>>この社会実験、成功させて、
次のステップにつなげたいんです
けれども、当然、いろいろな課題
が出てくると思いますので、その
課題が出てくれば、それはまた一
つ一つですね、われわれ、課題解
決しながら、
この事業を勧めていきたいという
ふうに考えております。
>>では、
歩道を広げる政策をすでに実施している先輩の町では、
どのような課題が見えているので
しょうか。
>>3年前、
拡幅工事が完了した四条通です。歩道がこのように倍近くになった
ことで、歩行者は通行しやすくな
りました。
しかし、
車線が減った車道では、混雑も見られます。
>>京都の中心部を東西に走る四
条通。
京都市は2015年に、
およそ1.1キロにわたって、
片側2車線の車道を1車線に減ら
し、
歩道を倍近くに広げました。
>>混んでますね。
特に土日、
もしくは観光シーズンですかね。
ちょうどバスとか通りまして、
そのときに停車されると、
あとがちょっと渋滞状況で、
ちょっといらっとしたりしますね。
>>バスの乗り降りの際などは、
車線を塞いでしまうため、どうしても渋滞が発生するといいます。
しかし、
歩道の拡張により、
近年急増した外国人観光客が徒歩
で移動した場合にも、
歩道が混雑することはほとんどな
いという側面も。
地元商店街では、
10年以上前から、歩道の拡張を求めてきました。
>>車で来られる方ももちろんい
らっしゃいますけれども、
公共機関で来られる方が、
やっぱり数的には多いと思いますのでね。
京都市が歩く街を推進しておりま
すので、
本当に協力してやっていこうとい
う。
>>大阪の御堂筋は、計画を進め
る中で、
噴出する課題に折り合いをつけて、
街の魅力につなげられるのでしょうか。
真価が問われるのはこれからです。
>>では、
再び中継でお伝えします。
橋本さん。
きょうからその歩道化、
実験が始まったということで、周知がまだ足りないんじゃないかと
いう話もありますが、現在、どう
ですか?
>>そうですね。夕方の時間帯に
なりまして、非常に人通り、増え
てきました。
ただやはり、こうして歩いていても、
外国人観光客の方が多いせいか、
やはりこの側道が歩道化されているということを、皆さん、知らな
い方が多いんですね。
ですので、
もともとの歩道のほうをこうして
歩いていらっしゃるという状況に
なっています。
ただ、こちら、ご覧いただきます
と、こうして自転車に乗る方は、
実験で新たに造られたこの自転車道のほうを通っているという状況
なんですよね。
やはり利用者の方を話を伺いますと、こちらの歩道は、やはりこれ
だけの人がいますから、自転車に
乗るのは非常に危険な状態だと。
ただ、かといって、車道のほうは
車が非常に多いので、
自転車に乗るのも怖いと。
なので、
こうして専用道があるのは非常に
ありがたいんだと、
そういった話をされていました。
そして皆さん、
懸念されていたこの御堂筋の渋滞
なんですが、今、
こうして見ていただきましても、
やはり車は非常に多いです。ただ、夕方の時間帯、
もともと御堂筋は混雑しますんで、
これでもいつもより少し多いかなと、
そういった程度に収まっていると
いう状況なんですよね。
ただ、
あくまで今回はこの200メートルという、
非常に短い区間の歩道化です。