あれ？ おい 田中。もう本番 始まってんだからさ→
悠長に お茶なんか
いれてる場合じゃないだろう お前。
いやいやいや…。
えっ？俺は こっち。
お前は ロボットだろ。
ロボットじゃねえ。
今日は いわゆる人工知能とか
ロボットに関する お話でございます。
あっ それで 孫 正義さんのロボット…→
出来てるんだ これ。いや 本人ですよ。
本人？ まさか～。
失礼だよ！
ある日 あなたの職場に→
あなたより仕事ができるライバルがやって来たら？
マイスターの国 ドイツの…
ライバルのロボットの腕に圧倒されました。
すごいよね。
うわっ… これ すごいよなあ。
今 世界で
ＡＩやロボットの実用化が→
急速に進んでいます。
人の代わりにＡＩロボットが行き交う無人倉庫。
人を巧みによけながら
荷物を届ける宅配ロボット。
イチゴを収穫する
このＡＩロボットは→
３０人分の労働を
１台でこなします。
すごいなあ。
２０３０年までに 人間の仕事の３割が→
ＡＩやロボットに置き換わるという
予測もあります。
本当に！？
その時働いて得た収入で豊かになるという→
これまでの資本主義の仕組みが
根本から変わります。
アメリカで起きた大規模なデモ。
ＡＩやロボットを所有する一握りの人に富が集中する一方→
多くの人々が仕事を失い→
賃金を得られなくなる不安が高まっているのです。
（２人）こりゃあ 大変だ。
格差が広がり続ける中→
どんな資本主義の形が
求められるのでしょうか？
そして 私たち人間は
どう生きていけばいいのでしょうか？
さあ 「マネー・ワールド 第２集」
今日はですね 人工知能 ＡＩと→
ロボットに仕事を奪われてしまうのでは
ないかというお話なんですけど。
恐ろしいですね。
ねえ。 さあ そして→
ゲストのソフトバンクの社長の
孫 正義さん。
ＡＩロボットが人間の仕事を
どんどん奪っていくっていうことは→
本当に起きるんですかね？
まあ かなりの部分では起きるんじゃないでしょうかね。
でも その
奪われていく仕事もあるけども→
新しく生まれる仕事も
出てくるというふうには思いますね。
なるほどね。
社長は 今日は ＮＨＫを買収に来た…？
いや いや いや いや…。
（笑い声）
何でもかんでも そういう人じゃない…。
今 戦々恐々としてる…。
さあ そして
国立情報学研究所 教授の新井紀子さん。
新井さんは 東大合格を目指す
ＡＩロボットの開発をされてる…。
やっぱり人間が どんどんと
ロボットに→
雇用を奪われてしまう世の中に→
これから なると思いますか？はい なると思います。
特に ホワイトカラーの仕事がですね→
このあと ＡＩやロボットに奪われていく可能性が高いというふうに見ています。
この「マネー・ワールド」は
資本主義２５０年という物差し→
これだけのスパンで
いろいろ 経済というのを→
考えていこうという
シリーズなんですけども→
この物差しで見るとですよ→
ＡＩやロボットというのは２５０年続いた資本主義の仕組みを→
がらっと全部ひっくり返す→
歴史的な出来事じゃないかともいわれてるんですね。
太田さん 資本主義で事業を興す人が→
必ず 必要なもの３つあるそうなんですけども。
違う。 まあまあ 全部 必要は
必要でしょうけど ちょっと違います。
ちょっと こちらの模型で…
見ていきましょう。
資本家が事業を興そうと思ったら→
まず 手に入れる必要があるのが…→
はい こちら 土地でございます。
これがなきゃいけない。 …で 続いて→
生産手段である 資本。 まあ 工場だとか→