2018/10/19(金) 16:47〜17:53 ten.【進化を遂げる“きのこの世界”最前線をカラクリ】[字]


ちょっと待ってください。
>>珍しいキノコを見つけて大興
奮している男の子。
この顔、覚えておられますか?
3年前、
カラクリに登場したきのこ博士こ
と、和田匠平君。
ずいぶんイケメンになりましたな。
6歳できのこ研究会に入会。
中学生のときに、


キノコの研究で内閣総理大臣賞を受賞するなど、
キノコを語らせれば、
右に出るものはいない高校1年生です。
そんな和田君も見たことがないと
いう幻のキノコ。
その人工栽培に国内で初めて成功
したそうなんです。
手がけたのは岐阜県にあるこちら
の会社。
>>こちらが、
キヌガサダケの人工商用栽培で初めて成功したキヌガサタケになり
ます。

恐竜の卵みたいな感じで。
>>これは花に例えると、
まだつぼみの状態。
ここから果たしてどんなキノコに

>>あと1時間ぐらいで、
目に見える形で立ってきますので。
>>定点カメラを設置して観察い
たします。
にょきにょき伸びてまいりました。
さらに。
白いレースのようなものが。
成長した姿は、
スカートをまとったように見える
ことから、
キヌガサタケはキノコの女王と呼
ばれているんです。
芽が出てからここまで大きくなる

のに僅か3時間。
しかし、成長が早い分、しおれる
のも早く、自生しているキヌガサ
タケを見つけるのは難しいことか
ら、
幻のキノコといわれているんです。
>>絶滅寸前で、
ほとんど天然のものは見られなく
なりました。
種の開発からいかにその雑菌に負
けない、強い種を作るかっていう
ところに、約10年かかってます。
>>現在、日本で流通しているキ
ヌガサタケは、
ほとんどが中国産の乾燥品。
乾燥品でも、中華料理では高級食
材として、珍重されていて、
キヌガサタケを使った料理は、
1品6000円は下らないといいます。
シェフに見てもらいますと。
>>ふだん、
乾燥のものしか使わないんで、
やっぱりフレッシュなもの、
初めて見ましたね。
貴重ですね。
スポンジ状の所においしいスープ
を吸わすという形が特徴。
>>シェフからアドバイスをもら
い、和多君がみずからキヌガサタ
ケを調理。あんかけにして頂きま

す。
幻のキノコ、そのお味は?
>>あんかけと合ってますよね、このしゃりしゃりとした食感が。
隙間がありますけど、その中に、
あんかけがうまくからまって、まろやかになって、
すごい高級感が醸し出されてます。
>>来年には京都の竹林で人工栽培を始めるとのこと。
中国産の乾燥品は100グラム3
000円から5000円はします
が、なんと1本300円で売る予
定だとか。
待ち遠しいですなぁ。
珍しい種類も続々登場!
キノコの可能性は無限大。
>>日本で一番小さい町、
大阪府の忠岡町にやって来ました。
こちらで変わった方法でキノコを栽培してて、
その研究施設があるそうなんです
けれども、
その住所的にはここなんですよね。
>>やって来たのは、
2階建ての普通のおうち。
本当にここでキノコが育てられているのでしょうか。
>>研究施設ですか?
>>そうです。
>>ちょっと今、
間がありましたけれども。
>>どうぞ。
>>中入っても、普通のおうちって感じですね。
あっ!すごい!