2018/10/13(土) 13:05〜13:50 西郷どん(37)「江戸無血開城」[解][字][デ][再]


執り行われる中→
城内の銃砲も
次々と官軍へ引き渡されました>
(信吾)次 持っていけ。
天璋院様。
西郷 慶喜殿を

斬るのではなかったのか?
お許しやったもんせ。
おいには 斬れもはんじゃした。
西郷さん 相変わらず
ほんまに人がよろしいなぁ。
申し訳ございもはん。
そなたが勝ったのです。→
そなたの決めた事には
逆らえません。
(天璋院)何より
徳川のお家を守ってくれた事→
それ以上に望む事はありませぬ。
西郷 礼を言います。
ははっ。
見せたいものがあります。
こいは?
(天璋院)これは→
徳川が260年かけて
見聞きしたものを→
まとめた書です。
いかにして困難を乗り越え→
いかにして天下を治めてきたか。
その よき事も あしき事も→
ここに詰まっております。


とんでもなかお宝にございもすな。
天下を治めるのは
戦をするよりも難儀。
これらが役に立つ事も
ありましょう。
まっこて まっこて
あいがとございもす。
♪♪~
こいは… お~っ!
そのような声を出して 何じゃ?
いえ こいは二宮尊徳先生が各地を歩いて まとめられた→
農政の書でごわす!
日本に二つとなか徳川の宝ち→
聞いちょいもした!
こいが広まれば→
百姓が どいだけ助かるか。
黄金でも もろうたみたいに…おかしな人やなぁ。
幾島 この西郷がつくる
国というのを→
この目で見てみたくなった。
はい。
西郷 我らは
いつまでも そなたを見ちょっで。
もったいなか
お言葉にございもす。
♪♪~
(信吾)兄さぁ!(小兵衛)兄さぁ!→
吉之助兄さぁ!
(信吾)兄さぁ!(新八)吉之助さぁ!
(半次郎)西郷先生! 先生~!

(新八)おったか?(川路)西郷先生? いえ…。→
どこへ行かれたとじゃ?
西郷先生!
(小兵衛)大変じゃ! 兄さぁが!
西郷先生!吉之助さぁ!(信吾)兄さぁ…。
(いびき)
(小兵衛)何じゃ 寝ておるだけか。紛らわしか。
紛らわしいのは わいじゃ!
バカたいが!
お静かに!
ようやく眠れたんじゃ。
兄さぁ おやっとさあ。
♪♪~
<こうして 後の世に言う
江戸無血開城は終わったのです>
<しかし 新たな争乱が
起きようとしていました。→
上野の寛永寺には
新政府に不満を持つ者たちが→
集まっておりました。 彼らは
「義」を「彰かにする」ととなえ→
彰義隊と名乗ったのです>
(山岡)お主ら!何をやっておるのだ!?→
戦は終わったのだ! 帰れ帰れ!
我らは 降伏した覚えはない!戦わずして屈したら→
徳川武士の面目が立たぬ!
上様は 既に江戸を去られたのだ!
皆々も はよう家へ戻れ!
わしらに戻る家などない。戦って死ぬ覚悟じゃ!
(一同)そうじゃ!

裏切り者こそ帰れ!
(一同)帰れ帰れ!
(有栖川宮)どうやら 山岡鉄太郎でも→
抑え切れへんようやな。→
ますます彰義隊は大きなるばっかりや。
(林)一刻も早く
彰義隊を鎮圧しないと→
奥羽の諸藩らも ますます
やっかいなものになるでしょう。
<反乱の火は 更に広がり→