免震装置のデータをしていた問題
で、
「通天閣に来ています。
大阪府によるとあちらの免震用ダンパーも
データが改ざんされた疑いがある
ということです。」
油圧機器メーカーの「KYB」と
子会社が
地震の揺れを抑える免震装置の検
査データを
改ざんしていた問題で、通天閣の
ほか
兵庫県豊岡市役所でも16基、
徳島県立中央病院でも20基
改ざんされた疑いのある製品を
使っていることが新たにわかりました。
さらに大阪府庁本館では
改ざんされた製品を使用していたことが分かり、
松井一郎知事は、不良品だとして
交換を求める考えを示しました。
国土交通省は震度6強から7程度の
地震でも
倒壊の恐れはないとしていますが、
近畿だけでも問題の製品を使用している建物が150件あり
関係者に不安が広がっています。
わかっているだけで
近畿だけでも150件の建物で
使われていることがわかりました。
民間の建物だけではなくて、
市役所、
府庁、
さらには病院、ホテル、マンションなどにも
及んでいる。
件数でみてみると、
大阪では100件と多いんです。
通天閣では、
土台の部分に改ざんされた製品と
同じものが
4基入っている。
対象かどうか早く教えてほしい。
KYBのほうからは、
福井県との県境に近い、山の中にある北濃駅。
風情ある木造駅舎が残る、無人駅
です。
週末は多くの鉄道ファンが。
そのお目当ては?
駅から奥に少しだけ延びた線路。
実はこれ、この駅に隠された切ない歴史の名残なんです。
80年前、岐阜と福井を結ぶ計画だ
ったこの路線。
しかし北濃駅から先は、険しい山
と固い岩盤に阻まれ、工事が難航。
さらに国鉄の民営化により、計画
は白紙に。
当時の夢は果たされないまま、
北濃駅は終着駅となったのです。
そんな数奇な運命を辿った終着駅
には、意外なモノが。
この駅では、朝からお母さんたち
が
せっせと料理を作っています。
実は駅舎の一部は、地元のお母さんたちが
切り盛りする食堂になっているん
です
お母さんたちが作るのは、地元の
食材を使った郷土料理。
長良川で獲れた天然アユの炊き込
みご飯や、
鶏肉を特製味噌ダレで炒める鶏ち
ゃん焼きなど、
安くてボリューム満点のメニュー
ばかり。
10年前に地元農家のお母さんたち6
人で立ち上げた、
この食堂。
そこで目を付けたのが、
当時使われてなかった北濃駅の駅
舎。
今では列車の運転士さんが停車時
間に昼食をとることも。
こちらの男性は、駅を見に来たか
と思えば。
普段は列車を利用しない地元の人
も、
食堂目当てにこの終着駅を訪れる
ように。
この日、駅舎のベンチで横になっ
ているおじいちゃんが。
一体ナニごと?
食堂のお母さんたちが心配して声をかけます。
90歳のおじいちゃん、耳が遠く、
列車が来たことに気付かず、
乗り遅れてしまったんです。
そして1時間半後。
ようやく次の列車が到着。
すると。
「はいはい」
無事におじいちゃんをお見送り。
北濃駅は人情いっぱいの終着駅で
ページ: 1 2