大きいという事になります。
では　脳の中身は？
ＥＱは知能を示すのには有効ですが→
脳の仕組みは　もっと複雑です。→
脳内にある神経細胞　ニューロンの数を確認する必要があります。
ネコの場合

脳の前方の皮質のニューロンの数は→
およそ３億と推定されています。→
一方のイヌですが　ごく最近→
ゴールデン・レトリーバーを分析して
得られた結果があります。→
ニューロンの数は平均で　およそ６億。
ネコと比較して　ざっと２倍です。
つまり　ネコの２倍
頭がいいという事です。
なるほど。
脳が大きく　しかも複雑なので→
イヌの方が
潜在的に頭がいいという結論です。
やっぱり！
イヌが一歩リードです。
では　第２ラウンドに進みましょう。
次は感覚の鋭さを比べます。
多くの動物は→
暗闇で物を見る能力が人間よりも優れています。
では　イヌとネコでは→
どちらが暗闇での視覚が優れているのでしょうか。
こんにちは。
ようこそ。
これが実験装置？


そうです。
どういう仕組み？
このように→
箱の中に仕切りを何枚か立てて
迷路のようにしました。
イヌとネコに
この中を通り抜けてもらうんです。
最後まで通り抜けられたら
ご褒美の餌にありつけます。
明かりも消すんですね？
真っ暗闇にします。
挑戦するのは　こちらの２匹。
ネコのイデュプスとイヌのフェンが実験に協力してくれます。
そうでしょ？　いい子ね。
まず　イヌのフェンから。
消します。
フェン　迷路に入って　ほら。
暗視カメラで様子を撮影します。
あらあら…　迷ってるみたい。（サンチェス）ええ。
頑張って。　やっと次へ。
あ～　でもまた…。
くるくる向きを変えています。
（サンチェス）混乱していますね。元の場所へ行こうとしています。
フェン　しっかりして。
暗闇でのイヌの視力は人間の５倍。
しかし　フェンは
取り乱しているように見えます。
（サンチェス）嫌がっていますね。
でも　どうにかして…。
ゴールは　そっちよ。あ～　行った！

（サンチェス）着きました。
いい子ね。
かかった時間は４３秒でした。
よく頑張ったわね。
次は　同じ迷路にネコのイデュプスが挑みます。
あ　来ました。
すんなり進んでますね。
何の迷いもないみたい。
（サンチェス）スピードも速いです。
昼間と何も変わらないみたい。
何とたった８秒で通り抜けました。
ネコの圧勝です。
仕切り板の位置を変えて→
違う迷路にして試しても→
結果は変わりませんでした。
なぜ　ネコは　これほど早く
ゴールできたのでしょうか。
イヌもネコも
目の後ろにタペタムという→
光を反射する
細胞の層があります。→
離れた所から
懐中電灯で目を照らすと→
ネコの方が　イヌよりも→
ずっと　はっきり反射するのが分かります。→
やってみましょう。
じゃあ部屋の明かりを消しますね。
どう見えるかな…。
（サンチェス）どうですか？すごい！
（サンチェス）ネコのタペタムは

２０層ほどあります。→
イヌのタペタムは　それよりは薄く
１０層ほどです。→
ネコのタペタムにある
反射物質を含む小さな細胞は→
ぎっしり詰まっているだけでなく
イヌより　ずっと効率良く→
光を反射するように
できているんです。
光を　より多く反射できれば