です。
地上近くまで上昇したマグマの熱で→
周りの泥岩が

かたく変化したものが→
ホルンフェルスです。
マグマも冷えて固まりました。
その後 大地が侵食されると→
ホルンフェルスは少しずつ削られ→
冷えたマグマが姿を現します。
ホルンフェルスは かたいので→
中の冷えたマグマが
先に削られて→
両岸が 高くて険しい
山になります。
そう 関門海峡は
もともとは1つの山だった所が→
削られて くぼんで出来た地形。
実は 京都で見た2つの山と同じ成り立ちだったんです。
それが分かる場所にお連れします。
そこで確認してみましょう。
行きましょう。
はい。
続いて
タモリさんが向かったのは→
「火の山」から
北に8kmほどの場所。
ここで 関門海峡が
幅が狭くて細長い形になった→
理由が分かるんです。
あっ 浜に出た。
(高橋)小さい浜ですよね。
とても気持ちのいい。
さて ここ

石が2つ出ていますよね。はい。
(高橋)
この石は さて 何でしょうか?
さっきよりも なんか 色が赤茶色。
(高橋)赤いですね。
そうです。
そう 海峡部分に もともとあった冷えたマグマは→
花崗岩だったんです。
これになるね。
これは地質図です。→
今いるのは ここです。→
このピンク色が…。
花崗岩ですね。
(高橋)この ちょっと濃いピンクも
花崗岩です。
ず~っと ありますね。
ほんとだ。
重ねると これが…
こういうボロボロの石になってしまうので…
細長く分布した
花崗岩が風化。
削られて
低くなった所に→
海水が流れ込みました。
その結果 幅が狭くて細長い海の難所が出来たんです。
でも 花崗岩がつくり出した難所は
これだけではありません。
実は 先ほど船で確認した
海の浅さも その一つなんです。
ああ そう言ってたね。

幅が狭くて浅い海の難所 関門海峡。
全ては 風化した花崗岩の
仕業だったんですねぇ。
結構 壮大な…
そうですね。
もともと そうだったんだね
ずっと一続き 高いとこは。
(田中)はい! という事で…。
あっ 先生。(笑い声)
あの~…
すいません。
という事で
地質のもたらす偶然によって→
「関門」な関門海峡が
出来たんですけれども…。
なに半分笑ってるんですか。
(笑い声)
は?
関門が出来る?
海峡に…?
(田中)はい。 どういう事か…
分かりました。
(笑い声)
それは お楽しみに
という事で。
町の中にある「関門」って
一体 何でしょう?
タモリさんは 下関の中心地
唐戸にやって来ました。
(田中)ここからは 町にある関門に

迫っていきたいと思います。
そうですか。
じゃ 行きましょうか。
よろしくお願いします。
お願いします。
大丈夫?
(笑い声)
あ~ そうですか!
よろしくお願いします。
タモリさん
下関といえば どんな印象が?
(田中)あっ そのとおりですね。→
下関はフグの町という事で→
すごく 印象を持たれる方
多いんですけれども→
タモリさん フグはお好きですか?
フグ 好きですね。
やっぱり いいフグは
独特な甘みがありますよね。
ですね~。
そうですね。
唐揚げって
いろんなものあるけど 俺は…
フグ刺しと もう
唐揚げでいいですね。
刺身と唐揚げ。 ヒレ酒!
あっ そうですねヒレ酒 おいしいですよね。
それで十分です。
コースじゃなくていいっていう。
コースじゃなくていい。

コース要らない!
フグ食って コースで
最後にメロンとか出てきたら…→
要らねえよ!
こちらですね。
あっ こちらですか。
はい こちらです。
有名ですよね ここは。
(田中)はい。→
週末なんかは観光客の方で
すごく にぎわってます。
私も一回 市場の朝市に。
あっ なんか来られた事があるって…。はい。
仕事で?
もう プライベートで。
おすしバイキングとかがあって。
へえ~。
面白かったです。
(田中)こちらフグの生けすなんですけど。
おおっ!
お~!
そもそも 何で…
将軍か何かが 下関の方に来て→
「こんな うまいものが
あるのか」って驚かれて→
それから… という話を
聞いた事あるんですけどね。
そうですね 実は…
そうか! そうか そうか。
下関をフグの本場にしたのは

伊藤博文。
明治21年 それまで禁止されていた
フグの取り扱いを→
山口県に限って許可したんです。
今や その量は日本一です。
ちなみに この…
フグ食解禁130周年!(田中)はい そうです。
はぁ~。
まあ ちょっと…
あっ 本題じゃない?
そうですね。 ちょっと脱線してしまいましたけれども→
まあ 本日のお題は関門海峡の…。
あっ 町の難関。
町の難関… 関門。
関門。
行ってみましょう。
分かりました。 はい。
タモさん フグ食べられなくて
残念でしたねぇ。
実は この市場のすぐ近くに→
下関の町に出来た関門があるんです。
で 市場を抜けてきました。
守り神。
実は 江戸時代の絵図にも
この神社 描かれてますんで→
見てみましょう。
はい。
こちらになります。
どちらになるか分かりますか?
ここに鳥居がありますね。

