を燃焼。
そのため、２階の床に
大きな穴が。
先ほど銀シャリが注目した
家具は、２階から落ちてきたと考えられます。
次に重要なのは、
焼けぐあい。
◆焼けの強弱を見るときに、
ほとんど木材になってますので、
一番下が
余り焼けてない状態ですね。
ちょっとずつ変色して、焦げて、
炭化、
炭の状態になりますけれども、
より炭の溝が深いほど
焼けが強いというふうに言われて
ますね。
◆ちょっとだから
あの階段の横、
炭化してるけどな。


炭化してる。◆あっこな。
怪しいわ。
◆１階の奥や！
これや。
◆ここやねんな。
あっ、これや！
これないもん、
これが。
これやな？
◆これ、何？
◆それ、火元の方によれば、
洗濯物を干してたそうです。

◆干してた？
◆誰も人がいないのに。
◆実況見分の中でも
掘り起こしという形でものを出し
ていくんですね。
ある程度、出火、火元の部分がも
のを出していくので、
ちょっと順番にものを出していき
ましょうか。
◆原因を確実に追求するために燃
えた家具を一旦外に出す
「掘り起こし」という作業が行わ
れます。
◆実際現場でこんなんしてるんで
すか。
◆してますね。
◆大変ですねえ。
◆大変や、これでかいから。

◆家サイズでしょ？
◆そうですね。
◆そして、
作業を進める鰻の目の前に…。
◆あっ！見つけました！
これや！
コンセントや！
コンセントがある！
◆出たあ！
◆出たよ！
◆あらわれたのは、
焼けたコンセント。
さらにそのそばには…。
◆これがちょっとやっぱり怪しい
っすね。
◆何と、
コンセントプラグの先にあるはずの
電極がなくなっています。
そこで予想される出火原因は…？◆このコンセントが
洗濯物が媒体となって、
コンセントのバチバチで
広がったんじゃないかと。
◆正解です。
お見事です。
◆よ～っし！
◆そう、火災の出火原因は、
洗濯物の裏側に潜んでいたコンセント。
しかし、
どのように火災に至ったのか。
◆トラッキング現象です。

◆トラッキング現象はここがなくなるんですね。
◆そうです。
溶融して、
プラグが落ちて、
溶けてしまうぐらいの熱を発するという事になるんですけど。
◆トラッキング現象とは、コンセ
ントのすき間に
ごみや、ほこりなどがたまり、
そこから発熱し、
火災を起こす現象。
今回は、
コンセントがトラッキング現象を
起こし、
洗濯物に燃え移り、
大惨事に至ったのです。
また、現場では
出火原因を判断できないこともあり、
燃えた備品を
エックス線を通して調査することもあります。
ちなみにこちらは、