2018/10/15(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「イヌ vs. ネコ ペット徹底対決!(2)」[二][字][再]


こちらはアパッチ。
イヌが訓練に向いている理由を
解明するための研究に→
協力しています。

何とアパッチはスキャン装置に自ら入り→
脳のスキャン中 じっとしているように
訓練されています。
訓練されたイヌが→
いろいろな事をするのを見てきましたが→
こんなのは初めてです。


自分からベッドに飛び乗りじっと横たわっています。
ヘッドホンを着けたまま。
アパッチに ある音を聞かせながら実験を行います。
スキャンを始めます。
この実験で何を調べるんですか?
(アンディクス)
褒められた時に イヌの脳が→
どのような反応を見せるかを
調べるんです。→
耳に着けられたヘッドホンからは
「いい子ね」などの→
褒め言葉を録音した
音声が流れます。
「いい子ね~」。
アパッチの脳の反応を記録していきます。
「お利口さん。 よくやったわ」。
3ミリ以上動くとデータがとれませんが→
8分間の実験中→
アパッチは身じろぎ一つしませんでした。
「いい子ね~」。
褒められると普通は尻尾を振って喜びますが→
ここでは まずいんですね。
ええ。
ですから 尻尾を振らないようにも
訓練しました。
尻尾を振らない訓練を?
そうです。
すごいイヌだな。
脳の画像を調べた結果→
褒め言葉を聞くと

アパッチの脳の ある領域が→
活発に反応する事が分かりました。
(アンディクス)イヌは褒められると→
脳の報酬領域と呼ばれる部分が
活性化します。
何か楽しい事が起こっているぞ
というシグナルが→
報酬領域から送られてくるんです。
なるほど。
では 私たちが
イヌを褒めるという行為は→
イヌを喜ばせているといって
いいんでしょうか?
ええ この実験結果は→
イヌが食べ物の ご褒美と同じように→
褒め言葉にも
喜びを感じる事を示しています。
今回の結果は
重要な意味を持ちます。
イヌが人間の褒め言葉に
喜びを感じると→
証明されたからです。
それは人間を喜ばせたいという意欲につながります。
つまり 褒める事で
イヌを訓練しやすくなるんです。
ネコも訓練しだいで
いろいろな事を覚えます。
しかし 訓練では→
イヌが勝っていると科学が証明しました。
イヌの勝利です。

イヌやネコといい関係を築くためには→
コミュニケーションを深める事が大切です。
皆さんはどれくらいできていますか?
というわけで 第2ラウンドのテーマは→
人間とのコミュニケーションを築く能力です。
まずはネコが ふだん飼い主に→
どんなふうに要求を伝えているかを→
調べてみましょう。
こちらの お店でネコの飼い主たちと→
待ち合わせをしています。
飼い主が自分のネコの鳴き声を→
どれぐらい理解できるのかを
テストするんです。
お店の黒ネコにも
参加してもらいますよ。
飼い主には4つの場面での
ネコの鳴き声を→
あらかじめ録音してもらいました。
ごはんが欲しい時。
どこかへ出たい時。
構ってほしい時。
そして 食べるのを待てと
言われた時です。
それでは まず
複数のネコの鳴き声の中から→
皆さんが ご自分のネコの声を
聞き分けられるかどうかを→
テストします。
ご自分のネコだと思ったら手を挙げて下さい。
始めます。