(オウム カレン)うん。
不思議だよね。
(オウム カレン)うん。
かゆいっすね。
あ~ いいっすね!
ここですか?
あ~…
触っているのに…
どう? カレンちゃん。いい? ごめんね。
…って言う。 言います 言います。
ねっ。
だって
カレンちゃんの体なんだから…
でも「そこ」になったよね 今ね。
確かに。
「見えてないから」 そうそう!
「見えてないから」 「見えてない」。
これ 私ね。
私のものは 「こ」で言います。(オウム カレン)うん。
あなたのものは 「そ」で言います。
うん。へえ~。
2人から遠いものが→
「あ」で言います。
…っていうルールがあるんです。
もう一度 これをやってみると…。
例えば 「このペン」ですね
これは 私のエリアですから。
で… それは カレンさんから見たら→
私のエリアだから…。人だから 「そのペン」。
「そのペン」。
…で ここまでは私の領域。
でも こうしたら?
「このペン」。
そう
もう カレンさんの領域だから。
…で 私から見たら 「そのペン」。
うん。
これは?
「そのペン」。「その」だったね。
つまり ここは?
先生の領域。
そうなんです。
う~ん なるほど。
さっき 「見える」「見えない」って
言ったけど→
それ
とっても大切な事なんですね。
見えないから
自分の領域じゃないんです。
私にとっては よく見えるから
「こ」なんです。へえ~。
ここからは…
はい。はい。 例えば→
こういうのです。
はい。
この「それ」は
一体 何でしょう?
何を指すでしょう
っていうね。
ハハハハ! あっ ロースね。
まあ そうだね。
違いますね。
そうそう そうそう!「それ」って言う時には→
必ず…
それが どういう言葉か?何を指しますかっつったら→
例えば 「ロース」って言うと→
「ロースは、 極上のロースだった」って何か変でしょ?
すると
繰り返しになっちゃいますね?
だから これは…
そうすると きれいですね。
♪♪~
じゃあ同じような文章ですけど→
こうなったら どうなるでしょう?
「私は焼肉を食べた。→
それは、 一年ぶりの
ことだった」。
う~ん おいしいよね。
焼肉 好き?
1週間に3回 行くの!?
すごいね。
書いてる人が考えられない。
この文章 書いた人がもう信じらんない?そう。
この「それ」は 一体 何でしょう?
うんまあ 「焼肉は」でもいいけど…
「それは」っていうのは…
そうです そうです。そうです そうです。
だから 「『焼肉を食べたこと』は
一年ぶりだった」。
そうですね。
大体 この…→
こういう指示語っていうのは→
必ず その前にその指すものが出てくる訳。
♪♪~
「私は焼き肉を食べた。→
焼肉は、 極上のロースだった」
いいんだけど→
「焼肉 焼肉」って繰り返すでしょ。
それ あんま美しくない。
「私は