2018/10/15(月) 00:55〜01:50 NNNドキュメント我、生還す−神となった死刑囚・袴田巖の52年・語り萩原聖人[解][字]


男性の声) そうです。
うちの前で
 Vサインをする…。
お散歩してる姿を
見掛けたのは あります。
<浜松駅前は
 いつものコース>

男性) ニコっとして いつも…。
目と目が合うと



 はい。
<そして
 近所の神社へ>

かしわ手)

袴田さん) さぁ いってきます。(秀子さん) いってらっしゃい。
気を付けて行きなよ

<歩くようになって2年>
<巖さんは 浜松の街を→
ひとときも
 離れようとしません>

「毎日忙しい」それが口癖になりました>

小川さんの声) 袴田さんは今でもホントは死刑囚なんですけれど→
その人が
 こうやって街の中 歩いてるっていうのは→
絶対に
 袴田さんがね無罪になるしかない人だって→
やっぱり
 それを訴え続けてるわけじゃないですか。
<そんな仕事中の楽しみ>
<それは休憩中に食べる甘い菓子パンです>
<好きなものを買い
好きなように食べる自由>
<巖さんにとっては
至福の ひとときです>
<気が済めば

自然と足は自宅に向かいます>

「自分には今は 帰る家がある」>
<そう話します>
(秀子さん) おかえり。
<しかし自由も
 いいことばかりではないようです>
<定期的に医師が訪問します>
あ~ また高いみたい。(秀子さん) ん?
また高いみたい
。(秀子さん) いくつ?

HIGH」で出ないわだから 400以上あるみたい。
<血糖値が高いのが悩み>
(医師) 巖さん 食べ過ぎ。
パン買っちゃダメよ
。あっ パン…。

医師) パンやと思うパン ものすごい血糖 上がるから。
ジュースとパンはダメですよ
。(袴田さん) パンね。

医師) あっ ありがとう。
ハハハハ…!
<そんな袴田さんが ある日→

今日はローマに行く」そう言い出した>
<2年以上
 浜松を出ようとしなかった巖さんが→
今年1月

 突然→

今日はローマに行く」と言い出しました>
<着いたのは博多>
<「ローマに行きたい」という言葉を聞いて→
ここまで連れて来たのは
秀子さんでした>

じゃあ ローマ行こう」っつってそう言って 連れて来たのね。
巖の世界に合わせて→
「ローマだよ」って言ってりゃいいんや。
フフフ…

<福岡に来たのには
目的がありました>
<巖さんには
何も知らせないまま>
<訪れたのは
 病院の一室>

秀子さん) 分かる? 巖!

 わ お。
<そこにいたのは
熊本[外:C01D2BAFCE469DA1ABBB612FDB16C1E3]裁判官だ>
<肺炎で倒れて以降
入院生活を送っていた>
<しばらくして
2人に気付いた>