変装していただきました。
今回、
スーパーの最後の日を追いかける番組というていで、2人は撮影ス
タッフに変装。
木下お母さんの姿を見届けてもらいます。
>>きょうのこの最後の気持ちっ
て、どんなんなんかなっていう。
>>17年もね。
>>素直に聞きたい。>>いやー、木下さんからそうい
うのを聞きたかったです。
>>僕じゃなくて。
>>早いんじゃ、お前言うのが。
もうちょっと待って、俺が言うま
で。
>>木下さん、なんですか?
>>続くっていうことはなんか、
それなりにいい環境やったんやとか。
>>その理由ね、続けられた理由
ね。
17年働いていた職場の最後の日、
どんな気持ちなんでしょう?
>>本当に何もない。
>>何もないね。>>僕、
昔ここで働いてたんですよ。
>>働いてたん?
>>高校のとき、
そこの肉屋さんではたらいとった。>>先に働いた?
>>そうですね。
>>高校生のとき、木下さんもア
ルバイトをしたお店。
母子のそんな大切な思い出の場所
も、きょうが最後の日。
>>やっぱりね、
あっ、
閉まるんやって、寂しいですね。
>>そしてお母さんのいる野菜コ
ーナーのバックヤードへ。
あっ、どうも。
お忙しい中、すみません。
最後の日やのに、
皆さん、笑顔で働いてらっしゃって。
>>そうですね。
>>頑張ってください。
頑張ってください。
えー、
どこでしょうかね。
いました、
こちらがお母さん、
木下京子さんです。
もちろん、
お母さんは今回の本当の番組内容は知りません。
>>ちょっと、
店、
案内してほしいんやけど。
>>えっ?いやいやいやいや、も
う。
>>木下さんしかおれへんやもん。
>>店長さんのナイスパスで、
木下お母さんが取材担当に決定。はじめまして。
>>はじめまして。
>>お名前は?
>>木下京子です。
>>木下さん。
>>はい。
>>最後の日ですね。
>>いや、はい。
>>いつもどんな感じで働いてる
んですか、教えてください。
>>大根切って、ラップして、1
7年。
>>もうずっとだ。
>>そうなんです。
>>すごい!
>>そうなんです。
>>一筋?
>>はい。
>>ちょっと木下さん、いよいよ
きょうが最後でしょう?
どんなお気持ちですか?
>>なんともな気持ちですね。
>>もう今、わー、そうか。
もう。
17年勤め上げたお母さんの本当の気持ちを初めて聞きます。
>>店長や、みんな、
スタッフは、みんなええ人やったから、ここまでこれたんだなぁと、
つくづく感謝します。
すみません、
もう。
>>そして、
これが最後の野菜カット。
>>すみません、
なんか涙が…。
>>涙がね。
うーん。
目を伏せたままの木下さん。
そしてその姿を見守る親友。
ご家族なんかは?
>>子どもが2人と、
孫が4人と。
>>お孫さん4人も?