2018/08/01(水) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【大阪の風景を切り取る細かすぎる絵▽淀川うんちく&十三の由来は!?】
作品はどんどん精密さを増していきました。
◆写真を撮ってくるんです。
図書館の正面なんですけどね。
この線あるでしょう、これをずっ
と
ボールペンで、
写して、
下にカーボンを敷いてね、
写すんです、
こんなふうに。
ここに写ってるでしょう。
これがここに全部写すわけです、
こんなふうに。ほんで、カッターで切っていくん
です。
◆ちょっとこれ、1回持ち上げていいですか。
うわ~!
すごい!
これ…。
ちょっとわかりにくいけど。
この細かさ。
◆でも一番しんどいのは、
これ、色を塗っているんではない
んです。
例えば、この人の帽子あるでしょ
う。
ここへ色紙を置いて、
帽子の形をとって、それを1枚ずつ、
カッターで切って、1つずつ張っ
ていくんです。
◆誰かに教えてもらったんですか、やり方は。
◆これは1人で。我流です。
◆その後、
大阪の名所を作品にした
「新なにわ三十六景」など、
これまでに60点以上もの作品を制作。
ついには個展まで開くことになっ
てしまい、見る人を驚かせました。
◆こん中で難しかった作品はあり
ますか。
◆一番難しかったというのは、
一番嫌になった作品はこれですね。
◆うわ~!
これは無理やわ。
◆ハルカス。
◆すごい。
僕が見てもわかる。
◆この窓を切るのが、1つずつず
っとね。
こんなところに、雲が映ってるん
ですね。
その雰囲気も、ちょっと出さなあかんしね。
◆これももう途中でやめたなりま
せんでした?
◆これはなりますね。
これやってたら、手が痛いから、
注射打つんですよ。
◆注射打つ?
◆注射打ちながらしても、
やり続ける理由って何ですか。◆やっぱりあれですね、見てくれ
た人がいやあ、
細かいね~って、
言うてくれはったらね。
もっと頑張ろうと思いますもんね。
◆今後、
挑みたい作品とかってあるんですか。
◆ハルカスが、
池に写っている…。
◆いやいや。
やめたほうがいいですよ。
また注射打ちますよ、腕!
◆だから、なかなか踏ん切りがつ
かないんですよ。
◆覚悟がなかなか。
これもらってください。
このまた切り絵つくってください。
ぜひ。
◆これやったら大丈夫ですね。
◆やり出したらきりがない、
そんなところが、切り絵の魅力。
酷使した腕はキリキリと痛みます
が、これからもやり出したら
つきっきりで
見る人を驚かせる作品をつくり続けます。
◆これもしんどかったです。
カンテレ。◆ああ!
あら!
すごい!
カンテレも大変。
◆大変でしたね。
よう光って。
◆よう光って。◆日によって、色が違うんですよ、
これ。
◆へえ~!
◆お見事!
◆すごい。
◆すばらしいね。
◆すばらしい。
だから冬は切り抜き絵というのを
やってて、
やってて、夏場は昆虫がたくさん