♪♪～
＜２０１４年３月＞
＜突如　「釈放だ」と告げられた＞
＜３０歳の時以来
　半世紀ぶりに→
外の空気を吸った＞
≪袴田　巖さん　長年のですね拘置所からですね…≫
（
袴田秀子さん）釈放されたの…　ねっ。
（
弁護士）　ウソじゃないよ　ねっ。（秀子さん）　本当のことだから。
（
弁護士）　釈放された　外に出れた。
（
秀子さん）　アハハ…　ほら顔つきが変わったもん。
（
弁護士）　ねぇ。ねっ。
（
笠井）　中にいる時と違いますか？うん　全然違うもの。
顔つきが変わっちゃって…
。
＜確かに
　生きて戻った＞
（
拍手）
＜死刑囚の袴田
　巖さん＞
＜釈放以来
　４年半→
私は袴田さんに


カメラを向け続けて来ました＞
＜ふるさと
　浜松での穏やかな日常＞
＜表情は徐々に
豊かになって行きました＞
（
袴田　巖さん）　おいで～。
＜しかし
　時折　見せるのは→
「
神」だと名乗る→
袴田さんの
　もう一つの顔＞
＜今年６月＞
≪旗を広げます　「不当決定」！≫
≪
「不当決定」と書かれた旗が掲げられました≫
＜東京高裁の決定により→
再審開始が取り消された＞
＜自由への道は→
再び　遠のいた＞
＜殺人の罪で死刑判決を受け→
独房で　独り生きて来た＞
＜
「袴田　巖」＞
＜
「死な無い神と成った」＞
＜妄想によって
死刑の恐怖から逃れた＞
＜暗闇の中で


　つかんだひと筋の光＞
＜死刑執行のない世界に
救いを求めた　死刑囚＞
＜生きて帰るために＞
＜釈放から１年＞
♪～
　ハッピーバースデートゥー　ユー
♪～
　ハッピーバースデートゥー　ユー
♪～
　ハッピーバースデーディア　巖さん
♪～
　ハッピーバースデートゥー　ユー
＜７９歳＞
＜釈放後初めての誕生日を迎えました＞
ヘイ！
♪～帰って来たのね　巖さん。
♪～
オーケー　オーケー！
≪こんにちは～！≫
＜この日は　近くに住む親戚が→
子供連れで訪ねて来ました＞
眠いんだ。そう　眠い　ちょっと。
（
袴田さん）　おいで～。
今日は
　いいね！お嬢さんの格好ですよ。
＜子供に接する時の優しい顔＞
（袴田さん）　行きなさいよ小遣いあげるから…。
≪え～！≫

（袴田さん）　はい。
あ～ら
　いいね　もらった。「ありがと」して。
アハハハ…！
≪巖さん　ありがとうございます≫
＜ようやく取り戻した
穏やかな時間＞
＜そんな袴田さんの
運命を変えた→
５２年前の殺人事件＞