2018/10/26(金) 08:15〜09:55 あさイチ「プレミアムトーク 立川志の輔」[字]
落語の会場になっていくわけです。
公民館、おすし屋さんの2階
おそば屋さんの2階天ぷら屋さん
いろんなところの
2階をお借りして。
華丸≫即席の小屋みたいな。
志の輔≫それがだんだん大きく
なって15年20年たって
25年たってくると
劇場という名の付くところや
ホールの名の付くところでやると
それぞれホールの神様
劇場の神様、芸能の神様
みたいなものが、そこに住んで
いるような気がするぐらいに
上からもうちょっと
この劇場に合うような
落語にしない?と
聞こえてくるんですよ
かっこよく言うと。
例えば本当はそんなに
大きなところでやるべきじゃない
のかもしれないですけど
いろいろな条件があって
1000人、1200人
そのぐらいのホールでやるときに
いくら音声さんが頑張っていい音を作ってくれます。
照明さんも、ものすごく
いい明かりを作ってくれます。
舞台さんもいい舞台を作ってくれ
ます。
そこにもう1つお前の考えで
こうやるとこの劇場でやっている意味があるというか
だから、ここでやっているのと
いうふうにしたほうがいいよって。
そうすると
落語の最後に演劇チックで
コーラスの方が歌ってくれると
ちょうどテーマが大みそかの
落語なんだから
「第9」を歌って
終わりましょうというのが
あれは劇場がやらせているんだと
思いますよ。
大吉≫やっぱり見てすごく
僕らも衝撃を受けました。
腰を抜かすぐらいびっくりして。
華丸≫われわれも
一応舞台に立つ側なので。
大吉≫僕ら以外もたくさんの方が
魅了してやまないという。
近江≫志の輔さんの落語が
大好きだという方に
話を聞きました。
志の輔≫「俺もちょっと言いすぎた。悪かったよ…。
今なら…
私のことマスオさんと呼んでもいいよ」
(笑い声)
「マスオさん」
「何だい?サザエ」
「お二人さん、やめてくれよ」
華丸≫よくぞ断ってくれて。
大吉≫それは嫌でしょ?
三宅さんとはどういう?
志の輔≫僕の落語を聴きに来てくれまして
鶴瓶師匠がたぶん
健ちゃんを連れてきたんだと思いますけど。
その後、一緒に焼き肉を
食べようという話になって
何だろうと思ってたら
「親の顔」という僕の新作落語が
あって、それをやりたいんだ
けれども、というので落語の話をして
熱心に聞いてくれて
本気なんだなと思って
ものすごく忙しい中
見た落語をどうしても一度
やりたいんだということで
テープを渡してあるので
覚えられたら覚えてやってみてよ
と言いながら
言っていました。
大吉≫三宅さんもおっしゃって
ました
けど客席の集中力もすごいですね。
志の輔師匠の。
志の輔≫特に新作になると自分しかやらない。
古典落語は先人たちがいろんな形
でやってきてくれていますので
まず、そのとおりにして
間違いないものが
伝わってくるんですけど
新作は自分で作ったものなので自分の好きな間
演劇が好きなんですよ。
コントも好きだし、漫才も好き。
いろんな芸能のいい間を
落語に入れたいなと思うので。
大吉≫あの客席の集中力で
スポットを1人だけ浴びて
あれだけじっくり間を取られる。