2018/07/31(火) 23:55〜00:40 ブラタモリ「#108 関門海峡・下関」[解][字][再]


実は このすぐそばで確かめられるんです。
ここ 工事やってるんですか?
今 工事してるんですけども許可 得ていますので→
早速 入っていきたいと思います。
はい。
え?
ん?
そうですよね。

(笑い声)重症!
早速 露頭 行ってみましょう。
「露頭」っていうのはこういう 表土→
草とか土とかが
覆われていない状態で→
その下の岩盤が見えてるものを
「露頭」って言います。
へえ~。
これにしようか。でっかいの いきますね。
このぐらいでいいかな。
こうやって切るとこういう所に…
この石… 林田さん


何だか分かりますか?えっ!?
挑戦してみて下さい。→
難しいですよね。
(高橋)耳に当てると
石は語ってくれます。
(笑い声)
フッフッフッ…。何の音も聞こえない。
タモリさん 耳に当てたら
語ってくれますか?
(笑い声)
うわ…。うわ~!すごいですね。
実は この石
林田さん 最近 見ているはずです。
最近 見たはずだよ。
(高橋)覚えてますか?泥岩で こういう かたい石でした。
カタカナですね。
割ると こういうふうに。三角形に。
そう! そうそう。
(高橋)「ホルン」当たりましたね。
(高橋)近づきました。
おぉ~! いや~ すごい。すごいですね。
これ なかなか
いっぺんで覚えられないよ。
「京都・東山」の回にも登場した
ホルンフェルス。
そうです よくご存じ…。
大文字山と比叡山という2つの とがった山を→
形づくった岩です。
地上近くまで上昇したマグマの熱で→
周りの泥岩が

かたく変化したものが→
ホルンフェルスです。
マグマも冷えて固まりました。
その後 大地が侵食されると→
ホルンフェルスは少しずつ削られ→
冷えたマグマが姿を現します。
ホルンフェルスは かたいので→
中の冷えたマグマが
先に削られて→
両岸が 高くて険しい
山になります。
そう 関門海峡は
もともとは1つの山だった所が→
削られて くぼんで出来た地形。
実は 京都で見た2つの山と同じ成り立ちだったんです。
それが分かる場所にお連れします。
そこで確認してみましょう。
行きましょう。
はい。
続いて
タモリさんが向かったのは→
「火の山」から
北に8kmほどの場所。
ここで 関門海峡が
幅が狭くて細長い形になった→
理由が分かるんです。
あっ 浜に出た。
(高橋)小さい浜ですよね。
とても気持ちのいい。
さて ここ

石が2つ出ていますよね。はい。
(高橋)
この石は さて 何でしょうか?
さっきよりも なんか 色が赤茶色。
(高橋)赤いですね。
そうです。
そう 海峡部分に もともとあった冷えたマグマは→
花崗岩だったんです。
これになるね。
これは地質図です。→
今いるのは ここです。→
このピンク色が…。
花崗岩ですね。
(高橋)この ちょっと濃いピンクも
花崗岩です。
ず~っと ありますね。
ほんとだ。
重ねると これが…
こういうボロボロの石になってしまうので…
細長く分布した