サインとなるものは 本当にあるのか。
2人にとって ある種の「賭け」でした。
ところが7年後驚くべきことが判明します。
7年の間に
すい臓がんを発症したのは 12人。
その中に 2人が選び出した特徴が
見つかったんです。
ついに…
こちらが 2人が発見したがんのサインを持つ すい臓の画像。
健康な人と比べて どこが違っているのか
皆さん お分かりになりますか?
ほんとにすごい。
(東)地道な作業 繰り返されたんですね。
7年も。
そうですよ。
す~ごいこと
ほんとに発見されたんでございます。
それでは このサイン
一体何を意味するのかを→
先生にご説明頂きましょう。 どうぞ。
大阪国際がんセンターの井岡達也先生です。 どうぞ。(拍手)
ようこそ お越し下さいました。
(拍手)
さあ それでは一体 何が どう
サインなのか教えて頂きたいと思います。
こちらのすい臓の中には この中に…。
([外:B050B783E1401CDA1EAE32C4741BA775]原)2本線みたいな…。2本線があります。
([外:B050B783E1401CDA1EAE32C4741BA775]原)引きだと よく分かります。
(井岡)すい臓には 消化液をつくって→
この管に集めて… という働きがあって→
雨どいみたいなものです。「主すい管」というんですが→
雨どいから十二指腸に流れていきます。→
これは健康な すい臓で特に何もサインがないんですが→
すい臓がんの人
これから起こりうる人については→
主すい管が太いということを
見つけました。
(大島)えぇ~ なんで?
すごい。
そうなんですね。
([外:B050B783E1401CDA1EAE32C4741BA775]原)すご~い!(大島)えぇ~。はぁ~!
実は サインは もう一つあるんです。
(井岡)我々が研究で見つけた…
(井岡)それはですね すい臓の
のう胞というものです。→
すい臓の中に こういうような
黒っぽい水たまりがあります。→
これが すいのう胞になります。→
のう胞自体が がんであるということではないんですが…
…ということを突き止めました。
へえ~。はぁ~。
しかも 定期的に見なければいけない。→
経過を見ていって 初めて早期すいがんが見つかる。
(大島)あぁ~。
(東)なるほど。
(大島)確かに。
([外:B050B783E1401CDA1EAE32C4741BA775]原)えっ? そうか…。
そこなんです。
(大島)2,000円ぐらいで できるから。
(井岡)そうですね。 CTやPET MRIは→
検査の機械も普及してるとはかぎらないので やはり…
なるほど。
(井岡)さようでございます。([外:B050B783E1401CDA1EAE32C4741BA775]原)なるほど~!
そうか ここを見つけたら…。
だから早期発見できるんだ。
(井岡)そうですね。 やはり
すい臓がんって恐ろしい病気なので→
タイミングを逃すと手遅れになって
しまうので そういう意味では→
ご飯だけ食べてなかったら
そのまま当てられるという意味では→
ハードルが低いのではないかなと
思っております。
エコーは したことあるもんな。
エコーしたことある?
寝てるだけで 当てられるだけなんで
痛くもないし。
身近で手軽なエコー検査で
がんが早期発見できるなんて→
うれしいですよね。 では ここで…
ご紹介しましょう。
すい臓がんの診療ガイドラインには→
がんのリスクとなる項目が挙げられています。
専門家は これらのうち2つ以上
当てはまる方に検査を勧めています。
まずは 両親や兄弟 姉妹 子どもに
すい臓がんの経験者がいる人。
もしも その家族が
50歳以下で発症している場合は→
更にリスクが高いと言われています。
現在 治療中の方は 健康な人よりもがんになりやすいと考えられます。
特に…
糖尿病の人も すい臓がんになりやすい傾向があります。
こちらも…
アルコールは すい臓にとって大きな負担となります。
「毎日 晩酌をする」なんて人は要注意。
例えば缶ビールの場合 1日…
喫煙もリスクに。
すい臓がんだけではなく→
他の臓器のがんのリスクも