強羅公園?
(鈴木)中へ入っていってみましょう。
行きましょうか。
こんにちは~。 お邪魔します。
こんにちは。 お邪魔します。
(鈴木)タモリさん 実は…
えっ! そうですか。
えっ この辺だけじゃないんですか。
≪ちょっと待ちましょう。はい。
やっぱり観光客の方 多いんですね。
多いですね やっぱり。
これ 俺…
ああ そうですか。
(笑い声)
すごい印象に残ってた。なるほどな~と思って。
まさに強羅の雰囲気ですよね。
そうですね。
こんな感じの。
あらまあ。
まさに。
あの子が。(笑い声)
悪さしたんですね。
石も一緒に ゴロゴロ ゴロゴロ…。
さらに 強羅では 山体崩壊のあと
火山活動が何度も起こり→
土石流などで埋め尽くされました。
強羅は この厚い地層のため温泉が出にくいんです。
では なぜ
そんな荒れ果てた土地が→
このように
生まれ変わったんでしょう?
ちょっと この図を…。
はぁ~。
荒れ地ではあるものの→
周りより比較的なだらかで広大な土地が広がっていた強羅。
その手付かずの土地に→
当時 最高級の高原リゾートを開発する計画が持ち上がったんです。
分譲地の中心には…
そして 登山電車も強羅まで引き込んだんです。
ターゲットは
いわゆる「VIP」でした。
でも…
(鈴木 萬年)そうです。
というわけで…
行きましょう 行きましょう。
温泉が出なかった強羅。
一体どんな仕掛けを考えたんでしょう?
向かったのは
公園から歩いて5分→
なだらかな坂道です。
そこ ちょっと見ていこうと思うんですけど…→
ちょっと失礼しま~す。
はい。よいしょ。
はい… どうぞ。
なんか温泉っぽいですね。
(萬年)
ちょっと触ってごらんになりますか。
アチッ!
すいません。
(笑い声)
(萬年)しかも お湯 ご覧になってなんか ちょっと…
あの~ あれっぽいですね
いわゆる…
合成? あ 「造成」って
我々 呼んでるんです。
そうです! だから…
あ~ すいません!じゃあ ちょうど その辺から…。
教えて下さい。
今 いい質問ですね。いい質問なんですよ。
タモリさんがいる強羅から→
およそ2km離れた 大涌谷。
火山の噴気が多く出ている
この場所→
以前 タモリさんは
萬年さんの案内で→
訪れたことがあるんです。
やぐらが組んである所が見えるはず…あっ 今 ちょっと見えました。
あ~ 見えました!
実は 大涌谷に建てられたやぐらの筒の中で→
硫黄の成分を含んだ
噴気に 水を加えて→
温泉を
つくってるんです。
これは 地下水が
マグマで温められて出来る→
自然の温泉と
同じ仕組みなんです。
そうなんです。 同じなんですよね。
すごいでしょ。そういう世界があるとは…。
どう見ても温泉なんですよ。
それでいいんですよ。
そうですね。
でも 大涌谷でつくった温泉を→
明治時代に どうやって
ここまで運んだんでしょう?
お願いします。
(萬年)そうなんです。え~! 大変だ…。
結構 重いんですけど。
重いですね これ!
よいしょ。