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2018/10/11(木) 01:00〜01:45 アスリートの魂「石川遼 27歳の告白」[字]

男は 日が沈んでも練習をやめない。
アメリカで夢破れ
5年ぶりに日本に帰ってきた。
石川は
スーパースターの仮面を脱ぎ捨てた。
その右腕。
これまで サポーターで 隠し続けてきた大きな傷痕を 人目にさらした。
遼く~ん!
日本中を沸かせた 遼君フィーバー。
あれから 10年。
あのころの自分を冷静に振り返る。
自分の弱さや未熟さを受け止め
一からの出直しを誓った。
とことん悩み…。
とことん苦しむ。
ふと 漏らした「怖さ」。
石川は 一体 何と戦っているのか。
栄光と挫折の10年間。
ありのままでいようと もがき続ける石川 遼 27歳の告白。
石川が生まれ育った埼玉県。
ここ 初めてですか?(取材者)私は初めてです。
3月 この小さな練習場から
再起を図ろうとしていた。
グリーン周りからのアプローチショット。
そして パッティング。
一人静かに練習を続けた。
これから半年間に及ぶ 密着取材。
石川は 私たちに あることを伝えた。
ありのままの姿を記録する。
そう約束し 私たちの取材は始まった。


シーズン開幕前。
石川は 意外な場所を訪れた。
♪♪~
これまで見向きもしなかった地方大会だ。
アマチュア選手が多く出場し 賞金も僅か。
一球たりとも無駄にできないと
プレーする。
輝かしい実績もプライドも
捨て去る覚悟で→
5年ぶりの日本復帰に
懸けようとしていた。
遼く~ん!
石川は スーパースターへの階段を驚くべきスピードで駆け上がってきた。
15歳
アマチュアながら ツアー初優勝。
18歳 史上最年少賞金王。
何て言うんですかね…。
代名詞は ドライバー。
リスクを恐れず常に振り抜く攻めのゴルフで→
ファンを熱狂させた。
「ハニカミ王子」 石川 遼君です。
その人気は ゴルフ界を飛び出し
社会現象に。
一躍 時代の寵児となった。
気を付けて下さい。
21歳 ツアー10勝の実績をひっ提げ→
石川は意気揚々とアメリカに乗り込んだ。
世界最高峰 PGAツアーへの挑戦だ。
そこで待ち受けていたのは…。
桁違いのパワーを持つ強者たち。


度肝を抜かれたのが ドライバーショット。
飛距離は 300ヤードを優に超える。
しかも 正確性まで兼ね備えていた。
石川も
負けじと 自慢のドライバーを握る。
しかし 正確性に劣るボールは
大きく曲がり ラフにつかまる。
世界のトップ選手たちは
どのようにして→
曲がらないドライバーショットを
打っているのか。
その一挙手一投足が
気になってしかたがなかった。
少しでも肩を並べたいと
次から次へと新しい練習法に手を出した。
石川のスイングは 大きく狂い→
ドライバーは ますます曲がっていった。
自信をなくし あげくの果てには→
代名詞のドライバーを握ることさえできなくなった。
持ち前の攻めのゴルフは消え去り→
5年間守った出場権を失った。
♪♪~
もう一度 世界の舞台で戦うために。
帰国した石川は 確固たる
自分のドライバーを作ると 心に決めた。
まずは 肉体改造。
強いスイングに耐えうる腰回りの筋肉を強化する。
♪♪~
天井には 鉄棒を設置。
腹筋など 体の表側の筋肉を意識する。

あっ! あ~ いけなかった。
更に 裏側の背筋。
体の前後の筋肉をバランスよく鍛え上げる。
♪♪~
そして ドライバーのスイング。
用いるのは ゴルフボールより
一回り大きく やわらかいボール。
ボールの芯を振り抜かないと
まっすぐ飛んでいかない。
基本に立ち返り

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ikatako117

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ikatako117