これか。 これですね。
ふ~ん。
(田中)そうですね。→
神社の目の前ですね。→
この道路だったりとか私たちが立ってる所は→
昔は海だった という事ですね。
はい。
船の数とか 建物の数とか
どうですか?
これ 昔の下関なんですけど。
密集してますね。はい。
わかりますね この辺がね。
はい。そのとおりなんですけれども→
まあ 難所…。
何日もかかる場合もあるでしょうから。そうですね。
ただ でも…
ああ 行きましょう。あちらに渡ってみましょう。
なんか…
(笑い声)あ~ 確かに…
(田中)ないですかね。
だから そこを渡ろうと思うと→
向こうに行くか
向こうに行かないとね。
(笑い声)
現代の関門ですね。下関にも残ってます。
残ってる。
ちなみになんですけれども…
(田中)鳥居をご覧になられて…
「[外:2CEF5B0746413A07282874212A7B5401]山宮」って書いてます。
あの ちょっと「山」の部分に…。

見えますか? 林田さん。あっ はい。
え?
え~!
近所の青年が
キャッチボールしてた時に→
スポッと挟まった。
えっ!へえ~。
…っていうふうに。
ああ そう。
そんなに古くからある?
(田中)結構ちゃんと挟まってるんですよ。
ちゃんと挟まってる。
上 見てもらうと…。
ああ!
あっ ボールだ あれは。
で 野球ボールがここにあるから
船が集まるわけじゃないんですよ。
(笑い声)
という事でちょっと本題に戻って頂きまして。
行きますか。
この辺り 一旦 見て頂いて。
下関は 京都から西へ延びる
山陽道の終点となる町。
陸の道と 海の道が
交わる場所として→
大いに発展しました。
そんな下関の町ならではの「関門」って→
一体 何だったんでしょう?
立派な神社ですよね。うわ…。
あっ! ちょっと… 貸して。

はい。(笑い声)
俺 近江ちゃんに
ばく大な借金があるんだよ。
返してないんだよね。
(笑い声)
(賽銭が入る音)
(かしわ手)
ご挨拶しました。
じゃあ 振り返ってみましょう。お~。
見えますね。
こちらです。これ 亀山?
はい。 私たちがいるのは
この亀山八幡宮です。
この中に施設が写ってるんですよ。
これですか?
はい そのとおりですね。
中に お役人さんがいて…→
改めをされている人だと
思います。
そう 下関の町にあった「関門」
それは関所だったんです。
危険な荷物はないか
不審な人物はいないか→
関門海峡にやって来る船などを
チェックしていました。
うん あの…。
はい。
はい。
「西廻り航路」というものが出来まして→
こういった形で北前船が→

このように通ってくると。
江戸時代に開発された
西廻り航路。
東廻り航路よりも→
潮の流れが穏やかで立ち寄る港も多いので→
多くの船が
下関を通るようになったんです。
1000艘…。
(田中)はい。
(田中)そういったところが
より重要になってくる。 なので…
当然の理由ですね。
(田中)そのとおりでございます。
幕末には 船の積み荷を預かる
倉庫業などで→
大いに潤った 下関の町。
やがて 開国の時を迎えます。
海外の船までも
やって来るようになるんです。
関門海峡にも 多くの外国の船が
やって来るんですけれども→
こちらをご覧下さい。 こちらは…
こちらが下関側で→
こちらが門司側になりますね。
はい… デトワ ドゥ シモノセキ。
デトロワ ドゥ シモノセキ。
はい。
(笑い声)
さあ ここで今日のお題に戻りますけれども。
是非 行ってみましょう。

門司 行きましょう。
と いきたいところですが…
なぜ「下関海峡」から「関門海峡」になったのか?
たくさんの「関門」が
待ち受けてますよ~。
お楽しみに!
♪♪「未来の あなたに」
♪♪「幸せを 贈る」
♪♪「記憶と 想い出を」
♪♪「花束に 添えて」
♪♪「ひとときの 夢を」
♪♪~
2018/07/14(土) 19:30〜20:15
NHK総合1・大阪
ブラタモリ「#108 関門海峡・下関」[解][字]

ブラタモリ、関門海峡へ!山口県の下関と福岡県の門司の間に広がる日本屈指の海の要衝です。今回は下関編。その秘密を、タモリさんが海から陸から解き明かします。

詳細情報
番組内容
海峡といいながら最も狭いところは700m。にもかかわらず行き交う船は1日500隻。そんな文字通り「関門」な関門海峡をまずは船の上から体験!豊臣秀吉も苦しめたという難所「死の瀬」にタモリさんもドキドキ!?安全な航路を知らせる「2つの灯り」の仕掛けとは?さらに関門海峡誕生の秘密をとくカギは高い山にある…ってどういうこと?下関名物ふぐ市場の近くで見つけた陸の上の関門と、下関の町の繁栄との関係とは?
出演者
【出演】タモリ,林田理沙,【語り】草�g剛


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