2018/10/11(木) 01:45〜02:34 NHKスペシャル マネー・ワールド〜資本主義の未来〜(1)お金が消える!?[字][再]


不健全な気がするんですけれども→
ただ 一方で…
バランスなんですね。
これを言っちゃうと 元も子もないけど
結局 賃金が上がらないことには→
この話って 何もかも無意味な気がするね。
普通の 一般のサラリーマンの人たちは賃金が一向に上がらない。
使わなきゃ 使わなきゃって

言ってたって→
使いたくたって 使えないんだよ
っていう人たちが→
大半なわけじゃない。
そこが 鶏と卵の話みたいなところがあるんですけれども これ…
入ってくれば 使うよと。
今 ないから使えない。
でも 自分が もらえれば
使えるって形で…。
そうすると 一般の企業の中で→
「よし うちも賃金上げるか」っていう判断を→
国が そこまで


求めるのかっていうことと→
今 働き方改革やって
実際に始まってみたら→
「あれ? 前より減ってる」みたいな人が
ほとんどの中で…。
給料 すげえ安くなったって
言ってる人 いますもんね。
2つのさ…
どっかで それが衝突しちゃってるような気がするんだよね。
さて もう一つ お金を巡る問題で
残されているのが→
信用の低下です。
先ほどのベネズエラも そうですが→
ギリシャの経済危機や
アジア通貨危機など→
近年 お金の信用が揺らぐ事態が
相次いでいます。
世界は この問題を
どう乗り越えていくべきでしょうか。
お金にとって欠かせない「信用」。
かつて それを支えたのは金でした。
ずらりと並ぶ 金の延べ棒。
ドイツ連邦銀行の地下に眠る金塊です。
金という物質には限界があり→
地球上に存在する全てを一か所に集めると→
1辺が21mのサイコロ分しかないと
されています。
つまり その「希少性」が信用となり→
金と交換できる兌換紙幣が→
世界経済を支えました。

いわゆる 「金本位制」です。
しかし 経済規模が拡大するにつれ→
国は 無限に印刷することのできる不換紙幣に切り替え→
信用は
国家が支えていくことになりました。
そして 今 全く新たな信用を生み出そう
という模索が始まっています。
かつて 金の採掘で栄えた…
鉱山が廃れた今村に設置されているのは→
膨大な量のコンピューター。
24時間365日 稼働し→
生み出しているのが…
仮想通貨とはネット上でやり取りされるデジタル通貨。
仮想通貨は 世界各地で
巨額の盗難事件が相次いでいて→
不安だという方もいるかもしれません。
でも その「信用」のもととなる発想は非常に画期的なものです。
現在のお金は
各国の中央銀行が管理しています。
景気の状況を見ながら
量を調整するため→
政策によっては 信用は大きく揺らぎます。
対して 仮想通貨は中央銀行のような管理者がおらず→
発行量は プログラムによって
あらかじめ決められ→
勝手に増やせないルールになっています。
国境の概念のない 独自の通貨のため→
大企業の倒産や金融危機
為替 貿易摩擦などに→
価値が左右されることもないといいます。

更に 取り引き記録は→
ネット上の利用者全員が共有し→
一部で不正があっても→
ほかの無数のパソコンで
正しい記録が保たれます。
信用をテクノロジーが支える仕組みです。
デジタル通貨を研究する…
まだ黎明期の仮想通貨には
課題が多く残されているものの→
目指す信用の在り方には
可能性があると指摘します。
さあ 出てきましたね 仮想通貨。
うん。
これがね 若い人たちと
我々みたいな年齢になってくると→
多分 相当 認識が違ってるような気も
するんですけども。
今までって その国家の武力とか→
アメリカの信用力みたいなものが経済を支えていて→
紙幣の力の根源になってたっていうのを→