番組の一部に字幕のついていない部分があります。ご了承ください
2年以上放置されていた座礁船の撤
去に、
2億円近くの税金が、使われること
になりそうです。
そのワケは?
タイの会社が所有するクレーン付きの台船は、
高さおよそ50メートル長さ42メー
トルほどの
大きさで、おととし5月に
南あわじ市の海岸で座礁しました。
兵庫県は撤去を求めてきましたが、
会社側は「所有権を放棄した」
として応じず、2年以上そのまま
放置されてきました。
これまで大きく動いた形跡は
ないものの、雨や風により
あちこちで腐食が進み、今年の台
風20号、21号では
船の部品が周辺に散乱する事態に。
兵庫県はこのまま放置しておくのは
危険だとしてきのうから
行政代執行による撤去を始めました。
撤去は来月中に完了する予定で、
およそ1億8000万円の費用は
会社側に請求するということです。
私この船なんですけれども、
実際に取材をこの番組で行ったん
です。
そのとき、タイの船を持っていた
もともとの会社にも電話をして、確かめましたが、
どうやらその会社も払う気はない
と。
申しわけなさそうにはするけれど
も、
放棄した
私たちのものじゃないと、勝手にやってくれと。
2億円の税金が投入されるのは解
せないんです。
春の段階で私たちが調べたところ、
12隻ぐらい
外国籍の船が放置されている。
それを日本人の税金で何とかしなきゃいけないのか。
悔しいですね。
そして、続いてこちらにまいりましょう。
番台が懐かしいですね。
昔ながらの銭湯が減り続ける中、
生き残りをかけ若き店主が打ち出
した秘策とは?
大阪市住吉区。
下町情緒あふれる街なかに、その
銭湯はあります。
創業58年の『朝日温泉』。
温かなお湯に包まれ、心も裸にな
れる場所。
みな、癒しを求め、やってきます。
「いらっしゃい」
朝日温泉の三代目店主・
田丸正高さん
この銭湯を継いでから、10年間休
みなく、
番台に立ち続けています。
開業当初から通い続ける、常連さん。
35年からやってはるでしょ?
もう、そのぐらいから寄らせてもらってる
からなぁ」「ほなもう58年か」
客の多くは、あまり外出しない、高齢者。
この場所は、特別な意味を、持っ
ています。
「どこのテレビ?」「朝日放送で
す」
「朝日放送言うたら、6チャン?
やんなぁ」
「いや僕仕事中なんで」
「終わったなぁ。
何も仕事してへんけど、お風呂入
って、あがってこうするやろ?一
日終わりやもん」
「楽しかったよ」「何か良いことあったんですか?」「何も良いこ
と無いけどお風呂来て良かったい
うだけ」
しかし、世は「銭湯離れ」で、
お客さんは減る一方。
近所の銭湯も、どんどんなくなっ
ていきました。
そんな中、田丸さんは、二代目の、
父・治三郎さんの反対を押し切り、
10年前に店を継ぎました。
店を立て直すために、数々の取り組みを始め、
客の数は、10年前の、2倍近くにな
りました。
この日は、月に一度の『こども銭
湯』の日。
ふだん銭湯に行かない子供達に、
楽しさを知ってほしいと、開店前に、
無料で招待しています。
「うわーやばい凍った」
「次またきてください。ばいばー
い」
銭湯には、もっと可能性がある!