2018/10/08(月) 15:50〜17:53 ten.【生き別れた母に会いたい…女性スタッフだけの便利屋さんノゾキミ】
に引き取られ、
5歳のころからこの家で暮らして
います。
冨永さん、
サトミちゃんの勉強が気になってしかたありません。
>>パパはいいから、
あっち行って!>>いつもどおり書いていいから
ね。
>>いつもどおり書いてんじゃん、
もう!
>>サトミちゃん、この日はちょ
っとご機嫌斜め。
冨永さん夫婦が子どもたちを厳しく育てるのには、
訳がありました。
>>自分たちが自立していかないといけないので、一応、きちっと。
>>やっぱり、
子育てに責任がありますので、厳しく!
>>いずれはこの家を出て、自立
していかなければならない子ども
たち。
社会で困らないためにも、
生活習慣などのしつけは厳しくし
ているといいます。
児童養護施設で23年働いてきた
冨永さん。
日々、
児童と高齢者が支えあって暮らせる施設はないのかを考えていたと
いいます。
そんなときでした。
>>イベントに招待があったんで
すよね。
そのときに、
このナガヤタワーのコンセプトですか、それを聞いて、すごく感銘
を受けてですね。
>>さまざまな世代が交流を重ね、助け合う暮らし。
そんな場所を見つけて、
冨永さんは一念発起。2014年6月、
この場所でファミリーホームを始
めたといいます。
預かった当初、
子どもたちは。>>警戒しますよね、やっぱり。
表情なかった子たちが多かったん
ですけども、
感情を表に出すようになったね。
>>大人に対する不信感、それが少しずつ変わったのは、
冨永さん夫婦の愛情はもちろんの
こと、
このナガヤタワーの環境が大きか
ったといいます。
>>ママ、
おやすみー。>>はーい、
おやすみ。
>>大人になって、
この家を巣立っていくその日まで、
冨永さんは子どもたちをしっかりと育てていくそうです。
この日、
3階のテラスで行われていたのは、
段ボールハウス作り。
>>これを半分に切るの。今ね、
丈夫なベッドとかを作ってるの。
>>箱ベッドね。>>サトミちゃん、
きょうは機嫌がよろしいようで。
この段ボールハウス作りは、
子どもたちが思いっきり遊べるよ
うにと、冨永さんが企画しました。
>>ここが玄関で、
これがおもちゃ入れるところ。
>>子どもたちのにぎやかな声に、
タワーの住人も興味津々。
2階で暮らす専門学校の生徒たち
も参加。
絵が得意な生徒が、サトミちゃん
のハウスに描いたのは?
>>すごい!
たぶんパパよりも上手。>>こちらの生徒が作ったのは。
>>おやすみなさーい。
>>滑り台のようです。
>>喜んでもらえてよかったです。
>>さらに、
この日、子どもたちが向かったの
は。
>>こんにちは。
>>こんにちは。
>>2階のリビング。
住人たちが、
折り紙を通して交流を深めるとい
うイベントです。
>>はい、
お隣のおばあちゃん。>>はい、ありがとうねえ。
>>ひ孫ほど離れた年の子どもた
ちと楽しむ折り紙。
>>できました。
>>元気な子どもたちの様子に、おばあちゃんたち、
思わず笑みがこぼれます。
>>楽しいです。
とっても楽しいです。
>>子どもはみんなで育てる。
昔ながらの長屋の考え方が、ここ
にはあります。
そんな住人たちに、