2018/10/15(月) 00:55〜01:50 NNNドキュメント我、生還す−神となった死刑囚・袴田巖の52年・語り萩原聖人[解][字]


 その前日に自宅で倒れ40度の高熱を出し→
緊急手術を受けたというのです>
(秀子さんの声) 救急車でね。
起きれたし
 物も言えたし意識はあった。
胆石


もともとね
 胆石があったから→
そこが
炎症してるのではないかと。
そんで
 レントゲン撮ったら→
やっぱり化膿してるみたいだと

<原因は胆石でした>
<胆のうは既に機能せず→
中から
 大小たくさんの石が出て来ました>
<拘置所の中で
過ごしている間に→
できたものです>
巖さん。(袴田さん) ん?
気分は
 いかがですか?
う~ん…
 まぁ…。

秀子さん) ハハハハ…。
やっぱり


 どっかいうことがあって当たり前だよ。
拘置所の中に
48年も いただもんで。
もう
 生きて ねぇ…今までに生きてただけでも。
ねぇ
 よかったと思うよホントに。
<一方
 静岡地裁の再審開始決定に対しては→
検察側が抗告>
<袴田さんの審理は→
東京高裁で続いていた>
<自分の再審請求が続いていることを信じない>
<獄中でつくり上げた
神の世界は→
今でも変わらない>
「6月16日 神 時代の決定」。
<自宅で巖さんが書いている
日記だ>
<絶望と孤独の先に
たどり着いた世界は→
誰にも理解することはできない>
≪まぁ ちょっと枚数が少ないところは…≫
私たちは息をそっとして
生きてました 50年前は。
私たちは
 もう巖は無実だと思ってるから。
ねっ
 巖を信じてただけど世間に対して→
巖を信じてるなんてこと

言えなんだ。
世間では
 もう 巖は犯人だって→
あれだけ
 新聞に書かれてるんだから→
もう
 みんな犯人であると思ってる。
それに
 「そんなことない」っていうことを→
私たちは言いたくても
言えなんだ。
50年っていうけど
巖にとっても50年 長いです。
飲みませんか?
あっ 私も… ホントですか?
飲んでください
。ありがとうございます。
<巖さんのほうから
初めて声を掛けてくれました>
今日は天気が良くなりましたね

そうだね
 久しぶりで。そうですね。
気持ちがいいね
。ねぇ そうですね。
<そして
 自ら進んでこんな話をしてくれました>
微妙な闘いがあってね

恨むだけじゃ

 できんのだね恨むっていうことじゃね。
相手をね
 恨んでっていうことじゃできんのだね。
儀式に勝てないんだね

世の中を良くするために
やってるんだからね。
補償しなきゃ
 しょうがないんだ相手に対してね。
あいつに勝とうと思ったら→