パトカーを 飛び降りる>
<突然 大声を上げる男に対し
橋本は 至って冷静に 対応>
<明らかに 焦った様子の男>
<すると…>
<ここでも 橋本は 冷静。
トイレは 常とう手段だという>
<この会話の流れから 橋本は→
男が 何か隠し持っていることを 確信>
<自ら パンツまで 下ろし→
何も 持っていないとアピールする男>
<続いて 橋本が 打った手は…>
<すると…>
<男の腕には 注射痕が
はっきりと 残されていた>
<尿検査には
やけに 素直に応じる男>
<やはり 所持品の中に
何か あるはずだが→
どこにも 見当たらない>
<そして…>
<男が 不意に見せた この言動。
橋本は 見逃さなかった>
<パンツまで 下ろした男が→
荷物の中身を確認するのを 拒否>
<間違いない。
ここに 何かある>
<承諾を得て 確認すると
男が 一言…>
<物を 確認する前に→
自分のものではないと前置きする男>
<先ほどまでの 威勢のよさは
なくなってきた>
<まず 出てきたのは…>
<使用済みの注射器 数本>
<さらに…>
<男が 持っていた紙袋の中からは→
透明の小袋に 入った
覚せい剤と 思われる…>
<一袋だけではなく
幾つも 見つかった>
<これに対し 男は…>
<その後の 所持品検査ではさらに 電子ばかりなど→
まさに 覚せい剤の売人が
所持するようなものまで→
次々と 発見された>
<そこに 所轄の薬物担当刑事が 到着>
<橋本の合図で 検査が始まると
結果が 見えているからか→
男は 頭を抱え うつむいたまま>
<結果は やはり→
覚せい剤を示す 反応へと
変わった>
<男を…>
<その後 男が売人である可能性も含め→
捜査は 続けられている>
<奈良県内を 警らする機動捜査隊>
<その覆面パトカーに
緊急無線が 飛び込んできた>
<現場へ向かう 隊員の元に
次々と 続報が入ってきた>
<泥酔状態という
男 2人の ケンカ>
<現場付近に 到着すると…>
<住宅街の 薄暗い駐車場に→
赤い上着と 緑色シャツの
2人の男性の姿が>
<それぞれに 分かれ
男性に 声を掛ける>
<警戒したのか
緑色シャツの男性が→
その場を 離れていく>
<すぐに 後を追い状況を 確認すると…>
<緑色シャツの男性は→
口元を ハンカチで押さえている>
<何があったのか?>
<殴ったのは赤い上着の男だという>
<かなり 酔っぱらっている様子の赤い上着の男に→
詳しい状況を 確認する。すると…>
<酔って 暴れていたという
赤い上着の男に→
詳しい状況を 確認する>
<緑色シャツの男性を殴ったのか→
事実を確認すると
男が 突然 興奮し始めた>
<男は 強い口調で
何もしていないの 一点張り>
<しかし…>
<男の右手を 確認すると…>
<その拳には 真新しい傷と→
血が はっきりと 付いていた>
<そして 緑色シャツの男性も→
殴ったのは 赤い上着の男に間違いないと 証言>
<何も やっていないと
抵抗し続けた男だったが…>
<いち早く 現場に駆け付け
事件解決に 導いたのは→
奈良県警察本部 機動捜査隊の
精鋭部隊>
<常に 事件現場の最前線で