しかも近年では余りふえていないんですね。
ふえてきているならばそのままで
も期待できますけども。
当然ですけど、投票する人の数は
ほぼ男女同数なので、
それに比べると、候補者は余りに
も少ないよね。
これに対して、
フランスはパリテ法という法律をつくっています。
つまり半分はそもそも女性です。
それから130カ国が
クオータ制、
割り当て制というものを導入しています。
女性にそもそも割り当てるという
ものです。
戸田さんは
どうしたらいいというふうに
女性議員として思っていらっしゃ
るか。
書いていただきました。
ということは、
パリテ法、クオータ制、
余りこういうことに
縛られる必要はないということで
すか。
私自身はそのように印象としては
感じています。
今ある制度を生かす、
例えば被選挙権があるわけで、
それができて長いわけで、
一歩踏み出せば
誰にでも活躍する土壌は
本当はできていると思います。
そういう印象を持っています。
木原さん、今おっしゃいましたけど、
今ある制度では
頭打ちになっていると。
私も数年前まではそういう考えだ
ったんですが、さっき申し上げた
ように、男女雇用機会均等法がで
きて、33年たちます。
入り口の部分で
男女平等になったので、
女性議員の数はふえてきたんだけ
ど、
ここ10年ぐらい、頭打ちなんで
すよね。
ふえていないと。
こうなってくると、
一定強制力を働かせないと、
ふえないんじゃないかと
思い始めています。
いかがでしょう。
日本版パリテ法といわれる法律、
これは非常に効果的だと思うんですけれど、
強制力がないわけですよね。
しかし私は強制力がなくていいと思っています。
一番、クオータ制、
パリテ法とか、いろいろ私は専門性がないですけど、
日本のものが一番新しい、
成熟している、
日本にマッチしているというか、
これは議員立法でできたものだと思うので、
十分な議論があってこうなってい
るんだというふうに
感じているんですね。
なぜこんなふうに思うかというと、
例えば、島本町は、
前の選挙で50%実現しました。
次の選挙で60%、
70%になるやもしれない。
そのときに、
あら、私立候補できないの?ということにならないかなっていう。
そういう素朴な考えがある。
女性がもっとふえるということが、
島本町では…。
どうして島本町では
そういうことがありえるのかと思
えるの…。
なぜ女性議員の割合が多くなった
んですか。
歴史的に大正時代の終わりごろに
サントリー山崎工場とかができまして、
大日本紡績には
たくさんの女性の方が働いておられて、
気がついたんですけど、
男性と女性の比率が大きく違っていた。
女性100に対して男性が67だ
ったかな。
そして若い女性がたくさんいらし
て、
その方たちは
みんな働く人たちだったわけですよね。
働く人として労働運動と共にあっ
て、
昭和26年には
組合から女性議員を出したのよという、
80代後半の女性がいらっしゃっ
て。
そういう素地が