分かっています。
もともと
単独で生きる動物ですし→
人間に飼われてからの歴史が→
イヌより浅い点を考えればすごい事です。
人間とのコミュニケーション能力では
イヌが断然　有利に見えて→
実はネコも
なかなかのものでした。
第２ラウンドは引き分け。



両者１ポイントずつ獲得して→
これまでの結果はこうなりました。
人がイヌやネコを飼う理由の一つは→
そばにいると
ほっとするから。
次は　そんな
人を癒やす力を検証します。
イギリスのリンカーン大学で→
動物好きの人たちに集まってもらい→
ある実験が行われました。
参加者は　イヌとネコに関する実験という事以外は→
知らされていません。
まず被験者にこの部屋に入ってもらいます。
被験者の３分の１は
子ネコと触れ合います。
もう３分の１は子イヌと。
そして　残りの３分の１は何にも触れません。
その後　机の上の封筒を開くと→
私たちの前で歌うように指示が書かれています。
大きなストレスを感じるはずです。
こんにちは。（エマ）こちらはイヌのジョージです。
調べたいのはイヌやネコが→
被験者のストレスをどの程度　軽減させるかです。
実験を始める前に被験者全員の
血圧と心拍数を測ります。
次に３分の２の人たちには→
子イヌや子ネコと触れ合う時間を提供します。
残りの人はスタッフが相手をします。
リバプール出身なの。（エマ）やっぱり。
分かる？　ハハハハ…。

次に指示を書いた封筒を手渡します。
うそ…。
「６０秒後に歌います」。
「審査員の前で」。
「それは撮影されて…」。「放送されます」。
冗談でしょ？
血圧と心拍数が→
大きく　はね上がるような
状況ですが→
もし　そばに
子イヌや子ネコがいたら→
ストレスは　やわらぐのでしょうか。
「ストレスのど自慢」へ　ようこそ。
準備はいい？
♪♪～
３分の１の人は　１人で歌を歌い→
残りの人は先ほど触れ合った→
子ネコや子イヌを触りながら
歌います。
♪♪～
相当なストレスを感じる状況だな。
重要なのは　そのストレスに
子イヌや子ネコが→
どのような影響を与えたか
という事ですね。
こちらは　子イヌにも子ネコにも
接しなかった人たちの数値です。
課題を知らされると
その前に比べて→
心拍数は　およそ１４％。→

血圧はおよそ９％　上昇しています。
僕だったら
もっと上がりそうだよ。
では　子イヌが一緒だった場合の
結果を見てみましょう。
（ホール）子イヌと一緒だった場合→
課題を知ったあとの心拍数の上昇は先ほどの半分。→
７％弱で収まっています。
血圧の方は課題を知る前よりも６％近く下がりました。
喜ぶのは　まだ早い。
子イヌの存在によって６％　下がったんだよ！
すごいじゃないか！
次は　子ネコの結果ね。ええ。→
これが課題を知る前。→
こちらが課題を知ったあと。
子イヌと　ほぼ同じ結果です。
ほぼ同じだって？同じじゃない。
どちらも大きな違いは
認められません。
これは　イヌやネコを飼う人は→
心臓疾患の割合が低いという研究結果とも一致します。
つまり動物を飼うのは
ストレス軽減に有効だという事です。
この勝負も引き分け。
両者１ポイントずつ獲得です。
では次に人間との距離を測る→
自立する力を比べてみましょう。
イヌやネコが　どれだけ飼い主から
自立しているかを調べる実験が→
リンカーン大学で行われています。