祭りは中止になったということです。
事故が起きた灯籠を管理する町内
会では、今夜、会議を開き、
>>では関西のニュースをお伝え
します。
>>医療関連の研究機関など、
神戸ポートアイランドに集める、神戸医療産業都市構想がスタート
してきょうで20年。
神戸を世界の医療産業の拠点にす
る。
構想の立ち上げに関わった、あの人がその思いを語りました。
>>きょう、
神戸市内で開かれた記念式典。
そこに姿を見せたのが、
ノーベル生理学・医学賞に選ばれた、
京都大学の本庶佑特別教授です。
>>これまでの20年の歩みを振り返るとともに、
これからまさに、
これを一つの大きな契機といたしまして、
日本だけではなく世界に知られ、
世界のバイオクラスターとしての知名度を上げ、実績を上げていく、
そういう飛躍の日にしたいと考え
ております。
>>本庶特別教授が立ち上げに関
わった神戸医療産業都市構想が、
開始から20年となり、
喜びのことばを口にしたのです。
阪神・淡路大震災で落ち込んだ、
神戸経済の復活に向けて始まった、
ポートアイランドを医療産業の拠
点とするこの構想。
理化学研究所などを筆頭に、
今では350もの企業や団体が集まる、
国内最大級の医療都市に成長。
海外からも注目を集めています。
外資系企業の拠点、
神戸国際ビジネスセンターには。
>>こちらはドイツの製薬大手、
バイエルが、
ことし6月に開設したばかりの施
設です。
大学初の医療系ベンチャー企業な
どに研究施設を提供していて、
アジアでは初めての施設になると
いうことです。
>>ドイツの製薬会社が、
将来的な共同開発も視野に、研究設備を貸し出しているこの施設。
ここで研究を行う京都大学初の企
業、マイオリッジは、
iPS細胞由来の心筋細胞を開発。
従来よりも低コストで細胞を培養
する方法で、注目を集めているベ
ンチャー企業です。
>>すべての医療技術が集まる神
戸市で、
いろんな企業様とコラボレートし
て、
最高の医療提供したいと思ってお
ります。
>>国際的な研究交流の場として
も期待が高まる、
神戸医療産業都市ですが、
この20年で課題も見えてきました。
それが経済効果です。
このエリアでの雇用者は9400人に上り、
およそ1500億円の経済効果が
あるとされていますが、
研究機能が中心のため、
神戸市内の総生産額と比較すると、僅か2.3%程度。
まだまだ基幹産業とはいえない状
況です。
地域経済に詳しい専門家は、
ノーベル賞を都市の成長につなげる必要があるといいます。
>>投資をこの地域に行って、
その果実をこれからどんどん大きくしていこうという段階にあるわ
けですけれども、本庶先生のノー
ベル賞が、
世界中に波及していきながら、
神戸の医療産業都市というのが、
この領域の人たちに知られていく
ということが、大変重要だと思い
ますね。
>>神戸の地から、
ようやく20年たちまして、
いくつかの新しい再生医療に関わるような医療が世に出てきており
ますので、
20年かかって築かれた路線がいよいよこれから収穫期に入ろうと
しております。
なかなかこの長い道のりをご理解いただけないのでありますけれど
も、今後とも神戸の地で、
この事業化が次々と進んでいけたらばいいなと考えております。
以上です。
>>構想開始から20年。
長く時間がかかるものもあると思
うんですけれども、若一さん、
今やこの地域、
国内最大級なんですよね。>>そうですね。
この20年の間には、
理研のSTAP細胞の問題で、一時ちょっとしんどい時期もありま
したけれども、なんとかここまで