以前から憧れていたことを始めました。
企業のロゴなどを考える
グラフィックデザインです。
銀行を辞めて失った年収は
およそ１６０万円。
デザインの収入は
まだ ほとんどありません。
しかし ベーシックインカムが
年間１００万円ほど入ります。
ぜいたくはできませんが→
好きなことをして生きていける今の暮らしに満足しているといいます。
一方で ベーシックインカムは→
新たな資本主義の形としてふさわしいのか 疑問の声もあります。
働かずに収入を得られることで…
更に 財源の確保は大きな論点となっています。
実験開始から１年もたたない この夏。
選挙に勝った新たな政権が実験の中止を発表しました。
ジェームズさんたち参加者は
中止の撤回を求めています。
実験的にっつっても あれはないよな。
途中で 政権が かわっちゃう…。
もうやめますって言われたらな…。
「ちょっと待ってよ。→
銀行辞めちゃったよ」
みたいなことですからね。
孫さんは このベーシックインカムというのは
どのように捉えてますか？
僕は賛成ですね。
…で 問題は ただ一つで その財源。そうですね。
仕事が置き換わっていって
なくなってしまうような人たちに対して→
最低限 ちゃんと生きていけるという→
安心感を提供する安全装置というのは→
社会として
僕 必要だろうと思うんですね。
…で 大事なのは その財源ですけども
そのためには 国そのものが→
ベーシックインカムを提供する財源を
持てるほど→
豊かな国であり続けなきゃいけない
ってことなんですね。
そこが一番難しいとこでしょうけど。
だから 中長期の抜本的解決としては→
日本国が転げ落ちないように 前に前に
どんどん やっぱり 進めていくべきで→
で 一方 さっき新井さんが言ってたような
問題の解決のためには→
ベーシックインカムという制度を
国として やっぱり…→
両方で 中長期と今の問題と
両方をやらないといけないと→
僕は思いますね。
新井さんは どうですか？ ベーシックインカム。
そうですね あの～
おっしゃったとおりで やっぱり→
財源が難しくて 本当は これは
この資本主義モデルから考えると→
法人税を きちんと取らないと
難しいわけなんですけれども→
この法人税を高くすると 今度は→
法人税が低い国に法人が逃げてしまうっていう→
非常に困ったことが
世界中で起こっていて→
だから 私たちはケインズに…
もう９０年前ですか→
言われたのに 少し放置してきたなと。→
お尻に火がつくまで放置してきたわけだけれども→
本当に この資本主義を持続可能に
するために 何か考えないといけない。
ＥＵでは ロボット税なんていうのも
話し合われてるそうですね。
うんうん うんうん… ですから→
ロボットを使って雇用をですね 代替したら→
ロボットを使った分だけ
実は 税金を入れないといけない→
っていう話をすることによって→
社会保障に回しましょうっていうことだと思いますけれども→
それも一つの考え方かなとは
思いますけれどもね。
僕は反対ですね。
ロボット税は反対？うん。
それは 進化を自ら否定する… 進化に
ペナルティーを与えるような方向だと→
その国は進化から取り残されてしまうと。
ロボットの いわゆる こう進歩にちょっと足かせが出来ちゃう…。
ロボットをさんざん使ってますからね。
だってさ ねっ？日本が 例えば ロボット税しました。
ロボット税をしない国がありますと。
そうすると ロボット税をしない国に 進化がどんどん寄っていっちゃうわけですね。
お尋ねしたいんですけど 孫さんは
法人税を上げることには賛成なんですか？
法人税上げて それで
ベーシックインカムを支えて下さるんですか？
法人税は必要でしょうね。
上げていい？
上げるのかどうか それは まず
世界の競争がありますからね。
競争の中で どのぐらいが
適切かということは→
考えなきゃいけませんけども→