メンテナンスに取り組みます。
この男性に修理の経験は全くありません。
手をこまねいていると…。
故障した機械が このタブレットで→
修理の必要な箇所を自ら教えてくれました。
男性は タブレットと首っ引きで
修理を進めていきます。
訓練といっても 人間が ただ機械の指示に
従って動くというものでした。
まあ そうだけど…。
これ AIやロボットが経済の主役となる時代って→
人間は 本当に
どうすれば生きていけるんですかね?
簡単なんです。
簡単。うん。
だから 将来 必要とされる仕事って
何だろうと。
需要のある仕事って何だろうと
まず考えるべきだと思うんですね。
例えば 今すぐ
採れるだけ採りたいというのは→
どういう仕事かっていうと
AIのエンジニアなんです。
AIのエンジニア。
今 AIのエンジニアが→
どんどん 新しいAIを
作り出していくという→
まさに クリエーティブな仕事。
今 そういう時期。
あとは デザイナーですね。
人間の心に訴えるデザインってどんなんだろうと。
これは もう いくら高給払ってもいいから
欲しいわけですね。
例えば お料理だってね
要するに 必ずしも→
ハイテクのハイテクの
知恵がいるというだけじゃなくて→
ハイタッチで 人の心に
感動を与えるようなパティシエだとか…。
確かに そのクリエーティブだったり
そういう ハイレベルのことが→
もっと増えればいいじゃないか
っていう理屈もあるけど→
それに向かない人たち。
ルーティンワークで お金をもらって→
それが生活が成り立ってる人たち
っつうのは→
みんながみんな クリエーティブなこと
できるわけじゃないわけで。
本当に それが 一番大きな悩み事で→
それを どうすればいいのか。0.1%くらいの創造→
クリエーティビティーのある人とか
才能のある方は いいですけれども→
99.9%の方は 実は なかなか
難しいなっていうふうに思ってますね。
その中で 多くの人が不安を感じていると。
AIがやって来たあとの社会はある意味→
ローマ市民が実験したような
社会だと思うんです。
ローマ帝国は何をしたかっていうと→
どんどん周辺の国を戦で負かして勝ち取っていったわけですね。
富が増えていったわけです。
ローマ市民の人たちはね→
畑仕事 農作業もしなくて
それはそれで 楽しいわけです。
だって つらい仕事は
いろんな召し使いにさせるわけですから。
ローマ市民が
召し使いにやらせたような仕事を→
ロボットとかAIにやらせて→
人間は より人間らしい人間が楽しいと感じる→
生きがいを感じる部分に
やっぱり なっていくんだろうと。
さあ 新たなテクノロジーが
雇用不安を生み出すという現象は→
今回が 実は初めてじゃないんですね。
長い資本主義の歴史の中でですね→
何度も これは繰り返されてきました。
一体 何が起きたのでしょうか。
近代資本主義の誕生から 250年。
テクノロジーの進化は経済や社会を大きく変えてきました。
史上初めて人間の雇用を脅かした
テクノロジーが ここにあります。
蒸気機関です。
200年前に作られた この蒸気機関は→
1台で 労働者1,000人分の仕事を
こなすことができたといいます。
ジョン・ポーターさんは 現存する
蒸気機関を操ることができる→
数少ないエンジニアです。
蒸気機関による 第1次産業革命は→
手作業が中心だった繊維業などで
大量の失業者を生み出しました。
19世紀初めには
労働者による機械打ちこわし運動が→
イギリス各地で過熱します。
しかし 一方で 新たなテクノロジーは鉄道や製鉄などの近代工業を誕生させ→
より多くの雇用をもたらしました。
20世紀初頭には石油や電気を使った第2次産業革命が起きます。
ニューヨークの復活祭を写した