圧勝する見通しになっています。
72票ある無派閥の議員も
会食を重ねるなど
議員票については、早くから
固める動きをしてきました。
しかし、一方で地方票ですが
テレビ朝日調べで
今、地方票の結果が
徐々に見えてきました。
まだ全てではないんですが
現状、安倍総理が56.3%。
今、途中段階ですが
そういう数字になっています。
そして、その地方票をめぐる
争いなんですが
安倍陣営の中核を担う
甘利元大臣は
55%、223票を
勝敗ラインとしています。
3か月ほど前、安倍総理周辺と
話をしたときには
270票はとるというふうに
話していましたので
直前になって弱気な設定に
下方修正したといえますが
この55%の確保も
不透明になってきていると。
今、ちょうど
テレビ朝日調べの数字と
55%という勝敗ライン
ギリギリのところになっております。
こういった結果についてですが
安倍陣営の幹部からは
緻密な戦略が
練れていなかったのではないかと
すでに反省の弁も出ています。
地方票、苦戦のその背景には何があったのかといいますと
派閥横断というところと
沖縄県知事選挙。
この2つの影響があったんです。
大派閥、いくつもの派閥を
横断的に体制を組んだんですが
その連合に号令をかけられる重鎮
菅官房長官と二階幹事長
この2人が
沖縄県知事選挙に
かかりっきりになってしまった結果
陣営として
まとめることができなかった
まとまりきれなかった
というような部分がありました。
そして、斎藤農水大臣の発言も
大きく影響しました。この発言が出たことで
安倍陣営の圧力というイメージが
広く伝わってしまいました。
このイメージは選挙後にも
尾を引く可能性があります。
この結果、地方票で
大勝しない限り
今回の総裁選
安倍総理にとっては
実りの少ないものに
なりかねない。
そういう状況です。
≫小西さん、今、お話があった
齋藤農水大臣は
内閣の一員でありながら
石破さんを応援するという立場を
明確にされていたと。
このために、内閣にいて
石破さんを応援するのは
おかしいじゃないかという
農水大臣にすれば
圧力を受けたという
発言だったんですが
やはり
かなりぎすぎすしたものを
≫まさに、そこが課題でして
石破陣営のほうも
そこに関しては
受け止めとしては
かなりセンシティブになっている
というのが現状です。
しかし、安倍陣営側から
聞こえてくる話としては
当然じゃないかと。
安倍内閣でやるのであれば安倍さんを応援するのが
≫ここで石破陣営の
総裁選取材を行ってきた
河村勇紀記者にも
最新情報を伝えてもらいます。
河村さん。
≫今日は石破さんは非常にリラックスした様子で
朝のぶら下がりなどでも
記者に冗談を言うような余裕もありました。
石破さんは、国民人気を
てこにして党員票や
国会議員票を
動かしていくという戦い方を
してきました。