2018/07/31(火) 23:55〜00:40 ブラタモリ「#108 関門海峡・下関」[解][字][再]


だから こんな狭いとこをね→
大型船 やっぱり
何万トンもなると大変ですよね。
(梅田)そうですね

操船するのが大変ですね。
大型船は 水の抵抗を受けやすく→
舵を切ってもすぐには曲がれないので→
衝突のおそれがあります。
関門海峡は 船乗り泣かせの海の道なんです。
更に…。


実はですね…
何だと思いますか?
そのとおりなんですね。こちらから来た潮が→
こう小さくなって ここで速くなる
という事になるんですね。
逆もまた同じですよね。
(梅田)そうなんですね。
瀬戸内海と日本海→
2つの大きな海からいきなり幅が狭くなるため→
流れ込む潮のスピードが
急激に速くなるんです。
(梅田)分かりやすく例えるなら…
分かりますか?ちょっと例えが悪いかも…。
マラソン選手が走るぐらい?
はい。
という事は…
流されていっちゃう…。流されていっちゃう。
そうですね。
いよいよ 一番狭くて潮の流れが速くなる→
橋の下へと向かいます。
ほら この潮の流れ。あっ。
もう感じるでしょ これ。
波と海面が。
この白い水しぶきが。
うん 色も違うし…。
狭くて 潮の流れの速い海峡を→
1日500隻もの船が通るのは至難の業。
そこで 関門海峡には
船が安全に通るための工夫が→
ちゃ~んと あるんです。

さっき 電光がなんか光ってましたけどね。はい。
見えます 見えます。
あの2つでしょ?
(麻生)そうですね。
どういう使い方をされてると思いますか?2つ…。
(麻生)普通…
あっ そうですね。(笑い声)
灯台といや灯台だけども
あれは こう…→
常に あそこまでは
こういうふうに 見え方をして→
そっちの進路 方角
行けという事ですよね。
はい そうですね。
どうです?え?
まあ あれが
こう見えるという事は→
この線しかないわけですよね。
はい そのとおりですね。
少し難しいので
僕が説明しましょう。
この導灯の2つの明かり。
実は こ~んなふうに→
前後で離れて
違う高さに設置されています。
2つの明かりが
重なって見えるように進めば→
それが安全な正しい航路
というわけなんです。
これだと… これでいいんだけど→

多少 左に。ちょっとズレてる。
もうちょっと こっちじゃないと。
(麻生)もう少し右ですね。
あっ 今 修正した。
聞こえたかな?
(麻生)聞こえましたね 今の。
(笑い声)
へえ~
こうやって調整してるんですね。
(麻生)狭い所でも まっすぐ
ここを走れば安全という事ですね。
こういう2つの光でやるって…
(麻生)そうですね。アナログだよ アナログ。
あっ そんな時から?
(麻生)建物とかも そのままですね。機械は新しいのを→
入れ替えてるんですが
昔のまま まだ使ってますので。
あ~ 面白い。
面白いでしょ これ。
面白い! 面白い…
なんか パズルみたい。
導灯は 海峡内の特に幅の狭い
5か所に設置されています。
一つの海峡の中に置かれている
数では日本一です。
だから 本当は…
この後ろに。こっち来てないな。
(笑い声)
タモさん ウソじゃないですよ。
船が多い時間帯を見てみると→