せた、
すごく丈夫なかばんというのを見
たことあります。
>>そうですね。そういったのも
あります。
実はほかにもいろいろとあるんで
す。
けさは車の部品から意外なものを
生み出すユニークなアイデアです。
まずは、宮川さんのご夫婦。
2人そろって愛用しているのが、
こちらの帽子。
実は車のある部分から作られてい
ます。

>>シートベルトじゃないですよ
ね。
>>じゃないですね。
>>あっ、
エアバッグですか。>>そうなんです。
廃棄される車のエアバッグから作


られた帽子なんですね。
作ったのは、山形県の車のリサイ
クル会社。
きっかけは7年前の東日本大震災
でした。
この会社では、
震災の被害を受けた車およそ2000台の解体作業が行われました。
>>そこで着目したのが、エアバ
ッグです。
震災の被害をほとんど免れていた
といいます。
エアバッグの生地は丈夫で、しか
も弾力性があるという特質がある
んですね。
その性質を生かして、人の頭を守る帽子を作り上げたんです。
>>続いては、音楽が好きだとい
う松下裕さん。
最近使い始めたのが。
>>これです。
>>あっ、これは分かりやすい。
タイヤですね。
>>そうなんです。
タイヤです。
>>そのままですね、これ。
>>こちら、
使用済みのタイヤを目立たなく加
工して作ったスピーカーなんです。
メーカーによりますと、ゴムが音
の振動を適度に吸収するので、柔
らかい音が出るそうです。

松下さん、部屋のインテリアとし
てもお気に入りだそうです。
>>確かに、格好いいですね。
>>おしまいは、愛知県の自動車
整備士が考えたユニークなアイデ
アです。
こちら。
>>なんでしょう?なんですか?
オブジェのような。
>>これ、実はですね、こちらの
工場では、
廃車になる車の部品を使ってオブ
ジェを作ってくれるんですね。
>>ちょっと人の、これ、人の形
ですね。
>>そう、みたいですよね。
例えばこちら、自動車のエンジン
ピストンをメインに使った作品な
んですけれども、依頼者は休日に
なると子どもを連れてドライブに
行って、散歩をするのが楽しみだ
ったというんですね。
そしてこちらは、子どもが後部座
席からよく肩をたたいてくれた思
い出が忘れられなかったという、
依頼者の声を形にしたものです。
>>またこちらでは、廃車以外にも、
交換の際にいらなくなった部品で
も、
オブジェを作ってもらえるんです。

>>今回、
依頼した下原さんは、およそ10
年間、
休日にこの車でレースを楽しんで
いたといいます。
>>本格的。
>>その誇らしい思いを、いつま
でもとどめておきたい。
出来たのはなんと、家の表札です。
>>部品にも思い入れがあるんで
すね。
>>私も10年ぐらい乗った、本
当に手のかかる車があったんです
けれども、やっぱり何か残したか
ったなというのは、今も思います
よね。
>>知っていれば。
>>心の中にありますけれどもね。
>>心にとどめて。
>>まちかど情報室でした。