2018/10/15(月) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝脇役に人生を捧げた男斬られ役38年のテクしいたけ簡単レシピ】
◆奥さん。
奥さん、ご主人、なかなかすごい
ですね。
いろんな、
何かすぐできるような
電車をつくったり。
◆そうですね。
ドラムも一応プロです。
◆ドラム?
プロ?
◆キャバレーでね。
◆昔、キャバレーで。
◆金のないときに、夜終わってか
ら行ってたことがあったんですよ。仕事終わってから。
◆うちね、久宝寺で
文具の卸をしてたんです。
◆文房具屋さんやから。
◆藤本文具。
それが終わってから。
◆ご主人、文房具屋さんでも…。
何でそんなうそつくの?社長やんか!
テレビで見たことあんの?
ご主人。
◆あります、あります。
◆斬られ役?
◆どこかなという感じ…。
◆アップ、だめ…?
◆こうやって、まあ…、。
◆あ、
そっか。
◆わかってください。
◆役者さんが1回、斬られて、
アップで顔を覚えられたらあかん
から、斬られたところをやってお
いて、また違うところへ行って、
また斬られて、そういうこと。
なるほど、後ろ姿だけ。
きょうは俺、3回も死んだわ。
おもしろいわあ~。
楽しいね。
今までで一番の大物って、
誰に斬られましたん?
◆やっぱり、
そうやなあ。
梅沢さんかな。
◆梅沢富美男さん。
◆あれ、教えてもうて、
舞うごとく、
斬り方が。
◆踊りもやってはるから、斬り方
がきれいなんでしょうね。
◆腰が入ってね。
扇子でやられているような感じですわ。
あれは最高でした。
◆奥さんにも斬られんように、
一つ夢は大きく、
いろいろ斬られて、
楽しんでくださいよ。
ありがとうございました、これ、
もらってください。
「となりの人間国宝さん」。
◆斬られ役一筋38年の藤本さん
斬られても、斬られても
はい上がる不死身の男
斬られるたびに
キラキラと輝くのです。
やってください。
僕もやったのに。
◆ほんまに出るのが苦手なんで…。
◆ええ~っ!
◆ああっ!
◆ええ声が出ました。
◆やったらできるやないか!
◆よっ、
名人!
◆ということで、
斬られ侍の
藤本さんでいらっしゃいますけど、
お孫さん、ガレージありますやんか、
あそこには
手づくりの模型をつくってあげて、
お孫さんのためにね。
どんどんつくっているうちに、
今では120台以上の電車模型を
つくってるんです。
ここに車があったんですけど、
車はなくなって電車が入ったという、大変なことですけどもね。
まあ、大変ですね。
ちょっと子供たちも集まって、ここで楽しんだりする、
ちょっとした遊び場になってると
いうことなんですけど、
さあ、その斬られ役のこの
藤本さんですけど、時代劇なんかで
斬られるのが専門なんですって。
だから、子供のころから斬られるのが大好きで、
親に怒られたらしいですよ。
悪もんばっかりならんと、
あんたええもんになったらどうや
って、それぐらい好きなんですけ
れども。