2018/10/06(土) 21:00〜21:50 NHKスペシャル マネー・ワールド〜資本主義の未来〜第1集「お金が消える!?」[字]
完全にテクノロジーと数学的な そのプログラミング→
それが正しければ 台帳というか
通貨の残高 正しいよねっていう→
今までの信用の在り方を国家から→
テクノロジーに切り替えてしまったっていう。→
まあ 言ってみれば
アメリカとか日本っていう…
仮想通貨のね 値段が暴落したとか→
あるいは盗まれたってニュースがありましたよね。
あの 盗まれたって聞くと→
何か 危ないような感じがしてしまうんですけど→
現金なんて 一番
盗まれたら終わりなので→
匿名性が高いから→
「いや 私の現金です」って言っても→
何も そのあとから
返ってくる見込みがない。→
で 仮想通貨の場合は
一応 取り引きが記録はされているので→
そのきちんと自分のものだっていうふうに
言えば→
それは まあ 安全なわけですよね。
で 問題は何かっていうと→
その仮想通貨は自分のものであるって
ひもづけをするために…
(佐藤)どっちかっていうと その…
多分 金庫に隠しておくっていうのが→
現金であれば みんな 世界中で共通して
やられてると思うんですけども→
今回…
(佐藤)今後 それは変わってくると思いますね。
やっぱり まだ最初だから
この仮想通貨っていうのは。
どうしても 投機の方が目立ちましたよね。
だから 要するにそれが徐々に投機ではなく…
初めて 何か 人になじむというか…
時間が もうちょっとかかるんでしょうね きっとね。
国によりますかね。
アメリカ 中国みたいな今 覇権を持ってる国ですよね。
いわゆる…
まあ そういった仮想通貨を…
通貨の覇権国 強い国っていうのは→
従来の この中央銀行がドルであったりとか→
中国元を発行するっていう
この仕組みの中で→
経済をコントロールしたいんですよね。
よそに いろいろ出てくると→
自分たちのコントロールの
及ばないところで経済が動き始める。→
なので 従来のお金の流れの中で→
現金からキャッシュレス世界の決済にっていう移行はあるんですが→
この外には出ようと
あんまりしないっていうことですね。
だから それ 今 お話聞いてて
面白いなと思うのは→
日本は 割と積極的って言ったじゃない。
でも 円だって相当なまあ 言ってみれば基軸通貨。
ドルとかポンドとか
その次ぐらいにはね 来る。
言ってみれば 世界で通用する
通貨であるにもかかわらず→
その日本が積極的っていうのは
結構 面白いことではあるよね。
これは理由があって 実は 昔…
マイクロソフトだったり今でいうと グーグル アマゾン→
フェイスブックっていう 技術によって
彼らの国っていうのは 今 栄えたので。
日本っていうのは
相当 出遅れてしまったんですね。→
今回は
仮想通貨って新たなテクノロジー→
ブロックチェーンっていう
新たなテクノロジーで→
もう一回 V字回復させたいっていう
意向が ちょっと裏側に…。
そっちの考えなんだね。
さあ ここまで とにかく経済を動かすために→
お金を なんとか回すということを
一生懸命 考えてきたわけですけども→
果たして それだけでよいのか?
今 全く違う価値観を持ったお金の探究が始まっているんだそうです。
お金を回すだけで幸せや豊かさが
得られるわけではない。
そんな考えから生み出された
新たな通貨があります。
時間通貨です。
スイスで英語教師をしているマーク・デリットさんです。
この日 オンラインで
小学生に英会話を教えていました。
サンキュー ベリー マッチ。
サンキュー。 バイバイ。
授業は 30分。
デリットさんが受け取ったのは→
タイムコインと呼ばれる
時間通貨です。
時間通貨は→
これまでの通貨とは全く異なる経済の在り方を目指しています。
誰でも平等に持っている時間を
通貨に見立てているのが→
最大の特徴です。