ああ。
ふだん 親子の会話では 亡くなった
サラの話は ほとんど出ません。
マークの方から話を切り出さないとな。
賢者たちは マークがサミーと心の奥からつながる→
絶好のチャンスが来たと考えています。
(ジョー)マーク。(マーク)聞こえるかい?やあ。
どうやら釣りは初心者みたいだな。
そうなんだ。 場違いに見えるだろうね。だけどサミーは かなり楽しんでるよ。
そうみたいだね。 でも親子が心情的に
つながることの方が もっと大切なんだ。→
息子が父親に
どんなことでも話せるように。
サミーが ママの話をしたい時に
安心して話せる存在になってやるんだ。
どうかな。
男の子は みんなそうだけど サミーは僕に弱い部分を見せたがらないんだ。
男らしくあろうとするからね。
それは よく分かる。
君たちのつらさは 想像もつかない。
だけど父親から話しかけないと。
でもサミーが
心の準備ができてないのに→
僕が母親の話をするってのも
どうかと思う。
(ジョー)恐れずに やってみるんだ。
サミーには必要だよ。
釣れた?
タイミングを探ってる。
親子で釣りの才能ゼロ。
ほんと。参った。
(マーク)
「一緒に来られてよかった」と伝えて。
釣りの才能ゼロでも
挑戦するのは楽しいな。
一緒に来られてよかった。
「パパには何でも話していいんだぞサミー」。
(マーク)そう言うんだ。
(ジョー)迷ってる。
(マーク)先延ばしにすると
もっと難しくなるだけだ。→
感情を抑えちゃいけない。
口に出さないと。 言葉にするんだ。
勇気を出せと言うのは よく分かります。
サミーに「何でも話していい」と言いたいけど そのタイミングがね。
「彼は とても恥ずかしがり屋で
独りぼっちでした」。
その夜 ニューヨークの賢者たちが
見守る中→
マークは
サミーに絵本を読み聞かせます。
続きは また あした読もう。
おやすみ。 もう一度。
愛してるよ。 愛してる。
サミー。パパには何だって話していいんだよ。
話したいことがあれば
何でもパパに言うんだ。
それでいい。 よくやった。
(ジョー)やったな。ああ いい気分だ。
今の言葉でサミーは「パパは味方だ」って
分かったんだよ。 一番大事なことさ。
約束してくれないか。
「パパは いつも味方だ」ってこれからも言い続けるんだ。
分かった。 約束する。
よし。よかった。
マークにとって
言葉にできたことは大きい。
実際に口にすることで
確実に気持ちが一歩 前進したはずだ。
ジョーとマークが大好きです。
心から僕のことを思ってアドバイスしてくれます。
息子に「いつも そばにいるよ」と→
言葉で伝えることが いかに大切なのか気付きました。
(リリアン)マークは変わったわ。→
デートなんて早いと思ったけど今なら大丈夫。
マークの人生は よい方向へ
向かっているようです。
ついに女性と
デートすることになりました。
出会いが欲しい 恋人が欲しいと
思ってるけど→
そのためには退屈なデートに
耐えなきゃならない。
デートが うまく運ぶように→
きっと リリアンが僕の耳にいろいろ ささやいてくれるでしょう。
最後まで頼りっきりになりそうです。
うまくいかなかったらリリアンのせいかな。
マークにとって 20年ぶりのデートが
間もなく始まります。
緊張してるわね。 私もよ。
マークは リリアンの女性ならではのアドバイスを→
生かすことが できるでしょうか?
マーク。女性に気後れする必要はないわ。
自分とサミーのことを話すの。→
うん。
あら ブロンドの女性が到着したわ。
きれいな人。
どうも。
はじめまして。
今日は よろしく。