実は この場所今回のお題にある→
「いとしのヘリ」にも
ふか~く関係しているんです。
(北水)ここは 照ヶ崎海岸
というふうに呼ばれています。
岩がゴツゴツしていまして。
岩 出てますね。
あの岩場が特徴的なんです。
明治時代に?はい。
明治の偉い人が なんか ここにいて…→
何かをつくったのかな?あぁ~。
ヒントは こちらです。
ほう…。
そうなんです。
あ ここですか。
あんまり 海水浴ってことがね…。
ええ。
やってなかったんですよね
江戸にはね。そうなんですか。
ちょっと待って下さい。
(笑い声)
そうなんです。
その辺で泳いでるみたいなもんですよ。はい。
危ないですよ。
怖いですね。
砂浜あるんだから。
(笑い声)
なんで?
違うんですか?
こちらに 棒につかまっている
様子なんかもあるんですけども…
え?
そのとおりです。
そういうようなとこじゃないと
効果がないっていうことですか?はい。
で こうやって棒につかまって
ずっとやってるわけ?はい。
実は 当時の海水浴は
「潮湯治」と呼ばれていました。
温泉のように 海水につかると→
リウマチなどの治療に効果があると考えられていたんです。
更に 波しぶきが強いほど
その効果が高まるとされていました。
だから わざわざ
岩場で棒につかまっていたんですねぇ。
は? 「いとしのヘリ」に?
「ヘリ」に関係してくるんです。ヘリ…。
ハハハッ 「いとしのヘリ」!
一体 何なんでしょう?
あっ こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
「いとしのヘリ」担当の野崎と申します。
よろしくお願いします。
野崎 篤さんは地質の専門家。
三浦半島を中心に神奈川県の地質を→
10年以上 研究しています。
そもそも…
そうですかぁ?
(笑い声)
まあ いろいろ思われるところは
あるかと思うんですけれども…。
実はですね…
通称「マツジュン」。マツジュンです。ちょっと とうの立ったマツジュンですが。
もともと このマツジュン
松本 順先生という方はですね…
お医者さんですか マツジュン。
そうです。 それでですね→
こちらの松本先生が
海水浴場の条件として挙げているのが→
こちらになるんですね。
あ~ 面白いですね。
こちらの模型で こちらの条件 一個一個
確認して頂いてもよろしいでしょうか。
まず 「西北に山がある」
ということですね。
西北ということは こうか。
西北に山があります。
それは なんでかというと…
ああ 寒い風が吹くから。
そうなんです 北風を避けたい。
じゃ この辺は全部ダメだ。
そうですね 残念ながら。
この辺はダメなんだ。
松本 順が 最初に挙げた条件。
それは 冷たい北西の風を防ぐ山があること。
平地が多い相模湾沿いで大磯だけが
その条件を満たしていたんです。
あ…。
この辺に。
これが こう 向こうに押してますから
こちらの方も盛り上がるわけですね。
日本列島周辺には→
4つのプレートがあります。
大磯があるのは 大陸プレートの上です。
この場所 実は フィリピン海プレートが潜り込み→
強い力で押されています。
そのため 押された部分が盛り上がりました。
これが大磯の丘陵なんです。