>>お見合いじゃなくて、
もう友達関係から。
>>友達関係からの。
うわー。
>>それでもう本当に、この人だ
ったらいいなとは思ったんですけ
ど、養母がいたんですけれども、
その間ずっと、
2歳から母1人、
子1人の状態だったでしょ。
いっつも1人でぽつんといる。
1人が割と好きだったの。
>>歌だってびんびんちょうど売れているときでしょう。
>>そうです。
>>びんびん?
>>びんびんっていうのはおかし
いですけど。
>>っていうか、
売れてるころっていうのも失礼な話で。
どんだけ。
もう怖いわ、
この人といるの。
>>なんとでも言ってちょうだい。
>>とにかくがんがん歌も売れて
ると。
>>美川さんにこういう経験があ
ったっていうのはびっくりですよ
ね。
>>そうでしょ?びっくりでしょ
?
やっぱり守らなきゃいけないって
いう、わりとそういう正義感が強
いほうですから、そうすると、
なんかステージで派手な衣装着た
りとか、少し化粧をしてみたりな
ってくると、もし子どもが出来た
ときに、
学校でいじめに遭ったりするんじ
ゃないかとか、お父さんなんだか
お母さんなんだか分かんないよう
な。
>>心配になっちゃって、いろい
ろと。
>>それでじゃあ、
海外で作っていただいて。>>え?
海外で子どもさん作られたの?
>>ううん、作っていただこうと
思って。
>>思った?
>>里親みたいな。
>>里親みたいに。
>>それでそれもちゃんと面接し
て。
>>面接もした?
>>それで産まれたら、
頂いて、不謹慎な話なんだけど。
>>いえいえ、
あるじゃないですか、そういうの。
>>それでそうなったときに、
私もちゃんと育ってくれて当たり
前に、
ちゃんと育ってくれれば、
それでいいけど、
もし横道それちゃって周りに迷惑
かけたりすると、
やっぱり自分の責任だなと思って、
それで諦めたんです。
>>諦めちゃった?
なるほどな。
>>今考えたら、よかったなと思
って。
>>そうですね、今の時代だから
ね、
そういうシステムといいますか、
ありますけれども、当時はそうい
うのないし、
自分のエゴというか、
自分勝手で子どもだけ欲しいわっ
て言うわけにはいかなかった。
>>天涯孤独になるのよって、母
が、80になった2人の母がね、
あんた私たちがいたらね、
今までいてね、こうやって支えてきたけど、あんた、天涯孤独なん
だけど、大丈夫?って。
それを心配しながら亡くなっていきました。
>>もうこぼれる涙を止めること
もできないですからねぇ…。
>>なめてんのか。
目笑いながら、
よくそんなせりふが出るね。
>>いや、
だから。
>>親はね、
本当、
天涯孤独っていうか、でもね、美川さん、
親しいから言わせていただきます
けれども、結婚してても、1人で
すよ。
>>そうですよね。
>>1人ですよ!