読レビ

駅　近いんやって。
（桜川）待て　こら！
あっ。（桜川）俺の言ったとおり→
やればいいんだよ。

もう　ほんとウザい。
ほっといてよ。
親に向かって→
ふざけた口利いてんじゃねぇぞ！
ほっ！もう　自由にさしてよ。
無理に引き止められても


いい芝居なんかできない。
そんなのお客さんに見せて
お父さん　平気なの？
（桜川）生意気　抜かすな！
ぷっ！いいかげんにしろ！
（美麗）うっ！
（桜川）こっち来い。やめてよ！
やめぇや！
（桜川）えっ？
うん！
あぁ～　痛っ。
あっ！
美麗！あっ　雄太君　大丈夫？
えっ？
昌子ちゃん？ふふっ。
えっ　あぁ～　痛い。
大丈夫？　雄太君　雄太君　大丈夫？
俺も倒れてるんやけど。
（桜川）よっこらしょっと　はぁ～。
大丈夫なんか？
えっ？→
あっ　これぐらいはね→
殺陣やってるといつものことだから。
あぁ～
ほれやったらええんやけど。
観にきてくれてたんだ。
ありがとう。→
久しぶりだよね？
うん。
あっ　息子さん？

えっ？あぁ～　うちのでくのぼう。
自分の息子　ひとに
でくのぼうって紹介するか？
（桜川）お初にお目にかかります。
桜川劇団　座長桜川雄太と申します。→
はははっ　今日は
せっかくお越しいただいたのに→
こんな醜態さらしてしまい
申し訳ございません。
あの　娘の　あの…　大丈夫でした？
あっ　あんなにきれいに投げられたん→
中学んときに
番長とけんかしたとき以来です。
いらんこと言わんでええねん
このでくのぼうは。
だから　でくのぼうって何やねん。
でく。
えっ　でくって
ニックネームみたいに言うな。
いや　ほれより　あの子　大丈夫か？
（桜川）あっ　あぁ～。→
あいつは　どうも気が強くて。→
最近は　ずっと　あの調子なんだよ。
ほうか。
捜しにいかんでええんですか？
（桜川）あっ　大体　行くとこは
わかってんで。→
後で劇団のやつに行かせますよ。
いや　ほんならうちら迎えにいってくるわ。
いやいや…　昌子ちゃん　ほら→

その　あの…　部外者だし。
ちょっと…　部外者って。
昔なじみは部外者ちゃうで。
うちらに任せといて。
なっ。えっ　俺も？
乗りかかった船や
どんぶらこって出航や。
ふっ　船出の母かい。
ほんで娘さんの行きそうなとこって？
あいつは　何かあると→
何でかね。
いつも高い所に。
高いとこ。
♪♪～
見て。この前　見にいった動物園だ。
≪あっ　あれもある　ハルカスは？
≪うわ　でっかい。
≪ライオンとか見えるかな？
うん　見えたらいいのにね。
≫美麗ちゃん。
さっきの。うん。
良かったら　ちょっと話　しようや。
父の同級生？うん。
中学のときまで香川におってな。
で　高校のときに東京に引っ越してしもたんよ。
うちの父って
昔は　どんな感じだったんですか？
う～ん。
あんまりしゃべらん子やったな。
たまに　しゃべっても