2018/10/15(月) 00:55〜01:50 NNNドキュメント我、生還す−神となった死刑囚・袴田巖の52年・語り萩原聖人[解][字]




せき込み)


あ~
 分かるね!
分かるね

いわお…
。(秀子さん) 巖 そうだよね。


秀子さん) 巖。
会いに来たの
 ねっ?
うん
 うん…。
会いに来た

悪かった…
。うん。

秀子さん) 頑張ってね ねっ?
頑張ってね

<死刑判決の法廷以来
50年ぶり>
<わずか10分の
短い対面だった>
<長旅の後


また静かな日常に戻った巖さん>
<周囲の誰もが→
熊本さんのことは分かっていないと思っていました>
あの…
 九州で→
どなたに
 お会いしたんですか?
もう忘れちゃうんだが
 名前…熊本か?
熊本裁判官か?
熊本裁判官って どなたですか?
一審のね…
一審の裁判官だね 熊本は。
覚えていらっしゃったんですか?
顔は まるで違っちゃってるからね→
分かりゃせんのだね

再会できて
 よかったですね。
そりゃ
 まぁね。
人間
 生きてりゃ 会えるんだね。
巖さんも長生きしてくださいね

アハハ
 まぁ…死なないとなってるんでね。
死なないとなってるから→
信じて行かにゃあしょうがないんですね。
じき

 死ぬなんてことじゃあね。
<今年6月>
<4年越しで 東京高裁の決定が出されることになった>
<決定の前日
「巖も東京に行く」と→
秀子さんから
電話をもらいました>

秀子さん) 何が?

秀子さん) ローマ 行ったよ?

秀子さん)ローマ 行くだよ 今日は。

秀子さん) どこ行くの?

袴田さん) さて… 車は?

秀子さん)ん? 車 来るんで待ってて。

「今日もローマに行こう」そう言って→
誘ってみましたが…>
<何かを感じ取ったのか>
<巖さんは
浜松に残ることになりました>

かしわ手)
<一人
 東京に向かう秀子さん>
<心は平常心>

<静かに その時を待ちます>
≪弁護団が出て来ました
そして 旗を広げます≫

「不当決定」≫

「不当決定」と書かれた旗が掲げられました≫
<今年6月>
<東京高裁は袴田 巖さんに対する→
再審開始決定を取り消した>